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ノア

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あれから、いろいろ妹キャラの少女と話をした結果、忘れてはくれないが誰にも言わないことは約束した。
「そういえば、あなたは何て言う名前なの?」
「···私は、ノア。」
「じゃあ、ノアって呼んで良い?
私はクルアって呼んで良いから。」
「ダメ。」
─ダメぇぇぇーーーー!!?
ダメなの!?なんで!?せっかく友達が出来たと思ったのに!!!!
私は崩れ落ちた。
「···だって、お姫さまなんでしょ。
だから、私のことはノアって呼んで良いけど私はクルアって呼べない。」
ノアが申し訳なさそうに言った。
なんだ、そんなことか。
てっきり、嫌われているのかと。
あー、安心安心。
「でも、クルアって呼んでくれないの?」
「クルア様って呼ぶよ。」
なんだか、すごく距離感を感じる···。
けど、仕方がないのかなぁ。
**********
「ノア、檻から出たい?」
私は悩んでいたことを聞いてみた。
「···出たくない。
ここは、怖い場所だから。
クルア様のところは怖くないって分かるけどでもやっぱり出たくない。」
ノアがうつむいて言った。
「そっか、じゃあ···。」
私は檻の錠を外した。
「外に出たくなったら好きな時に出なよ。
って言っても、私の部屋限定だけどね···。」
「···!うん、ありがとう。」
─やっぱりかわいいな!
「ねぇ、妹にならない?」
「ムリ。」
─デスヨネー。
あー、かわいい妹が欲しいな。
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