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1章 戦う者達
六つの想い 未知のギアと本音
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カエデ「三つのギア?」
リコ「ええ、あの子のギアはドラゴだけかと思っていたけど、スキャンの結果、ドラゴ、アームド、ブレインの三つのギアがある事が分かったわ」
カエデ「そんな事、あり得ない」
カエデ「本来ギアは適合者に対して、一つだけのはず」
カエデ「(白黒、あなたはなんなの?)」
シャナ「失敗しちゃったなぁ」
シャナは屋敷の広間で呟いた
???「失敗してよく戻ってこれたな」
広間に男が入ってきたが、睨んでいる
シャナ「大丈夫だよ。ノール、収穫はあったから」
シャナは睨まれているが気にせず、男の名を言った
ノール「収穫?」
男、ノールはシャナの話を聞く事にした
シャナ「シロちゃんのギア、アームドを解放する事ができた」
ノール「では後はクロスドライブをできれば!」
シャナ「はぁ」
ノールは興奮しているが、シャナは呆れていた
シャナ「クロスドライブを起こす程のディザイア―エネルギーをどうしろと?」
ディザイア―エネルギーとはギアから発(はっ)せられるエネルギー。エネルギーが多ければ、ギアはクロスドライブギアになり、最終的には世界を支配する程の力になる
ノール「まだ未完成だが、これがある」
ノールは赤い宝石を見せた
シャナ「…想いの石」
ノール「ああ。まだ未完成だが、これがあれば世界は俺の物になる!!」
忌子「……」
忌子は特異災害機動部の屋上にあるベンチに座っているが、不満そうにしている
忌子「いつになったら終わるんだよ!!」
忌子は怒りのままに叫んだのには理由がある。あれから忌子はギアとカラダの異常がないか検査しているが、入院に近い状態になっている
シャナ「……そんなに暇だったら、遊ばない?」
忌子「シャナ」
忌子は現れたシャナに警戒している
シャナ「そんなに警戒しないでよ」
シャナは忌子が座っているベンチの隣に座った
シャナ「私の話を聞いてほしいだけ」
シャナ「……シロちゃん。私達が孤児だった事は覚えている?」
忌子「当たり前だろ、忘れたくても忘れられないからな」
忌子「俺達は親すら知らねぇ、自分の名前すら知らなかった、したくもない事をやらされ、あの時は奴隷みたいだった」
忌子「逃げて良かったと思うし、正直、他を置いていった事に後悔もある」
シャナ「……シロちゃんは変わったね」
忌子「変わった?」
シャナ「うん。前は弱々しかったから」
忌子「……変わったお前の癖が原因だ」
忌子は微笑み言ったが、その瞬間、街の方から爆発音がした
忌子「アドヴァルサ!」
忌子は爆発音がした方を見ると、アドヴァルサが居た
シャナ「(制御の腕輪はないのに、どうして?)」
シャナはアドヴァルサを制御し、自分の言う通りに動かす制御の腕輪はないが、アドヴァルサが計画的な動きをしている事に困惑している
忌子「シャナ、お前も手伝ってくれ」
シャナ「分かった、私は避難誘導するよ」
忌子「分かった」
忌子はうなずくと、ギアを纏い、向かった
忌子「おらよ!」
忌子は大型のアドヴァルサを蹴ったが、蹴った衝撃波で周りのアドヴァルサが倒された
忌子「なんか強くなってるな!」
忌子は自分が強くなって喜び、アドヴァルサを倒していっている
シャナ「これで良し」
シャナ「うっ」
シャナは避難誘導が完了し、忌子の元に向かおうとしたが、苦しみ出した
シャナ「…いつの間に」
シャナの首には宝石があり、怪しく光っていた
忌子「こんなもんだな」
忌子は出現したアドヴァルサを一人で倒した
カエデ「白黒、状況は?」
カエデは遅れて現場に来た
忌子「出現したアドヴァルサは片付けたぞ」
忌子「てかカエデ、どこ行ってたんだよ?」
カエデ「急用」
二人が会話をしていると、巨大なレーザーが向かってきていた
カエデ「!」
カエデはレーザーに気づき、忌子を抱えて離れた
忌子「なんだよ…あれ?」
忌子が困惑していると、
シャナ「シロちゃんは私が守らないと」
狂喜の目をしたシャナが現れた
忌子「シャナ?」
シャナ「シロちゃん。私が守ってあげるね」
シャナは槍をカエデに向かって投げた
カエデ「くっ」
カエデは槍に当たらず、回避した
忌子「シャナ!何がしたいんだよ!」
忌子は声を荒げたが、シャナは気にせず向かってきた
シャナ「私はシロちゃんを守りたいだけだよ」
シャナは忌子を狂喜の目で見た
シャナ「私…はわた…しは」
シャナの首にある宝石が怪しく光ると、シャナは槍を手にし、忌子を襲った
忌子「…シャナ…今助けてやるよ」
シャナ「あはは!」
シャナは槍を連続で突いてきた
忌子「くっ」
忌子はガードし、反撃しようとしていたが、なかなか反撃できていない
シャナ「シロちゃんは私がマモラナイト!」
シャナは一旦距離を取ると、シャナのギア、ロンギヌスの槍の先端が開き、ビームが発射された
忌子「しまった…」
忌子は槍からビームがくると、思っていなく、防御が遅れた
シャナ「シロちゃ―ん、イキテル?」
シャナはビームによってできたクレーターを見た
忌子「……ああ。生きてるぜ」
忌子の声はクレーターからではなく、シャナの周りから聞こえた
シャナ「え?」
忌子「おらよ!!」
忌子はシャナが困惑している隙に一発拳を入れた
シャナ「ぐっ」
シャナ「…どうして」
シャナは吹っ飛んだが、受け身を取った
忌子「避けただけ、俺とお前は付き合い長いしよ」
シャナ「そうだね。弱いシロちゃんは私が守らないと…」
シャナは槍を支えに、立ち上がった
忌子「ああ。確かに俺は弱い、今でも一人で居るのは怖い」
忌子「けど、俺は弱くない!俺を見てくれる人達、カエデっていう先輩がいるからだ」
シャナ「シ…ロちゃん」
シャナの目から涙が落ちると、首にある宝石が砕けた
ノール「……ぶつかる事でしか分かりあえないのか」
二人の会話を割るように、ノールが現れた
忌子「…誰だか知らねぇが、ぶつかる事で分かる事もあるんだ!」
忌子「どんなに親しくても分からない事だってある。時にはぶつかっちまう…でも、それで分かる事もあるんだ!!」
ノール「……」
ノール「理解不能だ」
ノールが指を鳴らすと、アドヴァルサが現れた
忌子「…連戦かよ…へっ上等だ!」
リコ「ええ、あの子のギアはドラゴだけかと思っていたけど、スキャンの結果、ドラゴ、アームド、ブレインの三つのギアがある事が分かったわ」
カエデ「そんな事、あり得ない」
カエデ「本来ギアは適合者に対して、一つだけのはず」
カエデ「(白黒、あなたはなんなの?)」
シャナ「失敗しちゃったなぁ」
シャナは屋敷の広間で呟いた
???「失敗してよく戻ってこれたな」
広間に男が入ってきたが、睨んでいる
シャナ「大丈夫だよ。ノール、収穫はあったから」
シャナは睨まれているが気にせず、男の名を言った
ノール「収穫?」
男、ノールはシャナの話を聞く事にした
シャナ「シロちゃんのギア、アームドを解放する事ができた」
ノール「では後はクロスドライブをできれば!」
シャナ「はぁ」
ノールは興奮しているが、シャナは呆れていた
シャナ「クロスドライブを起こす程のディザイア―エネルギーをどうしろと?」
ディザイア―エネルギーとはギアから発(はっ)せられるエネルギー。エネルギーが多ければ、ギアはクロスドライブギアになり、最終的には世界を支配する程の力になる
ノール「まだ未完成だが、これがある」
ノールは赤い宝石を見せた
シャナ「…想いの石」
ノール「ああ。まだ未完成だが、これがあれば世界は俺の物になる!!」
忌子「……」
忌子は特異災害機動部の屋上にあるベンチに座っているが、不満そうにしている
忌子「いつになったら終わるんだよ!!」
忌子は怒りのままに叫んだのには理由がある。あれから忌子はギアとカラダの異常がないか検査しているが、入院に近い状態になっている
シャナ「……そんなに暇だったら、遊ばない?」
忌子「シャナ」
忌子は現れたシャナに警戒している
シャナ「そんなに警戒しないでよ」
シャナは忌子が座っているベンチの隣に座った
シャナ「私の話を聞いてほしいだけ」
シャナ「……シロちゃん。私達が孤児だった事は覚えている?」
忌子「当たり前だろ、忘れたくても忘れられないからな」
忌子「俺達は親すら知らねぇ、自分の名前すら知らなかった、したくもない事をやらされ、あの時は奴隷みたいだった」
忌子「逃げて良かったと思うし、正直、他を置いていった事に後悔もある」
シャナ「……シロちゃんは変わったね」
忌子「変わった?」
シャナ「うん。前は弱々しかったから」
忌子「……変わったお前の癖が原因だ」
忌子は微笑み言ったが、その瞬間、街の方から爆発音がした
忌子「アドヴァルサ!」
忌子は爆発音がした方を見ると、アドヴァルサが居た
シャナ「(制御の腕輪はないのに、どうして?)」
シャナはアドヴァルサを制御し、自分の言う通りに動かす制御の腕輪はないが、アドヴァルサが計画的な動きをしている事に困惑している
忌子「シャナ、お前も手伝ってくれ」
シャナ「分かった、私は避難誘導するよ」
忌子「分かった」
忌子はうなずくと、ギアを纏い、向かった
忌子「おらよ!」
忌子は大型のアドヴァルサを蹴ったが、蹴った衝撃波で周りのアドヴァルサが倒された
忌子「なんか強くなってるな!」
忌子は自分が強くなって喜び、アドヴァルサを倒していっている
シャナ「これで良し」
シャナ「うっ」
シャナは避難誘導が完了し、忌子の元に向かおうとしたが、苦しみ出した
シャナ「…いつの間に」
シャナの首には宝石があり、怪しく光っていた
忌子「こんなもんだな」
忌子は出現したアドヴァルサを一人で倒した
カエデ「白黒、状況は?」
カエデは遅れて現場に来た
忌子「出現したアドヴァルサは片付けたぞ」
忌子「てかカエデ、どこ行ってたんだよ?」
カエデ「急用」
二人が会話をしていると、巨大なレーザーが向かってきていた
カエデ「!」
カエデはレーザーに気づき、忌子を抱えて離れた
忌子「なんだよ…あれ?」
忌子が困惑していると、
シャナ「シロちゃんは私が守らないと」
狂喜の目をしたシャナが現れた
忌子「シャナ?」
シャナ「シロちゃん。私が守ってあげるね」
シャナは槍をカエデに向かって投げた
カエデ「くっ」
カエデは槍に当たらず、回避した
忌子「シャナ!何がしたいんだよ!」
忌子は声を荒げたが、シャナは気にせず向かってきた
シャナ「私はシロちゃんを守りたいだけだよ」
シャナは忌子を狂喜の目で見た
シャナ「私…はわた…しは」
シャナの首にある宝石が怪しく光ると、シャナは槍を手にし、忌子を襲った
忌子「…シャナ…今助けてやるよ」
シャナ「あはは!」
シャナは槍を連続で突いてきた
忌子「くっ」
忌子はガードし、反撃しようとしていたが、なかなか反撃できていない
シャナ「シロちゃんは私がマモラナイト!」
シャナは一旦距離を取ると、シャナのギア、ロンギヌスの槍の先端が開き、ビームが発射された
忌子「しまった…」
忌子は槍からビームがくると、思っていなく、防御が遅れた
シャナ「シロちゃ―ん、イキテル?」
シャナはビームによってできたクレーターを見た
忌子「……ああ。生きてるぜ」
忌子の声はクレーターからではなく、シャナの周りから聞こえた
シャナ「え?」
忌子「おらよ!!」
忌子はシャナが困惑している隙に一発拳を入れた
シャナ「ぐっ」
シャナ「…どうして」
シャナは吹っ飛んだが、受け身を取った
忌子「避けただけ、俺とお前は付き合い長いしよ」
シャナ「そうだね。弱いシロちゃんは私が守らないと…」
シャナは槍を支えに、立ち上がった
忌子「ああ。確かに俺は弱い、今でも一人で居るのは怖い」
忌子「けど、俺は弱くない!俺を見てくれる人達、カエデっていう先輩がいるからだ」
シャナ「シ…ロちゃん」
シャナの目から涙が落ちると、首にある宝石が砕けた
ノール「……ぶつかる事でしか分かりあえないのか」
二人の会話を割るように、ノールが現れた
忌子「…誰だか知らねぇが、ぶつかる事で分かる事もあるんだ!」
忌子「どんなに親しくても分からない事だってある。時にはぶつかっちまう…でも、それで分かる事もあるんだ!!」
ノール「……」
ノール「理解不能だ」
ノールが指を鳴らすと、アドヴァルサが現れた
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