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1章 学生編

魔法を使いたい

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寧々とハウンドの対決から数日が経った

寧々「……」

寧々は教室で頬杖をしているが、周りにクラスメイトが集まっている

寧々「お前ら何の用だ?」

寧々は少し嫌そうな顔をしながら聞いた

クラスメイト「ネネさんに魔法を教えてほしくて」

寧々「なんで私なんだよ?ハウンドかスカイがいるだろ?」

寧々「それに俺は魔法の使い方知らねぇし」

寧々が言うと、皆固まった

ハウンド・スカイ「ま、ま……魔法が分からないッ!?」

寧々「まあな」

驚いたハウンドとスカイと、固まったクラスメイトを気にせず寧々はうなずいた

スカイ「じゃあ今までどうしていたの?」

寧々「(此処で変な事言うとややこしいよな)」

寧々「実は魔法の使い方が分からなくてな、スキルだけを使ってたんだ」

寧々がそう言うと、皆、納得した顔をした

ハウンド「それじゃあ僕が教えるよ!」

ハウンドは寧々の腕を引っ張って、走った

寧々「ありがとな」





寧々「それで、魔法ってどうするんだ?」

寧々はハウンドに聞いたが、ハウンドの顔は赤くなっている

ハウンド「ぼ、僕女子と一緒にいる」

寧々「あ?前も俺と居ただろ?」

ハウンド「あ、あれは周りにたくさん居ただけで、今は居ないし…」

ハウンドは顔が赤くなったまま、ぶつぶつと言っている

寧々「こまけぇなお前」

寧々「魔法、教えてくれよ」

寧々は少し不機嫌な顔で聞いた

ハウンド「あっうん」

ハウンド「魔法は僕たちが持っている魔力を使うんだ」

ハウンド「魔法には属性があって、僕なら氷、みたいに基本は一つの属性しか出来ないんだ」

寧々「他の属性は出来ないのか?」

寧々が首をかしげながら聞くと、ハウンドは首を横に振った

ハウンド「居るにはいるよ、ただ、異なる属性の魔力を扱うのは珍しいんだ」

寧々「ふ~ん」

寧々「(ハウンドが使ってたのはこんな感じだったよな)」

寧々はハウンドが使っていたアイスランスを思い浮かべた

ハウンド「まあ最初は難しいよ」

寧々「……なあ、ハウンド?」

ハウンド「ん?な……に?」

ハウンドは寧々の方を向いたが、

寧々「これ……どうしたらいい?」

そこには槍であるが、槍は塔程の大きさだった

ハウンド「え、えっと…」

寧々「ど、どうしたらいいんだ!?」

寧々もテンパり始めた

ハウンド「ひ、ひとまず、魔法を消して」

寧々「こ、こうか?」

寧々はテンパりながらも、塔程の大きさのアイスランスを消した

寧々「……んで、どうだった?」

寧々はテンパっていたはずだが、今は冷静になっている

ハウンド「…いろいろおかしい」

ハウンドは引き顔で言った
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