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27 一八〇日目 -10/10 ※エロ
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掃除機を使っていたら壊れてしまった。
「あっ……」
電源の入らなくなった掃除機を見下ろす。
「どうしたんですか?」
昼飯の茶碗を洗っていた時雨がやって来る。
時雨は最近、昼飯をここで食べて行くようになっていた。
「掃除機が壊れた」
電源をカチャカチャやっても、スイッチは入らない。
「はぁ……買い替えか……」
一人暮らしを始めてからずっと使っている掃除機である。壊れても仕方のない時期ではあった。
「今日、買いに行きますか?」
「……いや、次の給料が入ってからにする」
掃除機を玄関横に置き、粗大ごみシールを貼った。
次の日、昼前にやって来た時雨は新品の掃除機を抱えていた。
「はいどうぞ」
「えっ」
箱に入ったサイクロン掃除機を見る。
「電気屋さんで買って来ました。セール中だったので、安かったですよ」
「い、いくらだったんだ?」
「あ、いえ、代金はいりません」
時雨が部屋に上がり、冷蔵庫を開け、コップに水を注いで飲む。
「プレゼントです! いつもお世話になってるので!」
「えぇ……」
(見下ろした掃除機は一万以上はしそうだった)
「いや、悪いよ……」
「それじゃ匡伸さんのおそうめんが食べたいです」
少し前にそうめんを作って食べさせた事がある。
祖母から教えて貰った手作りつゆのそうめんを時雨はとても気に入ったのだった。
「あぁ、あれか」
「はい!」
(そうめんと掃除機じゃ釣り合いが取れてない気がするけど、まぁとりあえず作るか)
匡伸の作るそうめんのつゆには、豚肉・ナス・生姜・ゴマ・レモン・ネギが入っている。
出来上がったそうめんを時雨が食べる。
「おいしいー。僕、そうめんって冷たいつゆでしか食べた事がなかったんですが、温かいつゆのそうめんも良いですね」
大食いの時雨には五束茹でている。
「そりゃ良かったよ」
祖母に教えて貰った料理を、誰かに振る舞う日が来るとは思わなかった。
「俺もこれ好きで、ばあちゃんによく作って貰ってたんだ」
「匡伸さんっておばあちゃんっこですよね」
「あー、俺が不登校の時にずっと一緒に居てくれたのがばあちゃんだった」
そうめんを食べながら祖母の事を思い出す。
「ばあちゃんはさ、学校行ってなかった俺の為に教科書読んで勉強を教えてくれてたんだ。ばあちゃんもわかんない事が多かっただろうにさ……」
祖母と一緒に勉強をしたおかげで、匡伸は勉強に苦手意識を覚えずにすんだ。
おかげで、今は子ども達に勉強を教えられている。
「勉強だけじゃなくて、いろんなところに連れて行ってくれた。すげぇ優しいばあちゃんだったよ」
匡伸はぼんやりと、つゆを見つめる。
「ばあちゃんは、俺が生きてるだけで嬉しいっていつも言ってくれた。俺と一緒にいるばあちゃんは、いつも笑ってた。俺は、本当にばあちゃんの存在に救われてたよ」
だから匡伸は祖母に恥じない人間になりたい。
それが一番の恩返しだと思っている。
「素晴らしいおばあさんだったんですね……」
時雨は、小さく笑みを浮かべる。
「あぁ」
祖母の話をこんなに詳しく他人にするのは初めての事だった。
時雨になら話しても良いと感じた。
「実は僕もおじいちゃんっこだったんですよ」
「そうなのか?」
「はい。祖父の若い頃に良く似てるって、親戚に言われてました。祖父は物静かで、優しい人で……僕は大好きでした」
時雨はしかし寂しそうな顔をする。
「けど、僕が十歳ぐらいの時に祖父はボケてしまって、みんな離れて行っちゃったんですよね……」
「そうなのか……」
「えぇ。特に暴れるわけでは無いんですが、いつもぼんやりして、ぶつぶつと何かを呟いていました」
時雨は何かを考え込むように言う。
「でも僕、祖父の気持ちがわかる気もするんです……」
「えっ」
「祖父に直接聞いたわけではないんですが、祖父と僕は本当に『よく似ていた』んだろうなぁと思います……」
時雨は少し遠い目をした。
仕事に行って帰って来ると、アパート前に時雨が居た。
「今日の夕飯はカレーとかどうですか?」
「お、良いな」
二人でアパートに入り、カレーを作る。
いつの間にか時雨は夕飯まで食べて行くようになっていた。
(まぁ……二人で作った方が早いから助かるけどな……)
日々少しずつ時雨が日常の中に馴染んで行くのを感じる。
(これが恋人同士って事なんだろうな……)
面映い気持ちになりながら、レタスをちぎった。
カレーを作って食べた後は、タブレットでネット配信されているテレビ番組を見る。
くだらない内容に二人で笑う。
「このアイドル達おもしろいですよねぇ」
「ははっ、そうだな」
だらっとした、平凡な時間が過ぎて行く。
(この時間を積みかさねて、時雨のいる日常が当然の物になって行くんだろうな……)
その時、左肩に時雨の肩がぶつかる。
左の太腿に時雨の大きな手が乗る。
横を向けば、時雨がこちらを見ている。
(あ、キスされる)
何度もされる内に、その予兆のような物を感じられるようになった。
時雨が匡伸にキスをする。柔らかい唇がぶつかって、何度も軽いとキスをされる。
「ん……」
何度キスをしても恥ずかしさを感じてしまう。
目を閉じているので、時雨がどんな表情でこの行為をしているのかわからなかった。
ただ、今日はやけに長い。
閉じていた唇に舌がもぐりこんで来る。
「!」
ぬるっとした舌が舐めていく。
びりびりっと体に衝撃が走る。
後頭部をがっちりと手で支えられ、口の奥深くに舌が入って来る。
舌を舐められるたびに、ぞくぞくする。
(やべぇ)
恥ずかし過ぎて目を開けられない。
歯列を舐め、はぐきをすみずみまで、点検するように舐めてゆく。
匡伸は声が出ないように、必死で耐える。
「ふぅ……」
ようやく唇が離れる。
気づけば、後ろに押し倒されていた。
匡伸は羞恥で目を開けられず、片手で顔を覆う。
(恥ずかしい……死ぬ……)
そんな匡伸の様子に構わず、時雨は服をめくって腹を舐める。
「わっ!」
時雨の突飛な行動に驚く。
「な、なにしてるんだよ」
「お腹を舐めてます。匡伸さんのお腹、白くて丸くてかわいいですね」
ペロペロと脇腹付近も舐められる。
「悪かったな、筋肉ついてなくて! てか、腹を舐めるなぁ!」
時雨の体を押し返そうとする。
しかし大きな体はびくともしない。
時雨の足が絡まって、足も動かせない。
「それじゃこっちを」
ぺろっと乳首を舐められる。
「そこはもっとだめだろ!!!」
時雨の頭を離そうと頑張る。しかし時雨は、さらに強く抱き付いて来て離してくれなかった。
乳首がちろちろと舐められて、吸われている。
「匡伸さんの乳首って綺麗な色してますね」
「まじまじと見るんじゃねぇ!」
「あはは、恋人同士なんですから恥ずかしがらないでくださいよ」
(うぅう)
時雨がもう片方の乳首も指で撫でる。
以前もこんな事をされた記憶がある。
(あの時はそのまま殺されたんだよな……)
あの時は恐怖と痛みと不快しか感じなかった。
「っ……」
しかし今は、時雨に体を愛撫されると、体の奥でむらっとしたスイッチが入るのを感じた。
乳首をいじりながら、股の間に手を伸ばされる。
布の上からやんわりと股間が揉まれている。
「こらっ!」
「匡伸さんの大きくなってますよ。気持ち良いんでしょ?」
なんと匡伸のソレは萎えていなかった。
「ぐぬぬ……」
「気持ちよくて勃つのは男として普通の反応ですよ」
そう言いながら時雨は、ズボンと下着の中に手を入れる。
「けっこう固くなってますね……」
急所を揉まれて、腰が震える。
「匡伸さんはどうされるのが好きなのかなぁ」
玉袋がやんわり揉まれる。
急所を優しく揉まれて、ぞくぞくする。
竿の裏を擦られる。
「っ……」
更に亀頭の先端を指先で撫でられる。
「くっ……!」
「ここが弱いんですね」
時雨が嬉しそうに言う。
竿を掴まれたまま、先端を重点的に責められる。
「や、やめ! やめろよ、そこばっかり……」
辛くて、時雨の肩をぎゅっと握る。
「先端からとろとろした物が垂れて来てますよ。気持ち良いんでしょ?」
時雨は手を止めてくれない。
乳首を吸いながら、亀頭を撫で続ける。
「はぁ、はぁ、はっ」
びくっと体が震える。
(やばいな、逝きそう……)
気持ち良さに抵抗をあきらめた体は、びくびくと震える。
時雨が体を下に下げて、下着の中から取り出したペニスを口に含む。
「っ」
ぬちゅぬちゅと音が聞こえる。
目を開けて見下ろすと、時雨が自分のペニスをくわえて奉仕をしていた。
その光景に妙に興奮を覚えてしまって、匡伸は慌てて目を閉じる。
時雨が激しく口で奉仕して、根本まで口の中に入れた瞬間に射精してしまう。
「ぐっ!」
熱を吐き出す。
時雨はソレをくわえ込んだまま口を離さずに熱を受けた。
射精が止まると、口で受けた精液を飲み込み、尿管に残った精液まで吸い出す。
「はぁ……」
口を離されて、ようやく詰めていた息を吐く。
「はぁ、はぁ……」
逝ったばかりで頭がぼんやりしている。
時雨はそんな匡伸の胸に頭をのせて、頬ずりをした。
つづく
掃除機を使っていたら壊れてしまった。
「あっ……」
電源の入らなくなった掃除機を見下ろす。
「どうしたんですか?」
昼飯の茶碗を洗っていた時雨がやって来る。
時雨は最近、昼飯をここで食べて行くようになっていた。
「掃除機が壊れた」
電源をカチャカチャやっても、スイッチは入らない。
「はぁ……買い替えか……」
一人暮らしを始めてからずっと使っている掃除機である。壊れても仕方のない時期ではあった。
「今日、買いに行きますか?」
「……いや、次の給料が入ってからにする」
掃除機を玄関横に置き、粗大ごみシールを貼った。
次の日、昼前にやって来た時雨は新品の掃除機を抱えていた。
「はいどうぞ」
「えっ」
箱に入ったサイクロン掃除機を見る。
「電気屋さんで買って来ました。セール中だったので、安かったですよ」
「い、いくらだったんだ?」
「あ、いえ、代金はいりません」
時雨が部屋に上がり、冷蔵庫を開け、コップに水を注いで飲む。
「プレゼントです! いつもお世話になってるので!」
「えぇ……」
(見下ろした掃除機は一万以上はしそうだった)
「いや、悪いよ……」
「それじゃ匡伸さんのおそうめんが食べたいです」
少し前にそうめんを作って食べさせた事がある。
祖母から教えて貰った手作りつゆのそうめんを時雨はとても気に入ったのだった。
「あぁ、あれか」
「はい!」
(そうめんと掃除機じゃ釣り合いが取れてない気がするけど、まぁとりあえず作るか)
匡伸の作るそうめんのつゆには、豚肉・ナス・生姜・ゴマ・レモン・ネギが入っている。
出来上がったそうめんを時雨が食べる。
「おいしいー。僕、そうめんって冷たいつゆでしか食べた事がなかったんですが、温かいつゆのそうめんも良いですね」
大食いの時雨には五束茹でている。
「そりゃ良かったよ」
祖母に教えて貰った料理を、誰かに振る舞う日が来るとは思わなかった。
「俺もこれ好きで、ばあちゃんによく作って貰ってたんだ」
「匡伸さんっておばあちゃんっこですよね」
「あー、俺が不登校の時にずっと一緒に居てくれたのがばあちゃんだった」
そうめんを食べながら祖母の事を思い出す。
「ばあちゃんはさ、学校行ってなかった俺の為に教科書読んで勉強を教えてくれてたんだ。ばあちゃんもわかんない事が多かっただろうにさ……」
祖母と一緒に勉強をしたおかげで、匡伸は勉強に苦手意識を覚えずにすんだ。
おかげで、今は子ども達に勉強を教えられている。
「勉強だけじゃなくて、いろんなところに連れて行ってくれた。すげぇ優しいばあちゃんだったよ」
匡伸はぼんやりと、つゆを見つめる。
「ばあちゃんは、俺が生きてるだけで嬉しいっていつも言ってくれた。俺と一緒にいるばあちゃんは、いつも笑ってた。俺は、本当にばあちゃんの存在に救われてたよ」
だから匡伸は祖母に恥じない人間になりたい。
それが一番の恩返しだと思っている。
「素晴らしいおばあさんだったんですね……」
時雨は、小さく笑みを浮かべる。
「あぁ」
祖母の話をこんなに詳しく他人にするのは初めての事だった。
時雨になら話しても良いと感じた。
「実は僕もおじいちゃんっこだったんですよ」
「そうなのか?」
「はい。祖父の若い頃に良く似てるって、親戚に言われてました。祖父は物静かで、優しい人で……僕は大好きでした」
時雨はしかし寂しそうな顔をする。
「けど、僕が十歳ぐらいの時に祖父はボケてしまって、みんな離れて行っちゃったんですよね……」
「そうなのか……」
「えぇ。特に暴れるわけでは無いんですが、いつもぼんやりして、ぶつぶつと何かを呟いていました」
時雨は何かを考え込むように言う。
「でも僕、祖父の気持ちがわかる気もするんです……」
「えっ」
「祖父に直接聞いたわけではないんですが、祖父と僕は本当に『よく似ていた』んだろうなぁと思います……」
時雨は少し遠い目をした。
仕事に行って帰って来ると、アパート前に時雨が居た。
「今日の夕飯はカレーとかどうですか?」
「お、良いな」
二人でアパートに入り、カレーを作る。
いつの間にか時雨は夕飯まで食べて行くようになっていた。
(まぁ……二人で作った方が早いから助かるけどな……)
日々少しずつ時雨が日常の中に馴染んで行くのを感じる。
(これが恋人同士って事なんだろうな……)
面映い気持ちになりながら、レタスをちぎった。
カレーを作って食べた後は、タブレットでネット配信されているテレビ番組を見る。
くだらない内容に二人で笑う。
「このアイドル達おもしろいですよねぇ」
「ははっ、そうだな」
だらっとした、平凡な時間が過ぎて行く。
(この時間を積みかさねて、時雨のいる日常が当然の物になって行くんだろうな……)
その時、左肩に時雨の肩がぶつかる。
左の太腿に時雨の大きな手が乗る。
横を向けば、時雨がこちらを見ている。
(あ、キスされる)
何度もされる内に、その予兆のような物を感じられるようになった。
時雨が匡伸にキスをする。柔らかい唇がぶつかって、何度も軽いとキスをされる。
「ん……」
何度キスをしても恥ずかしさを感じてしまう。
目を閉じているので、時雨がどんな表情でこの行為をしているのかわからなかった。
ただ、今日はやけに長い。
閉じていた唇に舌がもぐりこんで来る。
「!」
ぬるっとした舌が舐めていく。
びりびりっと体に衝撃が走る。
後頭部をがっちりと手で支えられ、口の奥深くに舌が入って来る。
舌を舐められるたびに、ぞくぞくする。
(やべぇ)
恥ずかし過ぎて目を開けられない。
歯列を舐め、はぐきをすみずみまで、点検するように舐めてゆく。
匡伸は声が出ないように、必死で耐える。
「ふぅ……」
ようやく唇が離れる。
気づけば、後ろに押し倒されていた。
匡伸は羞恥で目を開けられず、片手で顔を覆う。
(恥ずかしい……死ぬ……)
そんな匡伸の様子に構わず、時雨は服をめくって腹を舐める。
「わっ!」
時雨の突飛な行動に驚く。
「な、なにしてるんだよ」
「お腹を舐めてます。匡伸さんのお腹、白くて丸くてかわいいですね」
ペロペロと脇腹付近も舐められる。
「悪かったな、筋肉ついてなくて! てか、腹を舐めるなぁ!」
時雨の体を押し返そうとする。
しかし大きな体はびくともしない。
時雨の足が絡まって、足も動かせない。
「それじゃこっちを」
ぺろっと乳首を舐められる。
「そこはもっとだめだろ!!!」
時雨の頭を離そうと頑張る。しかし時雨は、さらに強く抱き付いて来て離してくれなかった。
乳首がちろちろと舐められて、吸われている。
「匡伸さんの乳首って綺麗な色してますね」
「まじまじと見るんじゃねぇ!」
「あはは、恋人同士なんですから恥ずかしがらないでくださいよ」
(うぅう)
時雨がもう片方の乳首も指で撫でる。
以前もこんな事をされた記憶がある。
(あの時はそのまま殺されたんだよな……)
あの時は恐怖と痛みと不快しか感じなかった。
「っ……」
しかし今は、時雨に体を愛撫されると、体の奥でむらっとしたスイッチが入るのを感じた。
乳首をいじりながら、股の間に手を伸ばされる。
布の上からやんわりと股間が揉まれている。
「こらっ!」
「匡伸さんの大きくなってますよ。気持ち良いんでしょ?」
なんと匡伸のソレは萎えていなかった。
「ぐぬぬ……」
「気持ちよくて勃つのは男として普通の反応ですよ」
そう言いながら時雨は、ズボンと下着の中に手を入れる。
「けっこう固くなってますね……」
急所を揉まれて、腰が震える。
「匡伸さんはどうされるのが好きなのかなぁ」
玉袋がやんわり揉まれる。
急所を優しく揉まれて、ぞくぞくする。
竿の裏を擦られる。
「っ……」
更に亀頭の先端を指先で撫でられる。
「くっ……!」
「ここが弱いんですね」
時雨が嬉しそうに言う。
竿を掴まれたまま、先端を重点的に責められる。
「や、やめ! やめろよ、そこばっかり……」
辛くて、時雨の肩をぎゅっと握る。
「先端からとろとろした物が垂れて来てますよ。気持ち良いんでしょ?」
時雨は手を止めてくれない。
乳首を吸いながら、亀頭を撫で続ける。
「はぁ、はぁ、はっ」
びくっと体が震える。
(やばいな、逝きそう……)
気持ち良さに抵抗をあきらめた体は、びくびくと震える。
時雨が体を下に下げて、下着の中から取り出したペニスを口に含む。
「っ」
ぬちゅぬちゅと音が聞こえる。
目を開けて見下ろすと、時雨が自分のペニスをくわえて奉仕をしていた。
その光景に妙に興奮を覚えてしまって、匡伸は慌てて目を閉じる。
時雨が激しく口で奉仕して、根本まで口の中に入れた瞬間に射精してしまう。
「ぐっ!」
熱を吐き出す。
時雨はソレをくわえ込んだまま口を離さずに熱を受けた。
射精が止まると、口で受けた精液を飲み込み、尿管に残った精液まで吸い出す。
「はぁ……」
口を離されて、ようやく詰めていた息を吐く。
「はぁ、はぁ……」
逝ったばかりで頭がぼんやりしている。
時雨はそんな匡伸の胸に頭をのせて、頬ずりをした。
つづく
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