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歩き出す前に、オリヴァーが靴と、服をくれた。
「さすがにその格好じゃかわいそうだからな」
渡された靴と服は、オリヴァーサイズで、やや大きかった。
(か、彼シャツ……いや、彼氏じゃないけど……)
ときめきつつも、正人は無表情に努めた。
「あと、これな」
大ぶりのナイフを手渡される。
「え」
「何が出て来るかわからないからな」
確かに山の中で、丸腰は不安だった。そして、ようやく先程襲われた透明な物体を思い出す。
「あ、あいつ、なんだったんだ!」
「あいつ?」
「あの、透明な奴だよ! 俺を襲った!」
「スライムの事か? あんた、スライムも見た事なかったのか?」
「スライム……?」
昔、小学校の理科の実験で作ったぶよぶよとしたおもちゃを思い出す。
「けっこうどこにでもいる雑魚モンスターだと思うけどなぁ。いや、寒い地方だと分布してないんだったかな……」
オリヴァーがぶつぶつ呟く。
「まぁいいや。とりあえず、次スライムが出て来たら、ナイフで赤い球体を刺しちまえ。あれが、核だからな。あれを刺せば、殺せる」
「核……」
そう言えば、透明な身体の中に丸いボールのような物が浮いていた気がする。
「そんじゃ、そろそろ行くか」
オリヴァーが歩き始めたので、ついて行く。
「あんたもしかして、けっこう良いとこの貴族の坊っちゃんか?」
オリヴァーが振り返って聞いて来る。
「そ、そんなわけないだろう」
「あはは、それじゃもしかして商人とか?」
「違う……仕事は土木関係だ」
「あぁ、職人さん」
オリヴァーが納得したように頷く。
「そんじゃ、あんまり村の外とかには出なかったんだな」
「……まぁな」
「なら、魔物の事を知らなくても仕方ないか」
正人はたしかに、生まれた町から殆ど出た事が無い。しかし、町の外に『魔物』なんて、不可解な生き物が暮らしているなど、聞いた事が無かった。
歩きながら、正人は額を押さえる。
(やっぱり……何かおかしいよな……?)
先程から噛み合わないオリヴァーとの会話。謎の生き物、スライム。およそ現実とは思えないオリヴァーのビックリポーチ。そして、記憶が無いのにこんな場所に居た自分。
(これはまだ夢なのか?)
そうであるなら、随分と長くリアルな夢である。
(トイレに行きたいんだが、今、行ったら俺は三七にして、寝ションベンをする男になるのだろうか……)
山を下りながら、しばし悩んで、正人はオリヴァーに声をかけた。
「トイレに……行って来て良いか……」
「オレも丁度行こうかと思ってたんだ。一緒に行こうぜ」
「えっ!?」
「こう言うのは、一緒の方が良いんだよ。スキが出来るからな」
オリヴァーに押されて、草むらの奥に入る。戸惑う正人をよそに、彼はチャックを下ろしてションベンをし始める。
(うわっ、デカッ)
オリヴァーは、体格に十分見合ったサイズのあれを腰にぶら下げていた。思わずじっと眺めてしまった後、正人は急いで自分もションベンをした。
互いにスッキリした後で、再び山を下りる。
「なぁ、正人っていくつだ?」
「三七だ」
「おー、そんな感じだな」
正人はどこからどう見ても、三七のおっさんだった。おまけに老け顔なのか、中学の時のあだ名が既に『おっさん』だった。
「あんたは?」
「オレはピチピチの四一才だ!」
「年上か」
彼の目の下に出来た皺は、たしかに相応の年を経えている事を感じられた。
(程よくくたびれていて、色気があるな)
枯れ専の正人としては大歓迎だったし、更に彼の十年後が楽しみだった。
「おいおい、ピチピチのところに突っ込んでくれよぉ。せっかく、ボケたのに」
「そういう事を言っていると、親父臭いと言われるんだぞ」
正人は、こういう軽快に絡んで来る相手は嫌いではない。
「うぅ……年下に冷たくあしらわれるオレ、かわいそう……」
ちっとも傷ついていない様子で冗談を言うオリヴァーを笑いつつ、適当な会話を続けた。どうやらオリヴァーは相当なおしゃべりらしく、どうでも良い話題をこれでもかと正人に振って来て、反応を楽しんでいるようだった。
***
日が暮れても山を下りられなかったので、野宿をする事になった。
初めての野宿にドキドキしていると、オリヴァーはポーチから次々、道具を出した。まず鍋を、焚き火の上に置く。
「食べれない物ってあるか」
「特には」
「そんじゃ、今日は肉と野菜のスープな」
当然のように、ポーチから生肉が出て来る。バターが鍋のそこに入れて溶かされた後、肉が放り込まれた。
「野菜頼む」
手渡された包丁と、野菜を手に取る。
(なんだこれは……)
カゴに積まれた野菜は、どれも見た事無いものばかりである。
「おい、これは皮を剥くのか」
「周りの皮を剥いて、一口サイズに適当に切ってくれ」
正人は紫の丸いりんごのような野菜の皮を剥き、膝の上に乗せた小さなまな板で適当に切って鍋に入れた。その後も、一つ一つ野菜の処理の仕方を聞いて切っていった。
肉と野菜と水の入れた鍋に、オリヴァーはハーブのような物体を入れ、更に香辛料をふりかけて、味を確認した。
「よし、美味そうだ」
確かに鍋からいい香りがする。木の皿にスープがよそわれて、手渡される。
「ほらよ」
「ありがとう」
温かいスープは食欲をそそる。
「ほい、スプーン」
スプーンを受け取り、彼が一口目を食べた後に、正人もス―プを口にした。
「んまい!」
オリヴァーが吠える。
「いやーやっぱ、オレって天才だな。何やらせても完璧! 神の作りし奇跡!」
自画自賛するオリヴァーをよそに、正人は肉野菜スープを味わっていた。
(うーむ、確かにこれは美味い。肉のダシと、野菜の甘み、それから香辛料の辛みが上手くマッチしている)
「その顔は、美味いって顔だな。ほら、どんどん食え、鍋いっぱいに作ったからな」
とてつもなく腹が減っていたので、正人は遠慮せずに食べて、鍋を空にした。
満腹になったおかげで、今日はいい夢が見られそうだった。
(夢の中で夢を見るのか……)
「よーし、腹もいっぱいになったし、寝るぞー」
オリヴァーが立ち上がり、ポーチから茶色の布を出す。一枚は地面に敷いて、一枚は上に被る用のようだった。二組並べて置かれているので、正人の分も出してくれたらしい。
「ほら、こっちに来い」
さっさと横になって、オリヴァーが隣の布の上を手で叩く。正人はのっそりと、その布の上に横になった。近くで、焚き火が燃えている。
「ふあぁあ」
オリヴァーは既に眠そうだ。
「なぁ、正人はなんで山に入ったんだ? 土木の仕事か?」
「いや、気づいたらココにいたんだ」
「それって、誘拐されたって事か!?」
オリヴァーが目を見開く。
「どうだかな……気づいたら山中に転がっていた」
「殺されなくてよかったなぁ」
オリヴァーが労るように、正人の肩を叩く。
「オレがちゃーんと、正人の住んでた町まで送ってやるからな……」
話しながら、彼は寝息をたて始めた。正人の肩には、彼の手が置かれままである。正人は、間近にあるオリヴァーの顔をじっと見る。短髪と言うには、長めの赤い髪は全体的にうねっている。雑然としたうねり方は、パーマではなく、おそらく自前なのだろう。太い眉に、彫りの深い目元。四一才と言っていたが、目尻には既に小さな笑い皺が刻まれ始めている。おそらく白人だと思うのだが、全体的に肌は浅黒く焼けていた。高い鼻梁は男らしく、形の良い口は大きめである。きっと、子供の頃からおしゃべりなのだろう。少しだけ開いた口から見える歯は、白くて綺麗だった。距離が近いので、顎にうっすらと浮いた短いヒゲも見えた。ただ、赤いので少し離れれば全く見えなくなるだろう。
太い首の下に、鎖骨が浮き上がっている。オリヴァーは、カウボーイのような格好していた。薄いシャツの下に、鍛えた肉体があるのは、彼のシルエットを見れば一目瞭然である。
(デカかったな……)
肉感的な太い太ももを見ていたら、彼のアレを思い出してしまった。
アレは、しばらく正人の頭から離れそうになかった。
つづく
歩き出す前に、オリヴァーが靴と、服をくれた。
「さすがにその格好じゃかわいそうだからな」
渡された靴と服は、オリヴァーサイズで、やや大きかった。
(か、彼シャツ……いや、彼氏じゃないけど……)
ときめきつつも、正人は無表情に努めた。
「あと、これな」
大ぶりのナイフを手渡される。
「え」
「何が出て来るかわからないからな」
確かに山の中で、丸腰は不安だった。そして、ようやく先程襲われた透明な物体を思い出す。
「あ、あいつ、なんだったんだ!」
「あいつ?」
「あの、透明な奴だよ! 俺を襲った!」
「スライムの事か? あんた、スライムも見た事なかったのか?」
「スライム……?」
昔、小学校の理科の実験で作ったぶよぶよとしたおもちゃを思い出す。
「けっこうどこにでもいる雑魚モンスターだと思うけどなぁ。いや、寒い地方だと分布してないんだったかな……」
オリヴァーがぶつぶつ呟く。
「まぁいいや。とりあえず、次スライムが出て来たら、ナイフで赤い球体を刺しちまえ。あれが、核だからな。あれを刺せば、殺せる」
「核……」
そう言えば、透明な身体の中に丸いボールのような物が浮いていた気がする。
「そんじゃ、そろそろ行くか」
オリヴァーが歩き始めたので、ついて行く。
「あんたもしかして、けっこう良いとこの貴族の坊っちゃんか?」
オリヴァーが振り返って聞いて来る。
「そ、そんなわけないだろう」
「あはは、それじゃもしかして商人とか?」
「違う……仕事は土木関係だ」
「あぁ、職人さん」
オリヴァーが納得したように頷く。
「そんじゃ、あんまり村の外とかには出なかったんだな」
「……まぁな」
「なら、魔物の事を知らなくても仕方ないか」
正人はたしかに、生まれた町から殆ど出た事が無い。しかし、町の外に『魔物』なんて、不可解な生き物が暮らしているなど、聞いた事が無かった。
歩きながら、正人は額を押さえる。
(やっぱり……何かおかしいよな……?)
先程から噛み合わないオリヴァーとの会話。謎の生き物、スライム。およそ現実とは思えないオリヴァーのビックリポーチ。そして、記憶が無いのにこんな場所に居た自分。
(これはまだ夢なのか?)
そうであるなら、随分と長くリアルな夢である。
(トイレに行きたいんだが、今、行ったら俺は三七にして、寝ションベンをする男になるのだろうか……)
山を下りながら、しばし悩んで、正人はオリヴァーに声をかけた。
「トイレに……行って来て良いか……」
「オレも丁度行こうかと思ってたんだ。一緒に行こうぜ」
「えっ!?」
「こう言うのは、一緒の方が良いんだよ。スキが出来るからな」
オリヴァーに押されて、草むらの奥に入る。戸惑う正人をよそに、彼はチャックを下ろしてションベンをし始める。
(うわっ、デカッ)
オリヴァーは、体格に十分見合ったサイズのあれを腰にぶら下げていた。思わずじっと眺めてしまった後、正人は急いで自分もションベンをした。
互いにスッキリした後で、再び山を下りる。
「なぁ、正人っていくつだ?」
「三七だ」
「おー、そんな感じだな」
正人はどこからどう見ても、三七のおっさんだった。おまけに老け顔なのか、中学の時のあだ名が既に『おっさん』だった。
「あんたは?」
「オレはピチピチの四一才だ!」
「年上か」
彼の目の下に出来た皺は、たしかに相応の年を経えている事を感じられた。
(程よくくたびれていて、色気があるな)
枯れ専の正人としては大歓迎だったし、更に彼の十年後が楽しみだった。
「おいおい、ピチピチのところに突っ込んでくれよぉ。せっかく、ボケたのに」
「そういう事を言っていると、親父臭いと言われるんだぞ」
正人は、こういう軽快に絡んで来る相手は嫌いではない。
「うぅ……年下に冷たくあしらわれるオレ、かわいそう……」
ちっとも傷ついていない様子で冗談を言うオリヴァーを笑いつつ、適当な会話を続けた。どうやらオリヴァーは相当なおしゃべりらしく、どうでも良い話題をこれでもかと正人に振って来て、反応を楽しんでいるようだった。
***
日が暮れても山を下りられなかったので、野宿をする事になった。
初めての野宿にドキドキしていると、オリヴァーはポーチから次々、道具を出した。まず鍋を、焚き火の上に置く。
「食べれない物ってあるか」
「特には」
「そんじゃ、今日は肉と野菜のスープな」
当然のように、ポーチから生肉が出て来る。バターが鍋のそこに入れて溶かされた後、肉が放り込まれた。
「野菜頼む」
手渡された包丁と、野菜を手に取る。
(なんだこれは……)
カゴに積まれた野菜は、どれも見た事無いものばかりである。
「おい、これは皮を剥くのか」
「周りの皮を剥いて、一口サイズに適当に切ってくれ」
正人は紫の丸いりんごのような野菜の皮を剥き、膝の上に乗せた小さなまな板で適当に切って鍋に入れた。その後も、一つ一つ野菜の処理の仕方を聞いて切っていった。
肉と野菜と水の入れた鍋に、オリヴァーはハーブのような物体を入れ、更に香辛料をふりかけて、味を確認した。
「よし、美味そうだ」
確かに鍋からいい香りがする。木の皿にスープがよそわれて、手渡される。
「ほらよ」
「ありがとう」
温かいスープは食欲をそそる。
「ほい、スプーン」
スプーンを受け取り、彼が一口目を食べた後に、正人もス―プを口にした。
「んまい!」
オリヴァーが吠える。
「いやーやっぱ、オレって天才だな。何やらせても完璧! 神の作りし奇跡!」
自画自賛するオリヴァーをよそに、正人は肉野菜スープを味わっていた。
(うーむ、確かにこれは美味い。肉のダシと、野菜の甘み、それから香辛料の辛みが上手くマッチしている)
「その顔は、美味いって顔だな。ほら、どんどん食え、鍋いっぱいに作ったからな」
とてつもなく腹が減っていたので、正人は遠慮せずに食べて、鍋を空にした。
満腹になったおかげで、今日はいい夢が見られそうだった。
(夢の中で夢を見るのか……)
「よーし、腹もいっぱいになったし、寝るぞー」
オリヴァーが立ち上がり、ポーチから茶色の布を出す。一枚は地面に敷いて、一枚は上に被る用のようだった。二組並べて置かれているので、正人の分も出してくれたらしい。
「ほら、こっちに来い」
さっさと横になって、オリヴァーが隣の布の上を手で叩く。正人はのっそりと、その布の上に横になった。近くで、焚き火が燃えている。
「ふあぁあ」
オリヴァーは既に眠そうだ。
「なぁ、正人はなんで山に入ったんだ? 土木の仕事か?」
「いや、気づいたらココにいたんだ」
「それって、誘拐されたって事か!?」
オリヴァーが目を見開く。
「どうだかな……気づいたら山中に転がっていた」
「殺されなくてよかったなぁ」
オリヴァーが労るように、正人の肩を叩く。
「オレがちゃーんと、正人の住んでた町まで送ってやるからな……」
話しながら、彼は寝息をたて始めた。正人の肩には、彼の手が置かれままである。正人は、間近にあるオリヴァーの顔をじっと見る。短髪と言うには、長めの赤い髪は全体的にうねっている。雑然としたうねり方は、パーマではなく、おそらく自前なのだろう。太い眉に、彫りの深い目元。四一才と言っていたが、目尻には既に小さな笑い皺が刻まれ始めている。おそらく白人だと思うのだが、全体的に肌は浅黒く焼けていた。高い鼻梁は男らしく、形の良い口は大きめである。きっと、子供の頃からおしゃべりなのだろう。少しだけ開いた口から見える歯は、白くて綺麗だった。距離が近いので、顎にうっすらと浮いた短いヒゲも見えた。ただ、赤いので少し離れれば全く見えなくなるだろう。
太い首の下に、鎖骨が浮き上がっている。オリヴァーは、カウボーイのような格好していた。薄いシャツの下に、鍛えた肉体があるのは、彼のシルエットを見れば一目瞭然である。
(デカかったな……)
肉感的な太い太ももを見ていたら、彼のアレを思い出してしまった。
アレは、しばらく正人の頭から離れそうになかった。
つづく
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