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番外編
開戦か?
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ジェニナック王国がエスタゾラム王国に圧力をかけてきているとクリストファー殿下からお祖母様と王妃様に連絡が来たそうだ。
やはり、あの時ジェットが言っていた事が本当になりそうだ。
リュカやジェットにはお祖母様が念話で知らせてくれるそうだ。
本当に念話は便利だ。
今、リュカとジェットは西の辺境の地にいる。西の辺境の地で魔獣が暴れ出し怪我人が多数出ているらしい。リカルド様も心配だと移動魔法で様子を見に行った。
魔獣を早く片付けて、エスタゾラムけ王国を助けないといけない。
エスタゾラム王国にはフィオナとアスが留学している。
「ママ、大ばぁばから念話が来たよ。ジェニナック王国が動いたらしいね」
シャルが部屋から出てきた。
「そうなのよ。フィオナとアスがエスタゾラム王国にいるからどうしたものかと思ってるんだけど」
「西の辺境の地にはリーゼが行って片付けるそうだ。リュカ兄上達は王宮に飛んだ。ジェット兄上はリーゼとあっちを片付けるし父上は一旦こっちに戻ることになったって。もう帰ってくるんじゃないかな」
「ママ、もしも、フィオナが心配なら、私がエスタゾラム王国に行ってもいいわ」
リリもフィオナ達を心配してくれている。
「ありがとう。リカルド様が戻ってから聞いてみるわ。宣戦布告があったみたいだけれど、まだ具体的に何かされたわけじゃないみたい」
「ママ、大丈夫よ。フィオナもアスも絶対無事だから」
リリが私をギュッと抱きしめてくれた。
リリはシャルの婚約者でまだ15歳だが、前世では86歳まで生きていたそうで、私なんかよりずっと落ち着いていてお母様みたいに思える時がある。
「とにかく父上が戻るのを待とう」
シャルは私の肩をぽんと叩いた。
ふたりは子供なのに両親みたいな感じの時もあってとても頼りになる。
粒子が浮き上がってきた。リカルド様の姿になってくる。
「ミディア、ただいま。大丈夫か?」
「はい。シャルとリリがいてくれたから心強かったわ。それよりエスタゾラム王国はどうするつもりなのかしら?」
リカルド様は私の頭をぽんぽんした。
「相変わらずせっかちだな。ミディア落ち着こう。エスタゾラム王国はあの時以来、これを予測して国を守る為に色々備えている。リュカやヴィーナも結界を強める協力をしている。だから攻め込まれても国に入り込まれることはないよ」
「そうだよママ。我が国もジェニナック王国対策はしてる。だから戦争にはならないと思うけど、念には念をいれなきゃならない。だからリュカ兄上が王宮に行ったんだろう?」
確かにそうだ。私はいくつになっても慌て者で情けない。
ピーピーピー
卓上のクリスタル連絡通話盤が鳴った。どうやらフィオナから連絡がきたようだった。
やはり、あの時ジェットが言っていた事が本当になりそうだ。
リュカやジェットにはお祖母様が念話で知らせてくれるそうだ。
本当に念話は便利だ。
今、リュカとジェットは西の辺境の地にいる。西の辺境の地で魔獣が暴れ出し怪我人が多数出ているらしい。リカルド様も心配だと移動魔法で様子を見に行った。
魔獣を早く片付けて、エスタゾラムけ王国を助けないといけない。
エスタゾラム王国にはフィオナとアスが留学している。
「ママ、大ばぁばから念話が来たよ。ジェニナック王国が動いたらしいね」
シャルが部屋から出てきた。
「そうなのよ。フィオナとアスがエスタゾラム王国にいるからどうしたものかと思ってるんだけど」
「西の辺境の地にはリーゼが行って片付けるそうだ。リュカ兄上達は王宮に飛んだ。ジェット兄上はリーゼとあっちを片付けるし父上は一旦こっちに戻ることになったって。もう帰ってくるんじゃないかな」
「ママ、もしも、フィオナが心配なら、私がエスタゾラム王国に行ってもいいわ」
リリもフィオナ達を心配してくれている。
「ありがとう。リカルド様が戻ってから聞いてみるわ。宣戦布告があったみたいだけれど、まだ具体的に何かされたわけじゃないみたい」
「ママ、大丈夫よ。フィオナもアスも絶対無事だから」
リリが私をギュッと抱きしめてくれた。
リリはシャルの婚約者でまだ15歳だが、前世では86歳まで生きていたそうで、私なんかよりずっと落ち着いていてお母様みたいに思える時がある。
「とにかく父上が戻るのを待とう」
シャルは私の肩をぽんと叩いた。
ふたりは子供なのに両親みたいな感じの時もあってとても頼りになる。
粒子が浮き上がってきた。リカルド様の姿になってくる。
「ミディア、ただいま。大丈夫か?」
「はい。シャルとリリがいてくれたから心強かったわ。それよりエスタゾラム王国はどうするつもりなのかしら?」
リカルド様は私の頭をぽんぽんした。
「相変わらずせっかちだな。ミディア落ち着こう。エスタゾラム王国はあの時以来、これを予測して国を守る為に色々備えている。リュカやヴィーナも結界を強める協力をしている。だから攻め込まれても国に入り込まれることはないよ」
「そうだよママ。我が国もジェニナック王国対策はしてる。だから戦争にはならないと思うけど、念には念をいれなきゃならない。だからリュカ兄上が王宮に行ったんだろう?」
確かにそうだ。私はいくつになっても慌て者で情けない。
ピーピーピー
卓上のクリスタル連絡通話盤が鳴った。どうやらフィオナから連絡がきたようだった。
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