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番外編
私楽しく頑張ってるわ(フィオナ視点)
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私は大ばぁばに言われエスタゾラム王国に留学することになった。
エスタゾラム王国はお父様の弟のクリストファー叔父様が王配をしているし、女王様とママは仲良しだ。
我が国とは友好国で行き来も多い。私は3年位エスタゾラム王国で色々学ぶ予定だ。
じぃじ達は私が他国に行くのをめちゃくちゃ嫌がって泣いていたが、移動魔法があれば一瞬で移動できるのに。
私も魔法は使えるが、兄様達に比べると全然ダメだ。
そのことをちょっと凹む時もあるけど、ママは「兄様達は規格外だから、それと比べて凹む事はないのよ。フィオナはフィオナなのだから誰とも比べなくていいの」と言ってくれる。
リュカ兄様とシャル兄様は前世の記憶のある転生者だし、ジェット兄様とリーゼ姉様は神様だったらしい。
私は特に前世の記憶もないし、みんなのようなチートな力もない普通の子供だ。
ただ、大ばぁばは「フィオナはいちばん王家の血が濃いわね。そこにミディアの良い遺伝子が入っているからベストなのよ」と言う。
何がベストなのかはよくわからない。
私はとにかくアスが一緒なら安心だ。
アスとはひとめ見た時に運命を感じた。アスもそうだったらしい。
私は将来はアスと結婚してロラメット侯爵夫人になる予定だ。
相変わらずアンソニー叔父様は結婚しないみたいので、後継は養子のアスになるだろう。
多分次期国王になるリュカ兄様の力になれるようにエスタゾラム王国で色んな事を学ぼうと思う。
◆◇◆
エスタゾラム王国では私達は王宮に部屋をもらった。
まだ10歳と13歳なので学園に通う事はない。エスタゾラム王国も我が国と同じで16歳で学園に入学する。なのでそれより若い子供は家でガヴァネスやチューターから勉強を教えてもらう。私達も王宮に専門分野ごとに来てくれている。あとは現地へ行って色々見たり、教えてもらってりしている。
私達には従姉妹のクレメンタイン王女がついてくれた。
クレミー姉様(私はそう呼んでいる)は我が国に留学していたことがあり、その時は我が家に住んでいたので私のこともよく知っている。
クレミー姉様は妹が欲しかったからと言って以前から私を可愛がってくれていた。
まだ王配が決まっていないので、アスと仲がいい私を羨ましいと言っている。
「フィオナはいいなぁ。政略結婚じゃなくて愛し愛されてるんだもの。ほんとに羨ましいわ。私はもういい年なのに、まだ婚約者が決まらないの。結構縁談はくるみたいなんだけどね」
「王配になるので難しいのでしょうね」
「そんなことないわ。お父様でもなれてるんだもの」
叔父様はそうなのか……。
「ちょっと前にジェニナック王国のスボレキサント侯爵家から縁談が来たのだけど、お母様も、お祖母様もお父様まで大反対でお断りしたの。絵姿は素敵だったし、釣書も良い感じだったけど。みんな何故かジェニナック王国を嫌ってるのよ」
「国同士色々あるのかもしれません。良い人だけではダメなのですね」
「そうね。どこかにいないかしらね。でも、恋がしたいわ」
クレミー姉様は恋に憧れているみたいだ。
素敵な人があらわれるといいな。
私にはアスがいるから、誰もいらないけどね。
エスタゾラム王国は女王の国だけあって、女性がばりばり活躍している。大ばぁばや、ばぁば、ママが目指しているのはここなのだろう。
我がノルスバン王国も随分女性か活躍する場は増えてきたが、まだまだだ。
私もアスと結婚してロラメット侯爵夫人になっても何か仕事はしたい。できればヴィーナ姉様が王妃様になった時に補佐をしたいと思っている。侯爵夫人と補佐官の両立は大変だろうけど、頑張りたい。
そのためにもこのエスタゾラム王国でたくさん学ばねば。
私は決意を胸に今日もエスタゾラム王国の空の下でアスとふたりで楽しく色々頑張っている。
エスタゾラム王国はお父様の弟のクリストファー叔父様が王配をしているし、女王様とママは仲良しだ。
我が国とは友好国で行き来も多い。私は3年位エスタゾラム王国で色々学ぶ予定だ。
じぃじ達は私が他国に行くのをめちゃくちゃ嫌がって泣いていたが、移動魔法があれば一瞬で移動できるのに。
私も魔法は使えるが、兄様達に比べると全然ダメだ。
そのことをちょっと凹む時もあるけど、ママは「兄様達は規格外だから、それと比べて凹む事はないのよ。フィオナはフィオナなのだから誰とも比べなくていいの」と言ってくれる。
リュカ兄様とシャル兄様は前世の記憶のある転生者だし、ジェット兄様とリーゼ姉様は神様だったらしい。
私は特に前世の記憶もないし、みんなのようなチートな力もない普通の子供だ。
ただ、大ばぁばは「フィオナはいちばん王家の血が濃いわね。そこにミディアの良い遺伝子が入っているからベストなのよ」と言う。
何がベストなのかはよくわからない。
私はとにかくアスが一緒なら安心だ。
アスとはひとめ見た時に運命を感じた。アスもそうだったらしい。
私は将来はアスと結婚してロラメット侯爵夫人になる予定だ。
相変わらずアンソニー叔父様は結婚しないみたいので、後継は養子のアスになるだろう。
多分次期国王になるリュカ兄様の力になれるようにエスタゾラム王国で色んな事を学ぼうと思う。
◆◇◆
エスタゾラム王国では私達は王宮に部屋をもらった。
まだ10歳と13歳なので学園に通う事はない。エスタゾラム王国も我が国と同じで16歳で学園に入学する。なのでそれより若い子供は家でガヴァネスやチューターから勉強を教えてもらう。私達も王宮に専門分野ごとに来てくれている。あとは現地へ行って色々見たり、教えてもらってりしている。
私達には従姉妹のクレメンタイン王女がついてくれた。
クレミー姉様(私はそう呼んでいる)は我が国に留学していたことがあり、その時は我が家に住んでいたので私のこともよく知っている。
クレミー姉様は妹が欲しかったからと言って以前から私を可愛がってくれていた。
まだ王配が決まっていないので、アスと仲がいい私を羨ましいと言っている。
「フィオナはいいなぁ。政略結婚じゃなくて愛し愛されてるんだもの。ほんとに羨ましいわ。私はもういい年なのに、まだ婚約者が決まらないの。結構縁談はくるみたいなんだけどね」
「王配になるので難しいのでしょうね」
「そんなことないわ。お父様でもなれてるんだもの」
叔父様はそうなのか……。
「ちょっと前にジェニナック王国のスボレキサント侯爵家から縁談が来たのだけど、お母様も、お祖母様もお父様まで大反対でお断りしたの。絵姿は素敵だったし、釣書も良い感じだったけど。みんな何故かジェニナック王国を嫌ってるのよ」
「国同士色々あるのかもしれません。良い人だけではダメなのですね」
「そうね。どこかにいないかしらね。でも、恋がしたいわ」
クレミー姉様は恋に憧れているみたいだ。
素敵な人があらわれるといいな。
私にはアスがいるから、誰もいらないけどね。
エスタゾラム王国は女王の国だけあって、女性がばりばり活躍している。大ばぁばや、ばぁば、ママが目指しているのはここなのだろう。
我がノルスバン王国も随分女性か活躍する場は増えてきたが、まだまだだ。
私もアスと結婚してロラメット侯爵夫人になっても何か仕事はしたい。できればヴィーナ姉様が王妃様になった時に補佐をしたいと思っている。侯爵夫人と補佐官の両立は大変だろうけど、頑張りたい。
そのためにもこのエスタゾラム王国でたくさん学ばねば。
私は決意を胸に今日もエスタゾラム王国の空の下でアスとふたりで楽しく色々頑張っている。
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