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命名
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第2子が産まれてからめちゃくちゃ体調がいい。
産後の肥立ちが悪いなんて事もまったくなく、母乳もガンガン出るので妊娠中断乳していたリュカにも母乳を再開した。
私の胸に抱かれ母乳を飲む子供たちは無防備でとても可愛く癒される~。
しかし、リカルド様から殺気を感じるのはなぜかしら? リカルド様も母乳飲みたいのかな?
いやぁ、飲んでる姿を想像したら、それはそれでちょっと怖いな。飲みたいのなら絞ってあげようかな。
「リカルド様も母乳飲みたいのなら搾りましょうか?」
「いや、いい。飲みたくはない」
そっか、別に飲みたくないのか?
なら何でだろ?
私が首を捻っていると子供たちはきゃっきゃと笑っている。やっぱり可愛いな。
そうそう、第2子はリカルド様がジェットと命名した。髪色が私と同じ黒だったので、リカルド様が好んで使っている黒い宝石と同じ名前にしたのだ。
この宝石は魔除けになり、嫉妬や争いなどの暴力的なエネルギーを浄化し、癒し、不安や恐怖に打ち勝つ強い精神力を与えてくれる効果があるらしく、ジェット自身そんな子になるのかもしれない。
光のリュカと癒しのジェット。名前はすごいけど、普通の可愛い子供たちだ。母乳をいっぱい飲んですくすく育って欲しいな。
最近リュカの話す言葉が単語になってきた。
「パパ」「ママ」「バァバ」「ジィジ」「メアリ」「アーシャー」他にも色々。
王妃バァバはリュカがとてもお気に入りで時間が少し空いたらリュカに会いに移動魔法でフェノバール領に移動してくる。
まぁ、王妃バァバだけじゃなく、ジジババ達は孫に会うためにしょっちゅううちに来ている。
移動魔法の魔道具って便利なのだが面倒臭い時もある。
実父母には「しょっちゅう来るな」と言えるのだが、さすがに王妃様や国王陛下には言いにくい。リカルド様も「そんなに来なくていい」と言ってくれているが、全く効果はない。
「ねぇ、アーサー様、移動魔法を同じ場所には月に1回くらいしか行けないプログラムにできない?」
アーサー様にそう言うと苦笑いしていた。
「無理ですよ。通勤に使っている人もいますからね。諦めてみんなに可愛がってもらえばいいじゃないですか」
まぁ、確かに可愛がってくれているし、感謝してるけど、扉を開けたら王妃様が自分の子供を抱っこしてる図に出くわすのって心臓に悪いよ。
あと、身体や心の調子が悪い時にジェットを抱っこすると元気になるらしく、父や陛下はジェットびいきだ。
陛下は目を離すとジェットをお城に連れて帰ってしまうので、メアリーは見張るのが大変だ。もうひとり乳母が必要だなと思う。
「リカルド様、という事でもうひとり乳母がほしいのです」
「確かに、メアリーひとりでは大変だな。乳母か~ でも信頼できる人じゃないとな。誰かいないかな? 探してみるよ」
可愛い子供たちを守らなくちゃね。そして今度こそ鍛錬しなきゃ。お腹をへっこめて、緩んだお肉を引き締めたい。剣の稽古も再開したいわ。
*その頃のリカルド×リュカ×ジェットの念話*
リカルド:「ミディアが新しい乳母を探してるけど、どう思う」
リュカ: 「いいと思う。メアリーひとりじゃ大変だもんね」
ジェット: 「メアリーは最近かなり疲れてるよ。毎日癒してるけどなかなか疲れが取れないんだ」
リュカ: 「影はどうかな? ボクたちの乳母なら一緒にいる時間が長いでしょ? 影なら護衛もできるし、ママを守れるよ」
リカルド: 「なるほど、影か。ありだな。オーウェンに聞いてみよう。そういえば君たち、そろそろ母乳は卒業したらどうだ?」
リュカ・ジェット: 「「絶対しない!!」」
フェノバール公爵家のデキル3人の男達が念話でこんな相談をしていたなんてミディアは全く知る由もなかった。
産後の肥立ちが悪いなんて事もまったくなく、母乳もガンガン出るので妊娠中断乳していたリュカにも母乳を再開した。
私の胸に抱かれ母乳を飲む子供たちは無防備でとても可愛く癒される~。
しかし、リカルド様から殺気を感じるのはなぜかしら? リカルド様も母乳飲みたいのかな?
いやぁ、飲んでる姿を想像したら、それはそれでちょっと怖いな。飲みたいのなら絞ってあげようかな。
「リカルド様も母乳飲みたいのなら搾りましょうか?」
「いや、いい。飲みたくはない」
そっか、別に飲みたくないのか?
なら何でだろ?
私が首を捻っていると子供たちはきゃっきゃと笑っている。やっぱり可愛いな。
そうそう、第2子はリカルド様がジェットと命名した。髪色が私と同じ黒だったので、リカルド様が好んで使っている黒い宝石と同じ名前にしたのだ。
この宝石は魔除けになり、嫉妬や争いなどの暴力的なエネルギーを浄化し、癒し、不安や恐怖に打ち勝つ強い精神力を与えてくれる効果があるらしく、ジェット自身そんな子になるのかもしれない。
光のリュカと癒しのジェット。名前はすごいけど、普通の可愛い子供たちだ。母乳をいっぱい飲んですくすく育って欲しいな。
最近リュカの話す言葉が単語になってきた。
「パパ」「ママ」「バァバ」「ジィジ」「メアリ」「アーシャー」他にも色々。
王妃バァバはリュカがとてもお気に入りで時間が少し空いたらリュカに会いに移動魔法でフェノバール領に移動してくる。
まぁ、王妃バァバだけじゃなく、ジジババ達は孫に会うためにしょっちゅううちに来ている。
移動魔法の魔道具って便利なのだが面倒臭い時もある。
実父母には「しょっちゅう来るな」と言えるのだが、さすがに王妃様や国王陛下には言いにくい。リカルド様も「そんなに来なくていい」と言ってくれているが、全く効果はない。
「ねぇ、アーサー様、移動魔法を同じ場所には月に1回くらいしか行けないプログラムにできない?」
アーサー様にそう言うと苦笑いしていた。
「無理ですよ。通勤に使っている人もいますからね。諦めてみんなに可愛がってもらえばいいじゃないですか」
まぁ、確かに可愛がってくれているし、感謝してるけど、扉を開けたら王妃様が自分の子供を抱っこしてる図に出くわすのって心臓に悪いよ。
あと、身体や心の調子が悪い時にジェットを抱っこすると元気になるらしく、父や陛下はジェットびいきだ。
陛下は目を離すとジェットをお城に連れて帰ってしまうので、メアリーは見張るのが大変だ。もうひとり乳母が必要だなと思う。
「リカルド様、という事でもうひとり乳母がほしいのです」
「確かに、メアリーひとりでは大変だな。乳母か~ でも信頼できる人じゃないとな。誰かいないかな? 探してみるよ」
可愛い子供たちを守らなくちゃね。そして今度こそ鍛錬しなきゃ。お腹をへっこめて、緩んだお肉を引き締めたい。剣の稽古も再開したいわ。
*その頃のリカルド×リュカ×ジェットの念話*
リカルド:「ミディアが新しい乳母を探してるけど、どう思う」
リュカ: 「いいと思う。メアリーひとりじゃ大変だもんね」
ジェット: 「メアリーは最近かなり疲れてるよ。毎日癒してるけどなかなか疲れが取れないんだ」
リュカ: 「影はどうかな? ボクたちの乳母なら一緒にいる時間が長いでしょ? 影なら護衛もできるし、ママを守れるよ」
リカルド: 「なるほど、影か。ありだな。オーウェンに聞いてみよう。そういえば君たち、そろそろ母乳は卒業したらどうだ?」
リュカ・ジェット: 「「絶対しない!!」」
フェノバール公爵家のデキル3人の男達が念話でこんな相談をしていたなんてミディアは全く知る由もなかった。
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