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猫になった
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「断る」
「てーててーてててててっててー!スチーム機能付きアイロンー~」
「は?!」
キラルとミュニィをダリアさんに弟子入りさせた。と言うかソフィア君に弟子入りだ。あの子は子供だけど、慧眼言うか色々な事がみえている。
その辺が世界らしさだな、と思う。神から愛された、成功を約束された者。あの子の笑顔を守ってやりたいと俺でも思う。
あの二人には文字通り、世界を知って欲しい。二人とも大きな力の持ち主だから、自分で体験し、見て学んで欲しい。
代わりにマリティアさんを連れて行く事になった。
「……うーん、絶対睦月君と喧嘩しそう」
「アウグストも変な顔しそう」
俺とレイリー、その辺は頭を悩ませたが、この野生動物人間はもう少し人に慣れないと。
「ケンカ?気に入らない奴ならやるよぉ!」
「だよなー。お前はそう言う奴だわ」
これはもう矯正出来ない気がする。でもマリティアさんはそう言う生き方について覚悟ができているらしく
「俺がケンカを売って、俺が死んだらそりゃしょうがない。俺が弱かったのが悪い」
良くも悪くも野生の生き方。なら尊重してやるしかない。
「そんな事より~やろうよ、ユーリ」
「しない!」
「えーー!人間は毎日やって良いんだよー?知らないのー?」
「知らない!」
俺に執着しているのも、たまたまだろう。中身の猫率はダントツで高いマリティアさんだ。そのうちフラッと別の人に興味を引かれてそっちへ行く、そんな気がする。
「ちぇー!レイリー、ユーリがやらしてくんなーい」
「今誘っても駄目だよ、マリちゃん。もっと夜になって晩御飯食べて、すこーし眠くなった時じゃないと。その時にまたたびパウダー入りのお酒を出すんだ。そしたらふにゃふにゃになるから」
「レイリー、すげぇ!今日やってみる!」
「うんうん!」
食後は鍵をかけて部屋で早めに寝よう。そうしよう。そう言う事は二人でやってろ!
「しかし、グランベルンに神獣を二人増やしてしまった。またオーグさんに怒られるかもしれない……」
ダリアさん達がグランベルンに住んでいる事は秘密だけど、俺が月を連れてきた方は問題になりそう。
うーん……そう言う政治的駆け引きはオーグさんに任せよう。俺は良く分からないや。
「あとはリックとムイさんかー……大丈夫かな?あの二人」
「駄目だと思うよー」
希望的観測を打ち砕くレイリーの言葉。
「俺だって駄目だって思ってるけどさ、でも何とかなって欲しいって思ってるの!」
「リックとムイって誰??」
マリティアさんに至っては目にすら入ってなかったらしい。まあその辺はしょうがないか……。
あの二人を預けた治療院へは一瞬で帰れるけれど、向かう足は重くて、近くの町で一泊する事にした。
勿論、全員別部屋だ!この野郎ども!
「三人一部屋で良いのにぃ~~」
「黙って!」
「てーててーてててててっててー!スチーム機能付きアイロンー~」
「は?!」
キラルとミュニィをダリアさんに弟子入りさせた。と言うかソフィア君に弟子入りだ。あの子は子供だけど、慧眼言うか色々な事がみえている。
その辺が世界らしさだな、と思う。神から愛された、成功を約束された者。あの子の笑顔を守ってやりたいと俺でも思う。
あの二人には文字通り、世界を知って欲しい。二人とも大きな力の持ち主だから、自分で体験し、見て学んで欲しい。
代わりにマリティアさんを連れて行く事になった。
「……うーん、絶対睦月君と喧嘩しそう」
「アウグストも変な顔しそう」
俺とレイリー、その辺は頭を悩ませたが、この野生動物人間はもう少し人に慣れないと。
「ケンカ?気に入らない奴ならやるよぉ!」
「だよなー。お前はそう言う奴だわ」
これはもう矯正出来ない気がする。でもマリティアさんはそう言う生き方について覚悟ができているらしく
「俺がケンカを売って、俺が死んだらそりゃしょうがない。俺が弱かったのが悪い」
良くも悪くも野生の生き方。なら尊重してやるしかない。
「そんな事より~やろうよ、ユーリ」
「しない!」
「えーー!人間は毎日やって良いんだよー?知らないのー?」
「知らない!」
俺に執着しているのも、たまたまだろう。中身の猫率はダントツで高いマリティアさんだ。そのうちフラッと別の人に興味を引かれてそっちへ行く、そんな気がする。
「ちぇー!レイリー、ユーリがやらしてくんなーい」
「今誘っても駄目だよ、マリちゃん。もっと夜になって晩御飯食べて、すこーし眠くなった時じゃないと。その時にまたたびパウダー入りのお酒を出すんだ。そしたらふにゃふにゃになるから」
「レイリー、すげぇ!今日やってみる!」
「うんうん!」
食後は鍵をかけて部屋で早めに寝よう。そうしよう。そう言う事は二人でやってろ!
「しかし、グランベルンに神獣を二人増やしてしまった。またオーグさんに怒られるかもしれない……」
ダリアさん達がグランベルンに住んでいる事は秘密だけど、俺が月を連れてきた方は問題になりそう。
うーん……そう言う政治的駆け引きはオーグさんに任せよう。俺は良く分からないや。
「あとはリックとムイさんかー……大丈夫かな?あの二人」
「駄目だと思うよー」
希望的観測を打ち砕くレイリーの言葉。
「俺だって駄目だって思ってるけどさ、でも何とかなって欲しいって思ってるの!」
「リックとムイって誰??」
マリティアさんに至っては目にすら入ってなかったらしい。まあその辺はしょうがないか……。
あの二人を預けた治療院へは一瞬で帰れるけれど、向かう足は重くて、近くの町で一泊する事にした。
勿論、全員別部屋だ!この野郎ども!
「三人一部屋で良いのにぃ~~」
「黙って!」
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