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28 僕は下弦で浴衣の素晴らしさに感動する
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「ファイさん!これ、着てください!」
「お!浴衣かー!この辺はあるんだなぁ」
僕はファイさんに言われて村まで様子を見に行って来た。本当に爺ちゃと婆ちゃんしか居ない村で若い人は皆街に出ちゃったんだって。
お近づきの印にお茶と湿布を渡したら、この辺で良く着ているって言う浴衣って言う着る物をいっぱい貰って来た。
「こう言う見た目変化アイテムもあったなぁ。ウェディングドレスとか、タキシードとか」
ファイさんはきっと「げーむ時代」の事を語っているんだろうけど、僕は是非、今のファイさんに可愛いウェディングドレスを着てもらって、胸のぺったんこなお嫁さんになって貰いたい。
勿論そのお隣に立つのはタキシードの僕だ。そうして二人は皆に祝福され、幸せな初夜を迎えるんだ……うふ、うふふ……
「痛いっ!」
「ろくでもないこと考えてだろ!」
またバレたぁ~!もう!僕の考えてる事、ほんとファイさんは何でも分かっちゃうんだもの!あっ!もしかしてこれが夫婦の以心伝心……?!
「痛いっーー!」
「お前、顔に全部出てんだよ!ニヤけてんじゃねーよ!」
ううー!寸分違わず同じところを叩かなくても良いじゃないですかぁ、ファイさん~~!
僕はログハウスの2階に浴衣をしまい込んだ。この家は小さい。一階はキッチンと居間だけ。2階は寝る部屋のみ。
だから、常にファイさんと同じ部屋!ベッドはなくて、床から少し高いところを作ってその上に布団を敷いて二人で並んで寝てる。
つまり追い出される場所がない!
そして、僕が楽しみにしていた下弦の月が始まった。
「き、キースっ!やっ!」
「ファイさん、お似合いですよ」
浴衣!浴衣!なんて暴力的な着衣なんだ!ちょっと触っただけで、太ももから、足までぺろりと出ちゃうし、可愛い胸の先っぽもすぐこんにちはだ。
誰?!これ考えたの?!天才?!
しかも調子に乗って毎日温泉に入っていたファイさんはいつもより、お肌はすべすべで触り心地も格段にアップしている!
「ファイさん、気持ちいい……」
「馬鹿っ……やめろぉ!」
「駄目ですぅ~挿れる前に気持ちよくなってくれないと。今日僕、すぐ出ちゃいそうだから」
「うう……っ」
そうなんだ、下弦の1日目は上弦の間のエッチ出来ない期間の反動ですぐイっちゃうんだよねぇ。
だから、ファイさんの中にお邪魔する前に、いっぱい気持ちよくなってて貰わなくちゃ。
するりと太ももに手を伸ばすと、体が強張ったのがすぐに分かる。下弦は1日目で、ファイさんはまだまだ冷静だからね。
そっと奥まで手を伸ばすと……んん、パンツがないぞ?ま、まさか履いてない?!
「ファ、ファ、ファイさん、ぱ、パンツは?どこへ……?」
「どうせ、脱ぐと思って……履いてこなかったけど……うわっ?!キース?!」
「あ……」
僕は魔力やら何やらより先に鼻血を出した訳でして……ファイさんにいっぱい怒られてしまった……ごめんなさい。
「あ、あの!思うんですけど、上弦に一回もやらせてくれないから、その……」
「うっ……そ、それもあり得るか。け、検討する」
だって15日間もお預け食らった後なんですよ!そしたら、もう辛抱たまらんくなるとこだって分かって下さい、って言ったら分かってくれた!嬉しいなぁ!
「お!浴衣かー!この辺はあるんだなぁ」
僕はファイさんに言われて村まで様子を見に行って来た。本当に爺ちゃと婆ちゃんしか居ない村で若い人は皆街に出ちゃったんだって。
お近づきの印にお茶と湿布を渡したら、この辺で良く着ているって言う浴衣って言う着る物をいっぱい貰って来た。
「こう言う見た目変化アイテムもあったなぁ。ウェディングドレスとか、タキシードとか」
ファイさんはきっと「げーむ時代」の事を語っているんだろうけど、僕は是非、今のファイさんに可愛いウェディングドレスを着てもらって、胸のぺったんこなお嫁さんになって貰いたい。
勿論そのお隣に立つのはタキシードの僕だ。そうして二人は皆に祝福され、幸せな初夜を迎えるんだ……うふ、うふふ……
「痛いっ!」
「ろくでもないこと考えてだろ!」
またバレたぁ~!もう!僕の考えてる事、ほんとファイさんは何でも分かっちゃうんだもの!あっ!もしかしてこれが夫婦の以心伝心……?!
「痛いっーー!」
「お前、顔に全部出てんだよ!ニヤけてんじゃねーよ!」
ううー!寸分違わず同じところを叩かなくても良いじゃないですかぁ、ファイさん~~!
僕はログハウスの2階に浴衣をしまい込んだ。この家は小さい。一階はキッチンと居間だけ。2階は寝る部屋のみ。
だから、常にファイさんと同じ部屋!ベッドはなくて、床から少し高いところを作ってその上に布団を敷いて二人で並んで寝てる。
つまり追い出される場所がない!
そして、僕が楽しみにしていた下弦の月が始まった。
「き、キースっ!やっ!」
「ファイさん、お似合いですよ」
浴衣!浴衣!なんて暴力的な着衣なんだ!ちょっと触っただけで、太ももから、足までぺろりと出ちゃうし、可愛い胸の先っぽもすぐこんにちはだ。
誰?!これ考えたの?!天才?!
しかも調子に乗って毎日温泉に入っていたファイさんはいつもより、お肌はすべすべで触り心地も格段にアップしている!
「ファイさん、気持ちいい……」
「馬鹿っ……やめろぉ!」
「駄目ですぅ~挿れる前に気持ちよくなってくれないと。今日僕、すぐ出ちゃいそうだから」
「うう……っ」
そうなんだ、下弦の1日目は上弦の間のエッチ出来ない期間の反動ですぐイっちゃうんだよねぇ。
だから、ファイさんの中にお邪魔する前に、いっぱい気持ちよくなってて貰わなくちゃ。
するりと太ももに手を伸ばすと、体が強張ったのがすぐに分かる。下弦は1日目で、ファイさんはまだまだ冷静だからね。
そっと奥まで手を伸ばすと……んん、パンツがないぞ?ま、まさか履いてない?!
「ファ、ファ、ファイさん、ぱ、パンツは?どこへ……?」
「どうせ、脱ぐと思って……履いてこなかったけど……うわっ?!キース?!」
「あ……」
僕は魔力やら何やらより先に鼻血を出した訳でして……ファイさんにいっぱい怒られてしまった……ごめんなさい。
「あ、あの!思うんですけど、上弦に一回もやらせてくれないから、その……」
「うっ……そ、それもあり得るか。け、検討する」
だって15日間もお預け食らった後なんですよ!そしたら、もう辛抱たまらんくなるとこだって分かって下さい、って言ったら分かってくれた!嬉しいなぁ!
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