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人族の街
23 アーサー・ティンベルク
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俺は悪くない。俺は悪くない。俺は悪くない。
曰く、その少女は王子を呪ったのだと。自身の死も、呪いの為だったのだと。
だから、その責任は一族にあるのだと。
「シュガー」
トビーの目の濁りは、見た事が無いくらい真っ暗だった。
俺のぺたんこでつるんつるんの胸筋もない胸にそっと頬をつけて、くすくすと笑っている。
「シュガー」
「良いよ、トビー。何をしたいの?」
トビーは壊れてしまった。守りたくてその身を闇に売ったのに、全部全部壊れてしまった。
「全部無くなっちゃえばいい」
元は質が良かっただろう金髪を優しく撫でて上げる。
「流石に俺でもそんな事はできないよ」
「何なら出来るの?この国を殺したいんだ」
「俺は毒薬屋さんさ、毒にするしかできないよ」
「じゃあこの国をーー」
毒で沈めて?
良いよ、得意のやつさ。それ。
アイリーンの両親と弟は王子を呪ったとして、文字通り首を斬られた。お家は断絶、執事やメイド達も処刑された。
裁判も何もなく、ほぼ呪われたとされる第二王子の独断を王が丸々承認したと言う。
聞いた者皆が首を傾げる内容であったが、王の権力の前に口を噤んだ。
ティンベルク侯爵家は滅亡したのだった。
呪われたと言い張る王子は、未だ健在であるのに。
「じゃあ本当に呪って上げなきゃ」
王子を呪ったとして処刑されたティンベルク侯爵家の者達の亡骸が、何者かの手によって全て消えさった次の夜から異変は起こった。
「…王子……ここまで外道とは……このアイリーンの命では足らず我が家全てを手にかけるとは…恨みます…恨みます……」
「ひぃいいい!」
王子の寝室にアイリーンの怨霊が現れ、王子の首を締めた。
翌朝、首には手の跡がくっきり残っていて、真っ赤に腫れ上がっていた。
「呪い……!」
最初に王子を起こしに来たメイドが倒れた。王子に関わると倒れてゆく。呪いを解くと呼ばれた神官、まだ年若い典医、騎士たちがバタバタと倒れてゆく。
「呪毒と言う…この子は俺の事が大好きでね」
シュガーは黒くて不気味に震える粘性の何かを指に巻きつけていた。
「ごめんね、トビー。痛むでしょう?君が身体に持っている毒の何倍もきついんだ」
「構わない」
トビーの手は紫色に変色している。シュガーから渡された呪毒を手に塗り、長い金髪のカツラを被り、ドレスを着て王子の部屋に忍び込み首を締めたのだ。
一思いに殺す事も出来た。でもそれでは、誰の恨みにも届かない。もっともっと苦しんでから殺さなければ。
「王宮とか、濁った空気の所は毒が良く回る。」
毒は空気に乗り、城を包み込んだ。そこにあるだけで、毒は人々の体と心を蝕んで行く。
「やはり、ティンベルク侯爵が呪いを…!」
と、言う声はすぐに変わって行った。
「王子が、侯爵令嬢を無碍に扱い死なせてしまったのに、侯爵家まであのような仕打ちに…」
「世界から罰を受けたのだ…」
「王子の行いに神がお怒りになった」
「近づくと我々も侯爵と同じに首をはねられる」
「近づくと我々も神の呪いを受けるぞ」
「いや、もう遅いかもしれぬ……」
「あの女が!あの女が!全て悪いっ」
第二王子のセイクリッドは自分以外の誰がが悪いと、ずっと叫び続けていた。しかし、その声を聞く者は誰も居ない。
近寄った者は皆体調を崩し倒れて行ったので、誰一人側に寄らなくなった。
部屋から出ようにも鍵をかけられ、軟禁状態だった。
「どうしてこんなことに!アイリーンのせいだ!」
ガンっと力任せに扉を蹴るも、なんの反応もない。普通は扉の向こうに兵士が立っているはずなのだが、それも倒れた為、誰も居ないのだ。
「くそっ!誰が食事と水を持ってこい!」
聞き届けるものは誰も居なかった。
怒鳴り疲れ、ベッドでうつらうつらしているセイクリッドは窓が開いた事に気がついた。
がばりと体を起こす。もう夜になっている。
夜風がざわりと背筋を抜けて、窓辺に誰かが立っているのが分かる。
金の長い髪が風になびいていた。
「…セイクリッド……憎い……」
「あ、アイリーンーー!誰か!誰か!誰かーーー!」
答える者は誰もいない。
「なぜ、なぜ殺した……殺すならば……逃してやれば良かったではないか……。私から、生命を奪っただけでは物足りず、全てを奪うなど……許さない……今度はお前が全てを奪われる番だぞ、セイクリッド……」
「ひ、ひぃ…!」
腰を抜かして、床にへたり込む王子に言いつのる。
「親も兄弟も…全て……全て……失い…痛みと絶望の中でゆっくりゆっくり死んで行け……」
「うわあああああーー!」
第二王子のセイクリッドは恐怖の余りその場で気を失ったが、誰にもかえりみられる事はなかった。
「……セイクリッド、お前はどうしてこんな風になってしまったんだ。俺があの時にお前を殺しておけば、アイリーンや皆んなはまだ生きていられたのか?なあ?セイクリッド、どうしてなんだ?」
過ぎた事を悔やむ目は昏く、これから起こる事を想う目も昏かった。間違った事を選択しているのは重々承知の上でも、アーサー・ティンベルクは己を止める事は出来なかった。
曰く、その少女は王子を呪ったのだと。自身の死も、呪いの為だったのだと。
だから、その責任は一族にあるのだと。
「シュガー」
トビーの目の濁りは、見た事が無いくらい真っ暗だった。
俺のぺたんこでつるんつるんの胸筋もない胸にそっと頬をつけて、くすくすと笑っている。
「シュガー」
「良いよ、トビー。何をしたいの?」
トビーは壊れてしまった。守りたくてその身を闇に売ったのに、全部全部壊れてしまった。
「全部無くなっちゃえばいい」
元は質が良かっただろう金髪を優しく撫でて上げる。
「流石に俺でもそんな事はできないよ」
「何なら出来るの?この国を殺したいんだ」
「俺は毒薬屋さんさ、毒にするしかできないよ」
「じゃあこの国をーー」
毒で沈めて?
良いよ、得意のやつさ。それ。
アイリーンの両親と弟は王子を呪ったとして、文字通り首を斬られた。お家は断絶、執事やメイド達も処刑された。
裁判も何もなく、ほぼ呪われたとされる第二王子の独断を王が丸々承認したと言う。
聞いた者皆が首を傾げる内容であったが、王の権力の前に口を噤んだ。
ティンベルク侯爵家は滅亡したのだった。
呪われたと言い張る王子は、未だ健在であるのに。
「じゃあ本当に呪って上げなきゃ」
王子を呪ったとして処刑されたティンベルク侯爵家の者達の亡骸が、何者かの手によって全て消えさった次の夜から異変は起こった。
「…王子……ここまで外道とは……このアイリーンの命では足らず我が家全てを手にかけるとは…恨みます…恨みます……」
「ひぃいいい!」
王子の寝室にアイリーンの怨霊が現れ、王子の首を締めた。
翌朝、首には手の跡がくっきり残っていて、真っ赤に腫れ上がっていた。
「呪い……!」
最初に王子を起こしに来たメイドが倒れた。王子に関わると倒れてゆく。呪いを解くと呼ばれた神官、まだ年若い典医、騎士たちがバタバタと倒れてゆく。
「呪毒と言う…この子は俺の事が大好きでね」
シュガーは黒くて不気味に震える粘性の何かを指に巻きつけていた。
「ごめんね、トビー。痛むでしょう?君が身体に持っている毒の何倍もきついんだ」
「構わない」
トビーの手は紫色に変色している。シュガーから渡された呪毒を手に塗り、長い金髪のカツラを被り、ドレスを着て王子の部屋に忍び込み首を締めたのだ。
一思いに殺す事も出来た。でもそれでは、誰の恨みにも届かない。もっともっと苦しんでから殺さなければ。
「王宮とか、濁った空気の所は毒が良く回る。」
毒は空気に乗り、城を包み込んだ。そこにあるだけで、毒は人々の体と心を蝕んで行く。
「やはり、ティンベルク侯爵が呪いを…!」
と、言う声はすぐに変わって行った。
「王子が、侯爵令嬢を無碍に扱い死なせてしまったのに、侯爵家まであのような仕打ちに…」
「世界から罰を受けたのだ…」
「王子の行いに神がお怒りになった」
「近づくと我々も侯爵と同じに首をはねられる」
「近づくと我々も神の呪いを受けるぞ」
「いや、もう遅いかもしれぬ……」
「あの女が!あの女が!全て悪いっ」
第二王子のセイクリッドは自分以外の誰がが悪いと、ずっと叫び続けていた。しかし、その声を聞く者は誰も居ない。
近寄った者は皆体調を崩し倒れて行ったので、誰一人側に寄らなくなった。
部屋から出ようにも鍵をかけられ、軟禁状態だった。
「どうしてこんなことに!アイリーンのせいだ!」
ガンっと力任せに扉を蹴るも、なんの反応もない。普通は扉の向こうに兵士が立っているはずなのだが、それも倒れた為、誰も居ないのだ。
「くそっ!誰が食事と水を持ってこい!」
聞き届けるものは誰も居なかった。
怒鳴り疲れ、ベッドでうつらうつらしているセイクリッドは窓が開いた事に気がついた。
がばりと体を起こす。もう夜になっている。
夜風がざわりと背筋を抜けて、窓辺に誰かが立っているのが分かる。
金の長い髪が風になびいていた。
「…セイクリッド……憎い……」
「あ、アイリーンーー!誰か!誰か!誰かーーー!」
答える者は誰もいない。
「なぜ、なぜ殺した……殺すならば……逃してやれば良かったではないか……。私から、生命を奪っただけでは物足りず、全てを奪うなど……許さない……今度はお前が全てを奪われる番だぞ、セイクリッド……」
「ひ、ひぃ…!」
腰を抜かして、床にへたり込む王子に言いつのる。
「親も兄弟も…全て……全て……失い…痛みと絶望の中でゆっくりゆっくり死んで行け……」
「うわあああああーー!」
第二王子のセイクリッドは恐怖の余りその場で気を失ったが、誰にもかえりみられる事はなかった。
「……セイクリッド、お前はどうしてこんな風になってしまったんだ。俺があの時にお前を殺しておけば、アイリーンや皆んなはまだ生きていられたのか?なあ?セイクリッド、どうしてなんだ?」
過ぎた事を悔やむ目は昏く、これから起こる事を想う目も昏かった。間違った事を選択しているのは重々承知の上でも、アーサー・ティンベルクは己を止める事は出来なかった。
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