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その子供は精霊では無かった。
「……私、落ちこぼれなの?」
順番的にウィスティードの子供だったが、精霊としての力は弱かった。
「母様の血を濃く引いたね」
魔力だけでは持たないらしく、人間の食糧を食べさせる必要があった。
「半精霊、だな」
「大丈夫!僕達が面倒みるから!」
こんな時、セラスの性質を引いた子供達は心強かった。人間に化けて食べ物を買いに行ったり世話をする。
力の弱い子供はシュリンと名付けたが、シュリンは良く虐められた。兄弟が庇ってくれたが、セラスに縋り付いて良く泣いていた。
「母様、母様。私はどうして精霊じゃなかったの?」
セラスは答えない。眠り続けているだけだから。
「母様、母様は私の味方よね?母様の力で精霊界は元気になったのに、どうしてみんな私を虐めるの?」
「母様、目を開けて。母様」
「母様……」
ある日、シュリンはセラスの膝に頭を乗せたまま眠ってしまった。
「ここは……?」
真っ白な何もない空間にシュリンは浮いていて、ゆっくりゆっくり下へ降りて行くようだった。
「白い……なんだかとても寂しいところ……」
シュリンは女の子のような格好をしている。上の方の兄様が買ってくれた小花のワンピースの裾が膨らんでいる。
どんどん、どんどん、シュリンは降りて行く。
「寒いわ」
真っ白、真っ白。何もない。魔力だけはむせそうになるほど濃いけれど、何もない。色も温度もない世界を下へ下へと降りてゆく。
シュリンのお気に入りの花の模様もなんだか白く溶けてしまいそうになる頃。
「?箱?」
白の底に小さな箱があるのをシュリンは見つけた。
「わあ!可愛い箱!」
白い箱に金の装飾がしてあって、所々に紫の宝石がはまっている。
「……もしかして、母様?」
箱は答えない。それでもシュリンはその箱がセラスであると確信した。
「母様、どうしてシュリンは半分なの?」
「母様、どうして起きてくれないの?」
「母様、シュリン、寂しい」
「母様……」
「母様……」
「母様……」
ぽとり、シュリンの涙は箱に落ちる。
「……母様って僕の事?」
箱が答えた。
「母様!母様なの!?」
「君は誰?僕はセラス」
「私はシュリンよ!母様!風の精霊王ウィスティードの子にして、人間セラスの子供達の一人……力無き半精霊の出来損ない……」
また涙が溢れる。そうだ、自分は出来損ないなんだ。自分の言葉に涙が出て来る。
「あ、やっぱり僕の子供なんだ……うーん、僕のせいかな……?魔力があるだけの人間じゃやっぱり駄目だったんだね。君のせいじゃないよ、シュリン。僕が悪いんだ」
「か、母様は悪くないわ!シュリンがいけないの!だって兄様も姉様もみんな凄い精霊だもの!シュリンだけ力がないのよ……」
箱は驚いたようだった。
「は?!兄様?姉様?!一体僕は何人精霊を産んだんだい?!」
「え?数えた事ないから分からないわ。ウィリー父様の子供でも30人くらいいるから……」
「ひぃ?!」
「精霊王は4人で順番に母様は子供を産むから……120人はいるかなぁ?」
「う、う、嘘だろ!?僕、そんな子持ちなの?!」
箱がガタガタ震えたので、シュリンは面白くなって来た。
「皆優しくて、強くて綺麗だよ!母様と同じ金の髪の毛の子が多いのよ!私もそうなの。しかも聞いて聞いて母様!私は目の色も母様と一緒なんですって!父様が教えてくれたの」
「へえ、僕と同じ色なんだね。見てみたいなぁ」
「みてみて!綺麗にしてるんだから!でも母様の方が綺麗かも……」
「僕が?そんな事ないでしょ?」
そんな事あるもん!!シュリンは両手をパタパタさせながら、一生懸命説明する。寝ているセラスをみんなでお世話する事。毎日お話する事。魔力が美味しい事。
「でも王様がくるとしばらく独り占めされちゃうの……ずるい!」
「あーー……仕込んでるんだね……」
箱はなんだか小さくなった気がした。
「ねえ。もう兄弟増えなくても良くない?」
「どうして?弟も妹も皆可愛いよ!……私より強いけど……」
「そ、そう?まあ、好きに使ってって言ったけど……100人超えはやり過ぎだと思うんだよねぇ……」
箱は不満げにカタカタ揺れる。シュリンはその箱にそっと頬を近づけた。
「母様、あったかい。母様、ここは寒いわ。でも母様はあったかいね」
「……シュリン、帰りな。ここは君達が長くいて良い所じゃないよ」
シュリンはばっと立ち上がる。
「嫌よ!せっかく母様に会えたのに!絶対帰らない!私、私、母様に話したい事、いっぱいあるんだから!!」
「でも駄目だ。シュリンまで魔力に溶けちゃうよ」
「それでもいい!だって皆いじめるもの!ここにいたら誰も私を虐めない。母様だってシュリンが独り占めだよ!」
箱は困った、という風にプルプル震える。
「シュリンが溶けたら僕は嫌だよ。ね?今日は、帰ろう?…また来ても良いから」
「……分かった…また来るね、母様」
シュリンが同意すると、真っ白な空間はさぁーーっと溶ける。
「あれ?」
目を開けると、セラスの膝の上で眠っていた。
「あ、母様。おはよう」
「父様、母様って自分の事、僕って言うんだね。私知らなかったわ!」
シュリンがニコニコとウィスティードに報告する。
「シュリン!?セラスと話したのか?!」
精霊界に激震が走った。
「……私、落ちこぼれなの?」
順番的にウィスティードの子供だったが、精霊としての力は弱かった。
「母様の血を濃く引いたね」
魔力だけでは持たないらしく、人間の食糧を食べさせる必要があった。
「半精霊、だな」
「大丈夫!僕達が面倒みるから!」
こんな時、セラスの性質を引いた子供達は心強かった。人間に化けて食べ物を買いに行ったり世話をする。
力の弱い子供はシュリンと名付けたが、シュリンは良く虐められた。兄弟が庇ってくれたが、セラスに縋り付いて良く泣いていた。
「母様、母様。私はどうして精霊じゃなかったの?」
セラスは答えない。眠り続けているだけだから。
「母様、母様は私の味方よね?母様の力で精霊界は元気になったのに、どうしてみんな私を虐めるの?」
「母様、目を開けて。母様」
「母様……」
ある日、シュリンはセラスの膝に頭を乗せたまま眠ってしまった。
「ここは……?」
真っ白な何もない空間にシュリンは浮いていて、ゆっくりゆっくり下へ降りて行くようだった。
「白い……なんだかとても寂しいところ……」
シュリンは女の子のような格好をしている。上の方の兄様が買ってくれた小花のワンピースの裾が膨らんでいる。
どんどん、どんどん、シュリンは降りて行く。
「寒いわ」
真っ白、真っ白。何もない。魔力だけはむせそうになるほど濃いけれど、何もない。色も温度もない世界を下へ下へと降りてゆく。
シュリンのお気に入りの花の模様もなんだか白く溶けてしまいそうになる頃。
「?箱?」
白の底に小さな箱があるのをシュリンは見つけた。
「わあ!可愛い箱!」
白い箱に金の装飾がしてあって、所々に紫の宝石がはまっている。
「……もしかして、母様?」
箱は答えない。それでもシュリンはその箱がセラスであると確信した。
「母様、どうしてシュリンは半分なの?」
「母様、どうして起きてくれないの?」
「母様、シュリン、寂しい」
「母様……」
「母様……」
「母様……」
ぽとり、シュリンの涙は箱に落ちる。
「……母様って僕の事?」
箱が答えた。
「母様!母様なの!?」
「君は誰?僕はセラス」
「私はシュリンよ!母様!風の精霊王ウィスティードの子にして、人間セラスの子供達の一人……力無き半精霊の出来損ない……」
また涙が溢れる。そうだ、自分は出来損ないなんだ。自分の言葉に涙が出て来る。
「あ、やっぱり僕の子供なんだ……うーん、僕のせいかな……?魔力があるだけの人間じゃやっぱり駄目だったんだね。君のせいじゃないよ、シュリン。僕が悪いんだ」
「か、母様は悪くないわ!シュリンがいけないの!だって兄様も姉様もみんな凄い精霊だもの!シュリンだけ力がないのよ……」
箱は驚いたようだった。
「は?!兄様?姉様?!一体僕は何人精霊を産んだんだい?!」
「え?数えた事ないから分からないわ。ウィリー父様の子供でも30人くらいいるから……」
「ひぃ?!」
「精霊王は4人で順番に母様は子供を産むから……120人はいるかなぁ?」
「う、う、嘘だろ!?僕、そんな子持ちなの?!」
箱がガタガタ震えたので、シュリンは面白くなって来た。
「皆優しくて、強くて綺麗だよ!母様と同じ金の髪の毛の子が多いのよ!私もそうなの。しかも聞いて聞いて母様!私は目の色も母様と一緒なんですって!父様が教えてくれたの」
「へえ、僕と同じ色なんだね。見てみたいなぁ」
「みてみて!綺麗にしてるんだから!でも母様の方が綺麗かも……」
「僕が?そんな事ないでしょ?」
そんな事あるもん!!シュリンは両手をパタパタさせながら、一生懸命説明する。寝ているセラスをみんなでお世話する事。毎日お話する事。魔力が美味しい事。
「でも王様がくるとしばらく独り占めされちゃうの……ずるい!」
「あーー……仕込んでるんだね……」
箱はなんだか小さくなった気がした。
「ねえ。もう兄弟増えなくても良くない?」
「どうして?弟も妹も皆可愛いよ!……私より強いけど……」
「そ、そう?まあ、好きに使ってって言ったけど……100人超えはやり過ぎだと思うんだよねぇ……」
箱は不満げにカタカタ揺れる。シュリンはその箱にそっと頬を近づけた。
「母様、あったかい。母様、ここは寒いわ。でも母様はあったかいね」
「……シュリン、帰りな。ここは君達が長くいて良い所じゃないよ」
シュリンはばっと立ち上がる。
「嫌よ!せっかく母様に会えたのに!絶対帰らない!私、私、母様に話したい事、いっぱいあるんだから!!」
「でも駄目だ。シュリンまで魔力に溶けちゃうよ」
「それでもいい!だって皆いじめるもの!ここにいたら誰も私を虐めない。母様だってシュリンが独り占めだよ!」
箱は困った、という風にプルプル震える。
「シュリンが溶けたら僕は嫌だよ。ね?今日は、帰ろう?…また来ても良いから」
「……分かった…また来るね、母様」
シュリンが同意すると、真っ白な空間はさぁーーっと溶ける。
「あれ?」
目を開けると、セラスの膝の上で眠っていた。
「あ、母様。おはよう」
「父様、母様って自分の事、僕って言うんだね。私知らなかったわ!」
シュリンがニコニコとウィスティードに報告する。
「シュリン!?セラスと話したのか?!」
精霊界に激震が走った。
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