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6 覚悟したはずなのに
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「あ、ああ……ごめんなさい……」
「下手だなぁ?ん?」
早速、アイロス様の部屋に呼ばれ、アイロス様のモノを咥えさせられた。まさかこんなすぐにフェラさせられるとは思っても見なかった。
「はは!ノイシュ・リハルトが俺のモノを咥えてる!ランシアには感謝だな!こんなきれいなおもちゃが手に入るとは!」
知っていた、間違いなく性的なおもちゃにされるだろう事は。
「ノイシュは超美形だからねー。引くて数多過ぎて、何人もの貴族の間を渡り歩かされ、男なのに何人も子供を産んで「はあ?男なのに子供産むの?姉ちゃんの小説どうなってんの?」だってそう言う設定なんだもん。
でねー身も心もぼろぼろになってしまうんだよー。ちょっと可哀想だよね」
そう言っていたのを覚えていたんだ。お父様から受け継がされたこの銀髪と紫の目、そして整った顔立ちがこの時ばかりは憎らしかった。
これがお母様と同じ茶色の髪に緑の目なら、そこまで酷くはなかったんだろうな……。
「ううっ……う……」
生まれてこの方、ついでに言うなら前世でも男のアレなんて咥えた事がない私は、吐き出さずにいるのが精一杯だった。
「出すぞ!ノイシュっ」
「?!ぅっ!」
後頭部を思いっきり引き寄せられ、喉の方まで突き刺さると同時に、射精。苦しい、気持ち悪い臭い……涙が勝手にぼろぼろ溢れてくる。
「飲めよ?」
「う、うう……」
嫌だ嫌だ……それでも無理矢理飲み込んだ。すぐに吐き気を催すが、堪える。これから、こんなのが毎日続くんだ。
「まあ良い、おら脱げ。学園一番とか言われた美形様に男の良さを教えてやるからな?」
従うしかない、もし私が断ったら次は妹かもしれない。妹がこんな目にあったら、死ぬしかない。
ノロノロと着ていた服を脱ぎ捨てる。お行儀悪くアイロス様が口笛を吹く。
「へえ、真っ白だな。乳首はピンクで……遊んでないんだな?お前の姉は男を咥え込んでいたのにな!」
「……アレは姉ではありません」
一応そこは反論しておいた。
「ははっ!確かに!あんなブスのビッチとリハルト家の可愛こちゃんじゃ比べ物になんねーな」
どすんと、ベッドに押し倒され、胸の先っぽを噛まれた。
「いたっ」
「なぁに、すぐにヨくなるさ!」
「ひ」
覚悟を決めた筈なのに、私の覚悟はぽっきり折れてしまった。
「いやぁあああーーー!助けて!」
「誰も助けなんかこねーよ!自分から売りに来ておいて助けてはねーだろ!ノイシュ!」
バチン!と平手で頬を張られる。初めての暴力にすくみあがった。
「ひ、ひい!」
「おめーの母親もお前を置いて帰った。分かってんだろ?助けなんてこねーよ!」
「う、うう……うう……」
分かってけれど、ベッドに縫い付けられ、両足を開かされ……アレを押し付けられた私は恐怖に叫ぶしかなかった。
「いやぁ……いやぁ……怖い、嫌ぁ」
「痛いのは最初だけだっつーの!オラ、善がれよ?」
大して解されもしていない孔にグイッと押し付けられる。メリッ、ミシッ!そんな音が身体中に響く。
「痛い!痛い痛い!!裂ける!裂けるぅーーっ!」
「処女は痛くて裂けるのが当たり前だろう!我慢しろ!」
「いやあああーー!」
私の声は廊下まで聞こえていた。使用人はみな、耳を覆って聞こえないふりをする。そう通達されているからだ。
誰も、助けはくれない。
「下手だなぁ?ん?」
早速、アイロス様の部屋に呼ばれ、アイロス様のモノを咥えさせられた。まさかこんなすぐにフェラさせられるとは思っても見なかった。
「はは!ノイシュ・リハルトが俺のモノを咥えてる!ランシアには感謝だな!こんなきれいなおもちゃが手に入るとは!」
知っていた、間違いなく性的なおもちゃにされるだろう事は。
「ノイシュは超美形だからねー。引くて数多過ぎて、何人もの貴族の間を渡り歩かされ、男なのに何人も子供を産んで「はあ?男なのに子供産むの?姉ちゃんの小説どうなってんの?」だってそう言う設定なんだもん。
でねー身も心もぼろぼろになってしまうんだよー。ちょっと可哀想だよね」
そう言っていたのを覚えていたんだ。お父様から受け継がされたこの銀髪と紫の目、そして整った顔立ちがこの時ばかりは憎らしかった。
これがお母様と同じ茶色の髪に緑の目なら、そこまで酷くはなかったんだろうな……。
「ううっ……う……」
生まれてこの方、ついでに言うなら前世でも男のアレなんて咥えた事がない私は、吐き出さずにいるのが精一杯だった。
「出すぞ!ノイシュっ」
「?!ぅっ!」
後頭部を思いっきり引き寄せられ、喉の方まで突き刺さると同時に、射精。苦しい、気持ち悪い臭い……涙が勝手にぼろぼろ溢れてくる。
「飲めよ?」
「う、うう……」
嫌だ嫌だ……それでも無理矢理飲み込んだ。すぐに吐き気を催すが、堪える。これから、こんなのが毎日続くんだ。
「まあ良い、おら脱げ。学園一番とか言われた美形様に男の良さを教えてやるからな?」
従うしかない、もし私が断ったら次は妹かもしれない。妹がこんな目にあったら、死ぬしかない。
ノロノロと着ていた服を脱ぎ捨てる。お行儀悪くアイロス様が口笛を吹く。
「へえ、真っ白だな。乳首はピンクで……遊んでないんだな?お前の姉は男を咥え込んでいたのにな!」
「……アレは姉ではありません」
一応そこは反論しておいた。
「ははっ!確かに!あんなブスのビッチとリハルト家の可愛こちゃんじゃ比べ物になんねーな」
どすんと、ベッドに押し倒され、胸の先っぽを噛まれた。
「いたっ」
「なぁに、すぐにヨくなるさ!」
「ひ」
覚悟を決めた筈なのに、私の覚悟はぽっきり折れてしまった。
「いやぁあああーーー!助けて!」
「誰も助けなんかこねーよ!自分から売りに来ておいて助けてはねーだろ!ノイシュ!」
バチン!と平手で頬を張られる。初めての暴力にすくみあがった。
「ひ、ひい!」
「おめーの母親もお前を置いて帰った。分かってんだろ?助けなんてこねーよ!」
「う、うう……うう……」
分かってけれど、ベッドに縫い付けられ、両足を開かされ……アレを押し付けられた私は恐怖に叫ぶしかなかった。
「いやぁ……いやぁ……怖い、嫌ぁ」
「痛いのは最初だけだっつーの!オラ、善がれよ?」
大して解されもしていない孔にグイッと押し付けられる。メリッ、ミシッ!そんな音が身体中に響く。
「痛い!痛い痛い!!裂ける!裂けるぅーーっ!」
「処女は痛くて裂けるのが当たり前だろう!我慢しろ!」
「いやあああーー!」
私の声は廊下まで聞こえていた。使用人はみな、耳を覆って聞こえないふりをする。そう通達されているからだ。
誰も、助けはくれない。
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