40 / 61
王都に
40 やっほーみんな、おっはよー
しおりを挟む
「所で司祭様。半魔神様の祝日って何をするんですか?」
「飲んで食って歌って踊る日かな……」
「素敵!」
お祭りとだけしか知らなかったわ、私。本当にお祭りの日なのね!
「半魔神様のお祭りの日……一体どんな神様達がやってくるのかしら?舞踊神?楽器の神様?絶対飲兵衛様は来るよね~~~あ~~~何作ろう!何食べよう!腹が鳴るわ~~!」
「アリアさんは腹じゃなくて腕を鳴らしてよ……」
わ、私だって美味しい物大好きですからね!待ちきれなくてくるくる回ってたら
「は、はは。聖女アリアがいらっしゃると、どんな神がやってくるのか予想もつきませんな……」
この神殿の一番偉い司祭様が苦笑いをされました……えっ!?私のせい!?私のせいじゃないわよっ!
「今までに半魔神様の祝日祭は何度もありましたが、これほどまでに大規模なものは初めてになるでしょうな……普通、祭りだろうが何だろうが神は地上に降臨しないものと思われていましたからね……」
その為の神の御心を知る聖女なり、高司祭なりだったのに。とまたもや苦笑。いやいや、半魔神様はそんなお高い所にふんぞり返って「これやっとけ!」みたいな神様じゃないですし!もっと庶民的な「やっほーみんな、おっはよー」みたいな方ですし!?
「ええええええ!なんだかよく分かりませんが、わ、私のせいですか!?」
「いえいえいえ!歴史的な日になりそうだなと!勿論我が神殿にとっては嬉しい歴史ですから、どんどんやっちゃっていいと思います!……絶対に半魔神様もお喜びになると思いますし!手を叩いて喜びそうだよ、あの方……」
「なら良かった~!よーし、なら食材集めから見直さないとダメですね!リードさん、狩りの時間ですよ!」
「ひえっ!?俺ぇ??」
「働かざる者食うべからずって知らないんですか??私、知ってますよ。リードさん、この神殿に来てから大して働きもしてないけれどいっぱいご飯食べてるでしょう?お腹にお肉がついて食べごろになっちゃいますよ?」
「ぎゃーーーー!調理されるーーーーーー!?」
「美味しそうになりすぎたら、パクっと行かれちゃいますからねぇ~ふふふふ……」
リードさんの丸焼き、はちみつソース掛けとか?……美味しくなさそうです。
「俺、超働く!働くから食べる側で居させてくれ~~~~~!」
「はい!では頑張りましょうね!」
いっぱい美味しいお肉を仕入れに行きましょう!
「飲んで食って歌って踊る日かな……」
「素敵!」
お祭りとだけしか知らなかったわ、私。本当にお祭りの日なのね!
「半魔神様のお祭りの日……一体どんな神様達がやってくるのかしら?舞踊神?楽器の神様?絶対飲兵衛様は来るよね~~~あ~~~何作ろう!何食べよう!腹が鳴るわ~~!」
「アリアさんは腹じゃなくて腕を鳴らしてよ……」
わ、私だって美味しい物大好きですからね!待ちきれなくてくるくる回ってたら
「は、はは。聖女アリアがいらっしゃると、どんな神がやってくるのか予想もつきませんな……」
この神殿の一番偉い司祭様が苦笑いをされました……えっ!?私のせい!?私のせいじゃないわよっ!
「今までに半魔神様の祝日祭は何度もありましたが、これほどまでに大規模なものは初めてになるでしょうな……普通、祭りだろうが何だろうが神は地上に降臨しないものと思われていましたからね……」
その為の神の御心を知る聖女なり、高司祭なりだったのに。とまたもや苦笑。いやいや、半魔神様はそんなお高い所にふんぞり返って「これやっとけ!」みたいな神様じゃないですし!もっと庶民的な「やっほーみんな、おっはよー」みたいな方ですし!?
「ええええええ!なんだかよく分かりませんが、わ、私のせいですか!?」
「いえいえいえ!歴史的な日になりそうだなと!勿論我が神殿にとっては嬉しい歴史ですから、どんどんやっちゃっていいと思います!……絶対に半魔神様もお喜びになると思いますし!手を叩いて喜びそうだよ、あの方……」
「なら良かった~!よーし、なら食材集めから見直さないとダメですね!リードさん、狩りの時間ですよ!」
「ひえっ!?俺ぇ??」
「働かざる者食うべからずって知らないんですか??私、知ってますよ。リードさん、この神殿に来てから大して働きもしてないけれどいっぱいご飯食べてるでしょう?お腹にお肉がついて食べごろになっちゃいますよ?」
「ぎゃーーーー!調理されるーーーーーー!?」
「美味しそうになりすぎたら、パクっと行かれちゃいますからねぇ~ふふふふ……」
リードさんの丸焼き、はちみつソース掛けとか?……美味しくなさそうです。
「俺、超働く!働くから食べる側で居させてくれ~~~~~!」
「はい!では頑張りましょうね!」
いっぱい美味しいお肉を仕入れに行きましょう!
5
お気に入りに追加
285
あなたにおすすめの小説
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
これが普通なら、獣人と結婚したくないわ~王女様は復讐を始める~
黒鴉宙ニ
ファンタジー
「私には心から愛するテレサがいる。君のような偽りの愛とは違う、魂で繋がった番なのだ。君との婚約は破棄させていただこう!」
自身の成人を祝う誕生パーティーで婚約破棄を申し出た王子と婚約者と番と、それを見ていた第三者である他国の姫のお話。
全然関係ない第三者がおこなっていく復讐?
そこまでざまぁ要素は強くないです。
最後まで書いているので更新をお待ちください。6話で完結の短編です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる