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そして入学へ
41 頑張りは報われる
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「ワシには師匠がいてな……」
免許皆伝を貰う時にそんなことを呟くってある!?ないわよね!!勿論私は師匠の師匠に会いに行くわよ!上には上がいるなら、推しには最高の物をプレゼントしたいからね!!ものっ凄い山の中に師匠の師匠は住んでいてなんか廃人みたいになってたわ。
「超くっさい」
付与系を勉強する時に水系統の魔法も一通り覚えてて助かったわ。なんか死にかけのドワーフがブルブル震える手でお酒ばっかり飲んで、自暴自棄になってたの。
「鍛冶を教えて!」
「……帰れ……」
「このやり取り絶対不毛だからやめましょう。私、凄くしつこいの。街の師匠も最後にはウンって言ったんだから。ウンっていうまで絶対来るから諦めて?」
「……こんな、山の中……そうそう……これまい……」
「あ、ご心配なく。一回来たからもう大丈夫です。転移魔法でいつでもどこでもすぐ来れますわ」
大事なお酒の入ったコップを落としそうになってたわね?
「……わしは……病を得ての……手が……いう事を、きかん。もう槌も握れぬ……」
「あら?ご病気ですか?ちょっと失礼……ふむふむ……おお、これは!ムム、中々手強い……ふんふん、体の奥から……あら?鉱石系の毒ですわね。あーなるほどなるほど細かい石を吸い込んでなるほどなるほど」
「……無駄じゃ……どんな医者も、錬金術師の薬も効かなんだ……」
そりゃ薬は効かないでしょうよ。全身に細かい有害な鉱石の欠片が回ってるようなもんだもん。
「中和……んー取り除くとか?あーそうだ、土魔法!えーとやりすぎは駄目だから~まずヒールをかけてぇ~そのあと毒で病気みたいになった所を治してぇ~それから、原因物質を集めて~こんなもんですかね?」
「……だるさが……痺れが……??」
お、悪くないみたい。
「んではオマケで「アルコール飛ばし!二日酔い、さらば!」!」
「お……おおおおおお!?これは、これはこれはこれはこれはああああああ!」
新しい師匠を得たわよね。
「アリア……貰って欲しい物があるの……ちょっと、上手に出来なかったんだけど。私、アリアに使って欲しくて」
「マリー?どうしたんだ……?」
真っ白な箱に、アリアの大好きな真っ青のリボンを巻いてプレゼントしたわよね。
「あけてみて?」
「こ、これは……!!」
「アリアに似合うように細身のレイピアに仕立てたのよ。ちょっと派手かなって思ったけど鍔は銀で仕上げてあるの。あと青い石が好きでしょう?ちょっと奮発してはめ込んじゃった」
キラキラのアリアに負けないように刀身は神代ナントカのどうとかこうとうか……まあ、ふんわり青白く光る神聖付与を入れて、師匠の秘蔵のアダマン?ドラグン?忘れたわ、鉱石を貰って打って打って打ちまくって作ったの。
「か、軽い……なのに、強い、折れない……美しい……」
感動してる?なんかプルプル震えてるわね?あーでも似合う似合いすぎる!美少女剣士ここに極まれり!ヒャーーー!●Recの嵐よーーーーー!!作ってよかったホント最高ね!
「アリアの為に用意したの!使って……くれる?」
「も、勿論だ!!マリー!大好きっ!!!」
美少女の抱擁いただきましたーーーーー!!!
「マリー?マリーー!?マリーーー!!!誰か、誰か!!お兄様!お母様!マリーがマリーがーーー!」
さしもの私も鼻血吹いて倒れるわよ……ごめん、我慢ならんかったんだ……。
そんなこんなで「スペード家の家宝の宝剣ポッキン事件」は回避されて、スペード家のぎくしゃくはなくなったのよね。
「……アリア、その剣の事なのだが」
「お父様。これはクラブ家マリエル様が私との友情の為に誂えてくれたもの。まさかそれを私から取り上げ、あまつさえ王家に献上したいなどという世迷言、まさかスペード・エースたるお父様が口になさるはずはございませんよね?」
「……も、も、……勿論、だとも……我が娘よ……」
「お姉様~~マリエル様がボクのお誕生日に短剣を用立ててくださるって!」
「ウィリアム、良かったな。マリーを守れるくらい立派な剣士になるんだぞ?」
「はいっお姉様!」
「……私も……欲しい……」
「お兄様、マリーはお兄様の誕生日を忘れるような薄情な娘ではないです。「デュカス様はやはり黒を基調とした……うん、闇夜に溶けるような……」という独り言をつぶやいていましたから、もう準備しているかもしれませんよ?」
「マリーはなんで私の好みを完全に把握してるんだ……?」
「マリーだから、でしょう」
私ってば意外と凝り性だから、いろんなタイプの剣とか武器とかついつい作っちゃったりするのよね!モノづくりってとっても楽しい!
免許皆伝を貰う時にそんなことを呟くってある!?ないわよね!!勿論私は師匠の師匠に会いに行くわよ!上には上がいるなら、推しには最高の物をプレゼントしたいからね!!ものっ凄い山の中に師匠の師匠は住んでいてなんか廃人みたいになってたわ。
「超くっさい」
付与系を勉強する時に水系統の魔法も一通り覚えてて助かったわ。なんか死にかけのドワーフがブルブル震える手でお酒ばっかり飲んで、自暴自棄になってたの。
「鍛冶を教えて!」
「……帰れ……」
「このやり取り絶対不毛だからやめましょう。私、凄くしつこいの。街の師匠も最後にはウンって言ったんだから。ウンっていうまで絶対来るから諦めて?」
「……こんな、山の中……そうそう……これまい……」
「あ、ご心配なく。一回来たからもう大丈夫です。転移魔法でいつでもどこでもすぐ来れますわ」
大事なお酒の入ったコップを落としそうになってたわね?
「……わしは……病を得ての……手が……いう事を、きかん。もう槌も握れぬ……」
「あら?ご病気ですか?ちょっと失礼……ふむふむ……おお、これは!ムム、中々手強い……ふんふん、体の奥から……あら?鉱石系の毒ですわね。あーなるほどなるほど細かい石を吸い込んでなるほどなるほど」
「……無駄じゃ……どんな医者も、錬金術師の薬も効かなんだ……」
そりゃ薬は効かないでしょうよ。全身に細かい有害な鉱石の欠片が回ってるようなもんだもん。
「中和……んー取り除くとか?あーそうだ、土魔法!えーとやりすぎは駄目だから~まずヒールをかけてぇ~そのあと毒で病気みたいになった所を治してぇ~それから、原因物質を集めて~こんなもんですかね?」
「……だるさが……痺れが……??」
お、悪くないみたい。
「んではオマケで「アルコール飛ばし!二日酔い、さらば!」!」
「お……おおおおおお!?これは、これはこれはこれはこれはああああああ!」
新しい師匠を得たわよね。
「アリア……貰って欲しい物があるの……ちょっと、上手に出来なかったんだけど。私、アリアに使って欲しくて」
「マリー?どうしたんだ……?」
真っ白な箱に、アリアの大好きな真っ青のリボンを巻いてプレゼントしたわよね。
「あけてみて?」
「こ、これは……!!」
「アリアに似合うように細身のレイピアに仕立てたのよ。ちょっと派手かなって思ったけど鍔は銀で仕上げてあるの。あと青い石が好きでしょう?ちょっと奮発してはめ込んじゃった」
キラキラのアリアに負けないように刀身は神代ナントカのどうとかこうとうか……まあ、ふんわり青白く光る神聖付与を入れて、師匠の秘蔵のアダマン?ドラグン?忘れたわ、鉱石を貰って打って打って打ちまくって作ったの。
「か、軽い……なのに、強い、折れない……美しい……」
感動してる?なんかプルプル震えてるわね?あーでも似合う似合いすぎる!美少女剣士ここに極まれり!ヒャーーー!●Recの嵐よーーーーー!!作ってよかったホント最高ね!
「アリアの為に用意したの!使って……くれる?」
「も、勿論だ!!マリー!大好きっ!!!」
美少女の抱擁いただきましたーーーーー!!!
「マリー?マリーー!?マリーーー!!!誰か、誰か!!お兄様!お母様!マリーがマリーがーーー!」
さしもの私も鼻血吹いて倒れるわよ……ごめん、我慢ならんかったんだ……。
そんなこんなで「スペード家の家宝の宝剣ポッキン事件」は回避されて、スペード家のぎくしゃくはなくなったのよね。
「……アリア、その剣の事なのだが」
「お父様。これはクラブ家マリエル様が私との友情の為に誂えてくれたもの。まさかそれを私から取り上げ、あまつさえ王家に献上したいなどという世迷言、まさかスペード・エースたるお父様が口になさるはずはございませんよね?」
「……も、も、……勿論、だとも……我が娘よ……」
「お姉様~~マリエル様がボクのお誕生日に短剣を用立ててくださるって!」
「ウィリアム、良かったな。マリーを守れるくらい立派な剣士になるんだぞ?」
「はいっお姉様!」
「……私も……欲しい……」
「お兄様、マリーはお兄様の誕生日を忘れるような薄情な娘ではないです。「デュカス様はやはり黒を基調とした……うん、闇夜に溶けるような……」という独り言をつぶやいていましたから、もう準備しているかもしれませんよ?」
「マリーはなんで私の好みを完全に把握してるんだ……?」
「マリーだから、でしょう」
私ってば意外と凝り性だから、いろんなタイプの剣とか武器とかついつい作っちゃったりするのよね!モノづくりってとっても楽しい!
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