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それぞれのエピローグ
9 その後の国内
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シレーヌ・ダルクは元はシレーヌ・リトルディア侯爵家の令嬢であった。ダルク公爵令息エリドと婚約を交わしたのはエリドが6歳の頃で、一つ下のシレーヌは一目でエリドを好きになったし、エリドもシレーヌの事を気に入っていた。
しかしシレーヌは自分より一つ下のエリドの妹、ネリーニの事は好きになれなかった。
「おにいちゃまをあたしから奪うあくじょってあなたでしょ!」
その時ネリーニは4歳であり、まだ淑女教育は始まっていなかったかもしれない。しかし、初対面のシレーヌに「悪女」と呼びかけるネリーニを嫌うのは当然だった。その日からシレーヌは自分の母親やリトルディア家の家庭教師からアドバイスを受け、ネリーニと会わないように気を付けた。
「エリドさま……わたしはどうも妹さんに嫌われているようですわ」
「ごめん、シレーヌ。ネリーニはまだ小さくて……」
「流石にあまりいい気分がしません……会わなくてもよろしいでしょう?」
「ああ、僕が君の家へ遊びに行こう」
そんなやり取りが最初からあった。それからシレーヌはなるべくネリーニと顔を合わせないようにした。しかし年齢の一つしかないシレーヌとネリーニでは成長してから学園でどうしても姿を見かけてしまう。シレーヌはなるべく見ないふりをしてやり過ごしたけれど、ネリーニは何を思ったのかシレーヌに良く突っかかってきた。
「フン、侯爵家のくせに生意気なのよ!」
シレーヌは徹底的に無視をしたし、シレーヌの友人……いや、シレーヌのクラスの令嬢令息、むしろ同じ学年の全ての人間が「ダルク公爵令嬢は一つ年上のリトルディア侯爵令嬢に良く分からない文句ばかりつけている」と有名になっていた。
「エリド。お前はリトルディア侯爵令嬢と婚約破棄をするつもりなのか?」
「は?父上。何を突然言われるのです?そんなつもりは毛頭ありませんし、私とシレーヌは良い付き合いを続けておりますが?」
突然自分の父親から言われ、エリドは目を白黒させたが……すぐに気が付いた。
「どうせネリーニがまたありもしない戯言を喚いたのでしょう」
「た、戯言……?しかしネリーニは学園のほぼ誰もが知っていると。シレーヌは色々な貴族令息と関係を持ち、お前を裏切っていると」
エリドは深くため息をつき、首を横に振ってから父親を諫める。
「ネリーニは虚言癖があると何度も言っているでしょう!シレーヌはそんな女性ではないし、そんな事実は一つもない。最近ネリーニは下町で流行っているとか言う低俗な本を好んで読んでいます、その中に書いてあることですよ、間違いなく」
「そ、そうなのか?」
「ならば調べてください。すぐにわかる話です。勿論リトルディア家に権力を笠に尋ねるような事はしておらぬでしょうね?」
「う、うむ……」
「したんですね!?信じられない!!ロバート!馬車を回して、すぐに先ぶれを出してくれ!!リトルディア家に行く!」
「急ぎます!」
リトルディア家では憤慨し、エリドとシレーヌの婚約を本気で解消しようとしていたが、エリドが誠心誠意謝り、少なくない金も払いと手を尽くして、大事には至らなかった事件があった。
「エリドさま、私がダルク家に嫁ぎましたら、申し訳ないのですがネリーニは……」
「遠くへ嫁がせる。そして帰ってくることは許さない」
エリドは硬く約束をしてくれたので、シレーヌは安心してダルク家へ嫁いできた。そしてシレーヌが来た時には既にネリーニはエルファードの元へ行っていたのも良かった。
「……お可哀想なアイリーン様」
シレーヌ達もその頃はまだ王太子であったエルファードが「愚かなカエル」である事に気が付いていた。そしてほぼ無理やり婚約者にさせられたアイリーン・ハイランドも有名な令嬢である。
「カエルが王でも王妃が彼女なら何とかなる」
貴族達はなんとか持ちこたえ、アイリーンが産むであろう次代王に期待をかけた。そして年頃の令嬢達が更に胸をなでおろす事、それは
「エルファードさまぁ」
「ネリーニ!」
エルファードの側妃もほぼ決まった。アイリーンのように無理やり婚約者を捨てさせられ、側妃に据えられるのではないかと、年頃の令嬢達は震えていたがエルファードにお似合いの頭具合のネリーニが目に止まったのだ。
「側妃とは言え王家に嫁ぐのなら、もうダルク家に帰る事はない」
「ええ……」
そう思っていたのに、ネリーニは帰ってきた。ものすごい醜聞を辺り一面に巻き散らして。
「もう他国の方と交流するパーティには顔を出せません」
「……そうね」
エルファードが離宮で睡蓮を眺めて、ネリーニが北の修道院に送られたとしても、シレーヌや貴族達の生活は続く。
「シレーヌ様に言うのは違うと分かっているのですが、私達一体どうしたら……!」
「……とても申し訳ないわ」
この国から追い出してもシレーヌはあの愚かな義妹に迷惑をかけられ続けている。
「オルフェウス王と新しいダルク公爵が頑張って下さっているのは分かっているのですけれど」
「ええ、本当にこれほどまでに恥を塗られるなんて……」
シレーヌは夫人たちのお茶会で愚痴を聞かされまくっている。夫人たちもシレーヌがネリーニと何のかかわりもなく、嫌っている事すら知っていたが、言わずにはいられないのだ。愚痴を言われるためだけにお茶会に招かれる。出なければ出ないで陰口をたたかれる。
「放置したツケがこんな事になるなんてね……」
アイリーンがいなくなりナザール国は以前と同じ豊かさは望めないだろう。けれども貴族という特権階級を捨てて別の国へ移るという選択肢を取る者は少ない。オルフェウス王がまともなのも幸いだ。胃の痛い日々が続くだろうが貴族達はこの国で生きて行くのだ。
「平民くらい自由なら良かったのに……」
平民と言えど自由になる訳ではない。
「……隊長、俺は残るっす……婆ちゃんを置いていけねえ」
「……そうだな」
第10騎士団の隊長は部下からそんな報告を受けていた。間違いなくナザールでの生活は厳しくなるだろうが、これから知らない土地で暮らす事は年寄には耐えがたい事だ。騎士団の中でも何人も何人もそう決める者が出てきた。
「俺んちは兄弟が多くって金がかかるから……俺が仕事を失うわけにはいかないんです」
「そうだな……」
そして第10騎士団の隊長はこの国に残った。新王のオルフェウスが直々にやってきて、頭を下げた事もある。
「……あの頑張り屋さんの元王妃さんが作ってきた国だしな……きっとあの人の事だ、こんな国でもボロボロになって無くなったら悲しむだろうよ」
「そうっすね」
残った副隊長と街を眺める。上がすげ代わっても下は変わらない生活を繰り返している。
「なんとか上手い具合に生きて行かなきゃならんなあ」
「ホントっすね。なんか上手い事考えてくださいよ」
「いざとなりゃああのお優しい元王妃様に頭でもさげっかあ」
「お?国ごと助けてくださいってですかー?そりゃ剛毅だ!」
第10騎士団のやる事はいつもと変わりない。街の人々の平和を守る事だった。
終わり
しかしシレーヌは自分より一つ下のエリドの妹、ネリーニの事は好きになれなかった。
「おにいちゃまをあたしから奪うあくじょってあなたでしょ!」
その時ネリーニは4歳であり、まだ淑女教育は始まっていなかったかもしれない。しかし、初対面のシレーヌに「悪女」と呼びかけるネリーニを嫌うのは当然だった。その日からシレーヌは自分の母親やリトルディア家の家庭教師からアドバイスを受け、ネリーニと会わないように気を付けた。
「エリドさま……わたしはどうも妹さんに嫌われているようですわ」
「ごめん、シレーヌ。ネリーニはまだ小さくて……」
「流石にあまりいい気分がしません……会わなくてもよろしいでしょう?」
「ああ、僕が君の家へ遊びに行こう」
そんなやり取りが最初からあった。それからシレーヌはなるべくネリーニと顔を合わせないようにした。しかし年齢の一つしかないシレーヌとネリーニでは成長してから学園でどうしても姿を見かけてしまう。シレーヌはなるべく見ないふりをしてやり過ごしたけれど、ネリーニは何を思ったのかシレーヌに良く突っかかってきた。
「フン、侯爵家のくせに生意気なのよ!」
シレーヌは徹底的に無視をしたし、シレーヌの友人……いや、シレーヌのクラスの令嬢令息、むしろ同じ学年の全ての人間が「ダルク公爵令嬢は一つ年上のリトルディア侯爵令嬢に良く分からない文句ばかりつけている」と有名になっていた。
「エリド。お前はリトルディア侯爵令嬢と婚約破棄をするつもりなのか?」
「は?父上。何を突然言われるのです?そんなつもりは毛頭ありませんし、私とシレーヌは良い付き合いを続けておりますが?」
突然自分の父親から言われ、エリドは目を白黒させたが……すぐに気が付いた。
「どうせネリーニがまたありもしない戯言を喚いたのでしょう」
「た、戯言……?しかしネリーニは学園のほぼ誰もが知っていると。シレーヌは色々な貴族令息と関係を持ち、お前を裏切っていると」
エリドは深くため息をつき、首を横に振ってから父親を諫める。
「ネリーニは虚言癖があると何度も言っているでしょう!シレーヌはそんな女性ではないし、そんな事実は一つもない。最近ネリーニは下町で流行っているとか言う低俗な本を好んで読んでいます、その中に書いてあることですよ、間違いなく」
「そ、そうなのか?」
「ならば調べてください。すぐにわかる話です。勿論リトルディア家に権力を笠に尋ねるような事はしておらぬでしょうね?」
「う、うむ……」
「したんですね!?信じられない!!ロバート!馬車を回して、すぐに先ぶれを出してくれ!!リトルディア家に行く!」
「急ぎます!」
リトルディア家では憤慨し、エリドとシレーヌの婚約を本気で解消しようとしていたが、エリドが誠心誠意謝り、少なくない金も払いと手を尽くして、大事には至らなかった事件があった。
「エリドさま、私がダルク家に嫁ぎましたら、申し訳ないのですがネリーニは……」
「遠くへ嫁がせる。そして帰ってくることは許さない」
エリドは硬く約束をしてくれたので、シレーヌは安心してダルク家へ嫁いできた。そしてシレーヌが来た時には既にネリーニはエルファードの元へ行っていたのも良かった。
「……お可哀想なアイリーン様」
シレーヌ達もその頃はまだ王太子であったエルファードが「愚かなカエル」である事に気が付いていた。そしてほぼ無理やり婚約者にさせられたアイリーン・ハイランドも有名な令嬢である。
「カエルが王でも王妃が彼女なら何とかなる」
貴族達はなんとか持ちこたえ、アイリーンが産むであろう次代王に期待をかけた。そして年頃の令嬢達が更に胸をなでおろす事、それは
「エルファードさまぁ」
「ネリーニ!」
エルファードの側妃もほぼ決まった。アイリーンのように無理やり婚約者を捨てさせられ、側妃に据えられるのではないかと、年頃の令嬢達は震えていたがエルファードにお似合いの頭具合のネリーニが目に止まったのだ。
「側妃とは言え王家に嫁ぐのなら、もうダルク家に帰る事はない」
「ええ……」
そう思っていたのに、ネリーニは帰ってきた。ものすごい醜聞を辺り一面に巻き散らして。
「もう他国の方と交流するパーティには顔を出せません」
「……そうね」
エルファードが離宮で睡蓮を眺めて、ネリーニが北の修道院に送られたとしても、シレーヌや貴族達の生活は続く。
「シレーヌ様に言うのは違うと分かっているのですが、私達一体どうしたら……!」
「……とても申し訳ないわ」
この国から追い出してもシレーヌはあの愚かな義妹に迷惑をかけられ続けている。
「オルフェウス王と新しいダルク公爵が頑張って下さっているのは分かっているのですけれど」
「ええ、本当にこれほどまでに恥を塗られるなんて……」
シレーヌは夫人たちのお茶会で愚痴を聞かされまくっている。夫人たちもシレーヌがネリーニと何のかかわりもなく、嫌っている事すら知っていたが、言わずにはいられないのだ。愚痴を言われるためだけにお茶会に招かれる。出なければ出ないで陰口をたたかれる。
「放置したツケがこんな事になるなんてね……」
アイリーンがいなくなりナザール国は以前と同じ豊かさは望めないだろう。けれども貴族という特権階級を捨てて別の国へ移るという選択肢を取る者は少ない。オルフェウス王がまともなのも幸いだ。胃の痛い日々が続くだろうが貴族達はこの国で生きて行くのだ。
「平民くらい自由なら良かったのに……」
平民と言えど自由になる訳ではない。
「……隊長、俺は残るっす……婆ちゃんを置いていけねえ」
「……そうだな」
第10騎士団の隊長は部下からそんな報告を受けていた。間違いなくナザールでの生活は厳しくなるだろうが、これから知らない土地で暮らす事は年寄には耐えがたい事だ。騎士団の中でも何人も何人もそう決める者が出てきた。
「俺んちは兄弟が多くって金がかかるから……俺が仕事を失うわけにはいかないんです」
「そうだな……」
そして第10騎士団の隊長はこの国に残った。新王のオルフェウスが直々にやってきて、頭を下げた事もある。
「……あの頑張り屋さんの元王妃さんが作ってきた国だしな……きっとあの人の事だ、こんな国でもボロボロになって無くなったら悲しむだろうよ」
「そうっすね」
残った副隊長と街を眺める。上がすげ代わっても下は変わらない生活を繰り返している。
「なんとか上手い具合に生きて行かなきゃならんなあ」
「ホントっすね。なんか上手い事考えてくださいよ」
「いざとなりゃああのお優しい元王妃様に頭でもさげっかあ」
「お?国ごと助けてくださいってですかー?そりゃ剛毅だ!」
第10騎士団のやる事はいつもと変わりない。街の人々の平和を守る事だった。
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