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第19話
しおりを挟む「よぅし、練習再開すんぞー!ほら、皆立って立って!」
茂木先輩が言った2分が経ち、再び練習へと戻っていく部員達。
由紀はというと、“ペアが1人余る”ということで練習のお手伝いをしている。
ボトルも作り終わったし、次に何をやっていいかわからない私は、ベンチに腰掛けて部員達の様子をみていた。
実際にバスケの練習にまざりたいな~と思わなくもないが、こうして練習風景を見ているのもなかなか楽しいものだ。
ボーッと部員達を見ていると、だいぶ汗をかいている二海の姿が見える。
水分を飲まないであの量の汗かいてたんじゃ、100%脱水になっちゃう。
恐らく甘すぎたのであろう置かれたままのボトルを手に取り、フタを開けて一口飲んでみる。
──吐き気がしそうな程甘かった。
こりゃ、飲みたくても飲めないわ。
仕方ない、作り直してやるか。
再び水道場まで行き、濃すぎるドリンクをからの容器に半分ほど移したあとに水を入れて味を調整する。
由紀・・・どれだけ粉を入れたんだろう。
「・・・よし・・・これならOK」
一口味見をし、ちょうどいい濃さまで薄まったことを確認して体育館の中へと戻る。
ベンチがある所まで行き、元々ボトルが置いてあった所に置き直す。
せっかく作ってくれた由紀には申し訳ないけど・・・さすがにあれは甘いものが好きな人でも飲めたもんじゃない。
「由紀・・・ちゃんと味見してた、よね・・・?」
もしかして、由紀って超甘党なんじゃ・・・?
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