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二話

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私は自分の部屋に戻ると、小瓶の中の薬を飲み干しました。しばらくすると、何となく体が軽くなったように感じました。それと同時に眠気も襲ってきて.................そのままベッドに潜り込みます..............そして眠りに落ちていきました.....................。
* * *
──私は、夢を見ました。
夢の中で私は、お屋敷の庭に立っていました。ふと視線を前に向けると、一人の男の子が居ました。その男の子は私に向かって手を差し伸ばします............そして笑顔で言うのです。「一緒に遊ぼう!」
私は、その男の子の手を摑んで一緒に走り始めます............そして私たちは笑いながら遊ぶのです.................。

ハッと目を覚ますと、部屋の中はまだ真っ暗でした。もう朝なのかと思いましたが、まだ夜中だと気付きました。私は再び眠りにつこうとしましたが、さっきの夢を思い出してしまいました。そして、夢の中の男の子のことを思うと何故か胸が苦しくなりました。
──あの男の子は誰だったのかしら..................どうして私は忘れてしまったのかしら?
後に、その男の子と現実世界で出会って、恋に落ちるということを、今の私は知りませんでした。
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