30 / 30
第30話 聖女親衛隊の練習
しおりを挟む
わたしは朝食の後、ラベンダーとミントがそわそわしているのを無視して、縫いぐるみを動かす練習をした。
「二人共、そわそわしてどうしたの?王妃つきの侍女失格よ・・・」と言うと
「失格でかまいません。親衛隊の仕事があります」とミントが言った。
「親衛隊の仕事?それがどうしたの?聖女はここにいるから聖女に仕えている今は親衛隊の仕事でしょ?ラベンダー。他の親衛隊を呼んで来て・・・目に余るわ」と言うとミントが
「ラベンダー一人では・・・」と言う。
「一人で?どうなの?なにが言いたいの?」ミントに言い、ラベンダーに向かって
「早く行きなさい」と命令した。
ラベンダーは急いで出て行った。
間もなく、侍女長とテレサを先頭に親衛隊がやって来た。
「王妃殿下」と侍女長が言った。
「なに?」と答えると
「殿下、親衛隊は殿下の私物ではありません。陛下直属です。王妃殿下のお好きに扱っていいものではありません」と胸を張った。
「陛下の?陛下の親衛隊だと言うの?」と怒って言うと
「さようでございます」と侍女長が答え全員がうなづいた。
「なるほど、陛下親衛隊と言うこと?」と薄笑いを浮かべると
「さようでございます」と侍女長が答えたので
「いつ決まったの?」と言って侍女長をじっと見た。
侍女長は下を向いている。さすがにまずいと思ったのか?他の親衛隊の反応はと見ると、下を向いてじっとしているがなにか言いたげだ。テレサがなにか言いたげにこちらを見たが、逆にわたしは無視して侍女長を見続けた。
「どうしたの?口を聞きたくないの?返事もしたくないの?」と声を荒げると
「ほんと、侍女長には困ったものね。ねぇテレサはさっきの会話覚えているよね」とテレサを名指しすると侍女長が悔しそうな顔をした。
「ねぇ親衛隊は陛下直属の聖女親衛隊だと決定したと言ったよね。テレサなら覚えられたでしょ?陛下直属の聖女親衛隊で間違いないよね」と言うとテレサはうなづいた。わたしはパンと手を叩くと
「良かった。テレサが覚えていてくれて・・・最初に決定したことを教えてくれたのは侍女長なのにね。アイリスきちんと言ってみて」とアイリスに振るとアイリスは侍女長を見てためらった。この娘もまずいと思ってるのかな?遅いけど・・・
「聖女親衛隊は・・・」で言いよどんだので
「テレサ、手伝ってあげて!」とテレサを見て言うと
「アイリス。よく聞いて。聖女親衛隊は陛下直属です。どう?」と得意満面で言った。侍女長の顔がゆがんだ。
「侍女長。さすがあなたの娘はお母様に似て頼もしいわね」と言うと
「隊長は誰にしましょうか?隊長一人。副隊長二人必要ね。とりあえず実力もつけて貰わないといけないわね。リックにもう一度苦労して貰いましょう。魔法士のリックを呼んで教えて貰いましょう。すぐにリックを呼んで。アイリス行って貰える?」と言うとアイリスはむっとした顔で出て行った。
「リックは侍女長に薫陶を受けています。わたしもリックに習いました。前の聖女様の努力も知っています。わたしと同じ方法で教えて貰いましょう」
そういうとわたしは一同をぐるりと見回すと
「わたしはもう行きますね」と言うと部屋を出た。適当に離れたところに行くと赤毛にして、隠蔽をかけた。まわりを見ているとリックとアイリスが歩いて来たが、リックはこころなしか笑顔だ。
聖女親衛隊のことはもう広まっている。侍女長が聖女親衛隊の一員だと言うのは知っているだろうから、誠心誠意教えるつもりだと思う。
充実した授業風景が見られるだろうとリックに笑いかけた。リックには見えないだろうけど・・・
「聖女親衛隊の皆様。魔法士のリックと申します。わたくしが聖女様に魔法を教えました。軽い治癒。かすり傷を治す程度です。それと浄化。体や衣類の汚れをとることが出来ます。それと兵士の士気を高めること。以上です」
「プッププ」「フフ」「フッ」と笑いを抑える声がした。そして
「わたしお父様から聞いたわ。聖女様ってほんとにかすり傷しか癒せなかったって・・・兵士の士気を高めると言ったって『出来たかどうかわからないなぁ』ってお父様の軍は優秀だからもともと士気が高いし」とガーベラがまわりに話すとアイリスも
「ほんとにそうだわ。うちの父は一番に駆けつけたのよ。陛下を助けたくて。陛下はほんとに父に感謝して下さったわ。はっきりと言えないけどあの聖女はいてもいなくても同じだったって。わたしたちも聖女親衛隊って名前だけど、陛下の直属ですもの。名称も変えたいわね」と負けずに声を張り上げた。
「今回は侍女長ご自身が親衛隊にいらっしゃいます。教えることがないかも知れませんね。今日は突然でなんの準備もしていませんので、浄化を教えます。手のひらを上に・・・そこに魔力が溜まる。そう念じて下さい。溜まったかなと思ったらそれを自分にかけて・・・おぉ皆さんお上手です。一度でこれほどとは・・・」
腕輪に込めた魔力がぶわっと溢れた。全員の体が光に包まれた。光が消えた。
親衛隊の制服は今は汚れてないので、効果はわからないが、光ったからね・・・
明日からは血で汚れるから浄化は大事よ。
わたしは陛下の執務室に行った。
「陛下、わたしに下さった短剣と同じものを親衛隊にも下さい」と言うと宰相が
「短剣ですか?」と言うので
「知ってるでしょ。自分を切って治すのよ。せっかくですから陛下からの短剣を使わせたいわ」と言うと、陛下は
「わかった。すぐに手配せよ」と宰相に言った。
「聖女であるわたくしから授与致します」と言うと
「まかせた」とだけ返事がありわたしは執務室を出た。
「二人共、そわそわしてどうしたの?王妃つきの侍女失格よ・・・」と言うと
「失格でかまいません。親衛隊の仕事があります」とミントが言った。
「親衛隊の仕事?それがどうしたの?聖女はここにいるから聖女に仕えている今は親衛隊の仕事でしょ?ラベンダー。他の親衛隊を呼んで来て・・・目に余るわ」と言うとミントが
「ラベンダー一人では・・・」と言う。
「一人で?どうなの?なにが言いたいの?」ミントに言い、ラベンダーに向かって
「早く行きなさい」と命令した。
ラベンダーは急いで出て行った。
間もなく、侍女長とテレサを先頭に親衛隊がやって来た。
「王妃殿下」と侍女長が言った。
「なに?」と答えると
「殿下、親衛隊は殿下の私物ではありません。陛下直属です。王妃殿下のお好きに扱っていいものではありません」と胸を張った。
「陛下の?陛下の親衛隊だと言うの?」と怒って言うと
「さようでございます」と侍女長が答え全員がうなづいた。
「なるほど、陛下親衛隊と言うこと?」と薄笑いを浮かべると
「さようでございます」と侍女長が答えたので
「いつ決まったの?」と言って侍女長をじっと見た。
侍女長は下を向いている。さすがにまずいと思ったのか?他の親衛隊の反応はと見ると、下を向いてじっとしているがなにか言いたげだ。テレサがなにか言いたげにこちらを見たが、逆にわたしは無視して侍女長を見続けた。
「どうしたの?口を聞きたくないの?返事もしたくないの?」と声を荒げると
「ほんと、侍女長には困ったものね。ねぇテレサはさっきの会話覚えているよね」とテレサを名指しすると侍女長が悔しそうな顔をした。
「ねぇ親衛隊は陛下直属の聖女親衛隊だと決定したと言ったよね。テレサなら覚えられたでしょ?陛下直属の聖女親衛隊で間違いないよね」と言うとテレサはうなづいた。わたしはパンと手を叩くと
「良かった。テレサが覚えていてくれて・・・最初に決定したことを教えてくれたのは侍女長なのにね。アイリスきちんと言ってみて」とアイリスに振るとアイリスは侍女長を見てためらった。この娘もまずいと思ってるのかな?遅いけど・・・
「聖女親衛隊は・・・」で言いよどんだので
「テレサ、手伝ってあげて!」とテレサを見て言うと
「アイリス。よく聞いて。聖女親衛隊は陛下直属です。どう?」と得意満面で言った。侍女長の顔がゆがんだ。
「侍女長。さすがあなたの娘はお母様に似て頼もしいわね」と言うと
「隊長は誰にしましょうか?隊長一人。副隊長二人必要ね。とりあえず実力もつけて貰わないといけないわね。リックにもう一度苦労して貰いましょう。魔法士のリックを呼んで教えて貰いましょう。すぐにリックを呼んで。アイリス行って貰える?」と言うとアイリスはむっとした顔で出て行った。
「リックは侍女長に薫陶を受けています。わたしもリックに習いました。前の聖女様の努力も知っています。わたしと同じ方法で教えて貰いましょう」
そういうとわたしは一同をぐるりと見回すと
「わたしはもう行きますね」と言うと部屋を出た。適当に離れたところに行くと赤毛にして、隠蔽をかけた。まわりを見ているとリックとアイリスが歩いて来たが、リックはこころなしか笑顔だ。
聖女親衛隊のことはもう広まっている。侍女長が聖女親衛隊の一員だと言うのは知っているだろうから、誠心誠意教えるつもりだと思う。
充実した授業風景が見られるだろうとリックに笑いかけた。リックには見えないだろうけど・・・
「聖女親衛隊の皆様。魔法士のリックと申します。わたくしが聖女様に魔法を教えました。軽い治癒。かすり傷を治す程度です。それと浄化。体や衣類の汚れをとることが出来ます。それと兵士の士気を高めること。以上です」
「プッププ」「フフ」「フッ」と笑いを抑える声がした。そして
「わたしお父様から聞いたわ。聖女様ってほんとにかすり傷しか癒せなかったって・・・兵士の士気を高めると言ったって『出来たかどうかわからないなぁ』ってお父様の軍は優秀だからもともと士気が高いし」とガーベラがまわりに話すとアイリスも
「ほんとにそうだわ。うちの父は一番に駆けつけたのよ。陛下を助けたくて。陛下はほんとに父に感謝して下さったわ。はっきりと言えないけどあの聖女はいてもいなくても同じだったって。わたしたちも聖女親衛隊って名前だけど、陛下の直属ですもの。名称も変えたいわね」と負けずに声を張り上げた。
「今回は侍女長ご自身が親衛隊にいらっしゃいます。教えることがないかも知れませんね。今日は突然でなんの準備もしていませんので、浄化を教えます。手のひらを上に・・・そこに魔力が溜まる。そう念じて下さい。溜まったかなと思ったらそれを自分にかけて・・・おぉ皆さんお上手です。一度でこれほどとは・・・」
腕輪に込めた魔力がぶわっと溢れた。全員の体が光に包まれた。光が消えた。
親衛隊の制服は今は汚れてないので、効果はわからないが、光ったからね・・・
明日からは血で汚れるから浄化は大事よ。
わたしは陛下の執務室に行った。
「陛下、わたしに下さった短剣と同じものを親衛隊にも下さい」と言うと宰相が
「短剣ですか?」と言うので
「知ってるでしょ。自分を切って治すのよ。せっかくですから陛下からの短剣を使わせたいわ」と言うと、陛下は
「わかった。すぐに手配せよ」と宰相に言った。
「聖女であるわたくしから授与致します」と言うと
「まかせた」とだけ返事がありわたしは執務室を出た。
136
お気に入りに追加
401
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
誰も信じてくれないので、森の獣達と暮らすことにしました。その結果、国が大変なことになっているようですが、私には関係ありません。
木山楽斗
恋愛
エルドー王国の聖女ミレイナは、予知夢で王国が龍に襲われるという事実を知った。
それを国の人々に伝えるものの、誰にも信じられず、それ所か虚言癖と避難されることになってしまう。
誰にも信じてもらえず、罵倒される。
そんな状況に疲弊した彼女は、国から出て行くことを決意した。
実はミレイナはエルドー王国で生まれ育ったという訳ではなかった。
彼女は、精霊の森という森で生まれ育ったのである。
故郷に戻った彼女は、兄弟のような関係の狼シャルピードと再会した。
彼はミレイナを快く受け入れてくれた。
こうして、彼女はシャルピードを含む森の獣達と平和に暮らすようになった。
そんな彼女の元に、ある時知らせが入ってくる。エルドー王国が、予知夢の通りに龍に襲われていると。
しかし、彼女は王国を助けようという気にはならなかった。
むしろ、散々忠告したのに、何も準備をしていなかった王国への失望が、強まるばかりだったのだ。
婚約者のいる側近と婚約させられた私は悪の聖女と呼ばれています。
鈴木べにこ
恋愛
幼い頃から一緒に育ってきた婚約者の王子ギルフォードから婚約破棄を言い渡された聖女マリーベル。
突然の出来事に困惑するマリーベルをよそに、王子は自身の代わりに側近である宰相の息子ロイドとマリーベルを王命で強制的に婚約させたと言い出したのであった。
ロイドに愛する婚約者がいるの事を知っていたマリーベルはギルフォードに王命を取り下げるように訴えるが聞いてもらえず・・・。
カクヨム、小説家になろうでも連載中。
※最初の数話はイジメ表現のようなキツイ描写が出てくるので注意。
初投稿です。
勢いで書いてるので誤字脱字や変な表現が多いし、余裕で気付かないの時があるのでお気軽に教えてくださるとありがたいです٩( 'ω' )و
気分転換もかねて、他の作品と同時連載をしています。
【書庫の幽霊王妃は、貴方を愛することができない。】
という作品も同時に書いているので、この作品が気に入りましたら是非読んでみてください。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
選ばれたのは私以外でした 白い結婚、上等です!
凛蓮月
恋愛
【第16回恋愛小説大賞特別賞を頂き、書籍化されました。
紙、電子にて好評発売中です。よろしくお願いします(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾】
婚約者だった王太子は、聖女を選んだ。
王命で結婚した相手には、愛する人がいた。
お飾りの妻としている間に出会った人は、そもそも女を否定した。
──私は選ばれない。
って思っていたら。
「改めてきみに求婚するよ」
そう言ってきたのは騎士団長。
きみの力が必要だ? 王都が不穏だから守らせてくれ?
でもしばらくは白い結婚?
……分かりました、白い結婚、上等です!
【恋愛大賞(最終日確認)大賞pt別二位で終了できました。投票頂いた皆様、ありがとうございます(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾応援ありがとうございました!
ホトラン入り、エール、投票もありがとうございました!】
※なんてあらすじですが、作者の脳内の魔法のある異世界のお話です。
※ヒーローとの本格的な恋愛は、中盤くらいからです。
※恋愛大賞参加作品なので、感想欄を開きます。
よろしければお寄せ下さい。当作品への感想は全て承認します。
※登場人物への口撃は可ですが、他の読者様への口撃は作者からの吹き矢が飛んできます。ご注意下さい。
※鋭い感想ありがとうございます。返信はネタバレしないよう気を付けます。すぐネタバレペロリーナが発動しそうになります(汗)
ふしだらな悪役令嬢として公開処刑される直前に聖女覚醒、婚約破棄の破棄?ご冗談でしょ(笑)
青の雀
恋愛
病弱な公爵令嬢ビクトリアは、卒業式の日にロバート王太子殿下から婚約破棄されてしまう。病弱なためあまり学園に行っていなかったことを男と浮気していたせいだ。おまけに王太子の浮気相手の令嬢を虐めていたとさえも、と勝手に冤罪を吹っかけられ、断罪されてしまいます。
父のストロベリー公爵は、王家に冤罪だと掛け合うものの、公開処刑の日時が決まる。
断頭台に引きずり出されたビクトリアは、最後に神に祈りを捧げます。
ビクトリアの身体から突然、黄金色の光が放たれ、苛立っていた観衆は穏やかな気持ちに変わっていく。
慌てた王家は、処刑を取りやめにするが……という話にする予定です。
お気づきになられている方もいらっしゃるかと存じますが
この小説は、同じ世界観で
1.みなしごだからと婚約破棄された聖女は実は女神の化身だった件について
2.婚約破棄された悪役令嬢は女神様!? 開国の祖を追放した国は滅びの道まっしぐら
3.転生者のヒロインを虐めた悪役令嬢は聖女様!? 国外追放の罪を許してやるからと言っても後の祭りです。
全部、話として続いています。ひとつずつ読んでいただいても、わかるようにはしています。
続編というのか?スピンオフというのかは、わかりません。
本来は、章として区切るべきだったとは、思います。
コンテンツを分けずに章として連載することにしました。
聖女の取り巻きな婚約者を放置していたら結婚後に溺愛されました。
しぎ
恋愛
※題名変更しました
旧『おっとり令嬢と浮気令息』
3/2 番外(聖女目線)更新予定
ミア・シュヴェストカは貧乏な子爵家の一人娘である。領地のために金持ちの商人の後妻に入ることになっていたが、突然湧いた婚約話により、侯爵家の嫡男の婚約者になることに。戸惑ったミアだったがすぐに事情を知ることになる。彼は聖女を愛する取り巻きの一人だったのだ。仲睦まじい夫婦になることを諦め白い結婚を目指して学園生活を満喫したミア。学園卒業後、結婚した途端何故か婚約者がミアを溺愛し始めて…!
天才手芸家としての功績を嘘吐きな公爵令嬢に奪われました
サイコちゃん
恋愛
ビルンナ小国には、幸運を運ぶ手芸品を作る<謎の天才手芸家>が存在する。公爵令嬢モニカは自分が天才手芸家だと嘘の申し出をして、ビルンナ国王に認められた。しかし天才手芸家の正体は伯爵ヴィオラだったのだ。
「嘘吐きモニカ様も、それを認める国王陛下も、大嫌いです。私は隣国へ渡り、今度は素性を隠さずに手芸家として活動します。さようなら」
やがてヴィオラは仕事で大成功する。美貌の王子エヴァンから愛され、自作の手芸品には小国が買えるほどの値段が付いた。それを知ったビルンナ国王とモニカは隣国を訪れ、ヴィオラに雑な謝罪と最低最悪なプレゼントをする。その行為が破滅を呼ぶとも知らずに――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
読み返して誤字誤変に気が付いたので今更ですが
この聖女実に不穏だ。
です。💦
感想ありがとうございます。更新が止まっていて申し訳ないです。
前回の感想もちゃんと意味がわかりました。
丁寧にありがとうございました。
この聖書実に不穏だ。朝山さんの作品なので、どうしても伺って見てしまうけど。
子供を助けるから優しいのかと思えば、実は優しくないし。
やられてるのかなと思うと実はやられてないし。
と言ってそれほど仕返ししているかと言うと、それも今のところしていない。
そしてトニーそんなにいい男?今のところ聖女様の行動の全てはとにーありきだけど、
そこが崩れたらどうなるの?ワクワク。
19話 まずいですよからね。
→まずいですからね。
侍女長の会話にて