上 下
63 / 95
2000年代

ゴーストハント

しおりを挟む


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2006年10月3日~2007年3月27日、全25話

原作:小野不由美

監督:真野玲

シリーズ構成:上代務

キャラクターデザイン:岩瀧智

音楽:増田俊郎

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「渋谷サイキック・リサーチ(SPR)」とは、渋谷一也(通称ナル)が所長を務める心霊現象調査事務所。

 依頼人から持ち込まれた心霊現象を科学的に調査している。

 高校生の谷山麻衣はある日、ナルの助手のリンに怪我をさせたことがきっかけでナルと知り合い、SPRでアルバイトをすることに。

 怨霊、祟り、幽霊、呪い……、相次ぐ事件をSPRのメンバーと、僧、エクソシスト、霊媒、巫女ら霊能者たちが解明する本格ミステリーホラー。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第25話FILE8 「呪いの家」 #4


 代替わりの時に必ず多くの人が死ぬという老舗料亭の吉見家で当主が死んだ。

 吉見家は悲劇を繰り返したくないとSPRに調査を依頼する。
 
 そして麻衣たちが調査のため吉見家を訪れた早々に事件が起きる。

 娘婿の栄次郎が霊に憑依され家族に襲い掛かったのだ。

 なんとか栄次郎をとり押さえたものの巫女の綾子の除霊は失敗する。

 栄次郎から抜け出た霊はナルに憑依してしまう。

 ナルに憑依した霊の正体を探る中、入り江に立ちのぼる幻想的な白い光がモニターに映る。

 それは麻衣が夢でみたものだった。

 他にも麻衣が夢でみた神社、崖の下の霊の集う洞窟、駆け落ちの伝説がすべて存在した。

 そんな中、吉見家では両手から血を流し倒れている靖高が発見され、克己と和歌子までが霊に憑依されていた。

 そして行方がわからなくなっていた奈央が死体となって洞窟で見つかった。

 真砂子が霊媒で奈央の霊を呼び出すが死因を聞き出せない。

 一方、霊に憑依された和泰は眠っているナルを襲うが、麻衣たちに阻止される。

 調査に合流した安原の報告でこの地に伝わる伝説や歴史が明らかになり、麻衣たちは真相に近づくが、凶暴になった死霊の群れが麻衣たちを襲う!

「july day 3」 

 次々と襲い掛かってくる死霊に麻衣たちは絶体絶命になるが、僧の滝川の活躍でなんとか一命をとりとめる。

 真砂子の霊視により吉見家の人たちに憑いていたのは使役霊と判明。

 三六塚に向かい木にお神酒をかけ祈祷を始める綾子。

 綾子の浄霊が成功し吉見家周辺の霊は浄化されるが、綾子は「霊ではない、もっと大きな力がある」という。

 綾子の浄霊によりナルに憑いていた霊も浄化。

 目を覚ましたナルによって祟りの元凶は“おこぶ様””えびす”であることが判明する。

ナル「あいつを見すごせって?、冗談じゃない。これだけ愉快な経験をさせてもらったんだ。きちんと返礼をするのが礼儀というものだろう」

 相手が神だろうと除霊すると言うナル。

 全員で海岸の洞窟内に向かう。

 すると洞窟内に心臓のような音、岩が脈打ち、洞窟の入り口が閉じられていく。

 次々と現れる霊たち。

 メンバー達は総力で除霊を行うが凄まじい力で弾き飛ばされる。

 それを冷たい目で見下げ、「その程度か」と言い放つナル。

麻衣「みんなあんたを助ける為にとっくに限界きてんのよ。そんなにプライドが大事なら人に頼らず自分でやれば!?他人に守ってもらって、そんなプライトがなんぼのもんよ!!」

ナル「正論だな」

 ナルは一人おこぶ様の前に立ち、気を手に集約させて一気におこぶ様めがけて解き放つ。

 おこぶ様は破壊され、洞窟はただの洞窟になり、もう霊場ではなくなっている。

 しかしナルが倒れてしまう。

 ナルは桁外れのPKの持ち主で人間には大きすぎるその力は使う時に負担がかかるのだった。


 ナルの病室。

 冷静さを失って入院する羽目になったナルはご機嫌斜め。

 その回りに集まるSPRのメンバー達。

 麻衣はこの家族のようなみんなと、これからも一緒に居たいと思う。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 依頼人から持ち込まれた心霊現象を科学的に調査するお話だからあまり怖くないだろうと思ったら、どの話も怖い怖い。

 依頼人も除霊師もバンバン悪霊に殺されていき、怖いと思いつつも悪霊の正体を知りたくてずっと緊張状態が続きます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

声の出演

渋谷一也:泰勇気

谷山麻衣:名塚佳織

リン:成田 剣

滝川法生:浜田賢二

ジョン・ブラウン:岡本信彦

原真砂子:釘宮理恵

松崎綾子:鈴木真仁
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】悪役令嬢の妹ですが幸せは来るのでしょうか?

まるねこ
恋愛
第二王子と結婚予定だった姉がどうやら婚約破棄された。姉の代わりに侯爵家を継ぐため勉強してきたトレニア。姉は良い縁談が望めないとトレニアの婚約者を強請った。婚約者も姉を想っていた…の? なろう小説、カクヨムにも投稿中。 Copyright©︎2021-まるねこ

いらないと言ったのはあなたの方なのに

水谷繭
恋愛
精霊師の名門に生まれたにも関わらず、精霊を操ることが出来ずに冷遇されていたセラフィーナ。 セラフィーナは、生家から救い出して王宮に連れてきてくれた婚約者のエリオット王子に深く感謝していた。 エリオットに尽くすセラフィーナだが、関係は歪つなままで、セラよりも能力の高いアメリアが現れると完全に捨て置かれるようになる。 ある日、エリオットにお前がいるせいでアメリアと婚約できないと言われたセラは、二人のために自分は死んだことにして隣国へ逃げようと思いつく。 しかし、セラがいなくなればいいと言っていたはずのエリオットは、実際にセラが消えると血相を変えて探しに来て……。 ◆表紙画像はGirly drop様からお借りしました🍬 ◇いいね、エールありがとうございます!

左遷されたオッサン、移動販売車と異世界転生でスローライフ!?~貧乏孤児院の救世主!

武蔵野純平
ファンタジー
大手企業に勤める平凡なアラフォー会社員の米櫃亮二は、セクハラ上司に諫言し左遷されてしまう。左遷先の仕事は、移動販売スーパーの運転手だった。ある日、事故が起きてしまい米櫃亮二は、移動販売車ごと異世界に転生してしまう。転生すると亮二と移動販売車に不思議な力が与えられていた。亮二は転生先で出会った孤児たちを救おうと、貧乏孤児院を宿屋に改装し旅館経営を始める。

私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。

木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。 彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。 それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。 そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。 公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。 そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。 「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」 こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。 彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。 同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。

私は悪くありません。黙って従うように言われたのですから。

田太 優
恋愛
お貴族様に見染められて幸せに暮らせるなんて物語の世界の中だけ。 領主様の次男であり街の代官という立場だけは立派な人に見染められたけど、私を待っていたのは厳しい現実だった。 酒癖が悪く無能な夫。 売れる物を売り払ってでも酒を用意しろと言われ、買い取りを頼もうと向かった店で私は再会してしまった。 かつて私に好意の眼差しを向けてくれた人。 私に協力してくれるのは好意から? それとも商人だから?

噂好きのローレッタ

水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。 ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。 ※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです) ※小説家になろうにも掲載しています ◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました (旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)

瑠璃色の星~政略結婚の年上夫が戦地に逃亡したので、あなたには期待せずこっちはこっちで勝手にやらせていただきます。~

直野 紀伊路
ファンタジー
中央政権への進出を目論む父親によって政略結婚させられることになった伯爵令嬢エスター。そのお相手は実家が借金で潰れかけの侯爵令息アーノルド。しかし彼には軍で下働きをする恋人がいた。一回り以上の年の差政略結婚を嫌ったアーノルドは、結婚するや否や幼妻を放置して逃げる様に戦地へと旅立ってしまった。仕方なく家庭教師に迎えたジェイルや義父母と協力して領地の切り盛りをするエスターだったが、六年後ようやく帰って来たアーノルドはとんでもない人達を連れて帰って来てーーーーー!? ※第14回ファンタジー小説大賞エントリー中♪ ※2021.09.15まで毎日1話up♪

婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた

cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。 お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。 婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。 過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。 ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。 婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。 明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。 「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。 そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。 茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。 幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。 「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?! ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。 ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

処理中です...