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始まり
2日目 とりあえず自己紹介
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~魔王の城前~
「…また瀕死になって、街に送られてしまった……。今度こそ倒してやる!」
勇者は扉を開け、魔王がいる部屋へ向かう。
改めて考えると、いきなり火炎放射は酷いと思うぞ。
ああいうジワジワとHPを削る魔法は、意識が落ちる直前まで感覚が残っているわけで、肉体的にも精神的にもきつい。
瀕死にするなら一発でやってほしい。ダメ元で魔王にお願いするのもアリかもしれないな。
…グダグタと考え事をしているうちに、見覚えのある扉の前にいた。
魔王の部屋へ続く扉だ。前回は急いでいてじっくり見る暇は無かったが、改めて見ると、綺麗に植物の装飾がほどこされ、所々に蝶の模様が彫られている。
なんでこんなにお洒落なんだろう…?というか、一番上に小さく『ようこそ』と書かれている。
バカにしているのかあの魔王は。
沸き上がる怒りを抑えつつ、重たい扉を押した。
「おい魔王!!この勇者エリオットがお前を倒しに来たぞ!出てこい!」
だだっ広い部屋に自分の声が響くだけで、応答は無い。
「ったく、部屋に入るからなっ!!」
部屋の中に入ろうとして、一歩足を踏み入れたその時、
キンッ
ピカピカとしているゴミひとつない綺麗な床に、突然ナイフが突き刺さった。
ん?よく見るとナイフに赤黒い何かがこびりついているような…。
理解しがたいこの状況に体を硬直させていると、どこからか声が聞こえた。
「あははっ!エモノを見つけた!ゴハンゴハン~♪」
バサッと音とともに、俺の数メートル先に女の子が立っていた。
紫色のショートヘアーをしており、魔王と同じような角が生えている。
肌は雲のように白く、頰にはナイフと同じような赤黒い何かがこびりついている。
「エモノ?ゴハン?え?何が起こっているの?君は誰なのかな?」
思わず問いかける。
「エモノの問いに答える必要はなーーーーーしっ!!」
女の子は聞く耳を持たずに、こちらに攻撃を仕掛けて来た。
俺が防御体制に入る前に、女の子の武器であろう長い爪が片足に突き刺さった。
「なんだこいつっ!速い!」
思いもよらない出来事にたいせいが少し崩れる。
女の子はそこを見逃さずに隙を狙って攻撃を仕掛けてきた。恐ろしい。
「足の次は~腕!!腕の次は~胴体!!それから~~。」
やはりまだ子供だからなのか、次に狙うところを口に出してしまっている。
しかし、動きが速すぎて防御が間に合わない。
「次はここっ!」
ザシュッ…
腕を引っかかれ、赤い血が床に散らばる。
「次はここっ!」
ズプッ…
避けるのが遅すぎた。腹に深々と爪が刺さる。床には赤い血だまり。
「いてぇ……。」
痛みで意識が朦朧として来た…このままだと死んでしまう。
「よく弱ったなぁ~。冷たくなる前にさっさと食べちゃおかな♪」
無邪気な笑顔がこちらを見つめる。
もうダメだと悟ったその時、聞き覚えのある声が部屋にこだました。
「その方は勇者様ですよ。獲物じゃありません。さっきご飯を食べたばかりではないですか。」
朦朧とする意識の中で、魔王の姿をとらえた。
「ごめんなさーい兄様。だってお腹が減っていたから……。」
「え………?兄…様?」
もしかしてこいつら、血が繋がっているのか?
「殺す寸前まで攻撃してはいけませんよ?力加減をしないとすぐに死んでしまうのですよ。ただでさえ弱いというのに……攻撃をするなら瀕死程度にしてくださいね。」
「わかったよー兄様。今度から気をつけるね~~。」
人を半殺しにしといてそのノリかよっ!!もうあの子との戦いはごめんだな。
「失礼しました勇者様。すぐに回復の魔法をかけますね。」
淡い緑の光に包まれ、身体中の傷が無くなっていく。
「おい魔王。たくさん聞きたいことがあるが、一点に絞ろう。その隣にいる女の子は誰だ?」
「ああ、失礼いたしました。紹介が遅れていましたね。この子は私の妹、ルナです。先程はご迷惑をおかけしてしまって申し訳ございませんでした。」
妹……とは言っても、あまり似てないような気がする。
魔王の隣にいたルナがこちらに近づいて来た。
「あんたもじこしょーかいしてよ。一応勇者なんでしょ?」
一応ってなんだよ。
「ああ、わかったよ。俺の名前はエリオット。魔王を倒すために勇者に選ばれたんだ。今後ともよろしく。」
魔族相手に何丁寧に自己紹介しているんだろう。
自分に嫌気がさす。
「ん?そうだな…。魔王、お前まだ俺に自己紹介してねぇよな?」
そういえばまだ魔王の名前を聞いていない。
「ええ、そうでしたね。では改めまして、私は第87代目魔王です。名前は……その時が来たら教えますよ。」
その時が来たらって、どういう事だ?さっさと教えてくれればいいものを。
「あの…勇者様。今日はお疲れでしょうし、もしかして街に帰りたいとか思っていたりしてますか?」
「ん…まぁ思ってるけどって、その手にある火の玉……もしやまた瀕死にn」
勇者は炎に包まれ、焼かれてしまった。
「」
「ルナ、転送魔法を使えるかい?」
ルナは答える。
「うーん、まぁまぁ使えるよ。もしかしてこいつに使うの?まぁ、いいや。街まで?」
「街の宿の中にしてくれないかな?道のど真ん中に送ってしまったら、馬にでも踏んづけられてしまうよ。」
「それでもいーんじゃない?だって勇者がいない方が、魔界は平和でいられるんでしょ?というか、なんで兄様は勇者を殺さずに、瀕死にして街に送り返すのさ?」
ルナは首をかしげる。
「別に……特に理由は無いよ。」
声のトーンが少し低くなる。
「変なの。兄様。一体何を考えているの?」
「……はいはい気にしない!さっ、早く街に転送してあげましょう。……死んでしまう前に。」
今日も勇者は、炎に身を焼かれて瀕死状態になってしまいました。
「…また瀕死になって、街に送られてしまった……。今度こそ倒してやる!」
勇者は扉を開け、魔王がいる部屋へ向かう。
改めて考えると、いきなり火炎放射は酷いと思うぞ。
ああいうジワジワとHPを削る魔法は、意識が落ちる直前まで感覚が残っているわけで、肉体的にも精神的にもきつい。
瀕死にするなら一発でやってほしい。ダメ元で魔王にお願いするのもアリかもしれないな。
…グダグタと考え事をしているうちに、見覚えのある扉の前にいた。
魔王の部屋へ続く扉だ。前回は急いでいてじっくり見る暇は無かったが、改めて見ると、綺麗に植物の装飾がほどこされ、所々に蝶の模様が彫られている。
なんでこんなにお洒落なんだろう…?というか、一番上に小さく『ようこそ』と書かれている。
バカにしているのかあの魔王は。
沸き上がる怒りを抑えつつ、重たい扉を押した。
「おい魔王!!この勇者エリオットがお前を倒しに来たぞ!出てこい!」
だだっ広い部屋に自分の声が響くだけで、応答は無い。
「ったく、部屋に入るからなっ!!」
部屋の中に入ろうとして、一歩足を踏み入れたその時、
キンッ
ピカピカとしているゴミひとつない綺麗な床に、突然ナイフが突き刺さった。
ん?よく見るとナイフに赤黒い何かがこびりついているような…。
理解しがたいこの状況に体を硬直させていると、どこからか声が聞こえた。
「あははっ!エモノを見つけた!ゴハンゴハン~♪」
バサッと音とともに、俺の数メートル先に女の子が立っていた。
紫色のショートヘアーをしており、魔王と同じような角が生えている。
肌は雲のように白く、頰にはナイフと同じような赤黒い何かがこびりついている。
「エモノ?ゴハン?え?何が起こっているの?君は誰なのかな?」
思わず問いかける。
「エモノの問いに答える必要はなーーーーーしっ!!」
女の子は聞く耳を持たずに、こちらに攻撃を仕掛けて来た。
俺が防御体制に入る前に、女の子の武器であろう長い爪が片足に突き刺さった。
「なんだこいつっ!速い!」
思いもよらない出来事にたいせいが少し崩れる。
女の子はそこを見逃さずに隙を狙って攻撃を仕掛けてきた。恐ろしい。
「足の次は~腕!!腕の次は~胴体!!それから~~。」
やはりまだ子供だからなのか、次に狙うところを口に出してしまっている。
しかし、動きが速すぎて防御が間に合わない。
「次はここっ!」
ザシュッ…
腕を引っかかれ、赤い血が床に散らばる。
「次はここっ!」
ズプッ…
避けるのが遅すぎた。腹に深々と爪が刺さる。床には赤い血だまり。
「いてぇ……。」
痛みで意識が朦朧として来た…このままだと死んでしまう。
「よく弱ったなぁ~。冷たくなる前にさっさと食べちゃおかな♪」
無邪気な笑顔がこちらを見つめる。
もうダメだと悟ったその時、聞き覚えのある声が部屋にこだました。
「その方は勇者様ですよ。獲物じゃありません。さっきご飯を食べたばかりではないですか。」
朦朧とする意識の中で、魔王の姿をとらえた。
「ごめんなさーい兄様。だってお腹が減っていたから……。」
「え………?兄…様?」
もしかしてこいつら、血が繋がっているのか?
「殺す寸前まで攻撃してはいけませんよ?力加減をしないとすぐに死んでしまうのですよ。ただでさえ弱いというのに……攻撃をするなら瀕死程度にしてくださいね。」
「わかったよー兄様。今度から気をつけるね~~。」
人を半殺しにしといてそのノリかよっ!!もうあの子との戦いはごめんだな。
「失礼しました勇者様。すぐに回復の魔法をかけますね。」
淡い緑の光に包まれ、身体中の傷が無くなっていく。
「おい魔王。たくさん聞きたいことがあるが、一点に絞ろう。その隣にいる女の子は誰だ?」
「ああ、失礼いたしました。紹介が遅れていましたね。この子は私の妹、ルナです。先程はご迷惑をおかけしてしまって申し訳ございませんでした。」
妹……とは言っても、あまり似てないような気がする。
魔王の隣にいたルナがこちらに近づいて来た。
「あんたもじこしょーかいしてよ。一応勇者なんでしょ?」
一応ってなんだよ。
「ああ、わかったよ。俺の名前はエリオット。魔王を倒すために勇者に選ばれたんだ。今後ともよろしく。」
魔族相手に何丁寧に自己紹介しているんだろう。
自分に嫌気がさす。
「ん?そうだな…。魔王、お前まだ俺に自己紹介してねぇよな?」
そういえばまだ魔王の名前を聞いていない。
「ええ、そうでしたね。では改めまして、私は第87代目魔王です。名前は……その時が来たら教えますよ。」
その時が来たらって、どういう事だ?さっさと教えてくれればいいものを。
「あの…勇者様。今日はお疲れでしょうし、もしかして街に帰りたいとか思っていたりしてますか?」
「ん…まぁ思ってるけどって、その手にある火の玉……もしやまた瀕死にn」
勇者は炎に包まれ、焼かれてしまった。
「」
「ルナ、転送魔法を使えるかい?」
ルナは答える。
「うーん、まぁまぁ使えるよ。もしかしてこいつに使うの?まぁ、いいや。街まで?」
「街の宿の中にしてくれないかな?道のど真ん中に送ってしまったら、馬にでも踏んづけられてしまうよ。」
「それでもいーんじゃない?だって勇者がいない方が、魔界は平和でいられるんでしょ?というか、なんで兄様は勇者を殺さずに、瀕死にして街に送り返すのさ?」
ルナは首をかしげる。
「別に……特に理由は無いよ。」
声のトーンが少し低くなる。
「変なの。兄様。一体何を考えているの?」
「……はいはい気にしない!さっ、早く街に転送してあげましょう。……死んでしまう前に。」
今日も勇者は、炎に身を焼かれて瀕死状態になってしまいました。
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