隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*デート…ですか。

22

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残された男2人が
どんな話をしていたかなんて事は
想像すらしてなかった―――――



―――――
――…


・・・俺達は今
何をしているんだろうか。


まわりがワイワイ賑やかな中
1つのテーブルに男2人で
あいかわらず沈黙のまま
窓の外を眺めている。

どんな絵面だよ、まったく。



なぁ、煌月―
頼むから何か喋ってくれ。
いろんな意味で居たたまれないって。


あー…煙草、吸いてぇー。
いや…ダメか。
ココは禁煙だったな…


胸ポケットから煙草を取ろうとしたけど
葛藤の末、自制が働いて
仕方なくメニュー表を手に取り
気を紛らわせた。


それにしても…
今日はいつも以上に言葉数が少ない。
それどころか
妙に黒オーラまで出てる。
無表情もココまでくると恐怖だ。


セツナの様子も変だったし。
煌月に会ったときの表情が曇ってたからな。
明らかに2人に何かあったのは確かだろうけど
それにしても態度に現れるからわかりやすい。


「…なんかあったんだろ?
 セツナと。」

「…なぜです?」


やっと喋ったか。

 
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