隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*デート…ですか。

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そんなの見たら
『こういう日も、まぁ…いっか』とか
意外と受け入れちゃって。

穏やかな時間が
流れていくと思っていた。


ところが―――



「あれ?七星さん?」


聞き覚えのある声に呼ばれた気がして
辺りを見渡すと
左斜め後ろからこっちに手を振っていたのは
早乙女さん…と、その隣には煌月もいる。


…マジ?

よりによって
どうして煌月もいるのさ。
今一番、会いたくなかったのに。


「あ、やっぱり七星さんだ!」

「こ、こんにちは早乙女さん…」

「陽向さんも一緒なんて珍しいね~
 なになに?デートぉ?」


悪戯っぽく笑う早乙女さんに
こっちはメンタル、うろたえてます。


「デートとかプライベートじゃなくて
 次の雑誌に載せる取材の仕事だよ」


と答える陽向さんに
ちょっと驚かされた。

正直
『もちろんデートだよ~』とか
言われると思ったから…。
なんか、見直した。


「なーんだ、違うのかぁ
 ざんねーん」

「ざ、残念って…」


どういうつもりで言ってるのよ。
思ってないでしょ。
疑いの眼差しすごいよ。

 
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