隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*歯車が変わり始めました。

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いきなり核心に触れられた…?


「あのときは俺も弱ってたし
 酒も入ってたからな。
 お前の優しさに感謝もしてたし
 まぁ…成り行きだろ」

「なッ」


成り行きと!?

計画的ではなかっとはいえ
衝動的なヤツってのですか!
事故ってか、事件ですか!?


「まさかお前
 ずっとそれ気にしてたのか?」

「き、気にして…なんか。
 ってかアンタは気にしてなかったの!?」

「別に。」


なんだって!?


なんで気にしてないの!
慣れてるってか?
そんな事、日常茶飯事ってか!?


「俺達もキスくらいでガタガタ言う歳でもねぇだろ。
 別にセックスしたワケでもねぇんだし」

「セッ…」


ってオイ!
ドストレートにぶち込むな!


「それともお前…
 俺に“感じた”?」

「はあ!?」

「なかなかいいキスだったよな。
 お前の唇、やわらけぇし
 結構エロかった」

「ウルサイ黙れバカヤロー!!」


信じらんないッ
昼間っから
なんつー事を職場で言うんだ、この男は!
しかもエロって…
何考えてんだ、発情悪魔!!

 
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