隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*ボロボロなんだと思います。

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次に目が覚めたとき
外は明るくなっており
見覚えのある天井と
視界に入った白いカーテンに
今いる場所がどこなのかって
すぐに検討がついた。


あー…
また…か。


左腕に刺さる点滴と
口元の酸素マスクに
今回は重症だったのかと
認識させられる。


「ふぅ…」


マスクを外し息を吐いてみたけど
胸の痛みも息苦しさもなくなっている。
脈拍も正常に戻っているみたい。
さすが病院だな。


「アタシ…
 あの後どうしたんだろ…」


落ち着いたところで
昨日の記憶を思い出そうと試みても
イマイチ思い出せない。

そもそも誰がココに連れてきたんだ…?


「あ、目が覚めたか?」

「え…」


カーテンを開けて現れたのは、陽向さん。
どうして彼がココに?


「勝手にソレ(酸素マスク)を外さない。
 今先生を呼んでくるから」


彼は驚いた様子もなく
ごく普通に応対してくれている。


「陽向さん…なぜココに?」

「あー…覚えてないか…。
 ムリもないか。
 俺が駆けつけてすぐ
 気を失ったんだからな…」


駆けつけて…という事は
この人がアタシを病院に…?

 
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