隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*収束なはずです。

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今回まさにアタシは
”時の人”状態だったようで。

いろんな事がありすぎた数週間だったけど
話題に飽きたのか興味がなくなったのか
風当たりの強さは和らぎ
最近は噂の広まりも徐々に減ってきたのだ。

こっちとしてはかなりホッとしてるよ。
仕事がやりづらいのはイヤだし…。




「えっと、今日の予定は…」


エレベーターが来るのを待つ間
手帳で予定を確認していると
隣に人の気配を感じた。

誰が一緒に乗るでも
普段はほとんど気にもならないのに
今日はなんとなく気にしてしまったのよ。

無意識にでも
イヤな予感がしたんだろうね。

まぁそんなときの予感って
だいたい当たるモノで。


「さ、早乙女さんッ」


ほら、ね。

ベージュのカーディガンに
ピンクのフレアスカート
いつもと同じようにフワフワパーマで隣に立っていた
女子力たっぷりな(…ちょっと毒もありますが)彼女が
なぜアタシの横に…


それも彼女
こっちを見ずに


「おはようございます」


無表情に挨拶をしてくれた。


「お、おはようございます…」


き、気まずい…


 
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