隣人はクールな同期でした。

氷萌

文字の大きさ
上 下
148 / 396
*仕組まれた罠でした。

18

しおりを挟む
「それは…」

『その反応だと
 誰がやったのか知ってるんだな』


おーい…
まだなんにも答えてないんすけどー。


『言わなくてもだいたいわかるけど。
 こんな事するのはヒナコくらいだろ』


しかもまさかの当たってるー…
え、彼女ってそういう事するコなの!?
そうするって煌月は気付いてたの!?


『アイツに話してくる』

「ちょっっとストップ!!
 それはやめなさい!」

『は?なんでだよ』

「イロイロあるんだよ!
 乙女心ってのが!」


アンタこそ察しろ!


『何か隠してんか?』

「そ、そういうワケじゃないけど…」


早乙女さんと煌月が付き合ってるって噂が
真実かどうかわからないから
下手な事が言えないんだよ。


『誤魔化し方が下手だな。
 アイツに何言われた知らねぇけど
 それも気にしなくていいから。
 巻き込んで悪かったな』


どうしてアンタが謝んの?
早乙女さんの分も自分が謝罪するって事?
何…もしかして。


「アンタと早乙女さんってさぁ…
 付き合ってんの?」


って
ストライク投げてしまったッ
しおりを挟む

処理中です...