隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*波乱の誕生日です。

28

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まるで
『付き合ってたんだから“ピー”な事は
もちろんしてましたよ、テヘ』
って言ってるようなモンじゃん。


「へぇ。
まぁ付き合ってんだから
 寝るのは当たり前か」


寝るってッ
その言い方もやめてくれッ
いかがわしいッ


「今日のアンタ変だよ?
いつもそんな事聞かないのに
どうしちゃったの」

「俺は至って普通だ」


いやいやいや。
全然普通じゃないから。
アタシの知ってる煌月のキャラとは違います。


「じゃぁそろそろアタシは帰るよ。
 夕飯と薬を渡すっていう任務も完了したしね。
アンタは熱があるみたいだから
あんまり無理せず早めに帰んなね?」

「おう。
 サンキューな」

「ほどほどに仕事頑張って」


話ながらも片付けを始めていたアタシは
ゴミを捨てたり食べ終わったタッパーを鞄に入れ
手伝っていた書類を1つにまとめて返し
帰る準備を整えた。


…と、
ふと出入口に人の気配を感じたけれど…


「あれ?
気のせい…?」


目を凝らしても
そこに人の姿はない。



だけどこの気のせいが
翌日、とんでもない事態に発展するとは
考えもしなかった―――

 
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