隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*波乱の誕生日です。

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「あの人のあの積極さと発言は
 マジで羨ましいくらいだわ。
 付き合ってたときはあんな感じだったか?」


そんな事すら思い出せないわー…。


会議を終え
資料やお茶等を片付けしながら
陽向さんの(ある意味)褒め言葉を
独り呟いていると。


「七星、入ってもいいか?」


会議室に煌月がやってきた。


「あー…煌月、お疲れ。
 どうかした?」

「…この前のヒナコの事だけど…」

「ん?」


急に何。
早乙女さんがどうしたって?


「…イロイロ迷惑掛けて悪かったな。
 何も聞かずに泊めてくれた事は、助かった…」

「・・・へ?」


突然の煌月の言葉に
ビックリして思わず片付けの手を止め
煌月と目を合わせてしまった。


「何…改めて…」


そんな素直な事を言うキャラでしたっけ?
なんだか気持ち悪いよ?
…とは、さすがに本人には言えないけれど。


それに――


「アタシは聞かなかったけど
彼女、自分の過去をアタシがアンタから聞いたって
 すでに知っていたよ。
 何してんの、バカ」

「え?」


驚いた様子の煌月の反応。
やっぱり気付いてなかったか。
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