96 / 396
第3章 姫の心は囚われていました。
17
しおりを挟む
「家まで送るよ?」
「いえ…大丈夫です。
母も、近くまで迎えに来てくれるので…」
「え、うん…」
うーん…
そう言われてもねぇ…
昨日の今日でまた何かあっても困るしなぁ。
このコが言う“母親”ってたぶん
煌月の母だと思うんだけど…
こんな状態で話すかぁ?
そうは言っても他にアタシに出来る事がないし
煌月に連絡してあとを任せたほうがいいかもな。
早乙女さんを玄関先で見送って
すぐに煌月に連絡。
「あー…煌月?」
『てめぇさっきのLINE!
アレなんなんだよ!」
電話に出た瞬間
いきなり怒られたー。
まぁそんな事を気にするアタシではないので。
「それよりちょっと
様子見てきて」
単刀直入に伝えてみた。
『はぁ?』
「早乙女さん
1人で帰るって言うんだけど
今の状態じゃ絶対無理だから
送り届けてあげな」
『…そうか。
わかった…』
さっきまでの勢いと全然違って
早乙女さんに関する事だと
こうも素直になるとは。
「放っておけるワケないか…」
誰に言ったんじゃないけど
思わずアタシは言葉にしていた―――
「いえ…大丈夫です。
母も、近くまで迎えに来てくれるので…」
「え、うん…」
うーん…
そう言われてもねぇ…
昨日の今日でまた何かあっても困るしなぁ。
このコが言う“母親”ってたぶん
煌月の母だと思うんだけど…
こんな状態で話すかぁ?
そうは言っても他にアタシに出来る事がないし
煌月に連絡してあとを任せたほうがいいかもな。
早乙女さんを玄関先で見送って
すぐに煌月に連絡。
「あー…煌月?」
『てめぇさっきのLINE!
アレなんなんだよ!」
電話に出た瞬間
いきなり怒られたー。
まぁそんな事を気にするアタシではないので。
「それよりちょっと
様子見てきて」
単刀直入に伝えてみた。
『はぁ?』
「早乙女さん
1人で帰るって言うんだけど
今の状態じゃ絶対無理だから
送り届けてあげな」
『…そうか。
わかった…』
さっきまでの勢いと全然違って
早乙女さんに関する事だと
こうも素直になるとは。
「放っておけるワケないか…」
誰に言ったんじゃないけど
思わずアタシは言葉にしていた―――
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
誘惑の延長線上、君を囲う。
桜井 響華
恋愛
私と貴方の間には
"恋"も"愛"も存在しない。
高校の同級生が上司となって
私の前に現れただけの話。
.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚
Иatural+ 企画開発部部長
日下部 郁弥(30)
×
転職したてのエリアマネージャー
佐藤 琴葉(30)
.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚
偶然にもバーカウンターで泥酔寸前の
貴方を見つけて…
高校時代の面影がない私は…
弱っていそうな貴方を誘惑した。
:
:
♡o。+..:*
:
「本当は大好きだった……」
───そんな気持ちを隠したままに
欲に溺れ、お互いの隙間を埋める。
【誘惑の延長線上、君を囲う。】
Perverse
伊吹美香
恋愛
『高嶺の花』なんて立派なものじゃない
ただ一人の女として愛してほしいだけなの…
あなたはゆっくりと私の心に浸食してくる
触れ合う身体は熱いのに
あなたの心がわからない…
あなたは私に何を求めてるの?
私の気持ちはあなたに届いているの?
周りからは高嶺の花と呼ばれ本当の自分を出し切れずに悩んでいる女
三崎結菜
×
口も態度も悪いが営業成績No.1で結菜を振り回す冷たい同期男
柴垣義人
大人オフィスラブ
純真~こじらせ初恋の攻略法~
伊吹美香
恋愛
あの頃の私は、この恋が永遠に続くと信じていた。
未成熟な私の初恋は、愛に変わる前に終わりを告げてしまった。
この心に沁みついているあなたの姿は、時がたてば消えていくものだと思っていたのに。
いつまでも消えてくれないあなたの残像を、私は必死でかき消そうとしている。
それなのに。
どうして今さら再会してしまったのだろう。
どうしてまた、あなたはこんなに私の心に入り込んでくるのだろう。
幼いころに止まったままの純愛が、今また動き出す……。
アクセサリー
真麻一花
恋愛
キスは挨拶、セックスは遊び……。
そんな男の行動一つに、泣いて浮かれて、バカみたい。
実咲は付き合っている彼の浮気を見てしまった。
もう別れるしかない、そう覚悟を決めるが、雅貴を好きな気持ちが実咲の決心を揺るがせる。
こんな男に振り回されたくない。
別れを切り出した実咲に、雅貴の返した反応は、意外な物だった。
小説家になろうにも投稿してあります。
私と彼の恋愛攻防戦
真麻一花
恋愛
大好きな彼に告白し続けて一ヶ月。
「好きです」「だが断る」相変わらず彼は素っ気ない。
でもめげない。嫌われてはいないと思っていたから。
だから鬱陶しいと邪険にされても気にせずアタックし続けた。
彼がほんとに私の事が嫌いだったと知るまでは……。嫌われていないなんて言うのは私の思い込みでしかなかった。
元カノと復縁する方法
なとみ
恋愛
「別れよっか」
同棲して1年ちょっとの榛名旭(はるな あさひ)に、ある日別れを告げられた無自覚男の瀬戸口颯(せとぐち そう)。
会社の同僚でもある二人の付き合いは、突然終わりを迎える。
自分の気持ちを振り返りながら、復縁に向けて頑張るお話。
表紙はまるぶち銀河様からの頂き物です。素敵です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる