隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*共同作業…です。

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新しい企画は嬉しいはずなのに…
どうして彼と2人で進めていかないといけないの…


「セツナと一緒に仕事が出来るなんて
 すっげぇ嬉しい」

「…そうですか」


こっちは全然嬉しくない。
いきなり打ち合わせだとかで
別室に2人きりって…

マジでイヤだな。


「何か困った事があったら
いつでも言ってな?」


アナタと2人きりのこの状況に
今すでに困っています。


「お前と別れて
 もう6年近いのか…」

「…。」


誰も聞いてないからって
いきなり思い出話なんて始めないで。



アタシは彼の言葉を無視し
仕事の資料をテーブルに並べ
ノートパソコンの電源を入れて準備を続けた。


「あの時は、悪かったな…
 ツライ思いさせて。
 俺は…」

「やめてッ」


彼が言い終わる前に
アタシは思わず言葉を遮ってしまった。


「もう、過去の事です。
全部終わっているんです」


あー…。
黙って聞いてるだけにするつもりだったのに…
やってしまった。


「それでも。
 俺はずっとお前の事―――」


なんでこの人は
傷口に塩を塗るような事が
平気で出来るの?
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