空白

過去に大きな汚点を抱えている俺。

それは、
他人からしてみたら
たいしたこともない事なのかもしれない。
バカらしいこと。

しかし、
あの頃の人俺は逃げた。

遠く遠くへ逃げて行って
辿り着いた先には、
今という普通の人生につながっていた。

ある日、ポストに届いた結婚式の招待状。

それから俺は、あの日消してしまった
二度と会うことは無いと決めていた過去を想う。




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