68 / 114
本編
決意
しおりを挟む
マーガレットは部屋にこもってベッドの上で涙を流していた。どんなに忘れて寝ようとしても、ルイ王子のことを思い出して涙が止まらないのだ。
(ネックレスまで失ってしまった……ドレスに続いてネックレスまで……)
もしも目には見えない運命の赤い糸なんてものがこの世に存在するのなら、それらはマーガレットを否定するのだろう。ルイ王子の運命の糸はリュセットへと繋がっている。決してそれは、マーガレットではないのだ。
それならばなぜ、マーガレットはルイ王子と出逢い、惹かれてしまったのか。決してルイ王子もまんざらではなかったはず——そんな風に考えが堂々巡りを繰り返し、マーガレットの頬を乾かすことは決してなかった。
「……っ」
涙とともに漏れ出る嗚咽を噛み殺す。
ルイ王子は自分の事を好いていたと思ったが、それはただの戯れ、一時の気の迷い。マーガレットには、ルイ王子がリュセットを見つめていたあの驚いた表情や、その後リュセットの手を取っている様子などがまぶたの裏に張り付いて離れない。
ルイ王子と出逢ったのも、惹かれ合ったのも、ただの運命の悪戯だったのだろうか——。そう思うと涙が止まらず、誰もが寝静まった夜に一人、眠れぬ夜を過ごしていた。
「可哀想なマーガレット」
そよ風に乗せるように、柔らかな旋律がこの部屋に響いた。
「……誰?」
マーガレットは慌てて上体を持ち上げる。閉めていたはずの窓が開け放たれ、窓枠に座っているのはあのアリスという女性だった。
「言ったのに~。忠告したのに~」
月光をバックにアリスは歌う。そんな様子を見ながら、マーガレットはベッドから抜け出し、アリスと向き合った。
「やめた方がいい~。あなたはやめた方がいい~。彼とは会わない方がいい~。私はそう言ったのに~」
アリスは小さく微笑みながらそんな言葉を歌うように紡ぎあげ、窓の桟に立った。
「王子との運命はリュセットにある~。あなたは運命にただ巻き込まれて、飲まれるだけなの~」
「……そんなの。わからないじゃない!」
そんな風に言うものの、正直勝算なんてない。むしろアリスの言うことが正しいと肌で感じていた。けれど、それをあっさり認められない程度に、マーガレットはルイ王子に惹かれてしまっていた。
「いいえ、運命は変えられないわ。変えてもいけないの」
アリスは歌うことをやめ、指をくるんとひと回しする。すると突然部屋の中が軋み、歪み始める。ギシギシ、ミシミシ、と音を立てながら部屋の中はぐにゃりと歪んだ。それはまるで絵の具をかき混ぜたマーブル模様のように形を変える。
形などなく、どんどん色は混ざり、どんどん濃く、深く、やがては闇色へと変貌していく。
「リュセットが王子様と結婚しなければ、この世界は消えるでしょう。この部屋のように、全ては闇に消える。この世界とともに、この物語もなかったことになる」
「そんな……!」
マーブル模様は色をなくし、やがてマーガレットは黒一色の中にいた。そこにいるのは自分と、目の前にいるアリスという女性だけ。
「……あなたは、何者なの?」
マーガレットが問いかけると、アリスは消えた。と、思ったら、マーガレットの背後からそっと囁いた。
「私はアリス。プラタナスの妖精」
「妖精……」
そのワードを聞いて、彼女がリュセットにガラスの靴を送り、あの輝かんばかりのドレスアップを施した人物なのだと気がついた。
「魔法使いの、妖精……あなたが……?」
「そう」
さっきは右耳、今度はマーガレットの左耳にそっと囁きかけるようにこう言う。
「私は知っている。この世界の在り方も、運命がどこへ向かっていくのかも」
(……だったら)
マーガレットは力一杯手を握りしめて、振り返った。
「だったらどうして私はルイ王子と出会ってしまったの? どうして私は——」
——ルイ王子に惹かれてしまったの……?
甘い囁きと、甘い笑顔を向けるルイ王子。どうしてルイ王子は私を選んだのか。
運命が決まっていたのなら、どうしてこんなことになってしまったのか。
「枠外の話だからよ」
「……どういうこと?」
アリスはマーガレットから少し離れた場所に立っている。いや、立っていると表現するのは正しいのか。360度、上も下も右も左も前も後ろも、全てが黒に染まったこの場所で、アリスとマーガレットは立っているのか、それとも浮いているのか。
「本筋の話はリュセットが義母、姉にいじめられ、灰かぶりとしてひたむきに生き、やがてお城の舞踏会で王子様に見初められて、王子様と結婚する。そこまででしょう? だからそれ以外の義母が何をしようと、義姉が何をしていたのかなど、誰も知らないし、ヒロイン以外の話などどうでもいいのよ。例えば王子が騎士団長の名を借りて外に繰り出していたとしても……」
「それでも、義姉と恋に落ちるなんてありえないでしょ」
物語のバックグラウンドでそんな事態が起こってる様子なんて描かれていない。そんな背景があるのであれば、意地悪な姉はそれをダシにして王子と距離を詰めるに決まっている。そうすれば物語のベースが大きくずれることにもなるのだ。
「そう、ありえない。だから私は以前あなたに聞いたでしょう?」
アリスの声が再び背後から聞こえる。目の前にいたはずのアリスの姿はもうない。背後から発せられるアリスの声がこう囁いた。
「あなたは、誰なの——と」
アリスの瞳が鋭くマーガレットを突き刺した。その視線はまるで針のよう。マーガレットを突き刺し、じわじわと真綿を締めるように苦しめる。
「私は……」
「あなたはマーガレット」
マーガレットの言葉を引き受けるように、アリスは囁く。
「けれどそれは、私の知るマーガレットとは少し違う。そうでしょう?」
「……」
口を真一文字に閉じ、マーガレットの顔は地面に向いた。上か下かすらわからないこの空間で、マーガレットはただおし黙る。それはアリスの言葉を肯定するかのように。
アリスはマーガレットを見つめて、節くれた指を指す。目の前にいるマーガレットはマーガレットであって、違う者。違う人物。それは枠外の人物、だとでも言うように。
マーガレットは下唇に歯を突き立てた。言い返せない悔しさと、もどかしさから……。
「あなたは、この世界が好きかしら?」
アリスは囁く。マーガレットの髪を優しく撫で付けながら。
(この世界が、好き……?)
あてもなく闇を見つめながら、何もないそこを睨みつけながら。
(こんな世界、好きじゃない。何一つ自由にできないこんな世界、全然楽しくない)
もうそこには何もないというのに、マーガレットは胸元に手を当てた。そこにあったネックレス。まるでそれを握りしめるかのように。
(だけど……ルイ王子と出会った後は、こんな世界も捨てたものじゃないって思えた。それに——)
マーガレットは顔を上げた。後ろから顔を覗き込むように見つめているアリスの顔を見ることもなく、真っ直ぐ顔を正面に向けた。
(私は、本が好き。本を読むのが好き。童話の世界も、子供の頃はワクワクしてたくさん読んだ。眠れる森の美女、ラプンツェル、ピーターパン、そして、シンデレラも。それらは私に新しい世界を見せてくれた、大切な物語)
「ええ、私は好きよ」
童話の世界はいつでも幼い頃のマーガレットに夢と希望をくれていた。
マーガレットの瞳を見つめるアリスは、微笑んだ。それはアリスがマーガレットに見せる、初めての優しい笑みだった。
「そう……その言葉が聞けて良かったわ」
アリスはそう言って、闇に飲まれるように消えていった——。
(ネックレスまで失ってしまった……ドレスに続いてネックレスまで……)
もしも目には見えない運命の赤い糸なんてものがこの世に存在するのなら、それらはマーガレットを否定するのだろう。ルイ王子の運命の糸はリュセットへと繋がっている。決してそれは、マーガレットではないのだ。
それならばなぜ、マーガレットはルイ王子と出逢い、惹かれてしまったのか。決してルイ王子もまんざらではなかったはず——そんな風に考えが堂々巡りを繰り返し、マーガレットの頬を乾かすことは決してなかった。
「……っ」
涙とともに漏れ出る嗚咽を噛み殺す。
ルイ王子は自分の事を好いていたと思ったが、それはただの戯れ、一時の気の迷い。マーガレットには、ルイ王子がリュセットを見つめていたあの驚いた表情や、その後リュセットの手を取っている様子などがまぶたの裏に張り付いて離れない。
ルイ王子と出逢ったのも、惹かれ合ったのも、ただの運命の悪戯だったのだろうか——。そう思うと涙が止まらず、誰もが寝静まった夜に一人、眠れぬ夜を過ごしていた。
「可哀想なマーガレット」
そよ風に乗せるように、柔らかな旋律がこの部屋に響いた。
「……誰?」
マーガレットは慌てて上体を持ち上げる。閉めていたはずの窓が開け放たれ、窓枠に座っているのはあのアリスという女性だった。
「言ったのに~。忠告したのに~」
月光をバックにアリスは歌う。そんな様子を見ながら、マーガレットはベッドから抜け出し、アリスと向き合った。
「やめた方がいい~。あなたはやめた方がいい~。彼とは会わない方がいい~。私はそう言ったのに~」
アリスは小さく微笑みながらそんな言葉を歌うように紡ぎあげ、窓の桟に立った。
「王子との運命はリュセットにある~。あなたは運命にただ巻き込まれて、飲まれるだけなの~」
「……そんなの。わからないじゃない!」
そんな風に言うものの、正直勝算なんてない。むしろアリスの言うことが正しいと肌で感じていた。けれど、それをあっさり認められない程度に、マーガレットはルイ王子に惹かれてしまっていた。
「いいえ、運命は変えられないわ。変えてもいけないの」
アリスは歌うことをやめ、指をくるんとひと回しする。すると突然部屋の中が軋み、歪み始める。ギシギシ、ミシミシ、と音を立てながら部屋の中はぐにゃりと歪んだ。それはまるで絵の具をかき混ぜたマーブル模様のように形を変える。
形などなく、どんどん色は混ざり、どんどん濃く、深く、やがては闇色へと変貌していく。
「リュセットが王子様と結婚しなければ、この世界は消えるでしょう。この部屋のように、全ては闇に消える。この世界とともに、この物語もなかったことになる」
「そんな……!」
マーブル模様は色をなくし、やがてマーガレットは黒一色の中にいた。そこにいるのは自分と、目の前にいるアリスという女性だけ。
「……あなたは、何者なの?」
マーガレットが問いかけると、アリスは消えた。と、思ったら、マーガレットの背後からそっと囁いた。
「私はアリス。プラタナスの妖精」
「妖精……」
そのワードを聞いて、彼女がリュセットにガラスの靴を送り、あの輝かんばかりのドレスアップを施した人物なのだと気がついた。
「魔法使いの、妖精……あなたが……?」
「そう」
さっきは右耳、今度はマーガレットの左耳にそっと囁きかけるようにこう言う。
「私は知っている。この世界の在り方も、運命がどこへ向かっていくのかも」
(……だったら)
マーガレットは力一杯手を握りしめて、振り返った。
「だったらどうして私はルイ王子と出会ってしまったの? どうして私は——」
——ルイ王子に惹かれてしまったの……?
甘い囁きと、甘い笑顔を向けるルイ王子。どうしてルイ王子は私を選んだのか。
運命が決まっていたのなら、どうしてこんなことになってしまったのか。
「枠外の話だからよ」
「……どういうこと?」
アリスはマーガレットから少し離れた場所に立っている。いや、立っていると表現するのは正しいのか。360度、上も下も右も左も前も後ろも、全てが黒に染まったこの場所で、アリスとマーガレットは立っているのか、それとも浮いているのか。
「本筋の話はリュセットが義母、姉にいじめられ、灰かぶりとしてひたむきに生き、やがてお城の舞踏会で王子様に見初められて、王子様と結婚する。そこまででしょう? だからそれ以外の義母が何をしようと、義姉が何をしていたのかなど、誰も知らないし、ヒロイン以外の話などどうでもいいのよ。例えば王子が騎士団長の名を借りて外に繰り出していたとしても……」
「それでも、義姉と恋に落ちるなんてありえないでしょ」
物語のバックグラウンドでそんな事態が起こってる様子なんて描かれていない。そんな背景があるのであれば、意地悪な姉はそれをダシにして王子と距離を詰めるに決まっている。そうすれば物語のベースが大きくずれることにもなるのだ。
「そう、ありえない。だから私は以前あなたに聞いたでしょう?」
アリスの声が再び背後から聞こえる。目の前にいたはずのアリスの姿はもうない。背後から発せられるアリスの声がこう囁いた。
「あなたは、誰なの——と」
アリスの瞳が鋭くマーガレットを突き刺した。その視線はまるで針のよう。マーガレットを突き刺し、じわじわと真綿を締めるように苦しめる。
「私は……」
「あなたはマーガレット」
マーガレットの言葉を引き受けるように、アリスは囁く。
「けれどそれは、私の知るマーガレットとは少し違う。そうでしょう?」
「……」
口を真一文字に閉じ、マーガレットの顔は地面に向いた。上か下かすらわからないこの空間で、マーガレットはただおし黙る。それはアリスの言葉を肯定するかのように。
アリスはマーガレットを見つめて、節くれた指を指す。目の前にいるマーガレットはマーガレットであって、違う者。違う人物。それは枠外の人物、だとでも言うように。
マーガレットは下唇に歯を突き立てた。言い返せない悔しさと、もどかしさから……。
「あなたは、この世界が好きかしら?」
アリスは囁く。マーガレットの髪を優しく撫で付けながら。
(この世界が、好き……?)
あてもなく闇を見つめながら、何もないそこを睨みつけながら。
(こんな世界、好きじゃない。何一つ自由にできないこんな世界、全然楽しくない)
もうそこには何もないというのに、マーガレットは胸元に手を当てた。そこにあったネックレス。まるでそれを握りしめるかのように。
(だけど……ルイ王子と出会った後は、こんな世界も捨てたものじゃないって思えた。それに——)
マーガレットは顔を上げた。後ろから顔を覗き込むように見つめているアリスの顔を見ることもなく、真っ直ぐ顔を正面に向けた。
(私は、本が好き。本を読むのが好き。童話の世界も、子供の頃はワクワクしてたくさん読んだ。眠れる森の美女、ラプンツェル、ピーターパン、そして、シンデレラも。それらは私に新しい世界を見せてくれた、大切な物語)
「ええ、私は好きよ」
童話の世界はいつでも幼い頃のマーガレットに夢と希望をくれていた。
マーガレットの瞳を見つめるアリスは、微笑んだ。それはアリスがマーガレットに見せる、初めての優しい笑みだった。
「そう……その言葉が聞けて良かったわ」
アリスはそう言って、闇に飲まれるように消えていった——。
0
お気に入りに追加
95
あなたにおすすめの小説
アナスタシアお姉様にシンデレラの役を譲って王子様と幸せになっていただくつもりでしたのに、なぜかうまくいきませんわ。どうしてですの?
奏音 美都
恋愛
絵本を開くたびに始まる、女の子が憧れるシンデレラの物語。
ある日、アナスタシアお姉様がおっしゃいました。
「私だって一度はシンデレラになって、王子様と結婚してみたーい!!」
「あら、それでしたらお譲りいたしますわ。どうぞ、王子様とご結婚なさって幸せになられてください、お姉様。
わたくし、いちど『悪役令嬢』というものに、なってみたかったんですの」
取引が成立し、お姉様はシンデレラに。わたくしは、憧れだった悪役令嬢である意地悪なお姉様になったんですけれど……
なぜか、うまくいきませんわ。どうしてですの?
悪役令嬢によればこの世界は乙女ゲームの世界らしい
斯波
ファンタジー
ブラック企業を辞退した私が卒業後に手に入れたのは無職の称号だった。不服そうな親の目から逃れるべく、喫茶店でパート情報を探そうとしたが暴走トラックに轢かれて人生を終えた――かと思ったら村人達に恐れられ、軟禁されている10歳の少女に転生していた。どうやら少女の強大すぎる魔法は村人達の恐怖の対象となったらしい。村人の気持ちも分からなくはないが、二度目の人生を小屋での軟禁生活で終わらせるつもりは毛頭ないので、逃げることにした。だが私には強すぎるステータスと『ポイント交換システム』がある!拠点をテントに決め、日々魔物を狩りながら自由気ままな冒険者を続けてたのだが……。
※1.恋愛要素を含みますが、出てくるのが遅いのでご注意ください。
※2.『悪役令嬢に転生したので断罪エンドまでぐーたら過ごしたい 王子がスパルタとか聞いてないんですけど!?』と同じ世界観・時間軸のお話ですが、こちらだけでもお楽しみいただけます。
転生したら大好きな乙女ゲームの世界だったけど私は妹ポジでしたので、元気に小姑ムーブを繰り広げます!
つなかん
ファンタジー
なんちゃってヴィクトリア王朝を舞台にした乙女ゲーム、『ネバーランドの花束』の世界に転生!? しかし、そのポジションはヒロインではなく少ししか出番のない元婚約者の妹! これはNTRどころの騒ぎではないんだが!
第一章で殺されるはずの推しを救済してしまったことで、原作の乙女ゲーム展開はまったくなくなってしまい――。
***
黒髪で、魔法を使うことができる唯一の家系、ブラッドリー家。その能力を公共事業に生かし、莫大な富と権力を持っていた。一方、遺伝によってのみ継承する魔力を独占するため、下の兄弟たちは成長速度に制限を加えられる負の側面もあった。陰謀渦巻くパラレル展開へ。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
【完結】意地悪な姉に転生したので徹底的に義妹を溺愛します!
MURASAKI
ファンタジー
心理カウンセラーを目指して某有名大学の心理学科に通う槌瀬梨蘭(つちせりら)は、高層ビルの建築現場から落下した鉄骨の下敷きになり18歳でこの世を去った。
次に気が付くと、梨蘭はシンデレラの世界に転生していた。
しかも、意地悪な姉「ドリゼラ」に。
見た目は美しいのに心は真っ黒な意地悪な姉。
シンデレラが大好きな梨蘭は、心理学の研究で「シンデレラの継母とその娘たちはなぜシンデレラを執拗に虐めたか」という研究を始めるところだった。
実際に見るシンデレラ「エラ」はとても可愛らしく、見ているだけで抱きしめたい衝動にかられてしまう梨蘭。
妹のアナスタシアもまた可愛らしく、母親の毒から引き離し性格を改善させ義妹のエラを二人で可愛がるようになる。
まだ勉強中の心理学で母親を改心させ、義妹のエラを王子様へ嫁がそうと奮闘するファンタジーラブコメ。
※ツギクル・小説家になろうでも公開中です※
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる