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03-Bridge
040話-仕込みと練習
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「冷蔵庫を作りたい」
別に異世界だからというわけではなく、単純にこの肉を毎食食べるのが辛いだけの理由だった。
「冷蔵庫……」
「温度が低い箱を作って食べ物を保存しておく箱……って言えば通じる?」
用途と意図を何度か説明すると、アイリスとハンナ、ヘレスは問題なく理解してくれた。
(魔法瓶みたいなのを作って、定期的に氷を入れ替えれば簡易的なのができるかな)
とは言っても、移動する必要があるので次の夜営の時に三人にやってもらうつもりだ。
そして俺はその間に歌と衣装の用意に取り掛かることにした。
ガタガタと走る馬車から街道の景色を眺めつつ、出来の悪い紙にペンで衣装案をスケッチする。
(製紙技術もあるんだもんな……ほんと文化レベルがよくわからない)
衣装を作ると言っても、既存の服を改造なのでそこまで難しい作業ではない。
買ってきた服はアイナとエイミーにはぴったりだったので、一緒に買ってきた布やリボンでそれっぽく飾ればそれっぽく見えるだろう。
「ねぇ、エイミー、裁縫とか上手いのって誰かな?」
「裁縫? あっ、もしかして買ってきた服?」
「そうそう、色々と飾り付けをして衣装にできればなーって思ってて」
アイナもエイミーもこのままで十分可愛いと言っていたのだが、既製品で舞台に立ってもらうのは気が進まない。
「ふふっ……裁縫よね……ふふふっ」
エイミーは何故かいたずらっ子のような顔で口を手で押さえて笑いを堪えている。
「えっとねー、ユキは裁縫が一番上手いの誰だと思う?」
「えー……っと、アイリスかエイミー?」
二人ともオシャレというか手先が器用そうだし、実際アイリスは自分のマントの破れを縫っていた気がする。
「はっずれー! ええっとね、正解は…………」
「正解は? まさかアイナとか?」
「ちがいまーす! うちで一番裁縫が得意なのはサイラスでした!」
「え? …………ええっ!?」
まさか冗談だろ? と思ったのだが、なんとハンナとヘレスが来ている服はなんとサイラスのお手製らしい。
「あの巨体で……」
どう見積もっても二メートルは超えているムキムキ男なのに、裁縫ができるとか誰が想像できるだろうか。
「知識もあるし早いのよ。最近はあまりやってないみたいだけど頼んでみたら?」
「わ、わかった、後で聞いてみるよ」
ここ最近で一番の衝撃だった。
「人は見かけによらない……ってこの事かー」
俺は手元の紙に視線を落とし、ラフスケッチを眺める。
衣装の問題は解決しそうなので、残りは歌である。
一から作るのは時間がかかりすぎる上に、俺にその才能があるとは思えない。
少しだけ悩んだ挙げ句、最後に担当していたチームの歌を使わせてもらうことにした。
どうせ違う世界だし問題ない。
むしろ問題は楽器類が無いことだろうか。
街を見て回っていた時も楽器類を売っている店が見当たらなかった。
探せば何処かには売っているだろうが、しばらくはアカペラで歌ってもらうことになりそうだ。
「仮歌は俺が歌うしかないかな」
「ユキ、歌うの?」
「アイナとエイミーに歌を教える時に、どんな歌なのかを俺が歌って教える形になるなって思って」
「そっか、そうだよねー。舞台に出るのは恥ずかしいけど楽しみだなぁ~」
前の街で道行く人々を眺めていた限り、アイナもエイミーもかなり可愛い部類である。
この二人だけでなく、『荒野の星』全員がアイドルとして十分通じる可愛さなのでかなり人気が出るだろうなと思う。
「エイミー、次の街までどれぐらいかかるんだっけ?」
「えっとね……たしか馬車で七日ぐらいって言ってたから、あと六日かな?」
(大体一週間か……即興ならなんとかなりそうだ)
最悪、歌さえあれば衣装が無くても見世物としてはなんとかなるだろう。
アイナは舞台用の衣装で十分だし、エイミーも普段着で問題ない。
座長にもらった公演の基本的な流れのリストを読みつつ、どのタイミングで歌を入れようかと脳内で色々と算段をつけ始めた。
――――――――――――――――――――
「ユキ先生こんな感じ?」
その日の夜、早い目に夜営地を構築してアイリスとハンナ、ヘレスが早速冷蔵庫の製造に取り掛かっていた。
そして三人は想像より早く試作品を作り上げたのだった。
「早っ……しかも結構きちんと出来てる」
「へへっ、馬車で時間あったからね。修理用の板とか余っていたから」
上部に氷を入れるスペースを設けた簡易的なものだけれど移動中はこれで十分だろう。
蝶番がないので上蓋を開けると氷を入れるスペース。
その下の板を外すと食料を入れるスペースがある。
冷気はサイドのスリットから下へと落ちる形だった。
大きさは一メートル四方程度。
馬車に設置する形になりそうだが、箱型だし荷物スペースに問題はなさそうだ。
「ちゃんと出来てるね。この箱を一回り大きい箱に入れて隙間に草とか木屑を詰めれば行けそう」
「そうすると氷が溶けにくくなるの?」
「気休め程度だけれどね」
「じゃあ早速取り掛かるわ。ハンナ、ヘレス手伝ってちょうだい」
「はーい!」
「任せてください」
焚き火の周りを囲むように置いた丸太に腰掛けて、隣に胡座で座っているサイラスをチラリとみる。
足の上にはアイナ用にと買ってきた衣装。
それがみるみるうちに手直しされていく様子を眺める。
腰回りと裾にレースリボンがつけられ、プリーツを細かく整えられていく。
既に上着は長袖が肩まで露出する用に改造されており、襟はオープンカラーに変わっており青色のリボンタイも付けられていた。
「サイラス凄いねほんと……まさかこんな特技があるなんて知らなかったよ」
「わははっ、そりゃそうだろうな。昔は全員の装備とかも直していたんだぞ」
「へー……どこでそんな技術を?」
「さぁなぁ……気がつけば出来るようになっていた……というより、身の回りのものは自分で修繕改造するのが好きだったからなぁ俺は」
サイラスも戦争してた時の座長の仲間だったわけだけど、まだ戦っている姿を見たことがなかった。
見た目からしてパワーファイターのようにしか見えないが、性格は優しいのでもしかしたら防御専門かもしれない。
「ねーねー、ユキー。エイミーに聞いたんだけどユキが歌を教えてくれるの?」
「そのつもりだよ、今は俺の頭の中にしか無いからね……俺が口ずさみながら歌って教える感じかな」
「歌はエイミーほどじゃ無いけど、好きだから頑張って覚えるね」
「やっぱりエイミーは歌上手いの?」
「ええっ、アイナ……私そんなにうまく無いよー」
「だってたまに口ずさんでるじゃんー」
「えっ、そ、そうだったかな……じゃあ無意識だったのね……恥ずかしい……」
どうやら無意識に知ってる歌を口ずさんでいるらしい。
そういえば何度か「子守唄とか歌ってあげようか?」って言われたこともあるのを思い出した。
「歌は好きなら問題ないよ、エイミーもアイナもよろしくね。後でエイミーの口ずさんでいた歌も教えてよ」
「う……うん。でもほとんど覚えていないのよ。私、昔の記憶がないから」
「昔の記憶がない……?」
「私、記憶をなくして森を彷徨っていたところをアイナに助けられたの……凄い雨の夜だったわ」
エイミーは少し寂しそうな顔で水の入ったコップに視線を落としながら、アイナに会った時のことを話してくれた。
この国の南の端、パラディー大陸の端っこに深い森がありそこにはエルフの国があったという。
「国といっても小さな街ぐらいの大きさだったんだって……その近くだったから私もその国の生き残りだと思うんだけど……」
何者かの手により森は燃やされ、そこに住んでいた人々は皆居なくなってしまったらしい。
「ごめんエイミー……悲しいことを思い出させちゃって」
「いいの、私覚えていないから……それに今の私の居場所はここだから。あ、でも記憶が無いのはユキもだもんね……不安になったら私がいつでも相談日乗るからね」
エイミーが出会った時から妙に俺に対して献身的だった理由の一つが判明した気がした。
実際問題アイナも、エイミーを見つけた状況からそうではないかと判断しただけで真実はわからないそうだ。
普段から見せるリーチェの姉のようなほんわかした様子や、アイナのドジっ子妹のような雰囲気からは想像できない話だった。
「と、とりあえず今から少しだけ歌、やってみる? アイナもよかったら」
「歌やりたいー寝るまでは暇だから」
「私もユキの歌教えてほしいな」
「じゃあ、私たちはお片付けしましょう。リーチェ手伝って」
「はーい、ケレスもほら、飲んでばかりじゃなくて動いてー」
「は~い……はふ……」
クルジュナとリーチェ、ケレスが立ち上がり夕食の後片付けを始めてくれるのを横目に、アイナとエイミーを両隣に、俺は少し前に散々聞いた歌を二人に教え始めたのだった。
別に異世界だからというわけではなく、単純にこの肉を毎食食べるのが辛いだけの理由だった。
「冷蔵庫……」
「温度が低い箱を作って食べ物を保存しておく箱……って言えば通じる?」
用途と意図を何度か説明すると、アイリスとハンナ、ヘレスは問題なく理解してくれた。
(魔法瓶みたいなのを作って、定期的に氷を入れ替えれば簡易的なのができるかな)
とは言っても、移動する必要があるので次の夜営の時に三人にやってもらうつもりだ。
そして俺はその間に歌と衣装の用意に取り掛かることにした。
ガタガタと走る馬車から街道の景色を眺めつつ、出来の悪い紙にペンで衣装案をスケッチする。
(製紙技術もあるんだもんな……ほんと文化レベルがよくわからない)
衣装を作ると言っても、既存の服を改造なのでそこまで難しい作業ではない。
買ってきた服はアイナとエイミーにはぴったりだったので、一緒に買ってきた布やリボンでそれっぽく飾ればそれっぽく見えるだろう。
「ねぇ、エイミー、裁縫とか上手いのって誰かな?」
「裁縫? あっ、もしかして買ってきた服?」
「そうそう、色々と飾り付けをして衣装にできればなーって思ってて」
アイナもエイミーもこのままで十分可愛いと言っていたのだが、既製品で舞台に立ってもらうのは気が進まない。
「ふふっ……裁縫よね……ふふふっ」
エイミーは何故かいたずらっ子のような顔で口を手で押さえて笑いを堪えている。
「えっとねー、ユキは裁縫が一番上手いの誰だと思う?」
「えー……っと、アイリスかエイミー?」
二人ともオシャレというか手先が器用そうだし、実際アイリスは自分のマントの破れを縫っていた気がする。
「はっずれー! ええっとね、正解は…………」
「正解は? まさかアイナとか?」
「ちがいまーす! うちで一番裁縫が得意なのはサイラスでした!」
「え? …………ええっ!?」
まさか冗談だろ? と思ったのだが、なんとハンナとヘレスが来ている服はなんとサイラスのお手製らしい。
「あの巨体で……」
どう見積もっても二メートルは超えているムキムキ男なのに、裁縫ができるとか誰が想像できるだろうか。
「知識もあるし早いのよ。最近はあまりやってないみたいだけど頼んでみたら?」
「わ、わかった、後で聞いてみるよ」
ここ最近で一番の衝撃だった。
「人は見かけによらない……ってこの事かー」
俺は手元の紙に視線を落とし、ラフスケッチを眺める。
衣装の問題は解決しそうなので、残りは歌である。
一から作るのは時間がかかりすぎる上に、俺にその才能があるとは思えない。
少しだけ悩んだ挙げ句、最後に担当していたチームの歌を使わせてもらうことにした。
どうせ違う世界だし問題ない。
むしろ問題は楽器類が無いことだろうか。
街を見て回っていた時も楽器類を売っている店が見当たらなかった。
探せば何処かには売っているだろうが、しばらくはアカペラで歌ってもらうことになりそうだ。
「仮歌は俺が歌うしかないかな」
「ユキ、歌うの?」
「アイナとエイミーに歌を教える時に、どんな歌なのかを俺が歌って教える形になるなって思って」
「そっか、そうだよねー。舞台に出るのは恥ずかしいけど楽しみだなぁ~」
前の街で道行く人々を眺めていた限り、アイナもエイミーもかなり可愛い部類である。
この二人だけでなく、『荒野の星』全員がアイドルとして十分通じる可愛さなのでかなり人気が出るだろうなと思う。
「エイミー、次の街までどれぐらいかかるんだっけ?」
「えっとね……たしか馬車で七日ぐらいって言ってたから、あと六日かな?」
(大体一週間か……即興ならなんとかなりそうだ)
最悪、歌さえあれば衣装が無くても見世物としてはなんとかなるだろう。
アイナは舞台用の衣装で十分だし、エイミーも普段着で問題ない。
座長にもらった公演の基本的な流れのリストを読みつつ、どのタイミングで歌を入れようかと脳内で色々と算段をつけ始めた。
――――――――――――――――――――
「ユキ先生こんな感じ?」
その日の夜、早い目に夜営地を構築してアイリスとハンナ、ヘレスが早速冷蔵庫の製造に取り掛かっていた。
そして三人は想像より早く試作品を作り上げたのだった。
「早っ……しかも結構きちんと出来てる」
「へへっ、馬車で時間あったからね。修理用の板とか余っていたから」
上部に氷を入れるスペースを設けた簡易的なものだけれど移動中はこれで十分だろう。
蝶番がないので上蓋を開けると氷を入れるスペース。
その下の板を外すと食料を入れるスペースがある。
冷気はサイドのスリットから下へと落ちる形だった。
大きさは一メートル四方程度。
馬車に設置する形になりそうだが、箱型だし荷物スペースに問題はなさそうだ。
「ちゃんと出来てるね。この箱を一回り大きい箱に入れて隙間に草とか木屑を詰めれば行けそう」
「そうすると氷が溶けにくくなるの?」
「気休め程度だけれどね」
「じゃあ早速取り掛かるわ。ハンナ、ヘレス手伝ってちょうだい」
「はーい!」
「任せてください」
焚き火の周りを囲むように置いた丸太に腰掛けて、隣に胡座で座っているサイラスをチラリとみる。
足の上にはアイナ用にと買ってきた衣装。
それがみるみるうちに手直しされていく様子を眺める。
腰回りと裾にレースリボンがつけられ、プリーツを細かく整えられていく。
既に上着は長袖が肩まで露出する用に改造されており、襟はオープンカラーに変わっており青色のリボンタイも付けられていた。
「サイラス凄いねほんと……まさかこんな特技があるなんて知らなかったよ」
「わははっ、そりゃそうだろうな。昔は全員の装備とかも直していたんだぞ」
「へー……どこでそんな技術を?」
「さぁなぁ……気がつけば出来るようになっていた……というより、身の回りのものは自分で修繕改造するのが好きだったからなぁ俺は」
サイラスも戦争してた時の座長の仲間だったわけだけど、まだ戦っている姿を見たことがなかった。
見た目からしてパワーファイターのようにしか見えないが、性格は優しいのでもしかしたら防御専門かもしれない。
「ねーねー、ユキー。エイミーに聞いたんだけどユキが歌を教えてくれるの?」
「そのつもりだよ、今は俺の頭の中にしか無いからね……俺が口ずさみながら歌って教える感じかな」
「歌はエイミーほどじゃ無いけど、好きだから頑張って覚えるね」
「やっぱりエイミーは歌上手いの?」
「ええっ、アイナ……私そんなにうまく無いよー」
「だってたまに口ずさんでるじゃんー」
「えっ、そ、そうだったかな……じゃあ無意識だったのね……恥ずかしい……」
どうやら無意識に知ってる歌を口ずさんでいるらしい。
そういえば何度か「子守唄とか歌ってあげようか?」って言われたこともあるのを思い出した。
「歌は好きなら問題ないよ、エイミーもアイナもよろしくね。後でエイミーの口ずさんでいた歌も教えてよ」
「う……うん。でもほとんど覚えていないのよ。私、昔の記憶がないから」
「昔の記憶がない……?」
「私、記憶をなくして森を彷徨っていたところをアイナに助けられたの……凄い雨の夜だったわ」
エイミーは少し寂しそうな顔で水の入ったコップに視線を落としながら、アイナに会った時のことを話してくれた。
この国の南の端、パラディー大陸の端っこに深い森がありそこにはエルフの国があったという。
「国といっても小さな街ぐらいの大きさだったんだって……その近くだったから私もその国の生き残りだと思うんだけど……」
何者かの手により森は燃やされ、そこに住んでいた人々は皆居なくなってしまったらしい。
「ごめんエイミー……悲しいことを思い出させちゃって」
「いいの、私覚えていないから……それに今の私の居場所はここだから。あ、でも記憶が無いのはユキもだもんね……不安になったら私がいつでも相談日乗るからね」
エイミーが出会った時から妙に俺に対して献身的だった理由の一つが判明した気がした。
実際問題アイナも、エイミーを見つけた状況からそうではないかと判断しただけで真実はわからないそうだ。
普段から見せるリーチェの姉のようなほんわかした様子や、アイナのドジっ子妹のような雰囲気からは想像できない話だった。
「と、とりあえず今から少しだけ歌、やってみる? アイナもよかったら」
「歌やりたいー寝るまでは暇だから」
「私もユキの歌教えてほしいな」
「じゃあ、私たちはお片付けしましょう。リーチェ手伝って」
「はーい、ケレスもほら、飲んでばかりじゃなくて動いてー」
「は~い……はふ……」
クルジュナとリーチェ、ケレスが立ち上がり夕食の後片付けを始めてくれるのを横目に、アイナとエイミーを両隣に、俺は少し前に散々聞いた歌を二人に教え始めたのだった。
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