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孤児院編
025 せんたっき………なぜか変換出来ない!
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前回の自分の恥ずかしい宣言については後悔している。
なぜならば………。
「兄貴! 一生付いてきます! これからもよろしくお願いします!!」
っと、あっさりと陥落しやがったからだ。
それも、買い物を済ませた日の夕飯の出来事だった………。
「おぅ。お前ら! 戻ったぞ!! 荷物の運び込みを手伝いやがれ!!」
買い物を済ませて、孤児院へ帰宅すると、すぐに親方が大工の方々を使って積荷を運んでくれる。
引越しの時で理解したので、ここは非力な私は手を出さないでおく。足手まといになるからね………。
どんどんと運ばれていく食料を見る限り、マリーが相当我侭を言った事が分かる。一体母に何を食わせる気だろうか?
「親方! クロムウェルの旦那たちとお出かけの間に、作業の方は完了させておきました!!」
積荷を運ぶ大工の方々に混じって、留守の間の報告をしてくれる。
「おぅ! 分かった!!」
留守の間に頼んでおいた作業は屋根の上の作業だ。
………別に雨漏りがする訳ではない。大部屋の屋根だけ、2重にしても重さに耐えられる事が分かったので、断熱仕様の為に、2重にして貰っただけだ。
今まで泊まっていた宿と違って、孤児院の中は予想以上に寒かったのだ。
明日からは、とりあえず大部屋を断熱仕様にDIYリフォーム開始予定だ。夜はみんなで雑魚寝する計画の為にも頑張らねば!
屋根上の作業中は騒がしくなる事が分かっていたので、買い物はその為に連れ出したようなものだ。
結果として、子供たちにもサプライズになったし、ベティとも少し打ち解けたから結果として最上だろう。
「クロム様。今から夕飯の仕込をしたいと思いますので、他の家事はお任せしても宜しいでしょうか?」
色々と今後の予定を思案していると、普段は、必要最低限しか自分から話しかける事のないマリーが、拒否を許さないというオーラを纏って、突然、話しかけてきた。
「あぁ、構わないよ。今日の予定は特にもうないからね」
「ありがとうございます。本日の奥様の夕飯楽しみにしておいて下さい」
いや、母以外の分も作ってくれるのは分かっているけど、知らない人が聞いたら母の分しか作らないように聞こえるからね?
今日の買い物で、一番何かに火がついたのはマリーで間違いないだろう。
そんなマリーに逆らっても損しかしないので、大人しく今日の残りは家事をする事にする。
「エイシアさん。子供たちの身体を拭いてあげて、新しい服に着替えさせてあげて下さい」
掃除は、妹に手伝わせるとして、まずは洗濯を片付ける事にする。
洗濯は基本的にマリーが何も言わなくても、私が片付ける事が多い。なんと言っても、自称、一家に1台の便利魔法使いだからね。
私はたらいにお湯を生成して、個室でエイシアさんが1人ずつ女の子たちの身体を拭いて着替えさせてくれるので任せる。
そして、余った一匹の男の子は私の担当だ。
「おら! 抵抗するんじゃねぇ!! 夕飯に旨いもの食わせてやらねぇぞ!!」
私は男相手には基本的に優しくはない。
特に、反抗期に入っている男の子の相手など、優しく対応するわけがない。
洗濯などを行なう水場で、魔法で作った小さな水球を、私が対応する事に不機嫌だった男の子に向かって放ちまくる。ちゃんと温水の温度で放っている。冷める事も計算してちょっと熱めなので、余熱で私も軽く汗をかく。
相手は半分遊ぶように頑張って回避しているが、無数の弾幕の前には無力だ。時間ごとに水球の数を増やしたら、あっという間に逃げ場はなくなった。
「わ、わ、こ、こ」
完全にずぶぬれになって何かを言い始めたので、攻撃を中止する。
「降参だ!」
男の子はあっさりと敗北を認める。やっぱり上下関係はしっかりと教え込むに限る。
その後は不貞腐れた態度を崩さなかったが、タオルで身体を拭いて、魔法で髪を乾かしてやる。
「夕飯まで汚すんじゃないぞ?」
新しい服を着せてやってると、一目散に逃げていってしまった。
「汚したら、マジで夕飯が食えなくなるからな!」
逃げていく背中に、警告を伝えるが、ちゃんと聞こえたかは不明だ。
マリーの本気の時は厳しいんだからな? まあ、そうなったら自業自得だ。
私の担当だった1匹の始末は終わったので、洗濯用の瓶を用意する。
この瓶も故郷から一緒に旅をしてきた大事な仲間だ。旅の道中で、何度も世話になったものだ。
「クロムウェルの旦那。坊主が詰所の方へ何か叫んで行ったみたいですが、どうかしましたか?」
心配した親方が、そう尋ねてきたので、懇切丁寧に説明をする。
「ハッハッハ! 男の子はやっぱりそういう扱いが一番有効でしょう!!」
どうやら、私の男の子の攻略方法(?)は正しいようだ。
それにしても、ロックのいる場所に逃げるとは………。マリーに関しての何かのフラグとしか思えない。
その後は洗濯を予定していたが、女の子たちの着替えが終わっていないので、仕方がなく、大部屋の補修を箇所を再度確認する。
補修に必要な機材は買い物の際に注文済だ。明日には届けてくれるというのだから、本当に最優先で対応してくれているのだろう。
親方と世間話をしながら掃除をしていると、一番早く着替えを終えた最年長のミルファが今日買った服をわざわざ見せに来てくれた。
「よく似合っているよ」
その姿はエプロンでも付ければ、間違いなく侍女の服装だ。
本人が何をしたいのかが良く分かる為、素直にその方向で彼女の今後を検討する。
「女ってのは成長が早い生き物なんですね」
と親方が言ったように、身支度に時間をかけた分だけ、綺麗になっていた。
「これで、親方の部下たちの争いが激しくなりそうですね」
この世界では成人したら、結婚をする庶民が多い。
最年長のミルファは成人まで2年という年なので、そろそろ相手がある程度、定まってくる………いわば恋愛適齢期という奴だろうか。
「それは分かってて言っているんですよね?」
「あぁ、分かっているよ。私に勝てる男じゃないとミルファは簡単に嫁にやらないよ?」
私の年齢を考えたら、この世界的には、ミルファとの恋愛はアリだ。
当然、ミルファが私に好意を寄せているは分かっているが、私の前世の記憶から引き継ぐ倫理観がアウトと叫んでいる。
あんなに服を嬉しそうに見せびらかしに来て、気付かない訳がないじゃないか。
………私の倫理感が年齢的にOKを出した時に、互いに独り身であったのなら、その選択肢もアリだとは思っているけどね。この世界的にマリーみたいな性癖………じゃない、特殊な思考の持ち主でない限りは、現実的ではないがな。
ミルファがお嫁に行ってしまう時が来たら、私は今の時点でも泣く自信があるぞ?
その後は、何度かたらいのお湯を交換した頃には、全員の着替えが終わったので、洗濯開始だ。
そうそう、エイシアさんは親方が買った服を着ていたので、ゴールインはかなり近そうだ。
「クロムウェル様。洗濯は手作業じゃないのですか?」
私が大き目の瓶に洗濯物を放り込んでいるのを見て、エイシアさんが疑問を口にする。
「えぇ、細かい汚れは、後で手洗いしますが、基本はこの瓶を使って洗います。まあ、見てて下さい」
ちなみに親方は私の監視を兼ねているので、エイシアさんと一緒に見学だ。ついでに子供たちも興味津々だ。
一家に1台の便利洗濯機『クロムウェル君』の出番である。
瓶に人肌よりも少し熱いお湯を魔法で生成して、洗剤の代わりに乾燥した果物の皮を入れる。これがこの世界で一般的な汚れを落とす洗剤だ。色々な成分的な問題は分からないが、そこそこ綺麗になる。
あとは、ゴウンゴウンと音を立てる洗濯機をイメージして、魔法で生成した水を操る。通常の井戸から汲んだ水は操れないので、この世界の魔法はまだ奥が深いようだ。
親方とエイシアさんが上から瓶の中を覗いてみているが、綺麗になっているのか分からないだろう。
ただ、私のこの世界では常識はずれの行動も、何度か見せている事で、2人は私の行動が間違っているとは思わなくなっていたようだ。悪質な洗脳をしているようで、少しだけ変な気分になる。
一度洗いが終わって、比較的白い服を取り出して、軽く絞って2人に見せる。
「本当に綺麗になっていますね。手洗いよりもずっと綺麗です」
そりゃそうだ。温水機能付きの洗濯機と同レベルの性能だ。『クロムウェル君』の性能を甘く見て貰っては困る。
「せっかくだから、2度洗いは、自分たちの服を手洗いして貰おうかな」
ただ見ているだけでは面白くないだろうと思い、せっかくの機会なので、子供たちに手洗いの技術を教える。
当然、冬に冷たい水で洗濯などさせない。
私の給湯機能が火を噴くぜ!!
「洗濯の時間が、いつもよりもずっと早く終わってしまいました」
そう驚くエイシアさんに、指を立ててまだ終わりじゃない事を告げる。
洗濯機『クロムウェル君』には乾燥機能も付いているのだ!
魔法で生成した水分を半渇きくらいまで消して、風の膜を張った球体を精製する。気分的には螺○丸のイメージだ。
あとはその中に、洗濯物を放り込んで、ある程度乾かす。コインランドリーの乾燥機のように洗濯物が舞っている姿に子供たちは大はしゃぎであった。
こんな便利な魔法を使いこなす私に、マリーが洗濯を任せるのは日常茶飯事だ。
マリー。一応、君の雇い主は大分前から私なのを忘れないでね?
なぜならば………。
「兄貴! 一生付いてきます! これからもよろしくお願いします!!」
っと、あっさりと陥落しやがったからだ。
それも、買い物を済ませた日の夕飯の出来事だった………。
「おぅ。お前ら! 戻ったぞ!! 荷物の運び込みを手伝いやがれ!!」
買い物を済ませて、孤児院へ帰宅すると、すぐに親方が大工の方々を使って積荷を運んでくれる。
引越しの時で理解したので、ここは非力な私は手を出さないでおく。足手まといになるからね………。
どんどんと運ばれていく食料を見る限り、マリーが相当我侭を言った事が分かる。一体母に何を食わせる気だろうか?
「親方! クロムウェルの旦那たちとお出かけの間に、作業の方は完了させておきました!!」
積荷を運ぶ大工の方々に混じって、留守の間の報告をしてくれる。
「おぅ! 分かった!!」
留守の間に頼んでおいた作業は屋根の上の作業だ。
………別に雨漏りがする訳ではない。大部屋の屋根だけ、2重にしても重さに耐えられる事が分かったので、断熱仕様の為に、2重にして貰っただけだ。
今まで泊まっていた宿と違って、孤児院の中は予想以上に寒かったのだ。
明日からは、とりあえず大部屋を断熱仕様にDIYリフォーム開始予定だ。夜はみんなで雑魚寝する計画の為にも頑張らねば!
屋根上の作業中は騒がしくなる事が分かっていたので、買い物はその為に連れ出したようなものだ。
結果として、子供たちにもサプライズになったし、ベティとも少し打ち解けたから結果として最上だろう。
「クロム様。今から夕飯の仕込をしたいと思いますので、他の家事はお任せしても宜しいでしょうか?」
色々と今後の予定を思案していると、普段は、必要最低限しか自分から話しかける事のないマリーが、拒否を許さないというオーラを纏って、突然、話しかけてきた。
「あぁ、構わないよ。今日の予定は特にもうないからね」
「ありがとうございます。本日の奥様の夕飯楽しみにしておいて下さい」
いや、母以外の分も作ってくれるのは分かっているけど、知らない人が聞いたら母の分しか作らないように聞こえるからね?
今日の買い物で、一番何かに火がついたのはマリーで間違いないだろう。
そんなマリーに逆らっても損しかしないので、大人しく今日の残りは家事をする事にする。
「エイシアさん。子供たちの身体を拭いてあげて、新しい服に着替えさせてあげて下さい」
掃除は、妹に手伝わせるとして、まずは洗濯を片付ける事にする。
洗濯は基本的にマリーが何も言わなくても、私が片付ける事が多い。なんと言っても、自称、一家に1台の便利魔法使いだからね。
私はたらいにお湯を生成して、個室でエイシアさんが1人ずつ女の子たちの身体を拭いて着替えさせてくれるので任せる。
そして、余った一匹の男の子は私の担当だ。
「おら! 抵抗するんじゃねぇ!! 夕飯に旨いもの食わせてやらねぇぞ!!」
私は男相手には基本的に優しくはない。
特に、反抗期に入っている男の子の相手など、優しく対応するわけがない。
洗濯などを行なう水場で、魔法で作った小さな水球を、私が対応する事に不機嫌だった男の子に向かって放ちまくる。ちゃんと温水の温度で放っている。冷める事も計算してちょっと熱めなので、余熱で私も軽く汗をかく。
相手は半分遊ぶように頑張って回避しているが、無数の弾幕の前には無力だ。時間ごとに水球の数を増やしたら、あっという間に逃げ場はなくなった。
「わ、わ、こ、こ」
完全にずぶぬれになって何かを言い始めたので、攻撃を中止する。
「降参だ!」
男の子はあっさりと敗北を認める。やっぱり上下関係はしっかりと教え込むに限る。
その後は不貞腐れた態度を崩さなかったが、タオルで身体を拭いて、魔法で髪を乾かしてやる。
「夕飯まで汚すんじゃないぞ?」
新しい服を着せてやってると、一目散に逃げていってしまった。
「汚したら、マジで夕飯が食えなくなるからな!」
逃げていく背中に、警告を伝えるが、ちゃんと聞こえたかは不明だ。
マリーの本気の時は厳しいんだからな? まあ、そうなったら自業自得だ。
私の担当だった1匹の始末は終わったので、洗濯用の瓶を用意する。
この瓶も故郷から一緒に旅をしてきた大事な仲間だ。旅の道中で、何度も世話になったものだ。
「クロムウェルの旦那。坊主が詰所の方へ何か叫んで行ったみたいですが、どうかしましたか?」
心配した親方が、そう尋ねてきたので、懇切丁寧に説明をする。
「ハッハッハ! 男の子はやっぱりそういう扱いが一番有効でしょう!!」
どうやら、私の男の子の攻略方法(?)は正しいようだ。
それにしても、ロックのいる場所に逃げるとは………。マリーに関しての何かのフラグとしか思えない。
その後は洗濯を予定していたが、女の子たちの着替えが終わっていないので、仕方がなく、大部屋の補修を箇所を再度確認する。
補修に必要な機材は買い物の際に注文済だ。明日には届けてくれるというのだから、本当に最優先で対応してくれているのだろう。
親方と世間話をしながら掃除をしていると、一番早く着替えを終えた最年長のミルファが今日買った服をわざわざ見せに来てくれた。
「よく似合っているよ」
その姿はエプロンでも付ければ、間違いなく侍女の服装だ。
本人が何をしたいのかが良く分かる為、素直にその方向で彼女の今後を検討する。
「女ってのは成長が早い生き物なんですね」
と親方が言ったように、身支度に時間をかけた分だけ、綺麗になっていた。
「これで、親方の部下たちの争いが激しくなりそうですね」
この世界では成人したら、結婚をする庶民が多い。
最年長のミルファは成人まで2年という年なので、そろそろ相手がある程度、定まってくる………いわば恋愛適齢期という奴だろうか。
「それは分かってて言っているんですよね?」
「あぁ、分かっているよ。私に勝てる男じゃないとミルファは簡単に嫁にやらないよ?」
私の年齢を考えたら、この世界的には、ミルファとの恋愛はアリだ。
当然、ミルファが私に好意を寄せているは分かっているが、私の前世の記憶から引き継ぐ倫理観がアウトと叫んでいる。
あんなに服を嬉しそうに見せびらかしに来て、気付かない訳がないじゃないか。
………私の倫理感が年齢的にOKを出した時に、互いに独り身であったのなら、その選択肢もアリだとは思っているけどね。この世界的にマリーみたいな性癖………じゃない、特殊な思考の持ち主でない限りは、現実的ではないがな。
ミルファがお嫁に行ってしまう時が来たら、私は今の時点でも泣く自信があるぞ?
その後は、何度かたらいのお湯を交換した頃には、全員の着替えが終わったので、洗濯開始だ。
そうそう、エイシアさんは親方が買った服を着ていたので、ゴールインはかなり近そうだ。
「クロムウェル様。洗濯は手作業じゃないのですか?」
私が大き目の瓶に洗濯物を放り込んでいるのを見て、エイシアさんが疑問を口にする。
「えぇ、細かい汚れは、後で手洗いしますが、基本はこの瓶を使って洗います。まあ、見てて下さい」
ちなみに親方は私の監視を兼ねているので、エイシアさんと一緒に見学だ。ついでに子供たちも興味津々だ。
一家に1台の便利洗濯機『クロムウェル君』の出番である。
瓶に人肌よりも少し熱いお湯を魔法で生成して、洗剤の代わりに乾燥した果物の皮を入れる。これがこの世界で一般的な汚れを落とす洗剤だ。色々な成分的な問題は分からないが、そこそこ綺麗になる。
あとは、ゴウンゴウンと音を立てる洗濯機をイメージして、魔法で生成した水を操る。通常の井戸から汲んだ水は操れないので、この世界の魔法はまだ奥が深いようだ。
親方とエイシアさんが上から瓶の中を覗いてみているが、綺麗になっているのか分からないだろう。
ただ、私のこの世界では常識はずれの行動も、何度か見せている事で、2人は私の行動が間違っているとは思わなくなっていたようだ。悪質な洗脳をしているようで、少しだけ変な気分になる。
一度洗いが終わって、比較的白い服を取り出して、軽く絞って2人に見せる。
「本当に綺麗になっていますね。手洗いよりもずっと綺麗です」
そりゃそうだ。温水機能付きの洗濯機と同レベルの性能だ。『クロムウェル君』の性能を甘く見て貰っては困る。
「せっかくだから、2度洗いは、自分たちの服を手洗いして貰おうかな」
ただ見ているだけでは面白くないだろうと思い、せっかくの機会なので、子供たちに手洗いの技術を教える。
当然、冬に冷たい水で洗濯などさせない。
私の給湯機能が火を噴くぜ!!
「洗濯の時間が、いつもよりもずっと早く終わってしまいました」
そう驚くエイシアさんに、指を立ててまだ終わりじゃない事を告げる。
洗濯機『クロムウェル君』には乾燥機能も付いているのだ!
魔法で生成した水分を半渇きくらいまで消して、風の膜を張った球体を精製する。気分的には螺○丸のイメージだ。
あとはその中に、洗濯物を放り込んで、ある程度乾かす。コインランドリーの乾燥機のように洗濯物が舞っている姿に子供たちは大はしゃぎであった。
こんな便利な魔法を使いこなす私に、マリーが洗濯を任せるのは日常茶飯事だ。
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