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<現代編>
3."カイブツ"
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「なあ、『カイブツ』って知ってるか?」
ユズがかつてないほど深刻な表情で、まるで現実味が感じられない話を持ち出してきたのは、昼食の時だった。
四時間目の終了を告げる鐘が鳴ると同時に、オレたちは一階の購買に向かう。
そこて人類史に残らない可能性しかない聖戦を繰り広げ、いつものメニューを手に入れることに成功したのだった
メロンパン・サンドイッチ・唐揚げ・それにフルーツサンド……統一性がなさそうなモノばかりで、カズからは「栄養が偏るんじゃないか?」と口酸っぱく言われているが、オレは「空腹を満たすことができればいい」のだ。
何せ男子だからな!
他愛もない話をしていると、突然「そういえばさあ……」と話を振ってきた
ほう。おとなしいコイツが話を持ちかけてくるとは、珍しいこともあったもんだ
「ん? どうした?」
それで最初に戻るわけだ
あまりにも突拍子のない話をするので、さっきまで飲んでいたバナナオレが変なところに引っかかってしまい、盛大にむせてしまった。
「ちょ、大丈夫かよ。ほら」
「ゲホッ……。あ、ああ。サンキュ」
口元を拭いながら、差し出されたハンカチを受け取る。汚れてしまった所をふき、椅子に座り直す
「ありがとよ。洗って返すわ。……あー、すまん。どうやら耳がイカれちまったみたいだ。悪いがもう一度言ってくれねえか? 『カイブツがどうの』ってとこまでは聞き取れたんだが」
「なんだ、聞こえてんじゃん。だから、俺はこう言ったんだよ。『もしカイブツってのがいるのだとしたら、お前は信じるか?』ってね
…………は。
刹那。その言葉を聞いた瞬間周りの時間が止まったかのような錯覚をおぼえたが、それでも普段ロクに働きもしないオレの頭は思考を巡らせていた
『カイブツを信じるか?』だって? そんなもの、どう考えても「ノー」だ。大体、得体もしれないものを信じるほど子供じゃあるまいし、いくらゲーマーなオレでもフィクションと現実の区別ぐらいついている
しっかし、なんでまたコイツは、いきなりこんな意味分かんねえ話を持ち込んだんだ? アイツ程じゃないにしろ、普段から冗談は言わないタイプなのに……
「いつものナントカ戦隊の話か?」
ふと、コイツがかなりの戦隊オタクであることを思い出した。
「違う違う」嗤いながら首を振ったコイツは、またもや真剣な顔になった
「これは隣のクラスにいる《情報屋》に聞いたんだが」
「ちょっと待て」
高校生の情報屋ってなんだよ。しかも隣って。
一年と少しこの学校にいるが、初耳なんだが。クラス:アサシンか何かなのか……?
「ん? どうした?」
「いや、こっちの話だ。気にしないでくれ。で、そのカイブツ? がどうしたんだよ」
「一昨日だったかな。この辺にある中学校の生徒である女の子2人が行方不明になったみたいなんだ。えーと…名前はなんて言ったっけな。片方はお前と同じ苗字だから、さっきまで覚えてたんだが……」
頭を抱えるユズ。やがて思い出したらしく
「思い出した。確か『沖野ゆきな』ちゃんだ。お前、彼女の事何か知らね? 『沖野』なんてここいらじゃ珍しいだろ?」
確かにこの苗字はここ近辺じゃあまり聞かないが……。でもだからといって、オレが彼女の事を知る道理にはならないはずだ
「いや。その子の名前自体、今日初めて聞いたよ」
「そうかあ……? というかお前、妹いたろ? その子の名前が『ゆきな』ちゃんってことは無いのか?」
妹……? 俺は産まれてこの方、ずっと一人だが──
いや待て、確か。脳裏に幼い少女の影がチラつく
あれ、は……。
その時、軽くめまいがした。とっさに目頭を押える
「おい! 大丈夫かよ!?」
心配してくれているのだろう。慌てて立ち上がるユズ。
「ああ、大丈夫だ……で、それを『カイブツが引き起こしたんじゃないか』って言いたいのか?」
「ご名答」軽く手招きをされ、耳を近づける。
人に聞かれてはマズいのだろうか
「情報屋によると、行方不明になった子たちの跡には『湿ったあと』があるんだ。まるで雨が降ったあとみたいにね」
「雨?」
不思議だ。ここ連日、雨なんて降っていない。むしろ晴天続きだ。母さんは『お洗濯が捗るわ~』つってたっけ
「な、不思議だろ? お前も察したと思うが、ココ最近の降水確率は高くても20だ。確かに0では無い以上降る時は降るんだが──」
キーンコーンカーンコーン
話に花を咲かせていたら、予鈴がなってしまった
休みはあと10分しかないらしい。
残りの食べ物を手分けして口に入れる
「あ、そういえば」
「なんだよ。早く食っとかねえと、コイツら傷むぞ」
「わーってるよ。じゃなくて。なあ、その行方不明事件、もう一度聞かせてくれねえか?」
「んーー? だからさ、さっきも言ったじゃん……」
────────────────。
そこまで口にすると、いつか見た、糸の切れた操り人形のように、一切の動きが止まった
「? どうした? おーーい! ユズーー?」
手を目の前で左右に振ると、傀儡は再び動き出す
「あ、ああ。ごめん。それよか早く食っちまおうぜ。昼休みが終わっちまう」
「お、おう……」
「なあカズ。聞きたいことがあるんだけど」
早速、昼間の話をぶつけてみた。
実の所オレも信じてるわけじゃないが、それはそれとして安心したかった。その点コイツは非現実的なことはハッキリ否定してくれるから、信頼していいと思う
「──てことなんだけど。どう思う?」
「ふん」鼻で笑い飛ばされてしまった
──そこまでしなくても。こっちは真面目に相談してんのに
「実にくだらんな。そんなものただの噂だろう? 信じる方がどうかしている」
「だよなあ。ゲームの世界でもあるまいし、『カイブツを信じるか?』なんて言われて、反射的に首を縦に振るのもどうかしてる」
早すぎる結論に、無言になってしまう。正直この話しか用意して無いので、何を話すか困る
しかもコイツ、滅多に表情が変わらないから、何考えてるか分かんねえんだよな。
だからこそ、この時間が異様なほど長く感じてしまう……
「ただ──」数分間の後、カズが口を開いた
「どうした? 何かあるならいいなよ」
「いやしかし……理屈的にこれは……」
「いいからいいから。お前の言うことが間違ってたことあったか?」
「そうか? まあお前がそこまで言うなら」
カズは一回深呼吸をした
「いいか? 俺はこれを『伝染病の類』と考えている」
「伝染病?」
オレでも知ってるような所だと……インフルエンザとかだろうか
「ああ──まあ、本当の意味でのソレではないがな。噂が噂を呼び、やがてそれは我々の心を蝕む『病』のようなものになる。それから生ずる『恐怖心』が"カイブツがいる"などという妄想を生み、幻覚を見せている。云わばイマジナリーフレンドと一緒だ」
「イマジ……何だって?」
「イマジナリー・フレンド。日本語訳だと『空想上の親友』だな。過去に虐待を受けた子どもが陥る、一種の心理現象の事だ。もっとも、これ自体にちゃんとした定義が無いから、たとえとして合っているか分からんがな」
『空想上の親友』。これも一種の『心の持ちよう』という事だろうか
「数週間で治る事もあれば、数年に渡って悩まされる事もあるそうだ」
普段ならここで終わるのだが、よりによって追い討ちをかけてきた
「もっとも、お前みたいに年中お気楽そうな奴には無縁の話だな」
「な…………っ!!」
せっかく感心しかけたのに台無しだ。コイツはたまに余計なことを口にする
「アレ? でもそれこそ『非科学的』って事なんじゃないの? そういうことを口にするなんて珍しいじゃん」
ああ。彼はかけている眼鏡を定位置に直す
「何せ断片的な情報しかないからな。ピースを無理矢理繋ぎ合わせたにすぎん。井原は他に何か言ってなかったか?」
「うーん。……あ」
記憶を探っていると、あの事件の事を思い出した
「どうした?」
「いや、アイツに口止めされてるし……」
「なんだ? 気になることがあるなら言ってみろ」
「……ま、オマエなら口も堅いしいいだろ。……その女子を攫った男、怪人二十面相かもしれないんだ」
「かっ……」一瞬、言葉を失ったように思えた
「なんだなんだ? まさかオマエが、怪人二十面相を知らないとはなあ! こりゃ初めてお前から一本とれたかあ?」
「ああ。十分驚いてるさ…………お前がその名前を知っていたことにな」
「なっ……」バカに……しやがって……
坂を下った先のT字路。ここからオレ達は、左右に分かれる
「じゃあオレ、こっちだから」
「ああ。じゃあまた明日な。ついでに言っておくが、明日は正門の当番じゃないんだ。だからと言って、今日みたいにギリギリに来るんじゃないぞ?」
へえ。アイツが当番じゃない日なんてあったんだな。
「わーってるって! 明日は、絶対、遅れない! じゃな!」
カズとの楽しい(?)時間が終わり、ひとり家路に着く
今日のご飯は何かな。トンカツだったらいいな
そんなことを考えながら、重い扉を開いた
ユズがかつてないほど深刻な表情で、まるで現実味が感じられない話を持ち出してきたのは、昼食の時だった。
四時間目の終了を告げる鐘が鳴ると同時に、オレたちは一階の購買に向かう。
そこて人類史に残らない可能性しかない聖戦を繰り広げ、いつものメニューを手に入れることに成功したのだった
メロンパン・サンドイッチ・唐揚げ・それにフルーツサンド……統一性がなさそうなモノばかりで、カズからは「栄養が偏るんじゃないか?」と口酸っぱく言われているが、オレは「空腹を満たすことができればいい」のだ。
何せ男子だからな!
他愛もない話をしていると、突然「そういえばさあ……」と話を振ってきた
ほう。おとなしいコイツが話を持ちかけてくるとは、珍しいこともあったもんだ
「ん? どうした?」
それで最初に戻るわけだ
あまりにも突拍子のない話をするので、さっきまで飲んでいたバナナオレが変なところに引っかかってしまい、盛大にむせてしまった。
「ちょ、大丈夫かよ。ほら」
「ゲホッ……。あ、ああ。サンキュ」
口元を拭いながら、差し出されたハンカチを受け取る。汚れてしまった所をふき、椅子に座り直す
「ありがとよ。洗って返すわ。……あー、すまん。どうやら耳がイカれちまったみたいだ。悪いがもう一度言ってくれねえか? 『カイブツがどうの』ってとこまでは聞き取れたんだが」
「なんだ、聞こえてんじゃん。だから、俺はこう言ったんだよ。『もしカイブツってのがいるのだとしたら、お前は信じるか?』ってね
…………は。
刹那。その言葉を聞いた瞬間周りの時間が止まったかのような錯覚をおぼえたが、それでも普段ロクに働きもしないオレの頭は思考を巡らせていた
『カイブツを信じるか?』だって? そんなもの、どう考えても「ノー」だ。大体、得体もしれないものを信じるほど子供じゃあるまいし、いくらゲーマーなオレでもフィクションと現実の区別ぐらいついている
しっかし、なんでまたコイツは、いきなりこんな意味分かんねえ話を持ち込んだんだ? アイツ程じゃないにしろ、普段から冗談は言わないタイプなのに……
「いつものナントカ戦隊の話か?」
ふと、コイツがかなりの戦隊オタクであることを思い出した。
「違う違う」嗤いながら首を振ったコイツは、またもや真剣な顔になった
「これは隣のクラスにいる《情報屋》に聞いたんだが」
「ちょっと待て」
高校生の情報屋ってなんだよ。しかも隣って。
一年と少しこの学校にいるが、初耳なんだが。クラス:アサシンか何かなのか……?
「ん? どうした?」
「いや、こっちの話だ。気にしないでくれ。で、そのカイブツ? がどうしたんだよ」
「一昨日だったかな。この辺にある中学校の生徒である女の子2人が行方不明になったみたいなんだ。えーと…名前はなんて言ったっけな。片方はお前と同じ苗字だから、さっきまで覚えてたんだが……」
頭を抱えるユズ。やがて思い出したらしく
「思い出した。確か『沖野ゆきな』ちゃんだ。お前、彼女の事何か知らね? 『沖野』なんてここいらじゃ珍しいだろ?」
確かにこの苗字はここ近辺じゃあまり聞かないが……。でもだからといって、オレが彼女の事を知る道理にはならないはずだ
「いや。その子の名前自体、今日初めて聞いたよ」
「そうかあ……? というかお前、妹いたろ? その子の名前が『ゆきな』ちゃんってことは無いのか?」
妹……? 俺は産まれてこの方、ずっと一人だが──
いや待て、確か。脳裏に幼い少女の影がチラつく
あれ、は……。
その時、軽くめまいがした。とっさに目頭を押える
「おい! 大丈夫かよ!?」
心配してくれているのだろう。慌てて立ち上がるユズ。
「ああ、大丈夫だ……で、それを『カイブツが引き起こしたんじゃないか』って言いたいのか?」
「ご名答」軽く手招きをされ、耳を近づける。
人に聞かれてはマズいのだろうか
「情報屋によると、行方不明になった子たちの跡には『湿ったあと』があるんだ。まるで雨が降ったあとみたいにね」
「雨?」
不思議だ。ここ連日、雨なんて降っていない。むしろ晴天続きだ。母さんは『お洗濯が捗るわ~』つってたっけ
「な、不思議だろ? お前も察したと思うが、ココ最近の降水確率は高くても20だ。確かに0では無い以上降る時は降るんだが──」
キーンコーンカーンコーン
話に花を咲かせていたら、予鈴がなってしまった
休みはあと10分しかないらしい。
残りの食べ物を手分けして口に入れる
「あ、そういえば」
「なんだよ。早く食っとかねえと、コイツら傷むぞ」
「わーってるよ。じゃなくて。なあ、その行方不明事件、もう一度聞かせてくれねえか?」
「んーー? だからさ、さっきも言ったじゃん……」
────────────────。
そこまで口にすると、いつか見た、糸の切れた操り人形のように、一切の動きが止まった
「? どうした? おーーい! ユズーー?」
手を目の前で左右に振ると、傀儡は再び動き出す
「あ、ああ。ごめん。それよか早く食っちまおうぜ。昼休みが終わっちまう」
「お、おう……」
「なあカズ。聞きたいことがあるんだけど」
早速、昼間の話をぶつけてみた。
実の所オレも信じてるわけじゃないが、それはそれとして安心したかった。その点コイツは非現実的なことはハッキリ否定してくれるから、信頼していいと思う
「──てことなんだけど。どう思う?」
「ふん」鼻で笑い飛ばされてしまった
──そこまでしなくても。こっちは真面目に相談してんのに
「実にくだらんな。そんなものただの噂だろう? 信じる方がどうかしている」
「だよなあ。ゲームの世界でもあるまいし、『カイブツを信じるか?』なんて言われて、反射的に首を縦に振るのもどうかしてる」
早すぎる結論に、無言になってしまう。正直この話しか用意して無いので、何を話すか困る
しかもコイツ、滅多に表情が変わらないから、何考えてるか分かんねえんだよな。
だからこそ、この時間が異様なほど長く感じてしまう……
「ただ──」数分間の後、カズが口を開いた
「どうした? 何かあるならいいなよ」
「いやしかし……理屈的にこれは……」
「いいからいいから。お前の言うことが間違ってたことあったか?」
「そうか? まあお前がそこまで言うなら」
カズは一回深呼吸をした
「いいか? 俺はこれを『伝染病の類』と考えている」
「伝染病?」
オレでも知ってるような所だと……インフルエンザとかだろうか
「ああ──まあ、本当の意味でのソレではないがな。噂が噂を呼び、やがてそれは我々の心を蝕む『病』のようなものになる。それから生ずる『恐怖心』が"カイブツがいる"などという妄想を生み、幻覚を見せている。云わばイマジナリーフレンドと一緒だ」
「イマジ……何だって?」
「イマジナリー・フレンド。日本語訳だと『空想上の親友』だな。過去に虐待を受けた子どもが陥る、一種の心理現象の事だ。もっとも、これ自体にちゃんとした定義が無いから、たとえとして合っているか分からんがな」
『空想上の親友』。これも一種の『心の持ちよう』という事だろうか
「数週間で治る事もあれば、数年に渡って悩まされる事もあるそうだ」
普段ならここで終わるのだが、よりによって追い討ちをかけてきた
「もっとも、お前みたいに年中お気楽そうな奴には無縁の話だな」
「な…………っ!!」
せっかく感心しかけたのに台無しだ。コイツはたまに余計なことを口にする
「アレ? でもそれこそ『非科学的』って事なんじゃないの? そういうことを口にするなんて珍しいじゃん」
ああ。彼はかけている眼鏡を定位置に直す
「何せ断片的な情報しかないからな。ピースを無理矢理繋ぎ合わせたにすぎん。井原は他に何か言ってなかったか?」
「うーん。……あ」
記憶を探っていると、あの事件の事を思い出した
「どうした?」
「いや、アイツに口止めされてるし……」
「なんだ? 気になることがあるなら言ってみろ」
「……ま、オマエなら口も堅いしいいだろ。……その女子を攫った男、怪人二十面相かもしれないんだ」
「かっ……」一瞬、言葉を失ったように思えた
「なんだなんだ? まさかオマエが、怪人二十面相を知らないとはなあ! こりゃ初めてお前から一本とれたかあ?」
「ああ。十分驚いてるさ…………お前がその名前を知っていたことにな」
「なっ……」バカに……しやがって……
坂を下った先のT字路。ここからオレ達は、左右に分かれる
「じゃあオレ、こっちだから」
「ああ。じゃあまた明日な。ついでに言っておくが、明日は正門の当番じゃないんだ。だからと言って、今日みたいにギリギリに来るんじゃないぞ?」
へえ。アイツが当番じゃない日なんてあったんだな。
「わーってるって! 明日は、絶対、遅れない! じゃな!」
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