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一部 二章 何事も説明するって基本だよね
俺にも出来る事を
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部屋に戻った俺は、さっき見たものについて質問をした。
正直、明るかった空気が懐かしい
「さっきのアレは本当に先輩なんですか?」
「ああ。あそこにいる怪物もどきは正真正銘、ヨウヘイ=イワサ本人だよ。確認はとれている」
信じたくなかったが、やはりアレは岩佐先輩らしい。あんなところに閉じ込められて、大丈夫だろうか……
「じゃあ次。先輩は、どうしてああなったんですか?」
「詳しい原因については、あらかた見当がついている。『魔法にあてられた』んだ」
「あてられた……?」
魔法にも食あたりみたいなのがあるのか……?
「ヨウヘイ=イワサは約三十年前、今や魔物の巣窟とされているガイオスに、魔王討伐に出た。
彼は討伐に成功、英雄となってこの地に戻ってきた」
なんだ、魔王倒されたのか。
「なら、良かったじゃないですか」
「いや、ここからが本題だ。魔王討伐に成功した翌日、オレたちは彼を送り返す準備をしていた。
オレたちの準備が整ったタイミングで、ルドルフォが彼を呼びに行くと、ベッドの上でぐったりしてたんだ」
「それで、どうなったんです?」
「ここからはルドルフォから聞いた話になるが……二、三度声をかけると突然起き上がり、攻撃をしてきたんだ。到底、キミたちのようなニンゲンが出来るような技ではなかったから驚いたらしいよ。もちろんルドルフォは応戦したのだが、かなりの苦戦を強いられたらしい。
やがて彼が力尽きたタイミングを見計らい、ようやく彼を鎮めることに成功した」
今まで気を失っていたにも関わらず、攻撃してきた……? どこかで聞いたような─あ、エリーだ。彼女は『狂暴化』と言っていたが、意味合い的には同じだろう。しかし狂暴化した魔物に魔法は有効なはず。なぜ魔道騎士であるルドは苦戦を……?
「あの。ソレって、魔物なんじゃないんですか? エリーが言っていました。『狂暴化した魔物には、魔法がよく効く』って」
「そうとも。魔法は一番の有効打だ。『魔物が相手なら』ね」
魔物相手なら……? なんでそこだけ強調して─あ。
「気が付いたようだな」
「王様はさっき、アレを魔物ではなく『怪物もどき』と呼んでいた。一瞬だったので聞き流そうとしましたが……『怪物』には魔法はそこまで効力がない……ということですか?」
「ご名答。魔法しか効かない生物だから魔物。オレたちはそう呼称する事にしたんだ。さすが勇者様だね」
なるほど。これが『魔物』と呼ばれるようになった理由なのか。
──俺の推理と同じだな!
「じゃあもう一つ。いくら魔法が効きにくいとはいえ、ルドルフォは並の魔導士よりは強力だ。でも彼は魔法を使おうとはしなかった。自分の身が危険だというのに。なぜだか分かるか?」
……? さすがにこれは分からない
「じゃあヒントだ。この世界において魔法は『法則を書き換えるものであり、それを高濃度に凝縮したエネルギーの塊』と解釈されている。この法則を身近なところで言えば、『五感』だね」
「五感? 視覚とか聴覚の?」
「そして、魔道騎士のようなより高度な術者が使うと、場合によっては対象者の『概念』を捻じ曲げる事も容易だ」
「『概念』」。おっと、話が哲学的になってきたぞ。
「いくら怪物とはいえ、肉体はヨウヘイ=イワサ本人だ。この世界以外の者に魔法を使うと─」
彼はここで言葉を詰まらせた。
「どうかしましたか?」
沈黙。
「いや、この先はよしておこう」
王様は優しい。この話をしてくれた時だって、俺の体調を真っ先に気にかけてくれた。
でもそれ故に、肝心なことは何も言ってくれない。
「いえ。ぜひ聞かせてください。ここまで来てしまったんですもん。俺はどんなことでも受け止めます」
そういえば俺が『先輩』に会っていた時も魔法を使われ『お揃い』と言っていた。それに関係があるかもしれない。
「─そうか。お前は強いな。ワタル=モリウチ。……では話すぞ」
どんな話だろうと、覚悟はできている。
「術者が魔法を使用する際、ごくまれにその粒子が体内に入る場合がある。カフンショウが起きる原因と同じだね。
この世界の人間であれば害はないのだが、キミみたいに外から来た者は別だ。
やがてそれは時間を掛けてゆっくりと成長し、オレたちが『概念』と総称しているものになる。─ああ、言い方は変だけど、キミが想像しているものだと捉えていていいよ
『〇〇は〇〇だ』っていうアレだね。
ヒトはその目で見たものはそうそう疑わないっていう性質を持ってる。
この世界で得た概念と、本来もっている概念。その二つが体内で作用しあい、やがては『崩壊する』」
「────っ!」
あまりにも突拍子すぎる話に、今度はこちらが言葉を詰まらせる。
ちょっと待て。理論的にそんなことあり得るのだろうか。いや、『魔法は世界の法則を変えるもの』──俺たちが普段理解してる事象と、目に映る事象とで矛盾が起きた結果、脳内でなんらかのバグが起こるとすれば納得………か?
「そ、その。じゃあ『崩壊』って、具体的になんなんですか?」
この先は聞きたくなかったが、もうあとには戻れない。あと若干の知的好奇心
「言葉通りの意味だよ。キミたちが使っているニュアンスとは多少異なるけどね」
「違う?」
「キミたちの使う『崩壊』って、『質量を持った物質が崩れ去ること』だろう? 分子とか……その集合体であるビルとか。
だけどコッチでは『相手から認識されない』ことを指している」
「ちょ、ちょっと待って下さ──」
言い終わる前に、遮られる
「キミも知識としては知っているだろう?
ヒト同士が互いを認識するプロセスについて」
確かに知っている。堀川と出会って間もない頃に一度だけ聞いたことがある。それがここで出てくるとは
「えっと『脳内の記録と、視覚に映る映像をひも付ける事ではじめて、そのヒトだと認識する』んでしたっけ」
「まあ、大雑把に言えばそうだね。じゃあ仮に、その前提条件である記憶がないとしたら……?」
もし俺の中に先輩と会った記憶が無いまま対峙したら。それは初対面と同じだ。
「で……でも、また覚えていけば」
そうだ。忘れたらまた覚えていけばいい。人間はそうして進化を重ねてきたのだから。
「鈍いなあ……。そんなの無理に決まってるでしょ?」
「え──────?」俺は一瞬、この人が何を言ってるのかが分からなかった
「『法則を変えるほどのもの』を浴びてるんだよ? 当然、そこには記憶のプロセスも含まれる。これはオレの見解なんだけど、多分『目の前のヒトが視界から消えた途端、互いの記憶から消える』んじゃないかなーー?」
は…………はあ? そんなの、有り得るわけない
「おっと、『有り得ない』って顔してるね。じゃあ試してみるかい? もちろんキミの言うように、それは起こらないかもしれない。でも逆も言える。安心して? こう見えてね、攻撃なんかしないから」
「や、やめ──」
俺はゾッとした。誰の目に留まらず、誰からも認知されない。
そんなの、透明人間と一緒じゃないか。
「………ははっ! 冗談だよ。驚かせちまってすまんな!」
「………………へ?」
「そんな魔物じゃあるまいし! 意図的に魔法なんて当てないさ! それに確証も無いんだ」
そんな俺を実験台にするような……
「全く……寿命縮みましたよ」
「だからすまんって! ……さっきも言ったように、一度でも最上位のツォバーを持つ者の魔法を浴びたが最後、キミの中に元々ある法則と干渉し合った結果、人間の脳内から転生者に関する記憶が根こそぎ消去されてしまう可能性があるんだ
『ヒト』という個体としてその場に存在こそするものの、認識されない。そこにいるけれど『そこにいない』。
これがオレたちの言う『崩壊』」
先輩を治すことは出来ないのか……? パステルさんなら……いや、ダメだ。
城にいるってことは、上位の魔術師に該当する可能性が高い。
「何も解決法が無いわけではない。ワタル=モリウチ」
よかった……。深刻な言い方だったけど、助からないわけじゃないんだな。
「再度のお願いになるが、キミに魔王討伐を引き受けて頂きたい」
正直、明るかった空気が懐かしい
「さっきのアレは本当に先輩なんですか?」
「ああ。あそこにいる怪物もどきは正真正銘、ヨウヘイ=イワサ本人だよ。確認はとれている」
信じたくなかったが、やはりアレは岩佐先輩らしい。あんなところに閉じ込められて、大丈夫だろうか……
「じゃあ次。先輩は、どうしてああなったんですか?」
「詳しい原因については、あらかた見当がついている。『魔法にあてられた』んだ」
「あてられた……?」
魔法にも食あたりみたいなのがあるのか……?
「ヨウヘイ=イワサは約三十年前、今や魔物の巣窟とされているガイオスに、魔王討伐に出た。
彼は討伐に成功、英雄となってこの地に戻ってきた」
なんだ、魔王倒されたのか。
「なら、良かったじゃないですか」
「いや、ここからが本題だ。魔王討伐に成功した翌日、オレたちは彼を送り返す準備をしていた。
オレたちの準備が整ったタイミングで、ルドルフォが彼を呼びに行くと、ベッドの上でぐったりしてたんだ」
「それで、どうなったんです?」
「ここからはルドルフォから聞いた話になるが……二、三度声をかけると突然起き上がり、攻撃をしてきたんだ。到底、キミたちのようなニンゲンが出来るような技ではなかったから驚いたらしいよ。もちろんルドルフォは応戦したのだが、かなりの苦戦を強いられたらしい。
やがて彼が力尽きたタイミングを見計らい、ようやく彼を鎮めることに成功した」
今まで気を失っていたにも関わらず、攻撃してきた……? どこかで聞いたような─あ、エリーだ。彼女は『狂暴化』と言っていたが、意味合い的には同じだろう。しかし狂暴化した魔物に魔法は有効なはず。なぜ魔道騎士であるルドは苦戦を……?
「あの。ソレって、魔物なんじゃないんですか? エリーが言っていました。『狂暴化した魔物には、魔法がよく効く』って」
「そうとも。魔法は一番の有効打だ。『魔物が相手なら』ね」
魔物相手なら……? なんでそこだけ強調して─あ。
「気が付いたようだな」
「王様はさっき、アレを魔物ではなく『怪物もどき』と呼んでいた。一瞬だったので聞き流そうとしましたが……『怪物』には魔法はそこまで効力がない……ということですか?」
「ご名答。魔法しか効かない生物だから魔物。オレたちはそう呼称する事にしたんだ。さすが勇者様だね」
なるほど。これが『魔物』と呼ばれるようになった理由なのか。
──俺の推理と同じだな!
「じゃあもう一つ。いくら魔法が効きにくいとはいえ、ルドルフォは並の魔導士よりは強力だ。でも彼は魔法を使おうとはしなかった。自分の身が危険だというのに。なぜだか分かるか?」
……? さすがにこれは分からない
「じゃあヒントだ。この世界において魔法は『法則を書き換えるものであり、それを高濃度に凝縮したエネルギーの塊』と解釈されている。この法則を身近なところで言えば、『五感』だね」
「五感? 視覚とか聴覚の?」
「そして、魔道騎士のようなより高度な術者が使うと、場合によっては対象者の『概念』を捻じ曲げる事も容易だ」
「『概念』」。おっと、話が哲学的になってきたぞ。
「いくら怪物とはいえ、肉体はヨウヘイ=イワサ本人だ。この世界以外の者に魔法を使うと─」
彼はここで言葉を詰まらせた。
「どうかしましたか?」
沈黙。
「いや、この先はよしておこう」
王様は優しい。この話をしてくれた時だって、俺の体調を真っ先に気にかけてくれた。
でもそれ故に、肝心なことは何も言ってくれない。
「いえ。ぜひ聞かせてください。ここまで来てしまったんですもん。俺はどんなことでも受け止めます」
そういえば俺が『先輩』に会っていた時も魔法を使われ『お揃い』と言っていた。それに関係があるかもしれない。
「─そうか。お前は強いな。ワタル=モリウチ。……では話すぞ」
どんな話だろうと、覚悟はできている。
「術者が魔法を使用する際、ごくまれにその粒子が体内に入る場合がある。カフンショウが起きる原因と同じだね。
この世界の人間であれば害はないのだが、キミみたいに外から来た者は別だ。
やがてそれは時間を掛けてゆっくりと成長し、オレたちが『概念』と総称しているものになる。─ああ、言い方は変だけど、キミが想像しているものだと捉えていていいよ
『〇〇は〇〇だ』っていうアレだね。
ヒトはその目で見たものはそうそう疑わないっていう性質を持ってる。
この世界で得た概念と、本来もっている概念。その二つが体内で作用しあい、やがては『崩壊する』」
「────っ!」
あまりにも突拍子すぎる話に、今度はこちらが言葉を詰まらせる。
ちょっと待て。理論的にそんなことあり得るのだろうか。いや、『魔法は世界の法則を変えるもの』──俺たちが普段理解してる事象と、目に映る事象とで矛盾が起きた結果、脳内でなんらかのバグが起こるとすれば納得………か?
「そ、その。じゃあ『崩壊』って、具体的になんなんですか?」
この先は聞きたくなかったが、もうあとには戻れない。あと若干の知的好奇心
「言葉通りの意味だよ。キミたちが使っているニュアンスとは多少異なるけどね」
「違う?」
「キミたちの使う『崩壊』って、『質量を持った物質が崩れ去ること』だろう? 分子とか……その集合体であるビルとか。
だけどコッチでは『相手から認識されない』ことを指している」
「ちょ、ちょっと待って下さ──」
言い終わる前に、遮られる
「キミも知識としては知っているだろう?
ヒト同士が互いを認識するプロセスについて」
確かに知っている。堀川と出会って間もない頃に一度だけ聞いたことがある。それがここで出てくるとは
「えっと『脳内の記録と、視覚に映る映像をひも付ける事ではじめて、そのヒトだと認識する』んでしたっけ」
「まあ、大雑把に言えばそうだね。じゃあ仮に、その前提条件である記憶がないとしたら……?」
もし俺の中に先輩と会った記憶が無いまま対峙したら。それは初対面と同じだ。
「で……でも、また覚えていけば」
そうだ。忘れたらまた覚えていけばいい。人間はそうして進化を重ねてきたのだから。
「鈍いなあ……。そんなの無理に決まってるでしょ?」
「え──────?」俺は一瞬、この人が何を言ってるのかが分からなかった
「『法則を変えるほどのもの』を浴びてるんだよ? 当然、そこには記憶のプロセスも含まれる。これはオレの見解なんだけど、多分『目の前のヒトが視界から消えた途端、互いの記憶から消える』んじゃないかなーー?」
は…………はあ? そんなの、有り得るわけない
「おっと、『有り得ない』って顔してるね。じゃあ試してみるかい? もちろんキミの言うように、それは起こらないかもしれない。でも逆も言える。安心して? こう見えてね、攻撃なんかしないから」
「や、やめ──」
俺はゾッとした。誰の目に留まらず、誰からも認知されない。
そんなの、透明人間と一緒じゃないか。
「………ははっ! 冗談だよ。驚かせちまってすまんな!」
「………………へ?」
「そんな魔物じゃあるまいし! 意図的に魔法なんて当てないさ! それに確証も無いんだ」
そんな俺を実験台にするような……
「全く……寿命縮みましたよ」
「だからすまんって! ……さっきも言ったように、一度でも最上位のツォバーを持つ者の魔法を浴びたが最後、キミの中に元々ある法則と干渉し合った結果、人間の脳内から転生者に関する記憶が根こそぎ消去されてしまう可能性があるんだ
『ヒト』という個体としてその場に存在こそするものの、認識されない。そこにいるけれど『そこにいない』。
これがオレたちの言う『崩壊』」
先輩を治すことは出来ないのか……? パステルさんなら……いや、ダメだ。
城にいるってことは、上位の魔術師に該当する可能性が高い。
「何も解決法が無いわけではない。ワタル=モリウチ」
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