アンデットボーイ・グリムリッパーガール

  東と西が分かれ、大規模戦争をした。その戦争は皆の予想よりも長く続き、多大なる被害を出しながら続いていった。
 どんどん悪化していく戦況の中、両国は降伏という行為は一切頭にはなかった。両国はどちらとも、勝利を確信していたからだ。

東の国には「不死身の少年兵」が
西の国は「死神の少年兵」が

 その強力な「武器」が、この戦争を勝利に導いてくれると疑っていなかったためである。

 結果、勝利した東の国は西の国は統治下に置き、多大なる成績を挙げた少年兵には褒美が贈られることとなった。何も望んでも手に入る彼が望んだことは、

「西の国の不死身の少年兵に会いたい」

 そんなことだった。
24h.ポイント 14pt
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