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番外『怠惰』のつくりかた

怠惰

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手持ち無沙汰に、肘を突き床の上を転げ回る。何にも触れることのできないこの体では、暇潰しすら碌に出来なかった。
あの後、マコトはギネヴィアと2人で談話室へ向かった。
僕は僕の身体の事をよく知らない。この体で、一定以上の距離を取った場合どうなるかわからない。そう反論しようとして、本当に。そんな事を試行する暇もなく、四六時中マコトと一緒にいたのだと気付く。結果「き、消えてしまうぞ……」なんて言う弱々しい主張しか出来ず、マコトに押し切られてしまうのだが。
兎にも角にも、こうして先に帰って来る羽目になったのは良いが、冒頭にも述べたように暇なのだ。

「……『薬学概論』」

結果、机に積まれた────マコトが読み漁っている本の背表紙を検分する、なんて暇つぶしに辿り着く。
どれもこれも、様々な分野の学問書で、恐らくアカデミーレベルの物ではないだろうか。図らずも知れる知識レベルの高さと、ヤツがこれ以上小賢しくなると言う悍ましい事実に、眉間に皺が寄ってしまう。
本のタイトルと数を数えながら、着々と顔面の皺を深め。
そして、ある一冊に視線が吸い寄せられる。
一際年季の入った、紺色の学問書。確か、マコトも特に熱心に目を通していた物だ。

「…………『神秘学』」

読んで字の如く、神秘の探求を命題とする学問だ。ただ魂の性質や生と死に関する命題など、禁呪に抵触する題材が多く、倫理的、法的な規制が増えると共に斜陽を迎えつつある学問である。研究者も今では片手で数えられるほどしか残っていない。
胸中が俄にざわつくが、「次から気を付けるわ」と言う宣誓を思い出して心を鎮める。いや鎮まらない。ヤツの言葉は何故ああも薄っぺらいのか。

「ただいまー……て、何してるの。ヨガ?」
「よがってない」
「いや、ヨガだって。1人でよがるルームメイトとかやだよ。部屋変えてくれ、部屋」

ノックもなしに入室してきたマコトは、三点倒立を始めた僕を見て後ずさる。その引き攣った笑いをやめろ。僕だって、気まずさの誤魔化しのために咄嗟に逆立ちを始める自分の人間性に、ショックを受けているのだ。
誤魔化すように「それより、君」と倒立をやめれば、どうにかマコトは室内に入ってきてくれる。

「ギネヴィア様と何を話してた」

尋ねれば、マコトは虚を突かれたように目を丸くする。予想できない質問でもないはずだが。
「なんだよ」と抗議すれば、「いや」なんて空々しい笑みを貼り付ける。

「ギネヴィア様の名前は話題に出すのも嫌がるだろ、お前」
「油断してたわけだな。諦めて素直に吐け」
「うーん、そうだな」

言いながら、何かを考えるように腕を組む。ぐる、と空中に幾何学を描く視線は、こいつが頭をフル回転させる時の所作だった。僕が瞬きする間に、数百通りの可能性を脳内で試行している。
「それもそうだ」と返事が返ってきたのは、たっぷり30秒程経ってからだった。

「もう良いだろ。良いよ、教えてあげる」
「…………」
「でも、ギネヴィア様の言う『シナリオ』について教えてもらっただけだよ」

「教えてもらった」などと言う言葉の白々しさに寒気がする。尋問の間違いだろう。
眉を顰めれば、マコトは人差し指を顎先に添える。

「彼は未来を知っている」
「は……」
「正確に言うと、彼は彼自身が観測し得る範囲の世界で、かつある時点までの未来を予め知っている」

『未来視』。
未来を見通す目を持つ者。死者の魂を視る『霊視』や、千里先まで見通す『千里眼』に並ぶ、目に由来する異能。希少にして強力な特殊能力である。
そしてそう言った、未来予知能力者と言うのは、歴史の中でしばしば登場する存在だ。
だが、歴史学で学んできた予知能力者とは異なり、ギネヴィアのそれは非常に制約的な印象を受ける。
さらに言えば、未来視持ちは大変に希少で、1世紀に1人現れるかどうかの異端である。
マコトの言葉は8割が適当だが、その中でも群を抜いて信じ難い言葉だった。

「予知能力者、なんて大層な物じゃない。俺たちの世界には、偶々ここに類似した世界についての記述書があって────彼はそれを偶然読んだ事があったってだけ」
「なんだ、それ」
「書物っつーかぶっちゃけゲーム」
「ゲーム……チェスとか?」
「あーうん、そうそうそんな感じ。それでとにかく、彼は8つの分岐未来を知っていて、そのうちの1つでは、モーガンが『自主的に』ギネヴィア様に毒を盛ったわけ」

なんだか適当に話を流された気がするが、先刻のギネヴィアの乱心ぶりを回想すると、あながち間違いでもない気がしてくる。
『お前がシナリオ通りさっさと毒を盛っていれば、あんな手回しをする必要も無かった』と。たしかに彼は言ったのだ。

「…………それはそれで彼は、進んで毒を盛られてどうするんだよ……」
「一応ギネヴィア様の名誉のために言っておくけど、そう言う性癖とかじゃないからね?わかってる?」
「何もわからないが……」
「これに関してはごもっともなんだよなぁ……。まぁとにかく、ギネヴィア様とアルトゥー……兄上が無事に結ばれる未来のためには、クルクルポイズンなモーガンくんが必要不可欠だったってわけ」
「クルクルポイズンってなんだ」

僕が毒を盛ったら兄様とあの男がくっつくのか?なんで?毒盛られて成就する恋とか絶対嫌だろ。絶対的におかしいだろ。何がどうなればそうなるんだよ。
……と、100ほどある小言を飲み込んで、大人しくマコトの言葉を待つ。マコトの様子を見るに、そこは重要な点ではないのだろうから。世界には不思議がいっぱいだ。

「だから全部教えて貰ったの、知ってる情報も、彼の言う『シナリオ』も全部」
「あれを信じすぎるのはどうかと思う」
「大丈夫だよ、彼は嘘が吐けない状態だった」

ギネヴィアに対しては情も愛着もない。
だが、流石に今回ばかりは同情する。マコトは倫理観が破綻しているので、たいてい手段を選ばない。いい加減潔く現実に目を向けると、こいつは「禁呪を使っちゃったから次は気をつけよう」というよりかは、「1回使ったら10回も100回も同じだ」とか言い出すタイプである。
ギネヴィアの無事を祈りつつ、一つの気がかりに目を細める。前々から思っていたが、こいつはただ平穏にここでの生活を謳歌できれば良い、と言うわけでは無さそうだ。何か、明確な行動理念と目的を以て行動しているように見える。
「……それで?」と言えば、「なにが」なんて白々しい言葉が返ってくる。その瞬間、絶対に煙に巻かせてやるものかと決心した。

「お前はその未来を知ってどうするって聞いてるんだ」
「『障害全てを除いて平穏に生きたい』」
「嘘だな。それだけなら、大人しく休学しとけばよかった。お前なら、本当に1年あれば充分だったろ」
「随分と俺のこと買ってくれてるんだ?」
「不本意だけど」

マコトは軽薄に笑うけど、その目は全く笑っていない。僕を観察し、検分するようにじっと見つめている。僕も負けじとその目を見返せば、張り詰めた沈黙が流れた。

「…………殺すためだよ」

沈黙を破ったのは、マコトの方だった。肩をすくめ、諦めたように笑う。

「殺すためだ、確実に。アルトゥール・ル・フェイを」
「…………また、君は」
「冗談なんかじゃないよ。実際1番の不確定要素が、お前の兄上だった。だから婚約者に近付いた。予想以上の収穫だったが────」

マコトの言葉は、尻すぼみになって途切れる。僕がかぶりを振ったからだ。
しばしばこの男は、「殺す」という言葉を軽々しく口にする。
僕の言わんとすることは伝わったのか、マコトは拍子抜けしたような表情をしたまま、頬を掻いた。

「まぁ、いいか。そう、そう言うわけで、手品の種も割れたし、手の内も把握できた。だから兄上は来月殺す。……俺は全部話したからな?」
「……仮にそれが本当だとして、なんで君が兄様を殺すんだ。会って一年も経たない赤の他人を」

思ったよりも硬い声が出る。僕が心の底から、こいつの言説を冗談だと信じ切れていないからだ。
マコトは背後で手を組み、家の庭を歩くように歩を進める。部屋の中を緩慢に行き来する所作は、何処か芝居じみたものだった。

「……決めてたんだよ。お前の日記を読んだ時から。いや、決め手は実際に話した時だけど」
「兄様と?」
「そう。お前の兄上はね、『面白い』と言ったんだ。俺がモーガンでないと知って尚」
「そうか。それで?」

ぴたと脚を止め、「釣れない態度とるなよなあ」、なんて、へらりと笑う。顔を伏せたので、その表情は横髪に隠れて伺う事ができなくなってしまった。

「……血を分けた弟を奪われて。弟のガワだけを被った、全く中身の違う何かが目の前に現れて。憤るどころか、あれは『面白い』と俺を受容し、歓待した」

呪詛を吐き出すように言葉を締め、蒼白の相貌を擡げる。前髪の隙間から見えた目は、据わりきっていた。あらゆる感情の失せた、凪いだ目だ。
視線がかち合う。
幽鬼のような目に、一瞬だけ過ぎったのは憐憫だった。
……僕がそんなに哀れか。見苦しかったか。17年足掻いても、死してなお家族の愛を得られない僕が、そんなに可哀想か。
……それを僕のためだと言うのなら、それは偽善とすら呼べぬ横暴だ。ただただ、放っておいてほしかった。僕が愛されないと言うだけの事実が、お前に何の関係があると言うのだ。

「──────っ、まえ」

ようやっと絞り出した声を皮切りに、熱いものが込み上げてくる。目の前が真っ赤になるようだった。

「……迷惑だ。おまえには関係ない、放っておいてくれ、僕はそんなの望んで無い」
「…………」
「頼むから……」

激情を押し込めて、膝を折る。床に頭を擦り付け、「殺さないで」と懇願する姿は、どれほど見苦しいのだろう。それを俯瞰するほどの自尊心など残ってはいなかった。
────『お前は自分の事に無頓着すぎるよ』
────『道理を知ることは大事だぜ、火が起こる道理、魂の構造。克服して、自分の物にするには────』
いつか受けた叱責が、脳内を反芻する。そう、僕は怠った。
何にも変えられない、誰にも見えない。
肉体があっても無くても何も変わらない。だから、全部どうでも良い。そう言い聞かせて、僕はマコトの抱える仄暗い思惑から目を逸らしてきた。この関係を、失いたく無いと思ってしまったからだ。
その報いがこれだと言うのだろうか。
その間にこの男は様々な知識を蓄え、構造を理解し、凡ゆる物を克服していた。
僕が怠たらなければ────僕が、こいつに対抗出来るだけの知識を蓄えていれば、自分の身体についてもっと理解があったのなら。
……目の前の男を殴り倒し、無理矢理にでも止めることが出来たのだろうか。

「……わからないな」
「……………なにが」
「どうしてそうまでして、アレを庇う。あれはお前がどんな目に遭おうと、決して手を差し伸べなかった」

足音が近づいて来る。
未だ地に頭を擦り付けたままの僕を、見下ろしているようだった。

「兄様は素晴らしい方だからだ」
「でもお前を愛さない」
「そんな事はどうでも良い」

アルトゥール・ル・フェイが敬愛すべき才子であり、この国の未来を託された人間である。それは揺るぎようの無い事実だ。僕を愛そうと愛すまいと、そんな事は些事である。その背に憧れ、守ろうとする事に何の影響があるのか。
途切れてしまった会話に、相貌をもたげる。
マコトが、「そうか」と声をあげたのも、同時だった。

「でもその頼みは聞けない。なぜならお前の意思なんて、ハナから俺にとってどうでも良いから」
「…………っ、」
「だってホント嫌いなんだよね、ああ言うの。兄弟を大事にしない奴、他人を平気で死ぬまで追い込むような奴。そして俺は、そう言うクソ野郎をぶっ殺したいだけ」
「マコト!」
「はは!お前、そんな顔できたんだなぁ。お熱い家族愛だことで、涙が出そうだ」

反吐を吐くようなジェスチャーをする。肩を揺らして、顔を覆い、悪趣味に声を上げて笑って。

「そういう妄信が、人を殺すんだよ」

地の底を這うような声で、顔を顰める。心の底からの憎悪は、あまりに強烈だった。第三者が抱く義憤ではない。当事者の──実際に何かを奪われ、殺された人間の、鮮度の高い怒りなのだと思った。

「…………『ヨウ兄』か」
「……………」
「亡くなったのか」

ギシギシと、荒縄の音が耳奥から響いてくるみたいだった。矢張り、あの夢が記憶だとしたら、『ヨウ兄』は既に亡くなっている。
そしてマコトは、それを僕が知っている事に眉一つ動かさない。

「自殺した。首括って」

そう告げた表情は、こちらが叫び出したくなるような悲壮感を孕んでいる。

「でもあれは自殺なんかじゃない。身内に嬲り殺されたんだよ。妾の子を庇った、ただそれだけで殺されたんだ。無関心な父親と、頭のおかしい女と、そんな女を妄信するマザコン」

蒼白の顔で佇むマコトは、最早僕を見ていなかった。僕を透かして、その向こうの、仇敵を睥睨している。
『なぜ私たちが選ばれたのか』という嘆きに、マコトは『神様の贈り物だ』、『チャンスだと思っている』と答えた。
その意味が、今になって理解できた気がする。
生前成し得なかったそれを、今生ではやり遂げようと。
『復讐』の機会を与えられたと、彼は解釈しているのだ。

「…………マコト、僕は、」
「俺はね、モーガン」

ほぼ同時に口を開いて、口を噤んだのは僕の方だった。マコトが、あまりにも辛そうに笑うものだから。

「俺は、嬉しかったんだと思うよ、たぶん。お前が勝手に俺を憐れんで泣いた時。あと、『特別だ』って言ってくれたとき」
「なんで、今言うんだよ。そんなこと」
「俺も、お前が『特別』だよ。悪いようにはしない」
「…………………」

マコトの指先が、眼前に迫る。

「だから、ね。邪魔しないで?」

次の瞬間に訪れたのは、強烈な眠気だった。薄寒い笑みを浮かべながら、僕の意識を再び沈めようとしている。ああ、本当に。この男はいつの間にか、霊体の僕に干渉するだけの域に達してしまっていたのだ。己の能天気さ、愚かさに吐き気がしてくる。

「兄上とお前に接触されたら困るんだよね。『霊視』……あの眼は、彼岸に行った人間を視れるらしいから」
────ちょっとの間だけ、眠っててね。

そんな言葉が、どんどん遠くなっていく。いや、遠のいているのは俺の意識だ。
億が一にも僕と兄様が接触しないように、最初からこうするつもりだったのだろう。だからこそ、何もかもを喋った。
何が、『悪いようにはしない』だ。
あいつは結局、最初から僕と対話する気なんてなかった。
犬歯を剥き歯を食いしばるが、有無を言わせず視界にノイズが入る。沼から這い出た無数の手に、意識ごと引き摺りこまれるみたいだった。
目が覚めるのは1ヶ月後だろうか、1年後だろうか。

「っ、まえ…………」

最後の抵抗に手を伸ばすも、ただただ空を掴むだけで。
仄暗い色をした翠眼が、いつまでも鈍く光っているようだった。
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