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第一章 乱世到来
絶望
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それは、毎日のように続いた。
薄暗い地下室に、女の肢体が淡く浮き上がり揺れている。辺りにはぴちゃ、ぬちゅ、と湿った淫猥な音が響く。
「ほらほら、もっと腰振れよ」
着衣のまま、裸の女にまたがった男が言った。女の両脚を大きく開いて脇に抱え、挿入している。細い腰を掴んで激しく突き上げると、女は僅かに眉を寄せた。
「なんだてめぇ、足りねえのか?」
男はパンパンと音を立てて腰を打ち付けた。もっと女をいたぶりたかった。苦痛に喘ぐ表情を見たかった。
バシン、と女の頬を張る。膣がぎゅうっと締まって、男は快感に喘いだ。が、女は相変わらず、無表情のまま虚空を見つめている。
「生意気な女だぜ」
バシン、バシン、と立て続けに頬を張る。
「おいおい、あんまり顔を腫らすなよ。俺が抱く時に豚みてぇになってたら承知しねえぞ?」
少し離れた暗がりから、別の男が言った。
「畜生、死ぬか?」
女を犯している男は、女の首に手をかけた。細い首を締め上げると、女の内壁がうねった。腰が浮き上がり、痙攣する。男はにたりと笑みを浮かべ、舌舐めずりした。そのまま乱暴に奥を突きまくると、射精した。
「おい、お前、まさか殺しちまってねぇだろうな?」
先程の男が近寄ってきて、女の顔を覗き込む。
「失神してるだけだ。おい、挿れてみろよ」
「は?」
「いいから、てめえのを挿れろっつってんだ」
言われるままに、二人目の男はぐったりと横たわった女の上に乗ると、屹立した男根を膣に挿入した。白濁がグプリと溢れ出てくる。
行為を終えたほうの男が、もう一度、女の頬を張った。
「……っ、げほっ……げほげほげほ!……かはっ……」
息を吹き返した女が、激しく咳き込んだ。躰を大きく波打たせ、酸素を取り込もうと激しく咳き込む。
「かは……はぁっ、ハァハァ……あ、あっ……ハァハァハァッ、ハァッ……かは……っ……」
「おお……すっげぇ……」
挿入した男が、恍惚の表情を浮かべた。荒い呼吸を繰り返す女に夢中で腰を打ち付ける。
「よく締まるだろ?」
最初の男がまたにたりと嗤った。
女の両手首には鎖が巻き付けられ、寝かされている硬いベッドの上部の、金属製の柵に繋がれていた。
「しかし、なんでこいつだけ、鎖で繋いでるんだ?」
地下には同じような部屋がいくつもあった。それらの部屋には同じように女が監禁されていたが、鎖で拘束されているのはこの女だけだった。
「なんだてめぇ、知らねぇのか?」
最初の男が、二人目の男と繋がったままの女の背後に回った。女とベッドの柵の隙間に入り込み、女の上体を抱くようにして起こす。
「こいつ、ここに来た時は凄かったんだぜ。大暴れして、狂ったように喚いて、誰も手がつけられなくてな」
最初の男は背後から女を抱きかかえると、乳房を掴んで揉みしだいた。
「――っ!」
乳首を強くつねりあげられて、女の腰がびくんと跳ねた。最初の男が、女のうなじをべろりと舐め上げた。再びそそり立った男根を女の肛門に充てがう。
「部屋に閉じ込めりゃドアを壊すわ、そのへんのもの片端から武器にして襲いかかってくるわ、何人怪我したか知れねぇ」
言いながら、男は女の腰を持ち上げて、自らの男根の上に落とした。赤黒く怒張した男根が、女の慣らされていない肛門にずぶりと沈む。
「あう!」
引き裂かれるような激痛に、女はたまらず声を上げた。
「二十人がかりで押さえつけて、薬打って、ようやく縛り上げたんだ」
男が下から内蔵を突き上げると、苦痛から逃れようと女の腰が浮いた。男は女の両脚を抱え上げ、前の男の肩に掛けた。全体重が結合部分に集中し、二本の肉棒に内臓を一気に貫かれる。
「……っあぁ!」
女が喘いだ。釣り上げられた魚のように、目を見開いて口をぱくぱくとさせている。
「……たまんねぇな」
前の男が熱い息を吐いた。女の薄い肉壁越しに、向かいの男の男根がごりごりと擦れる。
二人の男は前と後ろから激しく腰を打ち付けた。
「……っ、……っ、……っ」
女がひきつけながら、透明な潮を吹いた。と同時に、前後の男たちも絶頂した。
「っはぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
しばらく荒い息遣いだけが重なり合った。
ずるりと肉棒が引き抜かれると、赤く腫れ上がった両穴からどぷどぷと精液が流れ出た。
女はぐったりと横たわり、時折びくんびくんと痙攣している。
「……どこの女だか、相当男慣れしてやがるな」
二番目の男が言った。
「ああ。気が強ぇくせに、躰は物凄い淫乱だ。感じないふりをしてやがるが、ちょっと触れただけでとろとろに濡れてくる」
「へぇ。そりゃあかなりそそるなぁ」
二番目の男が、余韻にひくついている膣に指を沈めた。
「すげえ、まだ食いついてくるぜ」
指を三本に増やし、中を掻き回す。
「……っ……」
女が身をよじった。男の指が感じる場所を捉え、じゅぷじゅぷと激しく責め立てる。
二人目の男は指を抜くと、再び挿入した。
「おい、あんた。我慢しないで声上げろよ。よがってみせろよ。感じてんだろ?」
顔を近づけて囁いて、唇を塞いで子宮を突き上げる。
「……痛ってぇ!」
唇を噛まれて、男は反射的に女の顔を殴った。
「気をつけろよ。そいつに口でやらせようとすると、食いちぎられるぜ」
最初の男が衣服を整えながら言った。
「おい、まだかぁ!?」
扉の外から、別の男の声がした。
「……今ので萎えたよ。次の男にかわいがってもらいな」
唇を噛まれた男は、女に向かって唾を吐き捨てて出ていった。
男たちはゲリラ兵だった。
砂漠の辺境には、貧しい村が点在している。ゲリラ兵たちは、それらの村を襲っては、殺戮し、略奪する。村々を襲っているのは、政府と対立する反乱軍の分派だったり、混乱に乗じて一旗揚げようとする新興勢力だったり、敗走した軍隊の軍人崩れだったり、単なる盗賊団だったり、様々だ。
地下の女達はあちこちの村から攫われてきて、兵士たちの性奴隷として飼われていた。
狭い部屋に閉じ込められ、昼となく夜となく、犯され続ける。
薄暗い地下室に、女の肢体が淡く浮き上がり揺れている。辺りにはぴちゃ、ぬちゅ、と湿った淫猥な音が響く。
「ほらほら、もっと腰振れよ」
着衣のまま、裸の女にまたがった男が言った。女の両脚を大きく開いて脇に抱え、挿入している。細い腰を掴んで激しく突き上げると、女は僅かに眉を寄せた。
「なんだてめぇ、足りねえのか?」
男はパンパンと音を立てて腰を打ち付けた。もっと女をいたぶりたかった。苦痛に喘ぐ表情を見たかった。
バシン、と女の頬を張る。膣がぎゅうっと締まって、男は快感に喘いだ。が、女は相変わらず、無表情のまま虚空を見つめている。
「生意気な女だぜ」
バシン、バシン、と立て続けに頬を張る。
「おいおい、あんまり顔を腫らすなよ。俺が抱く時に豚みてぇになってたら承知しねえぞ?」
少し離れた暗がりから、別の男が言った。
「畜生、死ぬか?」
女を犯している男は、女の首に手をかけた。細い首を締め上げると、女の内壁がうねった。腰が浮き上がり、痙攣する。男はにたりと笑みを浮かべ、舌舐めずりした。そのまま乱暴に奥を突きまくると、射精した。
「おい、お前、まさか殺しちまってねぇだろうな?」
先程の男が近寄ってきて、女の顔を覗き込む。
「失神してるだけだ。おい、挿れてみろよ」
「は?」
「いいから、てめえのを挿れろっつってんだ」
言われるままに、二人目の男はぐったりと横たわった女の上に乗ると、屹立した男根を膣に挿入した。白濁がグプリと溢れ出てくる。
行為を終えたほうの男が、もう一度、女の頬を張った。
「……っ、げほっ……げほげほげほ!……かはっ……」
息を吹き返した女が、激しく咳き込んだ。躰を大きく波打たせ、酸素を取り込もうと激しく咳き込む。
「かは……はぁっ、ハァハァ……あ、あっ……ハァハァハァッ、ハァッ……かは……っ……」
「おお……すっげぇ……」
挿入した男が、恍惚の表情を浮かべた。荒い呼吸を繰り返す女に夢中で腰を打ち付ける。
「よく締まるだろ?」
最初の男がまたにたりと嗤った。
女の両手首には鎖が巻き付けられ、寝かされている硬いベッドの上部の、金属製の柵に繋がれていた。
「しかし、なんでこいつだけ、鎖で繋いでるんだ?」
地下には同じような部屋がいくつもあった。それらの部屋には同じように女が監禁されていたが、鎖で拘束されているのはこの女だけだった。
「なんだてめぇ、知らねぇのか?」
最初の男が、二人目の男と繋がったままの女の背後に回った。女とベッドの柵の隙間に入り込み、女の上体を抱くようにして起こす。
「こいつ、ここに来た時は凄かったんだぜ。大暴れして、狂ったように喚いて、誰も手がつけられなくてな」
最初の男は背後から女を抱きかかえると、乳房を掴んで揉みしだいた。
「――っ!」
乳首を強くつねりあげられて、女の腰がびくんと跳ねた。最初の男が、女のうなじをべろりと舐め上げた。再びそそり立った男根を女の肛門に充てがう。
「部屋に閉じ込めりゃドアを壊すわ、そのへんのもの片端から武器にして襲いかかってくるわ、何人怪我したか知れねぇ」
言いながら、男は女の腰を持ち上げて、自らの男根の上に落とした。赤黒く怒張した男根が、女の慣らされていない肛門にずぶりと沈む。
「あう!」
引き裂かれるような激痛に、女はたまらず声を上げた。
「二十人がかりで押さえつけて、薬打って、ようやく縛り上げたんだ」
男が下から内蔵を突き上げると、苦痛から逃れようと女の腰が浮いた。男は女の両脚を抱え上げ、前の男の肩に掛けた。全体重が結合部分に集中し、二本の肉棒に内臓を一気に貫かれる。
「……っあぁ!」
女が喘いだ。釣り上げられた魚のように、目を見開いて口をぱくぱくとさせている。
「……たまんねぇな」
前の男が熱い息を吐いた。女の薄い肉壁越しに、向かいの男の男根がごりごりと擦れる。
二人の男は前と後ろから激しく腰を打ち付けた。
「……っ、……っ、……っ」
女がひきつけながら、透明な潮を吹いた。と同時に、前後の男たちも絶頂した。
「っはぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
しばらく荒い息遣いだけが重なり合った。
ずるりと肉棒が引き抜かれると、赤く腫れ上がった両穴からどぷどぷと精液が流れ出た。
女はぐったりと横たわり、時折びくんびくんと痙攣している。
「……どこの女だか、相当男慣れしてやがるな」
二番目の男が言った。
「ああ。気が強ぇくせに、躰は物凄い淫乱だ。感じないふりをしてやがるが、ちょっと触れただけでとろとろに濡れてくる」
「へぇ。そりゃあかなりそそるなぁ」
二番目の男が、余韻にひくついている膣に指を沈めた。
「すげえ、まだ食いついてくるぜ」
指を三本に増やし、中を掻き回す。
「……っ……」
女が身をよじった。男の指が感じる場所を捉え、じゅぷじゅぷと激しく責め立てる。
二人目の男は指を抜くと、再び挿入した。
「おい、あんた。我慢しないで声上げろよ。よがってみせろよ。感じてんだろ?」
顔を近づけて囁いて、唇を塞いで子宮を突き上げる。
「……痛ってぇ!」
唇を噛まれて、男は反射的に女の顔を殴った。
「気をつけろよ。そいつに口でやらせようとすると、食いちぎられるぜ」
最初の男が衣服を整えながら言った。
「おい、まだかぁ!?」
扉の外から、別の男の声がした。
「……今ので萎えたよ。次の男にかわいがってもらいな」
唇を噛まれた男は、女に向かって唾を吐き捨てて出ていった。
男たちはゲリラ兵だった。
砂漠の辺境には、貧しい村が点在している。ゲリラ兵たちは、それらの村を襲っては、殺戮し、略奪する。村々を襲っているのは、政府と対立する反乱軍の分派だったり、混乱に乗じて一旗揚げようとする新興勢力だったり、敗走した軍隊の軍人崩れだったり、単なる盗賊団だったり、様々だ。
地下の女達はあちこちの村から攫われてきて、兵士たちの性奴隷として飼われていた。
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