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買い物(3)

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セルがいない。
この玩具は、セルしか取れないって言っていた。
今日一日ずっと、これを付けっぱなしだなんて、この状態で、学校に行かなければいけないなんて、無理だ。
サボってしまおうか。
もし、サボったらきっとセルにはバレるだろう。
なんせ、セルは悪魔だ。

それに授業をサボったら、セルはまた嬉しそうにお仕置きをするに違いない。
どんなお仕置きなのか、考えるだけでも恐ろしい。
でも、またこの玩具が動き出すかもしれない、そうしたら私は⋯⋯。

どうしよう、どうしよう。
早く決めなければ学校の授業も始まってしまう。
ライラにも会いたい。
仕方がない、今日はライラと一緒の授業だけ出席して、あとは適当にお買い物をして直ぐに帰ってこよう。
それしかない。

「ブレオさん、先程車を出して頂けると言ってましたが本当ですか?」

「勿論で御座います。サーラ様が何処かへ移動する際は必ず車を使用して頂きます」

「わかりました。早速学校へ行くので、手配してください」

私はアソコに挿入してあるバイブが擦れないように、クリトリスに当たっているロータが振動しないように、学校へ行く準備を整えた。
車も直ぐに玄関に横付けされ、私はその車に乗り込み、学校へ行く。
学校に着くまで、玩具は動かなかった。
もしかしたらセルが近くにいないと作動しないのかもしれない。

私は少し安心して教室に入り、ライラを探すと、後方の席に座っていた。
私はライラの隣に座り、話しかけた。

「ライラ、あのイベントの後、大丈夫だった?」

「サラ、ごめんねー。なんか私、その日酔っちゃったみたいで知らない間に家に帰ってたんだー。サラは大丈夫だった?」

「う、うん⋯⋯。大丈夫⋯⋯だよ」

「そう、またなんかいいイベントがあったらまた、行こうね」

「私は、当分いいかな⋯⋯」

私達が話をしていると、教授が教室に入って来た。
その途端、教室は静まり返る。
私は、鞄から教科書と筆記用具を出し、教授がいる前方へと目を向けた瞬間、私のアソコに装着されている玩具が動き出した。

「んんっ」

強烈な刺激に、私は、くぐもった声を上げてしまう。

「どうしたの?」

ライラがコソコソと話しかける。

「なっ、なんでもないっ」

「そう?」

「うっ、うん⋯⋯」

私はライラから距離を取り玩具の刺激を必死に我慢した。
振動音が教室に響き渡ってしまうと不安だったが、セルが装着した粘着系の物体がその音を吸収していて、音が漏れていないようだ。

くっ⋯⋯、玩具が動き始めて少ししか経っていないのに、もうアソコが濡れてきた。
クリトリスも、ローターの刺激でジンジンしてきている。
下半身全部が、おかしい事になっている。
感じすぎて、辛いっ。
今、少しでも動いたら声が出てしまう。
私は喘ぎ声が漏れないように手で口を押さえた。

また、なるべく感じないように、目をギュッと瞑り、身体に力を入れ硬直させたけど、意味がなかった。
イク一歩手前の感覚がクリトリスから伝わり、身体全体が熱を帯び、息が荒くなる。
けれど、イケない。
今にもイキそうなのに、全然イケない。
教室から出て行きたかったけれど、今、席を立ったら皆んなの注目を浴びてしまう。

ずっと、ずっと玩具が動いている。
さっきは20分も経たないうちに止まったのに、今はもう30分以上動いている。
クリトリスも、アソコも、敏感になり過ぎていて、身体がビクビクとしてしまう。
それに、アソコが濡れ過ぎて、下着が大変な事になってしまっている。
このままでは、椅子まで濡れてしまう。

ライラは、そんな私が気になるのか、チラチラと私を見る。
もう恥ずかしくて居た堪れない。
早く、早く、止まってっ⋯⋯。
でも、結局授業が終わってもは止まることはなかった。

「サラ、本当に大丈夫?」

私を心配したライラが話しかけてきた。

「うっ、うんっ。んんっ。だっ、大丈夫っ。ちょっとっ、目眩がしただけだから。だから、今日はっ、もうっ、もう帰るっ」

「保健室、一緒に行く?」

「っ、大丈夫。もうっ、帰るから。ライラはっ、次授業があるでしょう。だから私に構わず、っ、行って」

「そう?  じゃあ、夜メールするから。何かあったら言ってね」

「うっ、うん」

ライラも、他の生徒もいなくなり、教室には私一人だけになった。
早く私も立ち上がらなければいけないのに、身体にうまく力が入らない。
グズグズしていると、次の生徒が入ってきてしまう。
私は手で机を押し、なんとか立ち上がり、教室を出た。
足をガクガクさせながら、私は車の待ち合わせ場所まで歩く。
歩いている途中、アソコから太ももまで濡れてしまう。
またセルがつけた粘着系の物質のせいで、クリトリスに当たるロータは少しもずれることなく、私はその快楽からどうやっても逃れられなかった。

結局、玩具は私が車に乗り込んだ時に止まった。
やっと、止まってくれた⋯⋯。
どうか電池切れでありますように。
もう二度と動き出しませんように。

私は一息つき、運転手さんに、学校近くの衣類が置いてあるスーパーマーケットに寄るようにお願いをした。
スーパーマーケットに着くと、私は適当にワンピースを選び自分のお金で会計をした。
こんなスーパーマーケットでブラックカードを使うのは躊躇われるから。
そしてすぐに、セルの家に戻った。
さっき外出する時は気付かなかったけど、セルの家って恐ろしく豪邸。
周りも高級住宅街だけど、その中でも一際大きくて、立派だ。

私は自分の部屋に行き、ベットの上で私は再度、セルが付けた粘着物質を取ろうと試みた。
これ以上、また玩具が動き出したら、もう耐えられない。
一刻も早く外したい。
けれど、またもや玩具は動き始めた。
一時間程動くと、10分間止まり、また一時間程動く。
それをひたすら繰り返し、その動作はセルが夜遅く帰るまで続いた。
途中、執事のブレオが食事を持ってきたが、私はそれどころじゃ無かった。
ブレオはベットにうずくまっている私を、じっと見つめ、また薄気味悪く笑うと静かに部屋から出て行った。
もうずっと、イク一歩手前の感覚に襲われ続けている。
イキたくない、イキたくない、でも⋯⋯、もうイキたい、そんな思いがグルグルと何回も私の中を巡る。

「いい表情をしているな、サーラ」

セルが家に帰ってくると私の部屋を訪れ、ベットの上で感じまくっている私を満足そうに眺める。

「セルっ、あっ、お願い、これを早く取って。お願いっ、んんっ、もう耐えられない。うっん」

「イキたくなったか?」

「イキたくなんか、ないっ。けど、っ、もうっ、ああっ、もう無理」

「強情だな」

セルは、ベットの上で動けなくなっている私に跨り、ブラジャーをずらすと、乳首をギュッと摘んだ。

「んんっ、やだ、やだっ、ああっん、触らないでっ」

玩具のせいで、私の身体全てが性感帯になっている。
そんな状態の私なのに、セルは容赦無く、両方の乳首を掴んだり、転がしたりして楽しんでいる。
そしていつのまにか私は全裸にされていた。

「これは、濡れすぎじゃないか。太ももの下の方までビチャビチャだ」

「セルの、せいよ。セルが変な玩具付けるからっ。ああっ。もう無理なのっ、本当にもう、無理っ。止めてっ」

「まぁ、俺もやりたいからな。取ってやる」

セルはそう言うと、粘着物質を取り、ようやく玩具を外してくれた。
けれど、すぐにセルのペニスが私のアソコに挿入される。

「んんっ、やだやだっ、うっ、んんっ、あぁっ、もうやだーっ、あっ」

「サーラのクリトリスもパンパンに膨れ上がっている。触って欲しいか?」

「いやっ、もう嫌だっ、触らないでっ」

「サーラは色々と調教が必要だな。いつか俺に触って欲しいと言わせてやる」

「そんな事、絶対にっ、ああっ、言わないっ、くっ、んんっ」

「必ずサーラは言うさ」

セルは、嫌がる私に対して、容赦なく激しく動く。
玩具で刺激を受け過ぎたせいか、ペニスがアソコに擦れるたび、突かれるたびに、感じてしまう。
今まで、アソコで感じることなんてなかったのに。
クリトリスでイクのとは全く違う何かが押し寄せる。
けれど、何かが来そうでこない。
そのもどかしさに、もう発狂しそうだ。

「サーラの膣はイキたくて、イキたくて仕方がないようだ」

「そっ、あっ、そんなことっ、ない」

「そうか。まあ俺はイカせてもらうがな」

セルは、ペニスをグッと強く奥まで私のアソコに挿入すると、肩を微かに震わせイッた。
けれど、セルはぺニスを抜くことなく、また腰を動かし、私のクリトリスを触り始める。
ゆっくりと、ゆっくりと腰を動かし、クリトリスも優しいタッチで摩る。
もう、敏感になり過ぎているクリトリスは、セルが摩るたびにヒクヒクし、イキたくて悲鳴を上げている。

「もうっ、許してっ、もうダメ。おっ、お願い」

「イキたいか?」

「⋯⋯⋯⋯っ。イキたくないっ、ああぁ」

セルはそれ以上何も言わなかった。
ただ、私の感じている姿をじっと見つめている。
そしてゆっくり時間を掛け、セルは絶頂を迎えた。
その間、ずっとクリトリスを優しく触られ続けた。

気づいたら夜中で、私は裸のまま寝ていた。
私の身体はセルの涎、精液にまみれている。
シャワーを浴びたいけど、疲れ果てて動く事が出来ない。
私は再び泥のように眠った。

翌日、私は昼頃に目覚め、シャワーを浴びた。
洋服タンスを見ると、何も無かった⋯⋯。
下着も服も、靴下もパジャマも何もかも。
昨日着た服も無かった。
唯一あるのが、昨日スーパーマーケットで買った安物のワンピース。

「そんな⋯⋯」



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