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薔薇2
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私のぽっかりと開いた女の穴は、早くあなたの強くてたくましいものを抱きたいと、ねっとりと蜜を垂らす。
「お願い……我慢できないの……入れて欲しい……」
あなたは私の髪を撫でながら、焼けた鉄のような肉の塊を花弁へとうずめてくる。
「ああん……いや……大きいの……はあ……いい……」
ゆっくりとあなたのものは、私の濡れた花びらを抜き差して、私の花びらは恥ずかしい音をぴちゃぴちゃと鳴らす。
脳髄まで響いてくるような、津波のような快楽が、私の体の中へと押し寄せる。
とろりと、花びらが溶けて、体があなたへと流れ出すような快感。
ずっとあなたを感じていたいと思った。
何度もうねりのように押し寄せる快楽の波にゆられ、私はあなたという船にゆられて、窓の外の月を瞳に映す。
星が綺麗。
まるで夜の星空を旅する、私という小船は、あなたという星の海に抱かれていくよう。
ぐっと心の奥を快感で突かれるように、あなたを感じている。
反復するあなたの欲望の硬い肉のさおが愛しい。
部屋中に響くあえぎ声も密の音も、まるで甘美な調べのようで、私を奏でるあなたは、私を知り尽くした演奏者。
あなたの指が乳房の突起をきゅっとつまむと、私はぴりりと官能の炎を走らせる。
「ああん……ダメ……ダメダメ……いっちゃうぅぅ……」
全身を脈打たせ、あなたの肉のさおを私の蜜まみれの花びらで締め付ける。
「ああん……ちょうだい……あなたの……」
逃さないように、包み込むように、肉のさおを締め付けると、あなたはうめき声をあげて私の中に熱い液を流し込む。
私の奥に当たって、全身を花火のように発火させる。
大きく息をしながら抱きしめあう。
あなたが、そろそろパーティー会場に戻らなければね、と言って私の乳房の中ほどにキスマークをつける。
焼印のようなキスの余韻が広がって、あなたを見つめる瞳がとろけてしまう。
「もう、離れたくない」
そう言って、あなたへ優しく濃厚なキスをする。
あなたは優しく髪を撫でながら、わかってるよ、と耳元で囁く。
こんな美しい夜は生まれて初めてだった。
花弁の散ったバラの花びらが枕元に横たわっている。
こうなるのなら、もっと早くにあなたを知っていればよかった。
キスマークがくっきりと胸に浮き上がっている。
花びらのあとのように。
パーティー会場に戻ったら、私は秘密を打ち明けて苦しみから解放されたい。
そう、あなたとはやっぱり結婚できない、とフィアンセに告げるために、そして本当に愛しい人と一緒にいるために、私は赤いドレスをまた身につけた。
「お願い……我慢できないの……入れて欲しい……」
あなたは私の髪を撫でながら、焼けた鉄のような肉の塊を花弁へとうずめてくる。
「ああん……いや……大きいの……はあ……いい……」
ゆっくりとあなたのものは、私の濡れた花びらを抜き差して、私の花びらは恥ずかしい音をぴちゃぴちゃと鳴らす。
脳髄まで響いてくるような、津波のような快楽が、私の体の中へと押し寄せる。
とろりと、花びらが溶けて、体があなたへと流れ出すような快感。
ずっとあなたを感じていたいと思った。
何度もうねりのように押し寄せる快楽の波にゆられ、私はあなたという船にゆられて、窓の外の月を瞳に映す。
星が綺麗。
まるで夜の星空を旅する、私という小船は、あなたという星の海に抱かれていくよう。
ぐっと心の奥を快感で突かれるように、あなたを感じている。
反復するあなたの欲望の硬い肉のさおが愛しい。
部屋中に響くあえぎ声も密の音も、まるで甘美な調べのようで、私を奏でるあなたは、私を知り尽くした演奏者。
あなたの指が乳房の突起をきゅっとつまむと、私はぴりりと官能の炎を走らせる。
「ああん……ダメ……ダメダメ……いっちゃうぅぅ……」
全身を脈打たせ、あなたの肉のさおを私の蜜まみれの花びらで締め付ける。
「ああん……ちょうだい……あなたの……」
逃さないように、包み込むように、肉のさおを締め付けると、あなたはうめき声をあげて私の中に熱い液を流し込む。
私の奥に当たって、全身を花火のように発火させる。
大きく息をしながら抱きしめあう。
あなたが、そろそろパーティー会場に戻らなければね、と言って私の乳房の中ほどにキスマークをつける。
焼印のようなキスの余韻が広がって、あなたを見つめる瞳がとろけてしまう。
「もう、離れたくない」
そう言って、あなたへ優しく濃厚なキスをする。
あなたは優しく髪を撫でながら、わかってるよ、と耳元で囁く。
こんな美しい夜は生まれて初めてだった。
花弁の散ったバラの花びらが枕元に横たわっている。
こうなるのなら、もっと早くにあなたを知っていればよかった。
キスマークがくっきりと胸に浮き上がっている。
花びらのあとのように。
パーティー会場に戻ったら、私は秘密を打ち明けて苦しみから解放されたい。
そう、あなたとはやっぱり結婚できない、とフィアンセに告げるために、そして本当に愛しい人と一緒にいるために、私は赤いドレスをまた身につけた。
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