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蛸と海女5
しおりを挟む「はぁん! あんあんあああああん! もっと吸い出して! お尻も、もっと、もっとぉ! あそこの奥をぐりぐりしながら中を激しくいじってぇん! 息が、息が苦しいよぉ。このまま私を連れてって! 奴隷にして毎日犯して!」
「ふっしゅしゅしゅしゅ。わかってるよ。今日からお前を毎日俺たちが犯してやる。どうだい? 俺の八本の足は」
そう言うなり溢れ出た汁を下品な音を立ててじゅるじゅると吸い上げる。
「くぁぁぁ! またっ、いっ、いくぅ!」
「ここもぐちゃぐちゃじゃねぇか。中から湯のように溢れ出てくる。こいつは美味だ」
頭の方の蛸も、もう寸分も我慢ができないらしく、
「親分! 俺にも早く変わってくださいよ! さっきから乳首ばかりで、いいメスの臭いしか嗅げねぇなんて、生殺しでさぁ!」
「待てよ。もう少ししたら換わってやるからな」
商人の上で錐もみしながら入れ込んだ、あの陰茎の味わいとは比べ物にならないほど全身に絡みつく快楽。
悦楽の彼方に羽ばたいた、人間らしい理性は別れを告げ、戻ってこない。
だけれどそれでいい。それでいいのだと、海女は感じていた。
菊穴の快楽も知り、陰核はずっと吸われていたいほどに病みつきになる刺激を与えられている。今卑猥な音を股から立てながら蛸の足で悦んでいる自分はきっとどんな海の生物よりも醜く、そして美しく泳いでいると感じた。
砂まみれの体は別の汁でべっとりとし、沈みかけようとしている太陽の光を乱反射している。
ぐちゅぐちゅと何度逝きまくっても攻め立てる蛸の執拗さに海女は意識を失いかけよがっているのか笑っているのかわからずに口もとからよだれを垂らす。
「どうだい? 俺たちの性奴隷になりたくなってきたろ」
「ああ、なる。なるぅ。ああああ。もうわけがわからない。気持ちいい。気持ちいい。腰がもう浮いて別のものみたいに反応してる。あっ、ああああっ! お尻! お尻ぃ! 逝きすぎちゃっあああああああっ! いっくっ!」
ふっと目の前が白くなりかけた。星のようなきらめきが一瞬よぎる。
その光景をとても綺麗だと思った。
「親分が逝ったら、すぐに俺の番ですからね! へへ、女! 今度はこの俺様が親分よりも激しくお前の桜色の豆やあわびの肉をイボイボでこすってこすって逝かせまくって、穴という穴を俺様なしじゃダメなようにしてやるからな! じゅるっじゅるっふしゅしゅぅー」
これ以上……。
海女の薄れかけた意識の奥で響く声があった。
暗く、優しい泡が湧き出るところ。
そこに小さな光があって海女を柔らかく包み込む。
どこまで落ちるのか、まだ体が逝っているのがわかる。
声ががらつき、半狂乱になっている自分が他人のようだった。
苦しい。海の底へ沈んでいくようだ。
私は、ようやく、海とひとつになれる……。
海女が消えてから三日三晩村人たちによる大捜索が行われた。
漁に出たことはわかっていたが、どこにも海女の足取りがわかるようなものが見つからない。
「もうずっと沖の方に流されたに違いない」
「海坊主にさらわれたんだ」
「諦めよう。いい海女だったが、もっと大事にしてやればこんなことには」
四日目、雨が降りしきっていた。
縁側に立ちながら商人は錆鼠色に濁りきった海を眺めていた。
夏の名残を受けてじめりとした空気を肌にまとわせながら、心はどこか乾き飢え、求めていた。
肉つきのよい、磯の味がする、あの海女の体を。
「ふっしゅしゅしゅしゅ。わかってるよ。今日からお前を毎日俺たちが犯してやる。どうだい? 俺の八本の足は」
そう言うなり溢れ出た汁を下品な音を立ててじゅるじゅると吸い上げる。
「くぁぁぁ! またっ、いっ、いくぅ!」
「ここもぐちゃぐちゃじゃねぇか。中から湯のように溢れ出てくる。こいつは美味だ」
頭の方の蛸も、もう寸分も我慢ができないらしく、
「親分! 俺にも早く変わってくださいよ! さっきから乳首ばかりで、いいメスの臭いしか嗅げねぇなんて、生殺しでさぁ!」
「待てよ。もう少ししたら換わってやるからな」
商人の上で錐もみしながら入れ込んだ、あの陰茎の味わいとは比べ物にならないほど全身に絡みつく快楽。
悦楽の彼方に羽ばたいた、人間らしい理性は別れを告げ、戻ってこない。
だけれどそれでいい。それでいいのだと、海女は感じていた。
菊穴の快楽も知り、陰核はずっと吸われていたいほどに病みつきになる刺激を与えられている。今卑猥な音を股から立てながら蛸の足で悦んでいる自分はきっとどんな海の生物よりも醜く、そして美しく泳いでいると感じた。
砂まみれの体は別の汁でべっとりとし、沈みかけようとしている太陽の光を乱反射している。
ぐちゅぐちゅと何度逝きまくっても攻め立てる蛸の執拗さに海女は意識を失いかけよがっているのか笑っているのかわからずに口もとからよだれを垂らす。
「どうだい? 俺たちの性奴隷になりたくなってきたろ」
「ああ、なる。なるぅ。ああああ。もうわけがわからない。気持ちいい。気持ちいい。腰がもう浮いて別のものみたいに反応してる。あっ、ああああっ! お尻! お尻ぃ! 逝きすぎちゃっあああああああっ! いっくっ!」
ふっと目の前が白くなりかけた。星のようなきらめきが一瞬よぎる。
その光景をとても綺麗だと思った。
「親分が逝ったら、すぐに俺の番ですからね! へへ、女! 今度はこの俺様が親分よりも激しくお前の桜色の豆やあわびの肉をイボイボでこすってこすって逝かせまくって、穴という穴を俺様なしじゃダメなようにしてやるからな! じゅるっじゅるっふしゅしゅぅー」
これ以上……。
海女の薄れかけた意識の奥で響く声があった。
暗く、優しい泡が湧き出るところ。
そこに小さな光があって海女を柔らかく包み込む。
どこまで落ちるのか、まだ体が逝っているのがわかる。
声ががらつき、半狂乱になっている自分が他人のようだった。
苦しい。海の底へ沈んでいくようだ。
私は、ようやく、海とひとつになれる……。
海女が消えてから三日三晩村人たちによる大捜索が行われた。
漁に出たことはわかっていたが、どこにも海女の足取りがわかるようなものが見つからない。
「もうずっと沖の方に流されたに違いない」
「海坊主にさらわれたんだ」
「諦めよう。いい海女だったが、もっと大事にしてやればこんなことには」
四日目、雨が降りしきっていた。
縁側に立ちながら商人は錆鼠色に濁りきった海を眺めていた。
夏の名残を受けてじめりとした空気を肌にまとわせながら、心はどこか乾き飢え、求めていた。
肉つきのよい、磯の味がする、あの海女の体を。
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