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第五章「木漏れ日の欠片」
⑩ ★
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「あぁあああああああっ」
どくどくとオズのモノが中で跳ねる。避妊具があるから出された訳では無いのに、伝わってくる熱だけでもう一度絶頂出来そうだ。
「は、あ」
放心状態の間の抜けた顔なんて恥ずかしくて仕方が無いのに、オズは暴くのが好きらしい。ご満悦の笑みについ絆されてしまいそうだ。
口に押し当てられた親指を咥えてオズを見上げる。意趣返しにと軽く歯を立てると更に奥まで押し込まれた。まるで陰口をなぶられている時のようだ。先程の熱を思い出してスカーレットの腰が震える。
「イったばっかりなのに、物欲しそうだね」
「もう、おわりなんですか……?」
まだ、もっと、それは純粋な懇願だったはずなのに、オズは煽られたと感じたようだった。
「まさか」
意地の悪い笑みを浮かべる。
ぐい、とスカーレットの片足を持ち上げるともう片足を自分の足で挟んだ。
「足りるわけが無い」
再び猛った熱がスカーレットを深く穿つ。
「あ、あぁん」
背骨を暴力的なまでの快楽が駆け上った。
突然の刺激に驚いていると足首の擽ったさにまた甘ったるい声が転びでる。
「もっと、聞かせて、可愛い声」
「そんな、わかんにゃ、あ」
捉えられた足の先をオズに弄ばれる。擽るように愛撫され、ねぶられ、甘噛みされる。目の前でまざまざと見せつけられるだけにスカーレットの脳は沸き立ってしまいそうだった。
「ここ、好きでしょ」
ぐりぐりと下腹部を撫でられる。以前、治療のための紋様を描かれた辺りだ。
「やぁああっ」
ばちばちと目の裏で火花が散る。ピストン自体は緩やかなのに、しつこいくらいのオズの愛撫が理性を焦がすのだ。
「また、すぐ、ぅ」
「うん、イっていいよ」
声は穏やかだ。声だけなら。暴力的なまでに激しく突き上げられ、なす術も無いスカーレットは再び絶頂へ手をかけた。
「んいぃ~~~~~っ」
スカーレットの反応を楽しむようにずりずりと腰を押し付けられる。引き出されたオズの男根が愛液の筋を足の裏に作る。出された訳では無いのに大量に滴るそれが思考を溶かした。
「ふ、ぁあ」
再び差し出された指を反射のようにスカーレットは咥える。下の口がオズにしたように吸い上げて締め付けて丁寧にしゃぶった。
「どこで覚えたの、それ」
「ひぁんっ」
耳元で囁かれた声に驚いていると指が引き抜かれた。代わりに顎を捕まれ口内を犯される。
「ーーーーーっ! っ!」
うつ伏せになったスカーレットの背後からオズはスカーレットの乳房を揉みしだく。
「は、あ」
陰唇に熱いものが触れる。スカーレットは自分が腰を上げて挿入を促していることに気づいていない。
焦らすようにゆっくり、ゆっくり、時々壁に擦り付けるように揺らしながら反応を楽しんでいるようだった。
「ぁはっ、っくう」
奥まで挿入しきるとオズはスカーレットの背中に覆い被さる。シーツを握りしめて快楽に震える小さな手を包み込んだ。
「ぁ…………」
安心したのかスカーレットの安堵の吐息が零れる。膣の締め付けがやや緩んだ。
甘えるように愛液を垂らすスカーレットからオズは自身をゆっくりと引き抜き
「やぁあぁあっ!」
穿った。
突然の挿入に驚いた果芯がぎゅうぎゅうと締めつけを増す。弱点だらけになったそこにオズは容赦なく腰を打ち付けた。
「これ、ちが、あっ」
突かれる度にただの音と成り果てた嬌声が迸る。握っていた手はそれぞれツンと震えて主張する胸の突起とクリを弄び始めた。
「まっへ、らめ、りゃめえぇ!」
下の口からも上の口からもだらだらと液が溢れて止まらない。オズの熱を帯びた吐息が耳朶をくすぐる。うなじを舐められて赤い花びらが散らされる。
「うあ、あ…………っ!」
何度かもしれない絶頂を迎えた。朦朧とした意識の中でオズの熱が離れていく。
行かないで、とぼんやりと思っても体はまだ動いてくれそうもない。
どくどくとオズのモノが中で跳ねる。避妊具があるから出された訳では無いのに、伝わってくる熱だけでもう一度絶頂出来そうだ。
「は、あ」
放心状態の間の抜けた顔なんて恥ずかしくて仕方が無いのに、オズは暴くのが好きらしい。ご満悦の笑みについ絆されてしまいそうだ。
口に押し当てられた親指を咥えてオズを見上げる。意趣返しにと軽く歯を立てると更に奥まで押し込まれた。まるで陰口をなぶられている時のようだ。先程の熱を思い出してスカーレットの腰が震える。
「イったばっかりなのに、物欲しそうだね」
「もう、おわりなんですか……?」
まだ、もっと、それは純粋な懇願だったはずなのに、オズは煽られたと感じたようだった。
「まさか」
意地の悪い笑みを浮かべる。
ぐい、とスカーレットの片足を持ち上げるともう片足を自分の足で挟んだ。
「足りるわけが無い」
再び猛った熱がスカーレットを深く穿つ。
「あ、あぁん」
背骨を暴力的なまでの快楽が駆け上った。
突然の刺激に驚いていると足首の擽ったさにまた甘ったるい声が転びでる。
「もっと、聞かせて、可愛い声」
「そんな、わかんにゃ、あ」
捉えられた足の先をオズに弄ばれる。擽るように愛撫され、ねぶられ、甘噛みされる。目の前でまざまざと見せつけられるだけにスカーレットの脳は沸き立ってしまいそうだった。
「ここ、好きでしょ」
ぐりぐりと下腹部を撫でられる。以前、治療のための紋様を描かれた辺りだ。
「やぁああっ」
ばちばちと目の裏で火花が散る。ピストン自体は緩やかなのに、しつこいくらいのオズの愛撫が理性を焦がすのだ。
「また、すぐ、ぅ」
「うん、イっていいよ」
声は穏やかだ。声だけなら。暴力的なまでに激しく突き上げられ、なす術も無いスカーレットは再び絶頂へ手をかけた。
「んいぃ~~~~~っ」
スカーレットの反応を楽しむようにずりずりと腰を押し付けられる。引き出されたオズの男根が愛液の筋を足の裏に作る。出された訳では無いのに大量に滴るそれが思考を溶かした。
「ふ、ぁあ」
再び差し出された指を反射のようにスカーレットは咥える。下の口がオズにしたように吸い上げて締め付けて丁寧にしゃぶった。
「どこで覚えたの、それ」
「ひぁんっ」
耳元で囁かれた声に驚いていると指が引き抜かれた。代わりに顎を捕まれ口内を犯される。
「ーーーーーっ! っ!」
うつ伏せになったスカーレットの背後からオズはスカーレットの乳房を揉みしだく。
「は、あ」
陰唇に熱いものが触れる。スカーレットは自分が腰を上げて挿入を促していることに気づいていない。
焦らすようにゆっくり、ゆっくり、時々壁に擦り付けるように揺らしながら反応を楽しんでいるようだった。
「ぁはっ、っくう」
奥まで挿入しきるとオズはスカーレットの背中に覆い被さる。シーツを握りしめて快楽に震える小さな手を包み込んだ。
「ぁ…………」
安心したのかスカーレットの安堵の吐息が零れる。膣の締め付けがやや緩んだ。
甘えるように愛液を垂らすスカーレットからオズは自身をゆっくりと引き抜き
「やぁあぁあっ!」
穿った。
突然の挿入に驚いた果芯がぎゅうぎゅうと締めつけを増す。弱点だらけになったそこにオズは容赦なく腰を打ち付けた。
「これ、ちが、あっ」
突かれる度にただの音と成り果てた嬌声が迸る。握っていた手はそれぞれツンと震えて主張する胸の突起とクリを弄び始めた。
「まっへ、らめ、りゃめえぇ!」
下の口からも上の口からもだらだらと液が溢れて止まらない。オズの熱を帯びた吐息が耳朶をくすぐる。うなじを舐められて赤い花びらが散らされる。
「うあ、あ…………っ!」
何度かもしれない絶頂を迎えた。朦朧とした意識の中でオズの熱が離れていく。
行かないで、とぼんやりと思っても体はまだ動いてくれそうもない。
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