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第2話
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僕はドラゴンとして生きていくことになった。
ドラゴンの成長は早かった。
ビル2階建てくらいの大きさに成長して、魔法も母親から学んでいる。
嬉しいことにこの世界には魔法が存在していた。
下級、中級、上級の魔法があって、中級魔法くらいは人間でも扱えることができるが、上級魔法となると一握りの人間かドラゴンくらいの魔力が強い種族にしか扱えない。
この世界では人間という種族は弱い存在になっていた。
ドラゴンは魔力が高いだけではなく頑丈な鱗をしているのが特徴だ。
鱗は中級の魔法も普通の剣も矢も通さないほど頑丈にできている。
だからそれを武器や鎧をするためにドラゴンを倒そうとする奴らはいるがドラゴンに勝てる種族などいない。
ここで突然だが、僕のドラゴン家族を紹介しよう。
白いドラゴンの母イリスと赤いドラゴンの父グリルの両親のもとに生まれた。そして僕には姉が1人いて母と同じ白いドラゴンのリリィの4頭家族で洞窟を家にして暮らしている。
父は昔何処かの国の守護神として祀られていたほど強いドラゴンとして有名だったが、その国の王が死に王子同志の跡目争いの紛争が起きて、それを見て父は国の守護神を辞めて国をでて旅にでることにしたらしい。
その国はもう滅んでしまっている……
その旅の途中で一番美しいドラゴンと言われていた母に出会い2頭は恋に落ちて夫婦になったそうだ。
そして、その2人の間に生まれた姉は母に似て美しい白い鱗をしているドラゴンで気品のある女性だ。
だが、そんな家族にも一つ問題点があった。
それは父親が過保護すぎるところである。
女性の姉に過保護になるのはわかるが息子の僕にも過保護になっている。
過保護すぎて外に出してもらえずずっと洞窟で暮らしていた。
だからまだ一度も外に出たことがなかった。
そんな父に何度も姉と一緒に外に出たいと伝えていたがいつも反対されていた。
「外の世界にはドラゴンを狙っている奴や危険なものがたくさんあるんだ」
毎回そう父に言われる。
ドラゴンを狙っていても倒せる奴なんていないのに大袈裟だなと思った。
だけどその時の父の顔は真剣な顔をしていて冗談を言っているようには見えなかったが、その頃の僕は気にしていなかった。
母は優しい人だが、外に出たいというお願いは父と一緒で反対されていた。
姉と一緒に無理やり外に出ようと洞窟を飛び出したこともあったが、すぐに父親に見つかって連れ戻される。
そんなことがあり姉は一人閉じこもってしまった。
両親は何か隠しているようだったが、それすらも教えてはくれなかった……
それでも僕は外の世界を見たいと思う気持ちは諦めなかった。
「アグルお母さん達をよろしくね」
閉じこもっていた姉が、深夜に僕の部屋に訪ねて来たらしくその言葉を地面に書き残して次の朝には姉はいなくなっていた。
両親が寝静まっている間に洞窟の外に出たらしい……
姉が毎日閉じこもっていたのは、自分の部屋の壁を掘って外に繋がるようにしていたらしくそこから外に出て行った。
両親はもちろん姉を探しに行ったが、見つけることはできないでいた。
なんで姉は僕に声をかけてくれなかったのかと憎んだ。
僕も姉と同じ方法で外に出ようと思ったが姉が出て行って母は泣いていたので、悲しませてまで外には出られないと思い辞めた。
それからというもの父は毎日のように姉を探しに外にでていっていた。
そこまでして探そうとしているのは疑問に感じていた。
姉が家から去って2年経ったある日、その理由がわかる事件が起きた。
いつものように姉を探しに行っていた父が血だらけで帰って来た。
「すまない、奴らにバレてしまった」
父は帰ってくるなり母に謝っていた。
母は慌てて治癒魔法をかけていたが、思った以上に傷が深く魔法では完全に完治できないというか傷を治せなかった。
「イリス、この傷はドラゴンスレイヤーにやられた傷だから無駄だ。俺にきずを負わせた奴らがここにくるかもしれない。今すぐアグルを連れて逃げろ」
「あなたを置いてなんていけません」
ドラゴンスレイヤーって前の世界だとドラゴンを倒せる人のことだったはず……
ここで僕は両親が隠していた事がわかった。
そんな奴が存在するなら父を置いて逃げるなんてできないので母と同じ意見だ。
「ドッカーン」
突然洞窟の出入り口から爆発音が響き洞窟の中が揺れた。
「奴らもう来たのか」
父は急いで洞窟の出入り口の方に向かった。
母もついていったので僕はその後を追った。
洞窟の外に2人の人間が待ち伏せをしていた。
「ヤッバイわー、ドラゴンを3頭も見つけるなんて運あるわ―」
喋り方がギャルっぽい女が喋った。
「さっさとドラゴン達を殺して帰るわよん」
もう一人は男だが女の格好をしていて2人共、魔力は普通の人間と同じだった。
でも、2人が持っている武器は嫌な魔力を感じる。
本能であの武器を喰らったら死ぬと思った。
あの2人がドラゴンスレイヤーなのだろう。
「何故、我々ドラゴンを殺そうとする」
父は2人に訴えかけたが、聞く耳は持ってくれなかった。
「黙れ、トカゲ野郎が」
「あんたらは私達の養分になるのよ」
「もうめんどくさいしさっさと殺して帰ろう」
ギャルっぽい奴は大剣を振りかざし父の腹を斬った。
「ギャ――」
もう1人が母を狙っていたが、父の土魔法で大きな壁を作って攻撃を塞いでくれた。
「イリス今すぐアグルを連れてここから逃げろ。俺が時間を稼ぐから」
父は最後の力を振り絞り魔力を溜め始めた。
母は父の言葉を聞き涙を流しながら僕を連れてその場所から魔法で転移した。
転移移動先は洞窟から離れた何十キロも先の場所だった。
遠くで父が戦っているのが見える。
「まだこんなに魔力を持っているなんてこのドラゴン最高だよ。」
ギャルは嬉しそうに笑っていた。
「死ね――、俺もろとも朽ち果てろ――」
ドカーン‼︎
父の叫ぶ声が聞こえたと同時に爆発音が響き周りを燃やし尽くした。
魔力を使い果たし父は倒れた。
早く助けに行こうと母にいうがそれを止められた。
溜めた魔力を放出して爆発を発生させたからこれであの2人は無事では済まないだろう。
だけどそれは違っていた……
「嘘でしょ。あの2人の魔力がまだ感じる」
あの爆発でもあの2人は死んでなくって魔力がまだ感じる。
「アグル、あなた達を産んで私は幸せだったわ。あなただけでも逃げて」
「待って母さん、僕も一緒に戦……」
いい終わる前に母は、転移で僕を知らない土地まで飛ばした。
転移されて僕はその場で崩れ落ちた。
「クソ――、父さんと母さんを守れなかった」
僕は悔しかった。
何もできなくって両親を殺されるのをただ見ていただけになったことを……
今ならまだ間に合うと思い僕は、すぐに転移魔法を使ってさっきの場所に戻った。
だが、少し遅かった……
そこには誰もいなかった……
さっきの2人組もいなくなっていたが両親の姿も見当たらなかった。
地面は赤く染まっていた。
不安がよぎったが、ドラゴンが2頭でならあのドラゴンスレイヤー達を倒せる可能性はあるはずだ。
両親は無事に逃げてドラゴンスレイヤーも諦めたんだ。
根拠はなかったが、そう自分に言いきかけて気持ちを落ち着かせた。
まだあのドラゴンスレイヤー2人は近くにいるかもしれない。
会わないようさっき転移してもらった場所に戻った。
ドラゴンの成長は早かった。
ビル2階建てくらいの大きさに成長して、魔法も母親から学んでいる。
嬉しいことにこの世界には魔法が存在していた。
下級、中級、上級の魔法があって、中級魔法くらいは人間でも扱えることができるが、上級魔法となると一握りの人間かドラゴンくらいの魔力が強い種族にしか扱えない。
この世界では人間という種族は弱い存在になっていた。
ドラゴンは魔力が高いだけではなく頑丈な鱗をしているのが特徴だ。
鱗は中級の魔法も普通の剣も矢も通さないほど頑丈にできている。
だからそれを武器や鎧をするためにドラゴンを倒そうとする奴らはいるがドラゴンに勝てる種族などいない。
ここで突然だが、僕のドラゴン家族を紹介しよう。
白いドラゴンの母イリスと赤いドラゴンの父グリルの両親のもとに生まれた。そして僕には姉が1人いて母と同じ白いドラゴンのリリィの4頭家族で洞窟を家にして暮らしている。
父は昔何処かの国の守護神として祀られていたほど強いドラゴンとして有名だったが、その国の王が死に王子同志の跡目争いの紛争が起きて、それを見て父は国の守護神を辞めて国をでて旅にでることにしたらしい。
その国はもう滅んでしまっている……
その旅の途中で一番美しいドラゴンと言われていた母に出会い2頭は恋に落ちて夫婦になったそうだ。
そして、その2人の間に生まれた姉は母に似て美しい白い鱗をしているドラゴンで気品のある女性だ。
だが、そんな家族にも一つ問題点があった。
それは父親が過保護すぎるところである。
女性の姉に過保護になるのはわかるが息子の僕にも過保護になっている。
過保護すぎて外に出してもらえずずっと洞窟で暮らしていた。
だからまだ一度も外に出たことがなかった。
そんな父に何度も姉と一緒に外に出たいと伝えていたがいつも反対されていた。
「外の世界にはドラゴンを狙っている奴や危険なものがたくさんあるんだ」
毎回そう父に言われる。
ドラゴンを狙っていても倒せる奴なんていないのに大袈裟だなと思った。
だけどその時の父の顔は真剣な顔をしていて冗談を言っているようには見えなかったが、その頃の僕は気にしていなかった。
母は優しい人だが、外に出たいというお願いは父と一緒で反対されていた。
姉と一緒に無理やり外に出ようと洞窟を飛び出したこともあったが、すぐに父親に見つかって連れ戻される。
そんなことがあり姉は一人閉じこもってしまった。
両親は何か隠しているようだったが、それすらも教えてはくれなかった……
それでも僕は外の世界を見たいと思う気持ちは諦めなかった。
「アグルお母さん達をよろしくね」
閉じこもっていた姉が、深夜に僕の部屋に訪ねて来たらしくその言葉を地面に書き残して次の朝には姉はいなくなっていた。
両親が寝静まっている間に洞窟の外に出たらしい……
姉が毎日閉じこもっていたのは、自分の部屋の壁を掘って外に繋がるようにしていたらしくそこから外に出て行った。
両親はもちろん姉を探しに行ったが、見つけることはできないでいた。
なんで姉は僕に声をかけてくれなかったのかと憎んだ。
僕も姉と同じ方法で外に出ようと思ったが姉が出て行って母は泣いていたので、悲しませてまで外には出られないと思い辞めた。
それからというもの父は毎日のように姉を探しに外にでていっていた。
そこまでして探そうとしているのは疑問に感じていた。
姉が家から去って2年経ったある日、その理由がわかる事件が起きた。
いつものように姉を探しに行っていた父が血だらけで帰って来た。
「すまない、奴らにバレてしまった」
父は帰ってくるなり母に謝っていた。
母は慌てて治癒魔法をかけていたが、思った以上に傷が深く魔法では完全に完治できないというか傷を治せなかった。
「イリス、この傷はドラゴンスレイヤーにやられた傷だから無駄だ。俺にきずを負わせた奴らがここにくるかもしれない。今すぐアグルを連れて逃げろ」
「あなたを置いてなんていけません」
ドラゴンスレイヤーって前の世界だとドラゴンを倒せる人のことだったはず……
ここで僕は両親が隠していた事がわかった。
そんな奴が存在するなら父を置いて逃げるなんてできないので母と同じ意見だ。
「ドッカーン」
突然洞窟の出入り口から爆発音が響き洞窟の中が揺れた。
「奴らもう来たのか」
父は急いで洞窟の出入り口の方に向かった。
母もついていったので僕はその後を追った。
洞窟の外に2人の人間が待ち伏せをしていた。
「ヤッバイわー、ドラゴンを3頭も見つけるなんて運あるわ―」
喋り方がギャルっぽい女が喋った。
「さっさとドラゴン達を殺して帰るわよん」
もう一人は男だが女の格好をしていて2人共、魔力は普通の人間と同じだった。
でも、2人が持っている武器は嫌な魔力を感じる。
本能であの武器を喰らったら死ぬと思った。
あの2人がドラゴンスレイヤーなのだろう。
「何故、我々ドラゴンを殺そうとする」
父は2人に訴えかけたが、聞く耳は持ってくれなかった。
「黙れ、トカゲ野郎が」
「あんたらは私達の養分になるのよ」
「もうめんどくさいしさっさと殺して帰ろう」
ギャルっぽい奴は大剣を振りかざし父の腹を斬った。
「ギャ――」
もう1人が母を狙っていたが、父の土魔法で大きな壁を作って攻撃を塞いでくれた。
「イリス今すぐアグルを連れてここから逃げろ。俺が時間を稼ぐから」
父は最後の力を振り絞り魔力を溜め始めた。
母は父の言葉を聞き涙を流しながら僕を連れてその場所から魔法で転移した。
転移移動先は洞窟から離れた何十キロも先の場所だった。
遠くで父が戦っているのが見える。
「まだこんなに魔力を持っているなんてこのドラゴン最高だよ。」
ギャルは嬉しそうに笑っていた。
「死ね――、俺もろとも朽ち果てろ――」
ドカーン‼︎
父の叫ぶ声が聞こえたと同時に爆発音が響き周りを燃やし尽くした。
魔力を使い果たし父は倒れた。
早く助けに行こうと母にいうがそれを止められた。
溜めた魔力を放出して爆発を発生させたからこれであの2人は無事では済まないだろう。
だけどそれは違っていた……
「嘘でしょ。あの2人の魔力がまだ感じる」
あの爆発でもあの2人は死んでなくって魔力がまだ感じる。
「アグル、あなた達を産んで私は幸せだったわ。あなただけでも逃げて」
「待って母さん、僕も一緒に戦……」
いい終わる前に母は、転移で僕を知らない土地まで飛ばした。
転移されて僕はその場で崩れ落ちた。
「クソ――、父さんと母さんを守れなかった」
僕は悔しかった。
何もできなくって両親を殺されるのをただ見ていただけになったことを……
今ならまだ間に合うと思い僕は、すぐに転移魔法を使ってさっきの場所に戻った。
だが、少し遅かった……
そこには誰もいなかった……
さっきの2人組もいなくなっていたが両親の姿も見当たらなかった。
地面は赤く染まっていた。
不安がよぎったが、ドラゴンが2頭でならあのドラゴンスレイヤー達を倒せる可能性はあるはずだ。
両親は無事に逃げてドラゴンスレイヤーも諦めたんだ。
根拠はなかったが、そう自分に言いきかけて気持ちを落ち着かせた。
まだあのドラゴンスレイヤー2人は近くにいるかもしれない。
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