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48 散髪
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久々に持った双剣はずしりと重くて、慣れ親しんだ相棒な筈なのに違和感はなかなか消えてくれなかった。
日中、城が見えない裏庭に回り、素振りを行なう。はじめはただ単に身体がなまっているからだと思っていた。それが少しずつ違うと気付いたのは、鍛錬中にピシリと古傷が痛んだ時だ。
ぐるぐると肩を回したりして、身体の動きのどこがおかしいのかを確認していく。柔軟体操を繰り返した結果、分かったのは背中を刺された時の傷のせいで左腕が引きつれてしまい、腕が前ほど動かないということだった。
オリヴィアに治してもらえるようになるまで、日数が空いてしまっていた。オリヴィアの治癒魔法は、怪我は治せるけど古傷、つまり一度治ってしまった箇所は修復できないと聞いたことがある。
俺の背中から心臓に向けて聖国マイズの少年神兵が刺した刃物は、俺の心臓を避けて左肩の辺りに刺さっていたらしい。ロイクは回復魔法が使えないので、国から持ち出した回復薬を使って俺の傷を塞ごうとした。だけどあまりにも怪我人が多くて、俺に大量に使うことはできなかった。
ヒライム王国に移送されている間に、薬によって中途半端に治ってしまった傷は、オリヴィアの魔力では回復できなかったという訳だ。
「まあ、仕方ないな」
左を動かしきることができないのなら、右で補填するしかない。俺は日々鍛錬を繰り返し、双子が休みの日には双子と共に休暇を過ごす生活を送った。
◇
ロイクとは、もう何年も顔を合わせていない。もしかしたら、前のように敷地の外から覗き見している可能性はあったけど。
ちびっ子だった双子王子は十歳になり、俺は三十歳になってしまった。鏡を見ると、なんとなーく皮膚がたるんできた気もしないでもないけど、オリヴィアに言ったら本気で頭を叩かれた。
そんなオリヴィアは、今年で三十五歳。魔力を使わずに余った日の夜は、小皺に回復魔法をかけてみたりするけど、効果が分からないんだとか。女性は大変だ。
そんな中、とうとう俺が屋敷から外に出ることになった。
ロイクの戴冠式だ。
四英傑のひとりとして、俺の出席は必須だと言われてしまったのだ。
聖国マイズとの戦争で重篤となり臥せっている方向でお願いしてみたけど、駄目だった。双子王子が俺にばかり懐いているのを面白くなく思っている一派がいるらしく、「国費で囲っているのでは」という批判もじわじわと増えてきているらしい。
だったらそのまま追い出してくれちゃってもいいんだけどとオリヴィアに言ったら、思い切り頭を叩かれた。痛いってば。
ということで、俺は会いたくなかったロイクに祝辞を伝える役目を承ってしまった。本当は嫌で嫌で仕方なかったけど、あまり嫌がると双子とオリヴィアの立場も悪くなりそうだったから、要求を呑んだ。
オリヴィアが連れてきた、王室御用達の仕立て屋に囲まれる。あわあわしている間に身体を測られ、王家三人が見立てた服を作ってもらうことがいつの間にか決定していた。
ついでにお尻まで伸び放題にとなっていた銀髪を切る話になったところで、俺の肩くらいまで背が伸びたクロイスが待ったをかけた。
「ビイの髪は綺麗なのに、切るなんて神への冒涜だ」
「お前何言ってんの?」
相変わらず無表情が多いクロイスだけど、目の表情で俺は読むことができる。それくらいずっと一緒に過ごしてきたからな。
で、クロイスは非常に真面目に語っていることが分かった。
「ええ、そう? 切って揃えたら素敵じゃないかなあ」
と、こっちは相変わらずにこにこと愛想がいいクリストフの言葉だ。クリストフはちょっと信じやすいところが玉に瑕だけど、朗らかで愛想がいいので城の奴らにも人気が高いらしい。
「あっちが兄だしクリストフが王様になればいいだろ。俺はビイの騎士なんだから」とクリストフと一緒じゃなくても俺の家に遊びにくるクロイスが、しれっとした表情で言ったことは記憶に新しい。
まだ俺の騎士なつもりなんだと思うと可愛くて仕方なかったけど、最初から王様になる気がないのはどうなんだ。
「そうだなあ。ちょっと邪魔っちゃ邪魔だったから、短くした――」
「オレが切る」
間髪入れずにクロイスが名乗りを上げた。仕立て屋もクリストフもオリヴィアも、ぽかんとしている。でもクロイスは一切気に留めた様子はなかった。
「オレが切る。他の人間がビイに刃物を向けるなんて絶対に許せない」
「お、おう……」
何が何でも俺を守るつもりでいるらしい。可愛いなあ。
俺は「くはっ」と笑うと、クロイスの頭を撫でた。
「分かった分かった、じゃあクロイスにお願いするな」
「――任せてほしい。後悔はさせないから」
「は……あはは……」
クロイスはあれだな、愛が結構重めだな。前からそんな気はしてたけど、大きくなってきて語彙力が増えてきたら、もっとそんな気がしてきた。
そんな訳で、「刃物を持つのに他の人間が部屋にいるのはどうなのか」とのたまう第二王子クロイスの主張を聞き入れ、二人きりとなった俺の部屋でクロイスが俺の髪をサラサラと梳かしている。くすぐったい。
「ビイの髪の毛は、昔から綺麗だ」
「十歳に昔って言われたくないなあ」
「うん、そうだね」
やけに大人びた口調で話すようになったクロイスの背伸びが可愛い。クリストフは無邪気で可愛いけど、こっちはまた別の可愛さがあった。
俺、こんなんでこいつらと離れられるのかなあ。段々不安になってきた。
「前の髪型にしようか」
「前? もうちょっと短くてもいいんじゃないか?」
こいつらと会った時で、すでに背中まで伸びていた筈だ。どうせなら肩くらいまでさっぱりしたい。剣を振り回す際、ちょっと邪魔だなあなんて思ってたところだったんだ。
「まあ待っていてよ」
「はは、まあ任せるよ」
クロイスが器用なのかとかそもそも人の髪の毛をこれまで切ったことないだろうとか言いたいことは多々あったけど、俺は何も言わないことにした。失敗したって、いつか伸びる。禿げない限りは。
ス、ス、と研がれた小刀でクロイスが俺の髪を梳いていく。かなり大胆に切っているけど、大丈夫か。やっぱり少し不安になっていると、クロイスの口が俺の頭頂にツンと触れた。
「心配しないで。ちゃんとやるから」
「お、おう……」
甘い。どこでこういうのを覚えたんだ、このマセガキ。小さい頃から知っているとはいえ、最近益々美しさに磨きがかかってきたクロイスは、見ているとドキリとしてしまうことが増えた。
美童ってこういう奴のことを言うんだなあと思う。俺は可愛い系だったけど、こいつは綺麗系ってやつだ。ちなみにクリストフは男顔で、ロイクにやっぱりちょっと似ている。でもクリストフはちょっぴりおバカさんが垣間見えるから、安心できた。
「――ずっと切ってあげたかったんだ」
「そうなのか?」
ズ、ズ、と髪がどんどん重量を失っていく。
「だってこれはオレの仕事だから」
「ん? そんな話してたか?」
「したよ。ビイは忘れたかもしれないけど」
「んー? そっか。ごめんな」
じゃあ次からお前の仕事だな、と返すと、クロイスが俺の背後でくすりと嬉しそうに笑った。
ふと、遠い過去を思い出す。
「はい、完成したよ」
ぽん、と頭を撫でられて、俺は既視感を覚えた。
そういえば、俺の髪の毛をいつも整えてくれるこいつと同じ黒髪の男がいた。いつも俺を子供扱いして、頭を撫でてくれていた美しいあの人の魂は、今どこにあるんだろう。
「ほら、見て見て!」
無邪気に笑うクロイスに背中を押され、姿見の鏡の前に行くと。
「……あれ?」
鏡に映る俺の髪の毛は、かつて厄災を倒した時と同じくらいの、肩にかかる程度の長さに切り揃えられていた。
日中、城が見えない裏庭に回り、素振りを行なう。はじめはただ単に身体がなまっているからだと思っていた。それが少しずつ違うと気付いたのは、鍛錬中にピシリと古傷が痛んだ時だ。
ぐるぐると肩を回したりして、身体の動きのどこがおかしいのかを確認していく。柔軟体操を繰り返した結果、分かったのは背中を刺された時の傷のせいで左腕が引きつれてしまい、腕が前ほど動かないということだった。
オリヴィアに治してもらえるようになるまで、日数が空いてしまっていた。オリヴィアの治癒魔法は、怪我は治せるけど古傷、つまり一度治ってしまった箇所は修復できないと聞いたことがある。
俺の背中から心臓に向けて聖国マイズの少年神兵が刺した刃物は、俺の心臓を避けて左肩の辺りに刺さっていたらしい。ロイクは回復魔法が使えないので、国から持ち出した回復薬を使って俺の傷を塞ごうとした。だけどあまりにも怪我人が多くて、俺に大量に使うことはできなかった。
ヒライム王国に移送されている間に、薬によって中途半端に治ってしまった傷は、オリヴィアの魔力では回復できなかったという訳だ。
「まあ、仕方ないな」
左を動かしきることができないのなら、右で補填するしかない。俺は日々鍛錬を繰り返し、双子が休みの日には双子と共に休暇を過ごす生活を送った。
◇
ロイクとは、もう何年も顔を合わせていない。もしかしたら、前のように敷地の外から覗き見している可能性はあったけど。
ちびっ子だった双子王子は十歳になり、俺は三十歳になってしまった。鏡を見ると、なんとなーく皮膚がたるんできた気もしないでもないけど、オリヴィアに言ったら本気で頭を叩かれた。
そんなオリヴィアは、今年で三十五歳。魔力を使わずに余った日の夜は、小皺に回復魔法をかけてみたりするけど、効果が分からないんだとか。女性は大変だ。
そんな中、とうとう俺が屋敷から外に出ることになった。
ロイクの戴冠式だ。
四英傑のひとりとして、俺の出席は必須だと言われてしまったのだ。
聖国マイズとの戦争で重篤となり臥せっている方向でお願いしてみたけど、駄目だった。双子王子が俺にばかり懐いているのを面白くなく思っている一派がいるらしく、「国費で囲っているのでは」という批判もじわじわと増えてきているらしい。
だったらそのまま追い出してくれちゃってもいいんだけどとオリヴィアに言ったら、思い切り頭を叩かれた。痛いってば。
ということで、俺は会いたくなかったロイクに祝辞を伝える役目を承ってしまった。本当は嫌で嫌で仕方なかったけど、あまり嫌がると双子とオリヴィアの立場も悪くなりそうだったから、要求を呑んだ。
オリヴィアが連れてきた、王室御用達の仕立て屋に囲まれる。あわあわしている間に身体を測られ、王家三人が見立てた服を作ってもらうことがいつの間にか決定していた。
ついでにお尻まで伸び放題にとなっていた銀髪を切る話になったところで、俺の肩くらいまで背が伸びたクロイスが待ったをかけた。
「ビイの髪は綺麗なのに、切るなんて神への冒涜だ」
「お前何言ってんの?」
相変わらず無表情が多いクロイスだけど、目の表情で俺は読むことができる。それくらいずっと一緒に過ごしてきたからな。
で、クロイスは非常に真面目に語っていることが分かった。
「ええ、そう? 切って揃えたら素敵じゃないかなあ」
と、こっちは相変わらずにこにこと愛想がいいクリストフの言葉だ。クリストフはちょっと信じやすいところが玉に瑕だけど、朗らかで愛想がいいので城の奴らにも人気が高いらしい。
「あっちが兄だしクリストフが王様になればいいだろ。俺はビイの騎士なんだから」とクリストフと一緒じゃなくても俺の家に遊びにくるクロイスが、しれっとした表情で言ったことは記憶に新しい。
まだ俺の騎士なつもりなんだと思うと可愛くて仕方なかったけど、最初から王様になる気がないのはどうなんだ。
「そうだなあ。ちょっと邪魔っちゃ邪魔だったから、短くした――」
「オレが切る」
間髪入れずにクロイスが名乗りを上げた。仕立て屋もクリストフもオリヴィアも、ぽかんとしている。でもクロイスは一切気に留めた様子はなかった。
「オレが切る。他の人間がビイに刃物を向けるなんて絶対に許せない」
「お、おう……」
何が何でも俺を守るつもりでいるらしい。可愛いなあ。
俺は「くはっ」と笑うと、クロイスの頭を撫でた。
「分かった分かった、じゃあクロイスにお願いするな」
「――任せてほしい。後悔はさせないから」
「は……あはは……」
クロイスはあれだな、愛が結構重めだな。前からそんな気はしてたけど、大きくなってきて語彙力が増えてきたら、もっとそんな気がしてきた。
そんな訳で、「刃物を持つのに他の人間が部屋にいるのはどうなのか」とのたまう第二王子クロイスの主張を聞き入れ、二人きりとなった俺の部屋でクロイスが俺の髪をサラサラと梳かしている。くすぐったい。
「ビイの髪の毛は、昔から綺麗だ」
「十歳に昔って言われたくないなあ」
「うん、そうだね」
やけに大人びた口調で話すようになったクロイスの背伸びが可愛い。クリストフは無邪気で可愛いけど、こっちはまた別の可愛さがあった。
俺、こんなんでこいつらと離れられるのかなあ。段々不安になってきた。
「前の髪型にしようか」
「前? もうちょっと短くてもいいんじゃないか?」
こいつらと会った時で、すでに背中まで伸びていた筈だ。どうせなら肩くらいまでさっぱりしたい。剣を振り回す際、ちょっと邪魔だなあなんて思ってたところだったんだ。
「まあ待っていてよ」
「はは、まあ任せるよ」
クロイスが器用なのかとかそもそも人の髪の毛をこれまで切ったことないだろうとか言いたいことは多々あったけど、俺は何も言わないことにした。失敗したって、いつか伸びる。禿げない限りは。
ス、ス、と研がれた小刀でクロイスが俺の髪を梳いていく。かなり大胆に切っているけど、大丈夫か。やっぱり少し不安になっていると、クロイスの口が俺の頭頂にツンと触れた。
「心配しないで。ちゃんとやるから」
「お、おう……」
甘い。どこでこういうのを覚えたんだ、このマセガキ。小さい頃から知っているとはいえ、最近益々美しさに磨きがかかってきたクロイスは、見ているとドキリとしてしまうことが増えた。
美童ってこういう奴のことを言うんだなあと思う。俺は可愛い系だったけど、こいつは綺麗系ってやつだ。ちなみにクリストフは男顔で、ロイクにやっぱりちょっと似ている。でもクリストフはちょっぴりおバカさんが垣間見えるから、安心できた。
「――ずっと切ってあげたかったんだ」
「そうなのか?」
ズ、ズ、と髪がどんどん重量を失っていく。
「だってこれはオレの仕事だから」
「ん? そんな話してたか?」
「したよ。ビイは忘れたかもしれないけど」
「んー? そっか。ごめんな」
じゃあ次からお前の仕事だな、と返すと、クロイスが俺の背後でくすりと嬉しそうに笑った。
ふと、遠い過去を思い出す。
「はい、完成したよ」
ぽん、と頭を撫でられて、俺は既視感を覚えた。
そういえば、俺の髪の毛をいつも整えてくれるこいつと同じ黒髪の男がいた。いつも俺を子供扱いして、頭を撫でてくれていた美しいあの人の魂は、今どこにあるんだろう。
「ほら、見て見て!」
無邪気に笑うクロイスに背中を押され、姿見の鏡の前に行くと。
「……あれ?」
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