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一幕幕間 オトモダチケット
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隣の席。理由はそれだけだった。
「ねぇ、どこ中? 私隣の市の第三中出身なんだけど」
ブラシでとかしただけの野暮ったい長い後ろ髪と重い前髪に黒縁眼鏡。少々、いや大分地味な子だが仕方ない。
私は焦っていた。手っ取り早く友達を欲した。
だって、一人ぼっちは嫌だもの。学校という組織での最弱地位は『ぼっち』だもの。
「あの、」
「あ、私の名前は」
「目立つから、黙ってて」
向けられた目線から氷水を打たれた。
クリーンヒット。入学式が始まる十五分前、私は笹山葵が大嫌いになった。
一瞬だけ会ったあの目は何処までも透き通った空色じゃない、誰も寄せ付けない冷たい氷だった。
以来、彼女と話すことはなかった。基、彼女が誰かと話すことはなかった。
入学式から一週間。運よく右隣の子から話しかけられた私は数名の友人を確保し、安堵の中で息をしていた。
一方の左、笹山葵はクラスカースト最下位、典型的なぼっちと化した。
誰に虐められている訳もない。一人で登校し、一人で教室を移動し、一人で昼食を食べ、一人で下校する。
いい気味だと思う。けど、彼女はちっとも苦しそうじゃなかった。
むしろ清々しいのか、雲一つない空のようにさっぱりとした顔をしていた。
理解不能だ。花の女子高生がぼっちを望むなんて。
近寄んな、こら。という一匹オオカミ臭はない。いじめられっ子の風貌もなく、ただただ存在感がない
空気。しかも空気の中でも一番人間に遠い窒素だろう。窒素的風貌、窒素人間。なんて肩書だろう。
私は陰で彼女を新種の怪人『ジェーケーモドキー』と名付けた。
そんな怪人を変えたのは、これまた変人。それなりに厳しい校則を掲げるわが校に転校してきた『ピンクツインテール怪獣』だ。
一見ボヤッとしているように見える彼女は、鼻歌交じりで壁を越え、いとも容易く笹山のぼっち空間に侵入した。傍から見れば空気の読めない馬鹿。しかし笹山は彼女を遠ざけなかった。
冷たい言葉を浴びせているようだが、拒絶はしなかった。心のどこかで、成田陽彩という生き物を受け入れているように見えた。
なぜ。単純な疑問が浮かび上がった。あの子の何が、彼女を変えた。
「成田さん、だよね」
「ええ、成田ですけど」
部活が始まる前。忘れ物をしたと駆け込んだ教室には、成田陽彩がただ一人いた。
勇気を出してという程じゃないけど、丁度良いタイミングなんだとムチを打ち、ピンクな彼女に接触をした。
「あのさ、あんまり笹山さんに関わらないほうがいいと思う」
優しさのつもりで、柔らかく声をかける。
成田さんもそれにこたえるように、にこやかに微笑んだ。
「あら、どうして?」
「どうしてって、笹山さんは一人が好きなの。付きまとったら迷惑でしょ」
「そうね。迷惑でしょうね」
だからどうした。私を見上げる目は確かにそう言っていた。
小さく歯ぎしりがなる。妙なくらい、ムカついた。
「じゃあやめなさいよ」
意図せずとも、語尾が強くなる。それは彼女も同じだった。
「やめない。だって私、彼女と友達になりたいもの」
「はぁ?」
あんなに冷たくされているのに?
ピンク髪はやることだけでなく、思考も別世界にあるのか。
「何で? もっと他に居るでしょ。あんたと友達になりたい人間」
勿論主にその頭のせいで彼女を遠ざけたい人間が多数だ。けど、どんな事象にも少数派は存在する。彼女に興味を示す同性は少なからず存在した。
「あっそ。でも私はそんな人どうでもいいから」
「どうでもって」
「私は葵ちゃんに用があるの。他の誰かじゃない、葵ちゃんじゃなきゃダメなの。あんたと違って」
彼女の言葉はビュンっと、ど真ん中をついた。
吐き出そうとした反論がグッと喉に詰まる。
「この世界の人間なんて、葵ちゃん以外どーーーでもいい。私は葵ちゃんを知りたいの。ぼっちを回避するためだけに隣に置きたい存在が欲しいんじゃないの」
どうしてそこまで、言われなきゃならないのだ。沸々と湧き上がる怒りで成田さんを睨むが、彼女はそれ以上に強い目線を向けていた。
怒りというより、執着。そんなものを感じた。
「第一私にあたらないでくれる? あんた、葵ちゃんと仲良くなりたかったけど、上手くいかなかったんでしょう?」
ぎくり。またまたビュンっと、言葉が飛ぶ。
「どうしてそれを――」
「あ、図星だった? カマってかけてみるもんだね」
へへっと笑うその面に更に腹が立つ。
反論はない、出てこない。握り潰した拳を振り上げそうになるのを堪えるのに必死だった。
「君、本当は葵ちゃんと友達になりたいんでしょう?」
「……………」
「なら粘らなきゃ。葵ちゃんは意外と押しに弱いんだぜ?」
二重人格かと疑いたい。成田さんは冗談でもかますかのような軽快な笑顔を作る。やはり理解不能だ。
「仕方ないなぁ。じゃあ今度三人で遊んでやるよぉ」
「……成田さんもいるの?」
「ひっどい言い方。初めは我慢しなさい。二回目は邪魔しないから」
鞄からメモ帳を取り出した成田さんは、何かを書き出した。
「はいこれ。気が向いたら連絡してねー」
右手にねじ込まれたのは白い猫が書かれたメモ帳。そこにはメッセージアプリのIDと電話番号が記されていた。
何かを言ううちに、彼女はいなくなっていた。追ってみても影すらない。怪獣ピンクツインテールは逃げ足が速かった。
「変な、やつ……」
メモに残る白い猫が私を睨む。……ぶっさいく、だなぁ。
もうすぐ夏が来る。夏休みは海に行きたい。
青い空、青い海、そして白い砂浜。そこに立つ笹山葵の姿は、容易に想像できた。
けど、その隣に私が立つことは出来なかった。今のままでは、成田さんの方が想像できる。
隣の席。理由はそれだけだと思っていた。
けど私の頭の中は、どの友人よりも笹山葵で占められているのだ。
氷じゃなかった。あの瞳は胸に突き刺さったまま、春を過ぎて、夏を迎えても溶けてはくれないのだ。
これはもう、反論の余地なしだ。
「よし」
やることは決まった。しかしその前に部活がある。
何か忘れているなぁと思いながらも早く家に帰りたい一心で、教室を飛び出した。
「ねぇ、どこ中? 私隣の市の第三中出身なんだけど」
ブラシでとかしただけの野暮ったい長い後ろ髪と重い前髪に黒縁眼鏡。少々、いや大分地味な子だが仕方ない。
私は焦っていた。手っ取り早く友達を欲した。
だって、一人ぼっちは嫌だもの。学校という組織での最弱地位は『ぼっち』だもの。
「あの、」
「あ、私の名前は」
「目立つから、黙ってて」
向けられた目線から氷水を打たれた。
クリーンヒット。入学式が始まる十五分前、私は笹山葵が大嫌いになった。
一瞬だけ会ったあの目は何処までも透き通った空色じゃない、誰も寄せ付けない冷たい氷だった。
以来、彼女と話すことはなかった。基、彼女が誰かと話すことはなかった。
入学式から一週間。運よく右隣の子から話しかけられた私は数名の友人を確保し、安堵の中で息をしていた。
一方の左、笹山葵はクラスカースト最下位、典型的なぼっちと化した。
誰に虐められている訳もない。一人で登校し、一人で教室を移動し、一人で昼食を食べ、一人で下校する。
いい気味だと思う。けど、彼女はちっとも苦しそうじゃなかった。
むしろ清々しいのか、雲一つない空のようにさっぱりとした顔をしていた。
理解不能だ。花の女子高生がぼっちを望むなんて。
近寄んな、こら。という一匹オオカミ臭はない。いじめられっ子の風貌もなく、ただただ存在感がない
空気。しかも空気の中でも一番人間に遠い窒素だろう。窒素的風貌、窒素人間。なんて肩書だろう。
私は陰で彼女を新種の怪人『ジェーケーモドキー』と名付けた。
そんな怪人を変えたのは、これまた変人。それなりに厳しい校則を掲げるわが校に転校してきた『ピンクツインテール怪獣』だ。
一見ボヤッとしているように見える彼女は、鼻歌交じりで壁を越え、いとも容易く笹山のぼっち空間に侵入した。傍から見れば空気の読めない馬鹿。しかし笹山は彼女を遠ざけなかった。
冷たい言葉を浴びせているようだが、拒絶はしなかった。心のどこかで、成田陽彩という生き物を受け入れているように見えた。
なぜ。単純な疑問が浮かび上がった。あの子の何が、彼女を変えた。
「成田さん、だよね」
「ええ、成田ですけど」
部活が始まる前。忘れ物をしたと駆け込んだ教室には、成田陽彩がただ一人いた。
勇気を出してという程じゃないけど、丁度良いタイミングなんだとムチを打ち、ピンクな彼女に接触をした。
「あのさ、あんまり笹山さんに関わらないほうがいいと思う」
優しさのつもりで、柔らかく声をかける。
成田さんもそれにこたえるように、にこやかに微笑んだ。
「あら、どうして?」
「どうしてって、笹山さんは一人が好きなの。付きまとったら迷惑でしょ」
「そうね。迷惑でしょうね」
だからどうした。私を見上げる目は確かにそう言っていた。
小さく歯ぎしりがなる。妙なくらい、ムカついた。
「じゃあやめなさいよ」
意図せずとも、語尾が強くなる。それは彼女も同じだった。
「やめない。だって私、彼女と友達になりたいもの」
「はぁ?」
あんなに冷たくされているのに?
ピンク髪はやることだけでなく、思考も別世界にあるのか。
「何で? もっと他に居るでしょ。あんたと友達になりたい人間」
勿論主にその頭のせいで彼女を遠ざけたい人間が多数だ。けど、どんな事象にも少数派は存在する。彼女に興味を示す同性は少なからず存在した。
「あっそ。でも私はそんな人どうでもいいから」
「どうでもって」
「私は葵ちゃんに用があるの。他の誰かじゃない、葵ちゃんじゃなきゃダメなの。あんたと違って」
彼女の言葉はビュンっと、ど真ん中をついた。
吐き出そうとした反論がグッと喉に詰まる。
「この世界の人間なんて、葵ちゃん以外どーーーでもいい。私は葵ちゃんを知りたいの。ぼっちを回避するためだけに隣に置きたい存在が欲しいんじゃないの」
どうしてそこまで、言われなきゃならないのだ。沸々と湧き上がる怒りで成田さんを睨むが、彼女はそれ以上に強い目線を向けていた。
怒りというより、執着。そんなものを感じた。
「第一私にあたらないでくれる? あんた、葵ちゃんと仲良くなりたかったけど、上手くいかなかったんでしょう?」
ぎくり。またまたビュンっと、言葉が飛ぶ。
「どうしてそれを――」
「あ、図星だった? カマってかけてみるもんだね」
へへっと笑うその面に更に腹が立つ。
反論はない、出てこない。握り潰した拳を振り上げそうになるのを堪えるのに必死だった。
「君、本当は葵ちゃんと友達になりたいんでしょう?」
「……………」
「なら粘らなきゃ。葵ちゃんは意外と押しに弱いんだぜ?」
二重人格かと疑いたい。成田さんは冗談でもかますかのような軽快な笑顔を作る。やはり理解不能だ。
「仕方ないなぁ。じゃあ今度三人で遊んでやるよぉ」
「……成田さんもいるの?」
「ひっどい言い方。初めは我慢しなさい。二回目は邪魔しないから」
鞄からメモ帳を取り出した成田さんは、何かを書き出した。
「はいこれ。気が向いたら連絡してねー」
右手にねじ込まれたのは白い猫が書かれたメモ帳。そこにはメッセージアプリのIDと電話番号が記されていた。
何かを言ううちに、彼女はいなくなっていた。追ってみても影すらない。怪獣ピンクツインテールは逃げ足が速かった。
「変な、やつ……」
メモに残る白い猫が私を睨む。……ぶっさいく、だなぁ。
もうすぐ夏が来る。夏休みは海に行きたい。
青い空、青い海、そして白い砂浜。そこに立つ笹山葵の姿は、容易に想像できた。
けど、その隣に私が立つことは出来なかった。今のままでは、成田さんの方が想像できる。
隣の席。理由はそれだけだと思っていた。
けど私の頭の中は、どの友人よりも笹山葵で占められているのだ。
氷じゃなかった。あの瞳は胸に突き刺さったまま、春を過ぎて、夏を迎えても溶けてはくれないのだ。
これはもう、反論の余地なしだ。
「よし」
やることは決まった。しかしその前に部活がある。
何か忘れているなぁと思いながらも早く家に帰りたい一心で、教室を飛び出した。
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