15 / 40
第二章 辱めと苦痛の日々
ヘイヴェン侯爵令嬢の秘密(2)
しおりを挟む
「……んんっ! も、もう、許して頂戴。わたしは、もう。こわれて、しまう…」
「エリヴァル様は、これから壊れるのですよ。ニーナは指での責めがまだ弱いですから、少しずつ慣らしていきましょうね…」
秘芯の奥に指が入れられた。小水の穴には中指が、肉芽との間には人差し指が当てがわれ、それぞれ別の動きをしながら人形使いのように揺れ動かされていく。
「はぁぅ、あぅ、んくっ!! もう、ダメなのに…、ぁああ! ……ゆ、指を止めて!
もう、触れるの、は…もう、やめて…」
背中からの寒気と突き動かされるような快楽が襲い、小水の穴に当てがわれた指の腹に力を入れられ、弾けるような刺激が頭を痺れさせた。
これ以上は感じたくない。早く時間が過ぎればいいのに、という諦めの気持ちと。もっと深く気をやって楽しみたい。という、身体の悦びが反律し、あっあっ! と漏らし続ける声にさえ疑問と羞恥とを抱いてしまう。こんなはずじゃないのに、こんな淫らな姫君ではないと自分を言い聞かせているのに、身体はターニアの指の動きに合わせて更なる快楽を得ようと、腰を揺らして指を受け入れる。
「指だけでこれだけ乱れるなんて、エリヴァル様はニーナとレインから何を学んだと言うのですか? もう無理だ、ダメだ、壊れてしまうなんて甘い言葉を口にされても、私には誘っている淫らな娼婦の嘯いた諫言にしか聞こえませんわ…。ほら、肉芽もこんなに大きくなってきて、私のように指先のサイズにまで広がってしまうのかしら?」
「言わない……で。私は、こんなの望んでいないのに、秘芯の奥が熱くて、蜜を溢れさせてしまっているの…」
「エリヴァル様にも、陛下の血が色濃く流れてますからね。貴方さまの一族は、従僕の自由を奪って孕ませて、その子供の舌に穴を開けて言葉を奪うのですよ? ほら、私の身体にまで傷痕を与えて、侯爵令嬢に罪人の刺青まで埋め込んで…。ふふっ、エリヴァル様のお道具で、可哀想なわたくしを可愛がって下さる…?」
ターニアは腰に跨り、エリヴァルの秘芯に肉芽を擦り付けて身体を揺らしていく。銀の環が、乳房の敏感な箇所を刺激して、首筋には舌を這わされる。
「ごめん、なさい…。んっ、ごめん、なさい。で、でも、あぁ…、何も考えられなく、なって…、身体が浮いて、きて」
「二人がかりでは辿り着けなかった、快楽の波の先をご覧になっていて? 私はちっとも満たされていないのに、我慢が足りないですわね。エリヴァル様の肉芽を酷くつねって、被虐的に叩いてあげたいです…」
舌先で砂糖菓子のように転がされ、エリヴァルは声にならない悲鳴を上げた。唇と、舌と顎とでターニアは秘芯から肉芽、腿の裏と刺激を与えていき、強く吸い上げられて腰を何度も浮かせて跳ね続けるように悶えて、気をやっていく。
もう喘ぎ声も出せなくなり、何度も激しく咳をしながら快楽と羞恥に乱れて蜜を揺らした。
「また、音さえも出せなくなった淫らなお人形になりましたね。苦痛なのか、悦びなのか判断がつかなくなって、快楽を身体が恐れてきたのです。でも、私はそれを元に戻す手法も心得ていますから、エリヴァル様が楽に意識を失える事は有りませんもの」
頭が真っ白になり、もう何も動けなくなった身体が無理やり揺り動かされる事を四度繰り返した所で、ようやくエリヴァルは湯に入れられて身体の自由を取り戻せた。
最後のレッスンは、お互いに舌を絡ませながらの口付けの繰り返し。体と心のバランスを失いかけたエリヴァルを元に整えて、現実に引き戻していく。
与えられた部屋に戻り、遅い夕食を口にして夜着を身に付けた頃には、深い快感に酔わされ続けた身体の揺れ戻しが起こり、エリヴァルは寝台の上で、生まれて初めての手慰めを泣きながらしていく。
拙い手の動きでは得られない悦びに苛立つ自分を恥じて、それでも更なる刺激を求めればと指の数を増やしていく自分の腕を、切り落としたくなるくらいに妬んだ。
少しずつ広がった快楽と指の動きは明け方過ぎまで続き、エリヴァルは気を失ったままの姿で床に伏した。
「エリヴァル様は、これから壊れるのですよ。ニーナは指での責めがまだ弱いですから、少しずつ慣らしていきましょうね…」
秘芯の奥に指が入れられた。小水の穴には中指が、肉芽との間には人差し指が当てがわれ、それぞれ別の動きをしながら人形使いのように揺れ動かされていく。
「はぁぅ、あぅ、んくっ!! もう、ダメなのに…、ぁああ! ……ゆ、指を止めて!
もう、触れるの、は…もう、やめて…」
背中からの寒気と突き動かされるような快楽が襲い、小水の穴に当てがわれた指の腹に力を入れられ、弾けるような刺激が頭を痺れさせた。
これ以上は感じたくない。早く時間が過ぎればいいのに、という諦めの気持ちと。もっと深く気をやって楽しみたい。という、身体の悦びが反律し、あっあっ! と漏らし続ける声にさえ疑問と羞恥とを抱いてしまう。こんなはずじゃないのに、こんな淫らな姫君ではないと自分を言い聞かせているのに、身体はターニアの指の動きに合わせて更なる快楽を得ようと、腰を揺らして指を受け入れる。
「指だけでこれだけ乱れるなんて、エリヴァル様はニーナとレインから何を学んだと言うのですか? もう無理だ、ダメだ、壊れてしまうなんて甘い言葉を口にされても、私には誘っている淫らな娼婦の嘯いた諫言にしか聞こえませんわ…。ほら、肉芽もこんなに大きくなってきて、私のように指先のサイズにまで広がってしまうのかしら?」
「言わない……で。私は、こんなの望んでいないのに、秘芯の奥が熱くて、蜜を溢れさせてしまっているの…」
「エリヴァル様にも、陛下の血が色濃く流れてますからね。貴方さまの一族は、従僕の自由を奪って孕ませて、その子供の舌に穴を開けて言葉を奪うのですよ? ほら、私の身体にまで傷痕を与えて、侯爵令嬢に罪人の刺青まで埋め込んで…。ふふっ、エリヴァル様のお道具で、可哀想なわたくしを可愛がって下さる…?」
ターニアは腰に跨り、エリヴァルの秘芯に肉芽を擦り付けて身体を揺らしていく。銀の環が、乳房の敏感な箇所を刺激して、首筋には舌を這わされる。
「ごめん、なさい…。んっ、ごめん、なさい。で、でも、あぁ…、何も考えられなく、なって…、身体が浮いて、きて」
「二人がかりでは辿り着けなかった、快楽の波の先をご覧になっていて? 私はちっとも満たされていないのに、我慢が足りないですわね。エリヴァル様の肉芽を酷くつねって、被虐的に叩いてあげたいです…」
舌先で砂糖菓子のように転がされ、エリヴァルは声にならない悲鳴を上げた。唇と、舌と顎とでターニアは秘芯から肉芽、腿の裏と刺激を与えていき、強く吸い上げられて腰を何度も浮かせて跳ね続けるように悶えて、気をやっていく。
もう喘ぎ声も出せなくなり、何度も激しく咳をしながら快楽と羞恥に乱れて蜜を揺らした。
「また、音さえも出せなくなった淫らなお人形になりましたね。苦痛なのか、悦びなのか判断がつかなくなって、快楽を身体が恐れてきたのです。でも、私はそれを元に戻す手法も心得ていますから、エリヴァル様が楽に意識を失える事は有りませんもの」
頭が真っ白になり、もう何も動けなくなった身体が無理やり揺り動かされる事を四度繰り返した所で、ようやくエリヴァルは湯に入れられて身体の自由を取り戻せた。
最後のレッスンは、お互いに舌を絡ませながらの口付けの繰り返し。体と心のバランスを失いかけたエリヴァルを元に整えて、現実に引き戻していく。
与えられた部屋に戻り、遅い夕食を口にして夜着を身に付けた頃には、深い快感に酔わされ続けた身体の揺れ戻しが起こり、エリヴァルは寝台の上で、生まれて初めての手慰めを泣きながらしていく。
拙い手の動きでは得られない悦びに苛立つ自分を恥じて、それでも更なる刺激を求めればと指の数を増やしていく自分の腕を、切り落としたくなるくらいに妬んだ。
少しずつ広がった快楽と指の動きは明け方過ぎまで続き、エリヴァルは気を失ったままの姿で床に伏した。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夜通しアンアン
戸影絵麻
ホラー
ある日、僕の前に忽然と姿を現した謎の美少女、アンアン。魔界から家出してきた王女と名乗るその少女は、強引に僕の家に住みついてしまう。アンアンを我が物にせんと、次から次へと現れる悪魔たちに、町は大混乱。僕は、ご先祖様から授かったなけなしの”超能力”で、アンアンとともに魔界の貴族たちからの侵略に立ち向かうのだったが…。
女だけど生活のために男装して陰陽師してますー続・只今、陰陽師修行中!ー
イトカワジンカイ
ホラー
「妖の調伏には因果と真名が必要」
時は平安。
養父である叔父の家の跡取りとして養子となり男装をして暮らしていた少女―暁。
散財癖のある叔父の代わりに生活を支えるため、女であることを隠したまま陰陽師見習いとして陰陽寮で働くことになる。
働き始めてしばらくたったある日、暁にの元にある事件が舞い込む。
人体自然発火焼死事件―
発見されたのは身元不明の焼死体。不思議なことに体は身元が分からないほど黒く焼けているのに
着衣は全く燃えていないというものだった。
この事件を解決するよう命が下り事件解決のため動き出す暁。
この怪異は妖の仕業か…それとも人為的なものか…
妖が生まれる心の因果を暁の推理と陰陽師の力で紐解いていく。
※「女だけど男装して陰陽師してます!―只今、陰陽師修行中‼―」
(https://www.alphapolis.co.jp/mypage/content/detail/892377141)
の第2弾となります。
※単品でも楽しんでいただけますが、お時間と興味がありましたら第1作も読んでいただけると嬉しいです
※ノベルアップ+でも掲載しています
※表紙イラスト:雨神あきら様
この『村』を探して下さい
案内人
ホラー
全ては、とあるネット掲示板の書き込みから始まりました。『この村を探して下さい』。『村』の真相を求めたどり着く先は……?
◇
貴方は今、欲しいものがありますか?
地位、財産、理想の容姿、人望から、愛まで。縁日では何でも手に入ります。
今回は『縁日』の素晴らしさを広めるため、お客様の体験談や、『村』に関連する資料を集めました。心ゆくまでお楽しみ下さい。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
お兄ちゃんが私にぐいぐいエッチな事を迫って来て困るんですけど!?
さいとう みさき
恋愛
私は琴吹(ことぶき)、高校生一年生。
私には再婚して血の繋がらない 二つ年上の兄がいる。
見た目は、まあ正直、好みなんだけど……
「好きな人が出来た! すまんが琴吹、練習台になってくれ!!」
そう言ってお兄ちゃんは私に協力を要請するのだけど、何処で仕入れた知識だかエッチな事ばかりしてこようとする。
「お兄ちゃんのばかぁっ! 女の子にいきなりそんな事しちゃダメだってばッ!!」
はぁ、見た目は好みなのにこのバカ兄は目的の為に偏った知識で女の子に接して来ようとする。
こんなんじゃ絶対にフラれる!
仕方ない、この私がお兄ちゃんを教育してやろーじゃないの!
実はお兄ちゃん好きな義妹が奮闘する物語です。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる