物語の終わりを君と

「貴方の命、私が頂戴する。」

「………え?」

それが、全ての始まりだった。

少年シェイムは、先天的に【魔力】を持たない【持たざる者】として生を受けた。
しかし、シェイムは類稀な身体能力とセンスで国内有数のエリート学園に通い、強い兵士を志していた。

そんな矢先、シェイムはある奇妙な夢を見る。
そして、運命の日は突如訪れる。

「お前は───」

その事実が告げられた時、シェイムの人生は一変する。

終わりを告げる学園生活、崩れ去っていく日常。

そして、世界を揺るがす壮大な物語が幕を開く。

自分が生まれた意味は何だ。
悪とは、正義とは一体何だ。
何が正しくて、何が間違っているのか。

加速していく残酷な運命の中、少年は何を思い、何を感じるのか。

全てを知ったその先にある未来とは───

これは、運命に抗う者達の記録。



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