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★8話(エロ有り)
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そうしてピンク街をお互い無言で手をつないで歩く。この道に来た事は一度もない。すれ違うカップルとこれから同じことをするかと思うと心臓が早鐘を打つ。
そういうことをするのは初めてなのだから、勿論ラブホテルなんて初めて来る。ビジネスホテルのような建物に入り、慣れた手つきでパネルを動かす時乃を見ながら、俺の心臓は破裂しそうなほどドキドキしていた。
そこから動こうとしない俺を「ビビってんのはお前じゃん」と、時乃は手を引いてくれて、エレベーターまで引っ張ってくれた。
時乃が選んだ部屋は想像していたよりもピンクなものじゃなくて、見た目は普通のホテルで。それがまた脳を混乱させて、部屋の中で時乃に抱きしめられるまで反応すらできなかった。
「このぐらいで固まるなよ。お前、今からオレに抱かれるんだぞ?」
クイーンサイズのベッドに押し倒される。俺は何も抵抗が出来ないまま自分の衣服が剥かれていく。夏場という事もあり、裸体にされるのは簡単な事だった。
「ん……っ」
自分の身体に、よく手入れされた時乃の手のひらが触れる。その感触はどこかくすぐったくて、でもその中になんだか変な感じがして。空調は効いているというのに、触れられるたびにやけに身体が熱かった。
「あ……、あのさ!」
「何? ここまでついて来てやっぱ無しとかねえから」
「そうじゃなくて! ……初めてだから、その、……優しくしてほしい……」
俺は時乃を守りたいだけで、幸せになってほしいだけで、そこに自分は必要なかった。
だから言われなくとも、やり直したこの身体は全部時乃の為に使うつもりだった。時乃の幸せを優先したいし、自分の幸せなんてどうでもいい。
それでも、他人に弄ったことがない秘部を任せるのは、やっぱり怖かった。
「はー……、ほんと、ばか。少し口開けて」
「え……? ん、んぅ……!」
少しだけ開けた口に時乃の舌が入り込む。歯列をなぞられ、舌を絡ませられる。その快感を享受していると、そのうち、胸の突起に触れられ、身体が跳ねた。怖いだとか、不安だとか、そんな思考はどんどん快感に上塗りされていった。
「あ……っ、……そこ……っ!」
「ここが弱いんだな。もしかして自分で弄ってる?」
「う……、そんな……、ひっ!」
片方を弄る手はそのままに、空いている方の乳首に唇から胸に舌の感触が移った。直接舐められる刺激に乳頭が勃ちあがる。それだけの刺激で下着を押し上げるように緩く下半身が勃起し始めた。
「勃ってきてる。胸だけでイけるか?」
「無理にきまって、——ん、ぁ……」
「じゃあこっちも触ってやるから」
時乃の指が下着越しに形をなぞる。最近は自慰もしていなかったからか、完全に立ち上がるのに時間はかからなかった。邪魔だと言う様に淡く濡れた下着を取り払われる。
「足、広げて」
「こう……? ……え、」
広げた足の中心、そこにある秘部に生ぬるい感触した。驚いて時乃の方を見ると、手に持っていたのは個包装されたローションで。時乃はそのまま中指を秘所にあてる。
「ゃ……! ちょ……! そこ汚いからっ!」
「ゴムつけてるから平気」
時乃は俺の身体をうつ伏せにひっくり返すと、秘所にローションを垂らす。そして、まるでそれが当然のことのように、ゴムに包まれた指でアナルを押すように解す。すると徐々に指が中に入ってくる。その感覚に最初は気持ち悪いと思っていたが、指がもう一本、二本と増えるころには漏れる息に甘さが混じっていた。
「あっ……、ぅ……、ときの……」
「何?」
「……ほんとーに、俺なんかを抱いていいの……? こうかい、しない?」
文字通り、夢にまで見た行為。でも、俺なんかを抱いて、時乃は嫌じゃないだろうか。言い分を聞くに、そんなことは無いだろうが、やっぱり無理、なんて言われたら立ち直れない。それに時乃は答える。
「お前は自分に自信なさすぎ。……お前だから、抱きたいんだよ」
そう言って時乃は俺に深いキスをする。舌が絡み合う感触は童貞の俺にはめまいがするほど刺激的で、慣れないのに、身体は自然と時乃の舌を追ってしまう。その間にも秘部は拡張されていて、初めてだと言うのに快感を拾っていくのが恥ずかしかった。
「力抜け」
「は、入んない……」
「大丈夫だから」
そう言って時乃は俺の額に子供をあやすようにキスをした。時乃が近くに居ることに安心して自然と力が抜ける。そうするといつの間に着けたのか、薄い膜を纏った熱いものが秘部に押し付けられる。
「あ、」
十分に慣らしたおかげか、痛みはあまりなかった。それよりも酷かったのは圧迫感。ずぶずぶと埋め込まれていく男根が内臓を押し上げる感覚には慣れそうにない。
「はー……。やっとお前の事抱けた……」
吐息交じりに時乃は俺の事をぎゅっと抱きしめる。ベッドに投げっぱなしの両腕で背中を抱きしめ返して時乃の肩に顔をうずめる。安心する香水の匂い。
この人が俺の、死んでしまった大好きな本人じゃなかったとしても、変わらない。
目の前の男は、やっぱり時乃だ。
「うあっ……、ぁ、ゃ……!」
馴染み始めた体内で中のものが動き始める。その刺激に混乱して口から喘ぎ声ばかりが漏れた。気持ちが良い。自慰とは違う行為にどんどん理性がほどけていく。相手が誰でも良いわけじゃない。重なった肌の感触で解るのだ。
時乃だから。
大好きな彼だからこんなに気持ちがいいんだと。
「ゃ……っ、ときの、ときの……っ」
うわごとの様に名前を呼ぶ。いつの間にか時乃の背中に足まで絡ませていて、自分の事ながら笑えた。そんなことをしなくても、前の時間軸と違って、少なくとも「今は」この男は逃げないのに。その為に身体を開いているのに。
「……なに? やっぱり男に抱かれるのは嫌だって言いたいとか?」
時乃は動きを止めて俺を見下ろす。そのまま俺を抱いていた手が目元に向かい、生理的に浮かんだのであろう涙を拭った。
「それとも……、気持ちよくない?」
掠れた甘い声でそう囁く時乃に俺はふるふると首を横に振った。
「きもちい、けど……。おれじゃ時乃には不相応で……んっ……」
紡いだ言葉はキスで塞がれた。
「お前が自分の事をどう思ってるかは知らないけど、オレにとってお前は大事な人には変わりないよ」
「っ……ぁ……! んっ……ぅ……」
時乃が動き出す。それと同時に喋るなとでも言うように言葉を飲まされる。動かされる腰に勝手に声が漏れた。肌が触れる度に切ないような、胸が締め付けられるようなたまらない気持ちになって、同時に、今までの女の子もこうして時乃に抱かれたのだと思うと、途端に嫌な気持ちになる。俺以外とこういうことをしないでほしい。そこまで考えて、俺はやっと気づいた。
——これが恋かはまだわからないけれど。
俺は時乃の事が好きだ。誰にも渡したくない。いつか終わりが来るとしても隣に、居させてほしい。
だって、こうやって肌を重ねることがこんなに嬉しい。誰よりも世界で一番大切な人。世界で一番幸せにしたい人。自分がこんな欲を持っているなんて気づきもしなかった。気づいたところで、何もできない俺が出来ることなど無いけれど。
もし、夢を見てもいいのなら。
これはズルだ。賭けの様に、聴こえるか聴こえないかの小さな声で俺は言う。
「時乃……、こいびとみたいに、すき、って。言って……」
そうして彼は、まるで愛しいものを見るように笑って。
「はじめ」
それから俺の耳元で優しく囁いた。
「好きだよ」
そう言って動きが激しくなり、一番奥に届いた時、お腹が変になって強く締め付けてしまった。
「……っ、」
小さい声と共にスキンへ吐精される。どくどくと中で動く感触が気持ちよかった。
熱さでうだる頭でぼんやり考える。
俺はわかっている。もう、大好きだった人は帰ってこない事を。
俺はわかっている。もし、『彼』を好きと言う気持ちが芽生えたとしても、それは『自分が好きだった人の代替え品』に、好きだと言っているだけで、本当の『彼』を好きになったわけではない事を。
だから、わかっている。俺みたいな人間は時乃を幸せになんてできないことを。
でも、もし、もし、夢見てもいいのなら。
何か奇跡が起きて、俺がこの人を幸せに出来るなんて。
そんな無理な夢を見てもいいのだろうか。
思考は深いキスで簡単に溶けていく。何が正解かわからないまま夜は過ぎていった。
そういうことをするのは初めてなのだから、勿論ラブホテルなんて初めて来る。ビジネスホテルのような建物に入り、慣れた手つきでパネルを動かす時乃を見ながら、俺の心臓は破裂しそうなほどドキドキしていた。
そこから動こうとしない俺を「ビビってんのはお前じゃん」と、時乃は手を引いてくれて、エレベーターまで引っ張ってくれた。
時乃が選んだ部屋は想像していたよりもピンクなものじゃなくて、見た目は普通のホテルで。それがまた脳を混乱させて、部屋の中で時乃に抱きしめられるまで反応すらできなかった。
「このぐらいで固まるなよ。お前、今からオレに抱かれるんだぞ?」
クイーンサイズのベッドに押し倒される。俺は何も抵抗が出来ないまま自分の衣服が剥かれていく。夏場という事もあり、裸体にされるのは簡単な事だった。
「ん……っ」
自分の身体に、よく手入れされた時乃の手のひらが触れる。その感触はどこかくすぐったくて、でもその中になんだか変な感じがして。空調は効いているというのに、触れられるたびにやけに身体が熱かった。
「あ……、あのさ!」
「何? ここまでついて来てやっぱ無しとかねえから」
「そうじゃなくて! ……初めてだから、その、……優しくしてほしい……」
俺は時乃を守りたいだけで、幸せになってほしいだけで、そこに自分は必要なかった。
だから言われなくとも、やり直したこの身体は全部時乃の為に使うつもりだった。時乃の幸せを優先したいし、自分の幸せなんてどうでもいい。
それでも、他人に弄ったことがない秘部を任せるのは、やっぱり怖かった。
「はー……、ほんと、ばか。少し口開けて」
「え……? ん、んぅ……!」
少しだけ開けた口に時乃の舌が入り込む。歯列をなぞられ、舌を絡ませられる。その快感を享受していると、そのうち、胸の突起に触れられ、身体が跳ねた。怖いだとか、不安だとか、そんな思考はどんどん快感に上塗りされていった。
「あ……っ、……そこ……っ!」
「ここが弱いんだな。もしかして自分で弄ってる?」
「う……、そんな……、ひっ!」
片方を弄る手はそのままに、空いている方の乳首に唇から胸に舌の感触が移った。直接舐められる刺激に乳頭が勃ちあがる。それだけの刺激で下着を押し上げるように緩く下半身が勃起し始めた。
「勃ってきてる。胸だけでイけるか?」
「無理にきまって、——ん、ぁ……」
「じゃあこっちも触ってやるから」
時乃の指が下着越しに形をなぞる。最近は自慰もしていなかったからか、完全に立ち上がるのに時間はかからなかった。邪魔だと言う様に淡く濡れた下着を取り払われる。
「足、広げて」
「こう……? ……え、」
広げた足の中心、そこにある秘部に生ぬるい感触した。驚いて時乃の方を見ると、手に持っていたのは個包装されたローションで。時乃はそのまま中指を秘所にあてる。
「ゃ……! ちょ……! そこ汚いからっ!」
「ゴムつけてるから平気」
時乃は俺の身体をうつ伏せにひっくり返すと、秘所にローションを垂らす。そして、まるでそれが当然のことのように、ゴムに包まれた指でアナルを押すように解す。すると徐々に指が中に入ってくる。その感覚に最初は気持ち悪いと思っていたが、指がもう一本、二本と増えるころには漏れる息に甘さが混じっていた。
「あっ……、ぅ……、ときの……」
「何?」
「……ほんとーに、俺なんかを抱いていいの……? こうかい、しない?」
文字通り、夢にまで見た行為。でも、俺なんかを抱いて、時乃は嫌じゃないだろうか。言い分を聞くに、そんなことは無いだろうが、やっぱり無理、なんて言われたら立ち直れない。それに時乃は答える。
「お前は自分に自信なさすぎ。……お前だから、抱きたいんだよ」
そう言って時乃は俺に深いキスをする。舌が絡み合う感触は童貞の俺にはめまいがするほど刺激的で、慣れないのに、身体は自然と時乃の舌を追ってしまう。その間にも秘部は拡張されていて、初めてだと言うのに快感を拾っていくのが恥ずかしかった。
「力抜け」
「は、入んない……」
「大丈夫だから」
そう言って時乃は俺の額に子供をあやすようにキスをした。時乃が近くに居ることに安心して自然と力が抜ける。そうするといつの間に着けたのか、薄い膜を纏った熱いものが秘部に押し付けられる。
「あ、」
十分に慣らしたおかげか、痛みはあまりなかった。それよりも酷かったのは圧迫感。ずぶずぶと埋め込まれていく男根が内臓を押し上げる感覚には慣れそうにない。
「はー……。やっとお前の事抱けた……」
吐息交じりに時乃は俺の事をぎゅっと抱きしめる。ベッドに投げっぱなしの両腕で背中を抱きしめ返して時乃の肩に顔をうずめる。安心する香水の匂い。
この人が俺の、死んでしまった大好きな本人じゃなかったとしても、変わらない。
目の前の男は、やっぱり時乃だ。
「うあっ……、ぁ、ゃ……!」
馴染み始めた体内で中のものが動き始める。その刺激に混乱して口から喘ぎ声ばかりが漏れた。気持ちが良い。自慰とは違う行為にどんどん理性がほどけていく。相手が誰でも良いわけじゃない。重なった肌の感触で解るのだ。
時乃だから。
大好きな彼だからこんなに気持ちがいいんだと。
「ゃ……っ、ときの、ときの……っ」
うわごとの様に名前を呼ぶ。いつの間にか時乃の背中に足まで絡ませていて、自分の事ながら笑えた。そんなことをしなくても、前の時間軸と違って、少なくとも「今は」この男は逃げないのに。その為に身体を開いているのに。
「……なに? やっぱり男に抱かれるのは嫌だって言いたいとか?」
時乃は動きを止めて俺を見下ろす。そのまま俺を抱いていた手が目元に向かい、生理的に浮かんだのであろう涙を拭った。
「それとも……、気持ちよくない?」
掠れた甘い声でそう囁く時乃に俺はふるふると首を横に振った。
「きもちい、けど……。おれじゃ時乃には不相応で……んっ……」
紡いだ言葉はキスで塞がれた。
「お前が自分の事をどう思ってるかは知らないけど、オレにとってお前は大事な人には変わりないよ」
「っ……ぁ……! んっ……ぅ……」
時乃が動き出す。それと同時に喋るなとでも言うように言葉を飲まされる。動かされる腰に勝手に声が漏れた。肌が触れる度に切ないような、胸が締め付けられるようなたまらない気持ちになって、同時に、今までの女の子もこうして時乃に抱かれたのだと思うと、途端に嫌な気持ちになる。俺以外とこういうことをしないでほしい。そこまで考えて、俺はやっと気づいた。
——これが恋かはまだわからないけれど。
俺は時乃の事が好きだ。誰にも渡したくない。いつか終わりが来るとしても隣に、居させてほしい。
だって、こうやって肌を重ねることがこんなに嬉しい。誰よりも世界で一番大切な人。世界で一番幸せにしたい人。自分がこんな欲を持っているなんて気づきもしなかった。気づいたところで、何もできない俺が出来ることなど無いけれど。
もし、夢を見てもいいのなら。
これはズルだ。賭けの様に、聴こえるか聴こえないかの小さな声で俺は言う。
「時乃……、こいびとみたいに、すき、って。言って……」
そうして彼は、まるで愛しいものを見るように笑って。
「はじめ」
それから俺の耳元で優しく囁いた。
「好きだよ」
そう言って動きが激しくなり、一番奥に届いた時、お腹が変になって強く締め付けてしまった。
「……っ、」
小さい声と共にスキンへ吐精される。どくどくと中で動く感触が気持ちよかった。
熱さでうだる頭でぼんやり考える。
俺はわかっている。もう、大好きだった人は帰ってこない事を。
俺はわかっている。もし、『彼』を好きと言う気持ちが芽生えたとしても、それは『自分が好きだった人の代替え品』に、好きだと言っているだけで、本当の『彼』を好きになったわけではない事を。
だから、わかっている。俺みたいな人間は時乃を幸せになんてできないことを。
でも、もし、もし、夢見てもいいのなら。
何か奇跡が起きて、俺がこの人を幸せに出来るなんて。
そんな無理な夢を見てもいいのだろうか。
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